リリカルに立ったカメの話   作:朽葉周

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20 公開意見陳述会

Side Mera

 

 

次元世界を広域にわたり守護する組織、次元管理局。

その次元管理局における運営方針を、各次元世界の目も向く公の場で話す。それが公開意見陳述会というもの。

 

俺のあやふやな原作知識では、たしかこの公開意見陳述会と言う場で大事が起こる。はず。あんまり正確な情報を覚えているわけではないのだ。

 

本編はアニメで見て、一応無印の小説版は読んだ覚えが在るのだが、それ以外はさっぱり。ドラマCDなんかは、そんな登場人物がいるという事をネットで見たことが在るだけ。

 

もしそのドラマCD内のことを他の二人が知っていて、その差異から此方の存在に勘付かれている、なんて可能性も無きにしも非ず。

 

まぁ、たかがドラマCDでそこまで本編に重大な要素を与えるシナリオは無い、と思うんだけど……リリなのだしなぁ?

 

話を戻す。詳細は分らないが、本日この公開意見陳述会が襲撃を受ける、という事だけは確りと記憶にある。

 

月の制圧が済み、現在のEFFは火星のレギオン討伐の為、戦力を増強している真っ最中。超弩級旗母艦『コスモ・ワン』の建造も進み、同時に月面のアーコロジー化も進行中。重力制御系の進展により、中・小型の宇宙航行艦の開発も進んでいる。

 

米国系のトレック型、日系のナデシコ型、ソビエトのサリャーリス型、その他多くの航宇宙艦が登場し、同時に宇宙開発がかなり過熱してきている。現在宇宙開発でトップを争うのは日米露濠系の4つに加え、独英印系の三つがそれを追随する、と言う感じだろう。

 

悲惨なのは中国で、嘗ての焦土戦略以降無政府状態が続いている。あれ以降誰もあの土地に手を出したがらないのだ。結果として更に紛争が続き、ギーオスが沸き、もうあそこの土地の人種は壊滅的状況。

 

更に付け加えておくと、そんな状況をチャンスと見た某北の国(EFに地球上で唯一加盟しなかった国)は中国国土に侵攻。即座に沸いて出たギーオス三匹に侵略部隊を壊滅(つぶ)され、更にその間に本国を月の裏側から来たレギオンに潰された。で、援助を寄越せニダニダ言ってる間に、何処からかわいたギーオスと日本へと向かう巣作りレギオンが半島北部で激突。

 

救援を当然ながら無視する各国に痺れを切らしたかの国。この大惨事を何とかすべく自前で動き出した某北の国は、何をトチ狂ったか自国製の核を持ち出した。使えば更なるギーオスの増殖を招くという警告を知っての暴挙に、しかしそうでもしなければ収集もつかないかと、ある程度各国は理解の色を見せ。

 

結果として核は起爆に成功。問題が在るとすれば、核を載せたミサイルが飛ばなかった点。結果、某北の国は自滅。中国大陸に大量の盗賊を放つという、ただでさえ治安も糞もない状況の中国大陸に更なる追い討ちを掛けたのだった。

 

因みに、半島北部は、国家体制が消滅した時点で南半島のEFFが派遣したSRにより正常化。そのまま土地を放棄し、北半島は浄化・緑化作戦が展開されている。

 

今後地球上の安定を取り戻すには、中国大陸になんとか介入する必要が在る。然しそれには現在月、及び火星に向けている戦力を地上に戻すなり、地上で更なる戦力を生産する必要が在る。――という建前の元、今しばらく中国は放置されるのではないだろうか。

 

で、日本が地上開拓をおろそかにし、月ばかりを攻めているのかと言えばそうでもない。

 

宇宙開発用に考えられていたアーコロジー技術。これの転用を用い、資源採掘用の海底プラントやら、海上人工島やらの海の開発を進め、現在日本の国土はかなり広くなっている。とはいえ持ち前の引篭もり精神故か、日本本国国土から出たがる日本人は未だに少ないのだが。

 

それだけ地球の状況が進む最中、既に地上のギーオスは殲滅できたかと言うとそうでもない。

 

何故か延々定期的に沸き続けるギーオスに加え、最近は宇宙空間に次元転移してくる銀色のギーオス……そう、宇宙ギーオスが現れだしたのだ。まだ少数ではあるが、そういった存在が出現した、というのが問題なのだ。

昭和ガ×ラかよと思わず突っ込みを入れたのはいい思い出だが、となるとギロンとか出てくるのだろうか。鉄棒やるのか、俺?

 

……話が逸れた。

結局この状況でここまで安定したとはいえ、未だに俺が自由に動かせる戦力は俺個人が保有する戦力しかない。

 

つまり、独立長距離航行型母艦ウル・カスタム3、すずかとその搭乗機体グレート・ゼオライマー、滅多に使わないが、アギトの使うガオファイガーくらいか。

ティアナは現状管理局に所属している為、下手に使おうとするとあちらに所属していられなくなる。キャロは……本来なら此方の指揮下なのだが、月に置いて以降、此方に呼ぼうとすると月の防衛軍が嫌がるのだ。キャロの転送魔術はチートだからなぁ。

 

まぁそういった理由で、もし動くのであれば俺が自分で動かなければ成らない、という事。

 

いや、まぁ管理局などどうなろうが知ったことではない、と言うのは事実なのだが、どうにも今回何かが起こると俺の直感が囁いているのだ。

今回はティアナも出動しているという事だし、最悪の場合ティアナだけつれて脱出する為、ぐらいの心持ちで此処に自分を配置したのだが。

 

「なぁマスター、本当に何か在るのか?」

「うん」

「でも、もう始まって四時間は過ぎてるぜ? 後ちょっとで終わっちまうんじゃないか?」

「だから、だろう。気の抜けるタイミングを狙ってくる」

「あー、なる」

 

何故か俺についてきたアギト。今日は出来ればすずかとお留守番していて欲しかったのだが、結局こうして付いてくる事を承諾してしまった。

 

今日は多分、戦闘機人やらとの混戦になるし、多分他の転生者と相対することにもなるだろう。あまりまともに相手する心算は無いが、激戦区に突入する事に成るのは間違いない。

 

――ドォンッ!!

 

「……む、始まったか」

「え、如何したんだマスター?」

 

不意に耳朶の奥にかすかに響く爆音。突如として乱れるマナの層と、地上本部を中心として拡散するマナ汚染。多分本部の炉か何かを破壊されたのだろう。本部を包むバリアも若干出力が落ちているように見える。

次いで始まるバリア外での遠隔召喚と、何処からとも無く撃ち放たれるオレンジ色の高出力砲撃。

 

「おわっ!? マジでドンパチはじめやがった!!」

「アギト、最初っからユニゾンで行く。気を抜くなよ?」

「合点承知! ――ユニゾン・イン!」

 

その言葉と共に、アギトの身体が光に包まれ、俺の内側へと溶け込んでいく。九十九神ガイア式ユニゾンデバイスなアギトだが、その性能は元々のそれより随分成長している。

と同時に俺のバリアジャケットに変化が始まる。

 

黒い騎士甲冑のようなそれ。銀色の縁取りに赤い光が走り、そのまま赤く光るラインがバリアジャケットに定着する。

更に髪の毛は黒から輝く朱金へと変化し、瞳の色を黒から紫色に染めた。

 

「――デュランダル、セットアップ」

 

そして最後に、腰に括りつけていた警棒を手に取り、小さく層呟く。途端マナを供給された警棒は光をまとい、その姿を警棒から無骨な一本の剣へと変化させた。

 

「相変らず、無骨な剣だよなぁ? もうちょい洒落っ気があってもいいと思うんだけど?」

「武器は武器だ。ギャルでも在るまいし、俺に剣を飾れと?」

「そうはイワネーけど……」

 

俺はそもそも単体で完結した兵器として作られている。故に、魔術を扱う事においてデバイスなどの二次的な演算装置の必要性を排除されている。要するに、デバイスなしでデバイス以上の魔術が行使できる、という事。

ただそれでも、無手よりは何等かの武器を装備したほうが戦いに幅が出来るのも事実。

 

そういうわけで、俺専用に建造したストレージデバイス『デュランダル』。デバイスなどという名前こそ付いているが、入っているものはGPSやらの情報収集装置くらいで、後は完全に固体強度向上のため不必要な物は全て撤廃されている。

要するにこれは、マナを込めて殴る為のまさしく武器なのだ。

 

因みに、某古代ベルカ式の広域殲滅魔法とは一切関係ない。

 

『おっ、マスター、ティアナたちも突入するみたいだぞ』

「その様だ。では我々も行くか」

『おうよー!』

 

言いつつマナを纏い、そのマナに被せるようにして光学系ステルス魔法を展開し、そのまま適当な入り口から地下へ向けて突入を開始した。

 

 

 

 

 

 

 

Side Teana

 

 

 

ヴィータ副隊長から八神部隊長とシグナム副隊長のデバイスを受け取り、本局ビル内の中へと脚を進め、そうして突如先行するスバルに攻撃が。

スバルは咄嗟にガードするも、続く襲撃者の蹴りにより壁に激突。見れば完全にスバルの2Pキャラ。

 

「スバル!」

 

咄嗟に叫びながらその場から一歩飛び退く。その途端寸前まで立っていた場所を覆いつくす淡い光。

 

「ノーヴェ、作業内容忘れてないっすか?」

「うるせーよ、忘れてねー」

「捕獲対象三名、全部生かしたまま持ってかえるんすよ?」

「旧式とはいえ、タイプゼロがコレくらいで潰れるかよ」

「戦闘……機人……」

 

相変らずこの話題になると苦々しげに表情を歪めるスバル。とりあえず、スバルに注目している戦闘機人二人を確認し、チラリと横目でエリオと御剣陸士に目線を送る。

 

――コクリ。

 

此方の視線に反応した二人。即座に手元に魔力を集中。

 

――カツンッ

 

「うん?」「何っすか?」

 

不意に此方を見た戦闘機人二人。そのタイミングで手元に集めた魔力を変換・拡散させる。

魔力を含んだ光、ソレが瞬間的に発光。単純な術式では在るが、要するにフラッシュバンだ。

 

「なぁっ!?」「ぐっ、小技をっ!!」

 

戦闘機人達は一瞬視界を失うも、眼にセーフティーでも仕込んでいるのか即座に戦線復帰。然しその一瞬で此方もエリオを包囲網から離脱させ、ついでにスバルの体勢を立て直す時間も稼げた。

 

……此処で私が前衛に出れば、多分戦闘機人を制圧するのは何とかなると思う。のだけれども、多分その場合エリオとスバルの前衛が付いてこれない可能性が高い。

 

幻術でも使うか? けれどもアレは無駄に疲れる。戦闘の合間に距離感をはぐらかす技としては使うけれども、幻術を長時間使うのはあまりやりたくない。

 

――此処は相手に手傷を与えて、隊長たちと合流するのを最優先するのが一番か。

そう考えていると、エリオに向けて放たれたシューターもどきの着弾で、地下の狭い通路に盛大に上がる土煙。それに合わせて幻術を展開、即座に相手の視界をごまかし、ついでに自分の姿を隠して幻影と位置を入れ替える。

 

「スバル!」

「了解!」

 

この状況でのコンビネーションはスバルに徹底的に叩き込んでいる。視界の悪い状況、相手に圧倒的有利な条件、このタイミングなら私が幻術を使うのはスバルも理解している。案の定即座に理解したらしく、スバルは身を伏せて物陰に潜んで見せた。

 

「サンダー!!」

「くっ!」

「レイジ!!」

 

と、視界の端で起こる豪雷。エリオの魔力変換資質による雷撃なのだろう。AMFによる対魔力、対魔導師戦を想定して量産されているガジェット・ドローン。けれども変換資質により発生した電撃への対策は不十分だったのだろう。過剰電圧により次々と爆発していくガジェット。

 

「くっ、この――」

「やらせないっ!!」

 

ガジェットこそ全機撃破したものの、然しそれでもまだ動く砲戦型の戦闘機人。其処に突っ込むのは御剣二等陸士。

二等陸士という階級とはいえ、その実力は長年の現場で研ぎ澄まされたエース級。剣型デバイス『アテナ』による居合いの一撃。戦闘機人はそれを咄嗟にガードしようとしたのだが、あの人の必殺技はガードを叩き割って尚凄まじい威力を持つ一撃必殺だ。

 

案の定そのシールドを砕かれ、悲鳴を上げて壁に突っ込んでいく戦闘機人。

けれどもソレとは別、ガジェット爆発に紛れて突進してくる戦闘機人――2Pカラーのスバル。面倒なので以後2P。

 

どこの電童だというツッコミを控えつつ、視線でスバルに合図。途端掻き消える幻影の私に戸惑う2Pカラーに、十分に時間を掛けて力を蓄えたスバルが、渾身の一撃を見舞った。

 

「全員、撤退!!」

 

言いつつ戦闘機人たちに幾重にかバインドを掛け、一気にその場を離脱。隊長たちの元へ向け、一気に駆け出すのだった。

 

 

 

 

 

 

 

そうして駆け抜け、たどり着いた会場のロビー。高町隊長、ハラオウン隊長、あとシスター服の女性が居るその場所。

 

「お待たせしました!」

「お届けです」

「うん」「ありがとう、みんな」

 

そうして笑顔を浮かべる隊長たち。と、残る八神部隊長とシグナム副隊長のデバイスは、その場に居合わせたシスターが届けてくれるらしい。

 

――さて、これでデバイスは届けられたわけで。後は隊長たちの指揮下で、現有の敵戦力を掃討すればおしまい、というわけだ。

 

「ギン姉? ギン姉!!」

「す、スバル?」

「ギン姉と通信が繋がらないんです!?」

 

不意に声を上げるスバルに、高町隊長が少し戸惑ったような声を上げた。

元々戦闘機人がらみと言うことで、スバルも色々警戒していたところに通信不良だ。悲鳴を上げたくなる気持ちも分らないではない。

 

「――戦闘機人二名と交戦しました。表にはもっといるはずですから」

「……ギン姉、まさか、あいつ等と……!?」

 

小さく震えるスバルに、少し表情を歪めた高町隊長。その横で、現状の情報を入手しようと、手元に戻ったデバイスで早速ロングアーチに通信を入れようとしたハラオウン隊長。

けれどもその通信は妙にノイズの多いもので。やはり通信妨害が仕掛けられているのだろうと、そう思ったのだが。

 

『――ングワン、こちらロングアーチ』

「グリフィス? 如何したの、通信が……」

『此方は現在、ガジェットとアンノウンの襲撃を受けています!! 持ちこたえていますが、もう……』

 

思わず息を呑む。公開意見陳述会に加え、機動六課隊舎を襲撃!? 幾らなんでも連中本気で正気か!?

 

「――く」

 

苦々しげに表情を歪めるハラオウン隊長。

 

「拙いぞ、戦力を分散させるか?」

と、そんな隊長に声を掛けたのは、剣を構え依然周囲を警戒したままの御剣陸士。

「此処の防衛と、機動六課の増援に? でも部隊の移送手段がないんだよ……」

「――そうか、―――いないから……」

「御剣陸士?」

「あ、ああ、なんでもない ……なら、フォワードを此処に残して、隊長陣は六課に行け」

「まもるくん!?」

 

声を上げる高町隊長。私達フォワードも少し驚いたが、けれども冷静に考えればソレが一番だと言うのは理解できる。

なにせフォワードは全員陸戦メンバー。一応全員疑似的な空戦は出来るが、あくまでも疑似。長時間の航空戦力として数える事はできない。

その点部隊長達は完全な空戦魔導師。ならば隊長たちにさっさと行って貰ったほうがいいのは当然の帰結だろう。

静かに頷くエリオとスバル。空気を読んで私も頷いておく。

 

「……わかった。それじゃ、みんなお願いね?」

「「「はいっ!」」」「任せとけ」

「ティアナ、いざという時は前衛お願いね」

「……分りました」

 

テスタロッサ隊長に頼まれ、素直に頷く。私だって、こんな鉄火場であえて実力を制限して戦う心算はない。

 

「それじゃ、いくよ!!」

その高町隊長の声を合図に、全員それぞれが其々の方向へ向けて駆け出した。

「ティア、先行くね!!」

「あ、ちょ、スバル!!」

 

キィィィィ、と音を立てて勢い良く走り出すスバル。どうもギンガさんのことで頭が一杯らしく、配置とか全然考えずに一人先行してしまった。

しかもこういう建造物内では、マッハキャリバーみたいな陸戦形は、空戦魔導師の機動力を一部上回る。当然、私達のように足を使う魔導師が追いつけるはずも無い。

 

「ちっ、御剣陸士、エリオ、スバルに追いつける?」

「ストラーダの加速があれば、なんとか」

「俺は無理だ。疑似空戦ってのはあくまで足場を作れるってだけだ!!」

「ならエリオと御剣陸士はツーマンセルで後から追ってきてください!」

「ティアナは如何するんだ!?」

「私は、スバルを追います。――ファントムクロス!!」

『ECLIPCE MODE』

「フル・ドライブ!!」

 

途端、足元に現れた巨大な魔法陣。けれどもその魔法陣は激しく明滅しながら、その中心軸をぶれさせながら回転を続ける。

実はこの魔法陣、ミッド式に擬装したガイア式で、使っている力も魔力ではなくマナであったりする。

 

輝き立ち上る光は私の身体を覆い、次第にその形を変化させていく。バリアジャケットの形を、より強固な物理装甲に。

私にとって、私のイメージの上で最も機動力のある陸戦兵器といえば、地球で用いられていたTSF。けれどもソレをこのミッドチルダの地で使うのは、流石に規格が違いすぎるし、何よりアレはこの世界では質量兵器扱いだろう。

 

けれども、その利点を、機体構想を利用することは出来る。バリアジャケットの腰に出現する跳躍ユニットと、腕や脚に空力制御用のパーツが出現。体の重要部を覆うように追加装甲をまとって。

 

イクリプスモードと呼ばれる、橙色の鎧。これが、私の奥の手。瞬間加速する私の身体を気合で押さえつける。

 

――ぐ、やっぱり消耗が激しい。

 

バリアジャケットそのものが変形するこの形態。それまでの物が対人戦を想定したモードであるのに対し、このモードは対ギーオスを想定した、いわば機動砲台のモード!

ソレまで以上の機動力と攻撃力を誇るが、それは同時に凄まじいまでのマナ――生命力を消耗する、まさに諸刃の剣。

 

『現状では30分以上の戦闘継続は推奨しません。事はお早めに』

「分ってるわよ、ファントムクロス!!」

 

言いつつ跳躍ユニットにマナを叩き込み、爆発的に噴射される推力に乗って、一気に通路の中で加速した。

 




■各国の宇宙船開発
B&Tが月面に建設した宇宙開発基地グラナダ。ブロック化されたパーツをつなぎ合わせ早急に建設された月面開発基地。これをB&Tが開放した事により、旧各国技術陣が宇宙船開発を開始した。
宇宙開発に活発なのが米系と露系。宇宙“艦”開発に積極的なのが日系。
因みに形状は名前の通り。というか如何見てもソレにしか見えない艦を旧各国技術陣が作った。

■焦った某北の国
各国がEFにより解体・再編成を行なう中、唯一国家解体を拒みEFの介入・国家解体を拒んだ国。如何考えても情勢が見えていない暴走であり、最後に根性を見せようとしたが、最後の最後でとんでもないミスをやらかし、結果彼の国は世界中に(汚)名を残した。

■銀色のギーオス
昭和ガ×ラにおいて登場した銀色のギ○オス。宇宙ギ○オスなんて言ってるが、別に宇宙を飛ぶわけじゃなくて、異星で見つけたから宇宙ギャオス。
ギロンに出オチの如く17分割(?)された哀れな怪獣。体液が臭いらしい。

■デュランダル
メラが用意したアームドデバイス。魔術の演算処理は自前で出来る為、ブッチャケ武器型の触媒以上の意味は無い。一応剣以外にも槍なんかにも変形する。
大仰な名前だが使い捨ての量産品だったりする。

■イクリプスモード
ティアナの奥の手。全身を覆う橙色の装甲と各位に設置されたマナスラスタ、更に腰にマウントされる自由機動跳躍ユニット。これらにより驚異的な機動性能と防御力を備える事に成功した、ティアナの奥の手。更にティアナが習得している某剣術の動きを用いることで、驚異的な機動力を誇る。
但しマナ消費が凄まじい上、あくまで陸戦型のティアナの装備である為、完全に足場が無い状況では機動力が落ちてしまい、使いどころの難しいモードでもある。
外観が如何見てもガチの質量兵器(ロボット)である為、管理局局員としての運用は控えていた。
※声優ネタ。

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