さて、謝罪も済んだことですし、今回の話に移りましょう。
今回は、三坂君はお休み。今回は、あの二人を中心の話を作ってみました。そして、実はあの二人は知り合い!? 的なのも入れつつ……。更に、かなりキャラ崩壊気味。皆さんの中のイメージを壊すことになるかもしれません。もう一度謝罪します。すいませんでした。
それでは、そんなことを念頭に入れつつ、お楽しみいただければ幸いです。
鈴本町 素音通り
「……どうしたら、いいんですかね」
「私に聞かれても分からないわよ。だって……」
「……まともな親に育てられたことなんてないんだから、ですよね?」
「正解……」
「「……はあ……」」
鈴本町の素音通り。そこでは、二人の少年少女がため息をついて、とある一か所を見ていた。そこには、右手にアイスクリームを持って笑っている女の子。その女の子を見て、二人はまたため息をついた。そのため息は、先ほどよりも大きかった。
鈴本町 素音通り
先ほどの二人の少年少女がため息をつく三十分ほど前。そこには、少年が一人で素音通りを歩いていた。
「綺麗な“願い”が多いですね。皆、輝いている気がします」
『そうだね! 叶ちゃん達の頑張りのおかげじゃない?』
「そうだと、いいですね」
少年と会話をしている声の主は、少年の心の内にいた。大抵の人にとっては異常だが、少年にとっては普通であるのだ。そういう会話を交わしながら歩いていると、どこかから鳴き声が聞こえる。
「どこですかね?」
『右だ』
「あっ、ありがとう、頼」
『気にするな』
先ほどとは違う声の主に礼を言った少年は、右を向く。そこには、赤い服を着た女の子がうずくまって泣いていた。少年は少女のほうに駆け寄る。
「「大丈夫? ……え?」」
少年は、誰かが自分と同じことを言ったことに驚き、そちらを見た。すると、そこにいるのは自分がとある事情によって知り合いになった少女、氷道麗華だった。
「あ、あなたは……」
「あら、どうしたの?」
「……血も涙もない冷血人間では無かったのですか?」
「いきなり罵倒!?」
突然のことに、少年の思考回路は壊れていた。いつもは決して言わないようなことを言ってしまい、更には少女の方にもいつもはしないであろうツッコミをさせてしまった。
「え? いや、今までのことを考えれば……」
「あなた、酷くないかしら? 私は困っている人を見捨てるほど悪人じゃないわ。仮にもライダーよ」
「でも、“ココロ”を喰われた人をあっさり見捨てるし、“使心獣”を容赦なく倒すし……」
「それは、もう手遅れなんだし、奴らは敵だからよ」
二人は漫才じみたやり取りを繰り返す。しかし、その内容はかなり血みどろだったりもする。二人がそんなやり取りをしていると、すぐ側から笑い声が聞こえてきた。それは、先ほどまで泣いていた女の子だった。
「やっと、笑いましたね」
「え?」
「さっきのあなたは“願い”まで淀んでいましたから」
「そうね。“ココロ”が悲しみの色に染まっていたわ」
二人はそう言って、女の子に笑いかけた。
「それで、君はどうして泣いていたんですか?」
「私たちにできる範囲で助けてあげるから」
「うっ、ううぅ……」
女の子は悲しいことを思い出したのか、また少し悲しそうな顔をした。そして、ゆっくりと泣いている原因を話す。
「お父さんとね、お母さんがね、居なくなっちゃったの……」
「迷子、ということですかね?」
「そういうことでしょ? まあ、私たちがしてあげられるのは一つだけね」
二人はそう言って、顔を見合わせた。二人は女の子の手を握った。少年は右手を、少女は左手を握った。そして、二人で少女の顔を覗き込んで言った。
「私たちが一緒に探すわ」
「大丈夫です。きっと見つかりますよ」
「……うん、ありがとう」
二人はその女の子の言葉に笑顔を深くした。そして、二人は女の子に質問した。
「私は氷道麗華。彼は夢乃叶」
「あなたの名前はなんですか?」
「……藍川雨音」
「雨音ちゃんね」
三人は自己紹介をした。そして、叶と麗華は雨音の手を引く。こうして、雨音の両親探しが始まったのだった。
鈴本町 素音通り
「……両親を探すだけだと思っていたけど」
「ワンちゃんが見たいとか、大道芸が見たいとか……」
「……占いをしてくれとか、アイスが食べたいとか」
「経験も無いからどうするのかも分からないのに……」
「「……はあ……」」
二人は、今日何度目かも分からないため息をついた。その溜息は、つけばつくほど深いものになっていた。
「私、本当にこういった経験、無いのよ?」
「奇遇ですね。僕もです」
二人は家庭の事情で、こういった経験をしたことがなかった。だから、こういう時にどうしたらいいのか分からないのだった。
「お姉ちゃーん!! 兄ちゃーん!!」
「呼ばれてますね」
「そうね、早く行きましょう」
二人はそう言って雨音のほうに向かう。雨音も二人のほうに走ってくる。しかし、そこで何かにつまずいたのか、転んでしまった。手に持っているアイスは近くにいた青年にかかってしまった。
「っ!? あ、アイス!?」
「お゛姉ぢゃーん!! お゛兄ぢゃーん!!」
「だ、大丈夫!?」
二人は急いで雨音のもとに駆け寄る。雨音を起こして、とりあえず「痛いの痛いの飛んでいけー!!」とだけ言っておく。よく分からないが、怪我をした子供にはこれが効くのだというのが二人の共通認識だった。幸い、それは雨音の痛みを抑えるのには効いたようで、雨音は何とか泣き止んだ。それを見た二人は、アイスをかけてしまった青年のほうを見た。
「あの、すいませ、って、あれ?」
「どうしたの? ……ああ!!」
「えっと、俺がどうかしたか?」
そこにいたのは、以前、麗華が記憶を消した人物。南北探偵社の鳴海荘太郎だった。二人は彼のことを覚えているが、彼は記憶を消されているのし二人の顔を見たことはないので、決して思い出されることはない。
「あ、いや、知り合いに似ていたもので……」
「ああ、そういうことか。そういうことはよくある」
「あの、それはいいのですが、あなたの服……」
叶と荘太郎が話していたが、そこに麗華が割って入ってきた。二人は荘太郎についてしまったアイスのことを思い出した。
「ああ、これか。気にしないでほしい。すぐ落ちるだろうし、そもそも目立たないから」
そう言って、荘太郎は服を指差した。茶色というか、黒っぽい服には、パッと見何もないように見える。それは、アイスがチョコ味だった影響だろう。もしも、バニラだった時を想像すると、そのひどさは想像に難くない。
「でも……本当に、いいんですか?」
「ああ。それに、今から友人と会うんだ。弁償させる時間もないし」
「おじさん、いいの?」
「お、おじっ!? ……い、いいよ。気にしないで」
「うん、ありがとう!!」
荘太郎は雨音の“おじさん”発言にショックを受けたが、表に出さないように気にしながら話した。すると、遠くから荘太郎を呼ぶ声が聞こえてきた。
「おーい、鳴海!」
「あ、神田!!」
「え? 神田さん!?」
「あれ? 叶君じゃないか」
荘太郎と会う約束をしていた人物、つまり荘太郎の友人とは勇介のことだった。叶は勇介がやってきたことに驚いた。
「神田さん、この人と知り合いなんですか?」
「ああ、高校からの友人でね。一緒に警察官になったんだ。でも、こいつ、すぐにやめちゃってね」
「今の警察には失望したからな。俺は、俺の信じる道のために探偵になった」
「って、ことだよ。鳴海が警察を辞めた後も、こうやって会っているんだ」
「まあ、要するにただの友人だ」
「ただの、はひどいな。俺は親友だと思ってるぞ」
「それはありがたいな」
二人は楽しそうに話していた。それを見て、叶は二人が本当に仲がいいのだと理解した。叶は二人の邪魔をしないようにするため、その場を去ろうとする。
「じゃあ、僕たちはこれで」
「ああ、じゃあ、また」
「あ、はい」
「……叶君」
「なんですか?」
雨音を間に挟んで、手をつないでいる二人を見て勇介が言った。
「そうやっているのを見ると、家族みたいだね」
「かっ、かっ、家族って!! 神田さん、何言っているんですか!!」
「そうよ。私、彼と夫婦になる気なんて毛頭ないわ。虫唾が走る」
「ひどい言い方ですね!! あなたみたいな冷血ライダーに言われたくありません!!」
「冷血ライダーですって!? ……いいわ。なんなら、あれで決着をつけてあげるわ」
「望むところです。勝つのは僕ですから!!」
二人はそう言って二人は後ずさった。彼らは仮面ライダーである。その二人が決着を決める方法、と言われれば、何が起きるか想像するのは容易なことだった。
「こんなところで戦う気か!? 止めろ!! そんな理由で戦うなんてダメだろう!!」
勇介があわてて止める。しかし、雨音と荘太郎には何のことか、さっぱり分からなかった。そして……麗華と叶も、何のことか分かっていなかった。
「あの……何のことですか?」
「こんなところで戦うわけないでしょう? 周りが邪魔すぎるもの」
「え? だって、あれで決着って……」
「それは……」
その言葉は最後まで続くことはなかった。なぜなら、彼らのそばで大きな破壊音がしたからだった。そこにいるみんなが、音のなった方を見た。すると、そこにいたのは獣のような姿をした生き物だった。
「ヒャッハーー!! ほらほら、逃げろ逃げろ!! ハハハハハハハハ!!!!」
その生き物は、異常なほどな高笑いを響かせながら近くにいる人たちの“ココロ”を喰らい続ける。人々は急いで逃げる。しかし、逃げ切れなかった人は、それに“ココロ”を喰われて廃人の様になっていた。
「し、“使心獣”!?」
「来たわね!!」
「そうですね」
驚く勇介たちを無視して、叶と麗華は声を上げた。先ほど言っていた“あれ”とは、どちらが先に“使心獣”を倒せるか、というものだったのだ。いつもなら、こんなこともないのだろうが、今の二人は精神的に滅入っていたために、こんな事態になってしまったのだ。
「「変身!!」」
「
「
その音声が同時に流れ、二人の周りには装甲が現れる。二人はその装甲を装備した。そして、叶と入れ替わって出てきた願には剣が、麗華には鎌が現れた。
「さて、それじゃあ決着をつけましょうか……」
「望むところだ。叶の代わりに勝ってやる!!」
「……お前ら、なんかおかしくないか?」
いつもと違った調子で迫ってくる二人に、“使心獣”はそう言った。彼自身は二人にあったことはないが、映像などで戦いを見たことはある。それと比べると、今の二人は明らかに異常である。
「気にすることはないわ。なぜなら……」
「俺がぶっ殺すからだ!!」
二人は同時に飛び出した。しかし、スピードの上回っている麗華が前に出る。鎌を振り上げて一気に切りかかった。
「はあっ!!」
「喰らうかよっ!!」
“使心獣”は麗華の鎌をどこからともなく取り出したドリルで防いだ。そして、そのまま突っ込んできた願と切り結ぶ。
「おらあっ!!」
「くたばれえっ!!」
お互いに高速で剣とドリルを振り続ける。攻めては避け、攻めては逸らす。お互いの武器は一メートル弱でリーチに差はなかった。願は音を立てながら突きを放つ“使心獣”から離れた。
「チッ、ドリルなんてやりにくい武器を……」
「ニ対一、か……」
願が悪態をつくのと同時に、“使心獣”はあたりを見回した。すると、そこに何かが目に入った。そして、“使心獣”はそこにいた何か……二人の人間に向かって走って行った。男女の二人組で、男性のほうが瓦礫の下敷きになっていた。“使心獣”は女性を捕まえて盾にし、男性のすぐそばに立った。
「アハハハハ!! これでどうだ? 襲ってこれないよなあ? アハハハハ!!」
「ヒィ!! た、助けて!!」
「お母さん!!」
人質を取った“使心獣”の高笑いのまぎれて、二人の知っている叫びが聞こえてきた。二人は急いでその方向を見る。そこにいたのは、物陰に隠れて二人の様子を見ていた雨音だった。
「ハハハッ、ちょうどいい! おい、仮面ライダー。今なら、お前らとこいつらを交換してやってもいいぜ?」
「どうすんだ?」
「……あなたが先に行って注意をひきつけなさい。できる限り音も立てて。その間に、私が透明化してあいつを倒すわ」
「……分かった。この際、勝負云々は忘れてやる」
「分かったわ」
「決まったか?」
「ええ。順番に行くから」
「慎重な奴らだ……」
二人は救出作戦を決めた。“使心獣”の方は、それにも気づかずにのんきにしている。そして、叶がチップを入れながら前に進む。
「
「何をしている!!」
「願の奴が『この願様が捕まるなんてありえねえ!!』って、さーけーぶーかーらー♪」
『何勝手なこと言ってやがる!!』
『そうしないとばれるからです。いいですよね、願君?』
『……分かった』
どうやら望の言っていたことは嘘のようで、願が怒り出したが、それを叶が抑えた。
「ああ、さっきの奴か。あいつ、プライド高そうだもんな」
『あいつ……絶対ぶっ殺す!!』
『お、抑えようよ願ちゃん!!』
先ほどの望の発言に賛同した“使心獣”に願は思わずぶち切れた。しかし、それを祈が抑え込もうとする。
「あ、そういえばさー♪ あんたって、なんてどーうーぶーつー♪」
「俺か? 俺は、No34ミズラモグラの“Euroscaptor mizura”だ」
「モグラーかー♪ だーかーらー、ドリル持ちー♪」
“使心獣”……モグラが自分の正体を話したところで、望はモグラのすぐそばについた。望は一先ず止まっていたが、すぐに両手を広げてゆっくりと歩きだした。
「さて、そちらの奥さんを開放してもーらーおーうーかー♪」
「ふん、いいだろう。ほらよ」
「キャッ!!」
モグラは女性を突き飛ばして解放した。女性は倒れそうになるが、それを望がキャッチした。女性は男性の方を見たが、望が「大丈夫、必ず助ける」と、真面目な様子で言うと、安心したように雨音のほうに向かった。
「さて、それじゃあ、お前が人質にガハッ!?」
「一つの物事に集中しすぎて、周りへの警戒が疎かになっているんじゃない?」
「い、何時の間に!?」
そこにいたのは麗華だった。麗華は地面に倒れているモグラを見下していた。男性の方も叶が救出した様だった。男性には怪我がなかったようで、すぐに雨音たちの方に向かっていた。モグラはそれを見て舌打ちをした。
「クソッ!! 一体、どうやって……」
「それはね、これのおかげよ」
そう言って、麗華が取り出したのは“
「さて、これで人質はいないわね……」
「これで、おーわーりー♪」
二人はそう言って、チップを取り出した。そして、目配せしてから、麗華が先にチップを入れた。
「
「クソッ!! 動けない!!」
「それじゃあ、終わらせましょうか」
二人はそう言って、残ったチップをすべて入れた。それは、モグラへの死刑宣告であった。
「“
「“
二人はその音声が流れると、それぞれが必殺技を放つ構えを取った。望は右手を天に突き上げ、麗華は鎌を振り上げる。そして、決め台詞を放つ。
「ジャッジメントターイッム!! “
「消えなさい闇に……“
「や、止めろおおぉぉぉ!!!!」
モグラは思わず叫ぶが、二人は止まらない。麗華が走りだしモグラを切り裂く。そして、その直後に一条の雷が落ちた。主神と死神からの死の宣告に、大地の中に暮らすモグラは絶叫した。
「ア゛ア゛アぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
絶叫と同時に爆発が聞こえた。真っ赤な炎が、モグラのいたところに吹き上がった。二人はそれを見て、変身を解除した。
「……あの勝負、私の勝ちね」
「何言ってるのか分かりません。勝ったのは僕です」
「私が先に必殺技を放った」
「でも、僕の雷が決定打だったはずです」
「そんなの、爆発までのタイムラグに放っただけでしょ?」
「そっちだって、あなたの技で死んだ確証なんてない」
「何言ってるの? 私の技で死んだの」
「そっちこそ。僕の技で死にました」
二人はモグラが出てくる前の勝負について争っているようだった。そこに、勇介がやって来た。
「二人とも、そこまでにした方が……」
「……今日はこのくらいにしといてあげるわ」
「負け犬のセリフみたいですね」
「なんですって!?」
「まあまあ、落ち着いて……」
勇介は二人をなだめた。すると、麗華は「調子が狂った。もう帰る」と言って、帰って行った。勇介と叶はそれを見送ると、勇介が口を開いた。
「……なんか、いつもと違っているんじゃないか?」
「まあ、そうですね」
叶は感じていた。彼女と自分はどこか似ていることに。過去に受けた心の傷はどちらも似たものだと考えている。だが、その力は“創造”と“喪失”と、相反したものだ。だからこそ、お互いのことを分かることができつつも受け入れられない。共通の過去と相反する現在。だから、叶はその夢を現実にしたいと思う。
「……未来は、共に歩めるように」
「ん? どうしたんだ?」
「いえ、何でもないです。さて、彼に説明しないといけませんね」
叶の視線の先には荘太郎。その眼は、まっすぐ勇介を射抜いていた。そして、勇介と視線が交わると、ゆっくりと口を動かす。「説明をしろ」と。それを見た勇介はげんなりを顔をすると、叶は苦笑した。
「さて、行きましょうか」
「……気は、進まないけどな」
勇介はそう言いつつも、どこか嬉しそうだ。同じ思いだが、一緒にいられなかった友人と共に居られるからだろうか。叶はそれを見て、うらやましそうな顔をした。そして、一歩を踏み出した。それは、いつもと変わらない一歩のようにも見えたが、叶には大きな一歩だった。
「皆が共にいられる未来を」
叶は新たな夢を胸に秘め、空を見上げた。
どうでしたか? 今回は、夢乃君と氷道さんのお話でした。
以前からギャグキャラの才能を見せていた“夢乃軍団”はいいとしても、氷道さんをギャグに引きずり出すのは、半分書いてから後悔しました。まあ、もう遅いと諦めましたが。ですから、最後の最後にお情け程度に書きたいことを書きました。まあ、最後のは彼女が出た時から書きたいと思っていたことでした。
家族を始めとした周囲からの攻撃による心の傷。それを糧に二人は、“創造”と“喪失”という相反した力を得ました。それは、二人がその心の傷をどうしたのか、によって決定されたと思います。
『心の傷を乗り越え、上を目指そうとした夢乃叶』と『心の傷を理由に、周りを落とそうとした氷道麗華』の二人。自分を周りと同じレベルに上げるか、周りを自分と同じレベルに落とすか、それぞれの回答は逆でした。お互い、自分の回答を正解だと信じて生きています。だからこそ、お互いの傷に共感できても、回答に賛成はできない。それが二人の現在です。
だから、夢乃君は同じような過去を経て、違う現在を歩む彼女と共に未来を歩みたいと願うのです。
話が長くなりましたが、このくらいで終わります。それでは、次回も見ていただければ幸いです。
See you next time!