仮面ライダーHearts   作:山石 悠

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 どうも、山石悠です。今日はテストでした。マークシートが疲れる……。

 ……と、愚痴はこのくらいにして、今回のお話をしましょうか。
 今回は糖分の多い話を書きたいなぁ、という僕の欲望八割で書かれております。残り二割はシナリオ的に入れておきたかったんです。
 今回は少女こと永見さんと、我らが(?)ハーツの三坂君の恋愛ものです。バトルなし。シリアスほぼなし。恋愛要素十割のお話です。

 いつもと大きく違いますが、お付き合いいただければ、と思います。恋愛だけに。

 それでは、お楽しみいただければ幸いです。


[悩] 少女の悩み

鈴谷町 永見優希宅

 

「うう……」

 

 

 真っ暗な部屋。一人の少女がベットで泣いていた。彼女は永見優希。鈴音東高等学校都市伝説研究部部長、という長々しい肩書を持つ少女である。さて、優希はなぜ泣いているのか。それ理由は彼女の所属する都市伝説研究部、通称“都市研”のメンバーである三坂貴大にあった。

 

 

 三坂貴大は優希がはじめて見た時にドキッとした、要するに一目ぼれした相手である。ものづくりと勘だけがすごいという普通の男子高校生。そんな彼は優希のいる都市研に入部すると言ってきたのだ。その時の優希はこれは彼も私のことが、と狂喜乱舞していた。……実際は活動することが少なかったという理由なのだが。

 

 

 彼とは部活と称したデートをしてきたのだ。だが、あまり関係は進展しない。たまに、もともと好きで、部活の内容にも入っている街のうわさなどを見つけてきて、それについて調べたりもする。しかし、何も変わらない。

 

 

 優希がどうしたらいいのかと悩んでいたある時。今までのようにデートする感じで部活をした。その時彼女は知ってしまったのだった。自分の好きな人物が、これまた自分の好きな都市伝説の存在として探していた仮面ライダーだったのだ。

 

 

 彼女は今までのことを考える。仮面ライダーを探そうとしている自分の姿は彼にどう映ったのか。自分の後ろで馬鹿な奴、と嘲笑っていたかもしれない。そこまででもなかったとしても、多少は滑稽に映っていたのだろう。そう思うと彼女は悲しくなって、辛くなって、苦しくなって逃げ出してしまった。もしも、優希が貴大のようにチップを持っているなら“悲嘆”や“辛苦”のチップが簡単にスペックオーバーしていただろう。

 

 

 と、これが今までの彼女の様子である。それからしばらくはそのことを引きずっていた。そして、あれ以来彼とは連絡をとろうともしなかった。向こうからも来ないようにした。そうやって落ち着こうとしたのだ。

 

 

 そして、それはある意味成功した。優希は見事に、彼が仮面ライダーで自分のことを(以下略)というのを乗り越えた。今はもう、それについては何も引きずってはいない。しかし、落ち着くとまた新しい問題が出てきたのだ。

 

 

 それはこれからのことである。夏祭りの日にあんなことを言ってしまったのだ。今あっても気まずい雰囲気になることぐらいすぐにわかる。しかし、あまりにも時間をあけすぎるのも良くない。というか、そもそも会った時にどうするのか。などなど、いろいろ考えてしまうのだ。それで、このままじゃ何も話せなくなる、なんとかしないと。じゃあ、どうするか。という負のスパイラルに嵌まり込んでしまったのだ。

 

 

「どうしよう………」

ピンポーン

「キャッ!」

 

 

 いろいろと考えていると中でチャイムが鳴る。今日は両親も出かけていて、明日までは自宅に帰ってこず、いるのは優希一人だった。優希はのろのろと玄関に向かう。優希はこの時、あることを忘れていた。それは、自分の恰好である。優希は今、夏場で自宅にいる。その時はとっても薄着で、よそ様に見せられるようなものではない恰好だろう。それは今の優希にも言えること。優希はそんな恥ずかしい恰好だった。その姿は上は(肌が透けて見えてしまうくらい)薄いシャツだけ、下は下着のみというものだった。

 

 

ガチャ

「はーい」

 

 

 優希は止まった。そして、優希の目の前にいる人物。彼女の悩みの原因、三坂貴大も止まった。優希は自分の悩みの現況が来たことによって止まった。貴大は優希の恰好を見てしまったことによって止まった。両者は止まったままで動かない。どれだけの時間がたったのだろうか。両者にすれば永遠に等しい時間であったが。先に貴大が動いた。

 

 

「す、すいませんでした」

「え?」

 

 

 貴大から出てきたのは(あられもない恰好を見たことの)謝罪であった。貴大はそれだけ言って後ろを向く。それで優希は貴大が(今まで黙っていたことを)謝罪しに来たのだと考えた。二人は互いの考えの相違に気がつかないまま先に進む。

 

 

「あ、謝らなくてもいいよ。(教えてくれなかったことを攻めるようになってしまった)私にも非はあるんだから」

「いやいや。(そんな姿を見てしまった)俺の方が悪かったと思うんだ」

「そんなことないよ。私は(教えてくれなかったことを)気にしてないよ」

「本当に(見てしまったことを)気にしてないのか?」

「本当に(教えてくれなかったことを)気にしてないよ。だから、こっちを向いてよ」

「あ、ああ。本当にいいんだな?」

「くどいよ。いいんだってば」

 

 

 お互い、勘違いしたまま話してしまった。貴大は優希の許可をもらってゆっくりと後ろを向く。しかし、視界に優希が入らないようにうつむいたまま。優希はそれに疑問を感じて質問する。

 

 

「なんでこっちを見ないの?」

「そ、それは……」

「本当にどうしたの?」

 

 

 優希は貴大の顔を覗き込む。しかし、貴大は顔を真っ赤にしながら素早く視界に優希が入らないようにそらす。優希はなぜ貴大がそんな行動を起こすのか分からなかった。だから、だんだん不安になってくる。

 

 

「ねえ、どうしてこっちを見ないの?」

「み、見てるぞ。うん、見てる」

「嘘だよ。全然視線が合わないし……」

「だ、だって、その恰好を直視するのは……」

「恰好?」

 

 

 優希は貴大の言葉で自分の恰好を見た。しばらく思考が止まり、ピクリともしなかった。貴大は相変わらずそっぽを向いたままだ。そして、優希は再び動き出す。

 

 

「き、きゃああああああああ!!!!!!!!」

「うっ」

 

 

 貴大はあまりの声量の大きさに、思わず耳をふさぐ。優希はしばらく叫んでからその場にしゃがみこんだ。

 

 

「み、見たんだね」

「あ、ああ。ごめん」

「どうして言わなかったの?」

「言ったじゃないか。すいませんって」

「え? それは今まで言わなかったことについてじゃ……」

 

 

 優希はそこでやっと自分の勘違いに気がついた。優希は頑張って自分を落ち着かせて、か細い声で貴大に言った。

 

 

「着替えるから、リビングで待ってて。そこ入って右の部屋だから」

「ああ、分かった」

 

 

 優希は貴大にそう言うと、自室の方に戻っていく。貴大はおじゃましまーす、と優希の自宅に入った。そして、リビングを目指す。幸いなことにすぐにリビングにつくことができた。貴大は、おとなしく優希が来るのを待つ。

 

 

「……ごめん、遅くなったね」

「ああ、全然」

「………」

「………」

 

 

 優希がリビングに入って遅れたことを謝り、貴大がそれにこたえると二人の間には沈黙が走る。どれほどの時間がたったかわからないが、二人はそれぞれ動き出した。

 

 

「「あ、あの」」

「………」

「………」

「さ、先に言っていいぞ」

「いやいや、三坂君こそ」

 

 

 同時に話を始めようとして、お互いに譲り合う。二人はそれをしばらく続けた後、貴大が先に言うということで落ち着いた。

 

 

「え、えっとな。その、今まで言わなかったのは悪いと思ってる。ごめん」

「いや、もう気にしてないよ。それにあんなに大事なことならなかなか言えないし」

「そ、そうか。そういってもらって気が楽になった」

「それはよかったよ」

 

 

 だんだんと今までの調子に戻ってき始めて、話が弾むようになった。この間までの気まずい雰囲気はもう、どこにもなかった。そんな中、貴大が切り出した。

 

 

「じ、実は……」

「どうしたの?」

「えーっと、その……。い、一緒に出かけないか?」

「え?」

 

 

 優希の動きがぴたりと止まった。その代わりに、何倍にも思考が加速した。優希はこれはデートではと思いだした。この間までの気まずさなど、優希の脳内メモリから完全にデリートされていた。今は、この喜ばしき事態について脳内会議を開くべきなのだ。

 

 

『どうするの?』

『もちろん行くに決まってるじゃない!』

『でも、今までどおりだったら……』

『ならないわよ。今回は告白するのよ!』

『ええーーー!?!? 無理だよー!?!?』

『できるわ、いややるのよ!』

『でも……』

『恋にテロも戦争もないわ!』

 

 

 ……ということで、優希は今回のお出かけと称したデートで告白する決意をした。

 

 

「もちろん、行くよ!」

「はあ~~。良かった~~」

 

 

 貴大は安心したのか大きく息を吐きだした。二人は立ち上がる。優希が少し、準備をするということで部屋に戻り、貴大は外で少し待った。そして、優希が来ると二人は街に繰り出した。

 

 

 

鈴本町 風音通り

 

「………」

「………」

 

 

 無言、沈黙etc。今の二人は互いにがちがちに緊張していた。その理由は二人の、ギュッと繋がれた、俗に言う恋人繋ぎというのをしている手にあった。その時の様子を会話だけでお送りしよう。この時、二人は真っ赤になっている。個人で言えば優希は少し涙目で上目遣い、貴大は照れているとだけお教えしておこう。

 

 

「み、三坂君」

「な、何?」

「て、て、手を」

「手?」

「て、手をね……繋いで、くれないかな?」

「そ、それは」

「ダメ?」

「うっ。……いいよ」

「ありがとう!」

「や、やめろ! 抱きつくな! 恥ずかしい!」

「あ、ごめん……」

「……ああ、もうっ!」

「っ! み、三坂君?」

「手、繋ぐんだろ?」

「うん! ありがとう!」

 

 

 ……と、いう感じである。これをしていた場所は駅前、人通りの多い場所である。二人はこの時ものすごく目立っていて、貴大は周りの彼女のいない人からリア獣(獣は充でも構わない)爆発しろ! と、優希は彼氏のいない女性から彼氏持ちめ……と、恨みの視線を向けられていたのだが、本人達はそんなことを知らない。

 

 

「な、なあ。これからどこに行く?」

「え? 三坂君の行きたいところ、かな」

「ああ、そうか。……じゃあ、映画でも行くか?」

「いいよ」

 

 

 二人はこれからの予定を決め、映画館に向かう。映画館は近かったので二分のかからなかった。貴大と優希は何の映画を見るのかラインナップを見ながら話し合う。

 

 

「優希はどれがいい?」

「えっと……これかな?」

「“血塗られた人形館”か?」

 

 

 “血塗られた人形館”とは、三十年前に館長の死を理由に閉館したままの人形館に八人の男女が入り、恐怖のどん底に沈むというパニックホラーの映画である。ポスターには血で真っ赤に染まった金髪の西洋人形がデスサイズを持っている絵である。ニコニコと笑いながらデスサイズを振るう様子はかなりの恐怖だ。

 

 

「うん、これがいいな」

「じゃあ、これにするか」

 

 

 二人は見るものを決めると早速チケットを買いに行く。二人の担当の店員は二人の手を見て、誰にもばれないように舌打ちする。そして、二人が行くのであろうと考えていた恋愛映画“君と僕の逃避行”のチケットを売ろうとするが、貴大の口から出てきた映画に驚いた。店員はおそらくこの男がキャー! ○○クーン! と、抱きついてもらえるようにと言い出したのだと納得した。

 

 

「三千円になります」

「はい、きっちり三千円」

「それでは、三千円ちょうどお預かりします。領収書はご入り用でしょうか?」

「いや、いいです」

「分かりました。それではこちらが“血塗られた人形館”のチケットです。上映は十分後ですので、飲み物などをお求めの際はお急ぎください」

 

 

 店員は己の私情を完璧に抑え込み、百点な仕事をした。店員は、俺も彼女欲しいな、と思いながら次の客の対応をするのだが、ふと聞こえてきた優希の私、これずっと見たかったんだー、という発言に驚いてしまった。なんということだ、あれは彼女の方から言いだしたのだ!

 

 

「ま、まさか……」

「何がまさかなのかね?」

「て、店長……」

 

 

 男は現場に私情を持ち込むな、が口癖の店長である。あの時の店員は店長の目についてしまったのだろう。店長に引きずられる店員。そして、その後彼を見た人物はいない。

 

 

 

鈴本町 映画館

 

『アソボウヨ、ケタケタ……』

『キャー!!!!』

ザクッ、グシャ、ブシュッ、ドクドク

『マリー!』

 

 

「お、思ってたよりも怖い」

「だ、大丈夫か?」

「う、無理。三坂君、手を握って」

「ああ、いいけど」

 

 

 突然現れた人形を見て、その場にいる人々が叫び出す。そして、マリーと呼ばれた人物は心臓を一突きにされ、喉を掻き斬られる。そして、その傷口から大量の血が流れ出す。その光景に優希は恥ずかしさもなく貴大に手をつなぐように頼む。貴大は手に意識が行き、ほとんど映画を見られなかった。

 

 

 

鈴見町 鈴音岬

 

「今日は、その……どうだった?」

 

 

 貴大はためらいがちに優希に質問する。二人は映画が終わってから、いろいろな店を回って楽しんでいたが、それを詳しく説明すると何処かの悠さんが発狂してしまうので、差し控えることにする。ただ、一つだけ言えること、それは二人が砂糖を吐きたくなるくらい甘かった、ということである。

 

 

「楽しかったよ。本当にありがとう」

「そうか、そういってもらえると誘った甲斐があった」

 

 

 優希の反応を見て嬉しそうにする貴大。遅れたが、この場所について説明しよう。ここは、鈴音市屈指のデートスポットの鈴音岬である。北向きになっているので、夏の間だけは、ギリギリ夕日の沈む様子を見ることができるのだ。しかし、この場にはなぜか人がいない。お陰で、貴大と優希は二人っきりで話している。

 

 

「ねえ、どうして今日会いに来たの?」

「それは……」

 

 

 貴大はどうしてなのかを考える。優希の下に行くきっかけをくれたのは友人の新二達である。しかし、行きたいと思っていたのは紛れもない貴大自身である。どうでもいい人物なら、言わないように頼むだけ、もしくはほおっておくのどちらかである。しかし、貴大は優希との仲を修復したいと思っている。それは少なからず優希のことを想っている証拠であった。貴大は自分の気持ちが、優希をどう思っているかが分かったような気がした。

 

 

「優希。俺は、お前のことが……」

「え? 何!?」

 

 

 貴大がいきなり、何かを言いだそうとする。優希にはこれが告白以外の何物にも思えない。そうなのだ、貴大は自分がやろうとしたことを先にしようとしているのだ。優希はすぐにそれを止めようとする。

 

 

「三坂君、それ以上は」

「多分……」

 

 

 貴大は止まらない。それどころか優希の肩を掴んで三十センチも離れていない距離にまで詰めてきた。優希はどうそようかと悩む。手でふさごうと思っても、貴大に押さえられていて動かない。悩んでいた優希はとある方法を思いついた。しかし、それは恥ずかしすぎた。やるかやらまいか、考えている間にも続きを言ってしまう。

 

 

「きっと……んっ!」

 

 

 貴大は優希にそれ以上何も言えなくされた。今の貴大は頭のねじが取れてしまった優希に口をふさがれていた。では、どうやって優希は貴大の口をふさいだのか? 優希の手は貴大に押さえられており、使うことができない。それでは、答えは、

 

 

「んっ、プハッ」

「な、何して」

「え?何って……」

 

 

 ……キスだよ。優希から出てきた言葉に貴大は何も言えなくなる。優希もだんだん自分の行動を理解し始めて紅くなり始めた。

 

 

「こ、これには深い理由があって……」

 

 

 優希は理由を言うのが途端に恥ずかしくなって逃げだしてしまった。そして、その場に残されるのは唇の手を当てる貴大だった。貴大は明らかに夕陽のせいだとは思えない紅い顔を隠そうともしないで、呆然としつつ言った。

 

 

「……柔らかかったな」

 

 

 こうして、二人の一日は終了した。

 

 

 この後、二人はお互いに意識しあってしまいなかなか話せなくなってしまった。新二達はニヤニヤとしながら、後で話を聞こうと決めたのだった。そして、二人だけになる部活の時は、お互いあの時のことを掘り返さないようにするのが暗黙の了解になった。

 

 

 と、いう様子であったが少々関係のないことを話そう。あの、優希との一日を過ごした貴大は日課になっているチップの確認をしていた。その時、“羞恥心”の“Ashamedly(アシェイムドリー)”と“愛情”の“Attachment(アタッチメント)”を使えるようになっていた。更に“Attachment(アタッチメント)”の方はスペックオーバーまでしていた。貴大はこれを緑達に見せたら、絶対にあの時のことを聞かれるだろうと考えた。なので、本当にピンチになるとき以外は使わないようにしようと決めたのだった。




 どうでしたか? ……読者さん達の反応が怖すぎる。超辛口のコメントとか来たら、三日は寝込むだろうな。高評価なのが一番ですが、辛口なのも書いてくれて構いませんよ。

 さて、次に話題に行きましょう。今回はフォームについて、です。
 わーわー♪ドンドン♪パフパフ♪
 フォーム、今のところ“決意”“怒気”“恐怖”“悲嘆”の四つですね。あ、今回は新しく“愛情”が出てきましたね。
 今作に登場するハーツは、“クウガのライジング”や“ウィザードのドラゴン”のような強化形態は無いです。言い切ります、そういうのは思いつきませんから。
 しかし、その代わりと言っては何ですが、フォームはたくさん用意したいなと思っています。“愛情”を含めて、これから三つは出て来る予定です。それ以上は分からないですけど。
 理由はさっきの通り、強化がない、ということ。あとは、僕が個人的にフォームチェンジが好きだからです。

 お話が長くなりましたが、このくらいで終わろうと思います。次回はいよいよ新しいあれが……。

 ということで、次回の[悉]の回も見ていただけば幸いです。

 それでは。

See you next time!

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