唐突のキス。それが悠夜を性的興奮させたことで破壊から意識を逸らしたが、突然の異常な力の行使によって肉体に負荷がかかり、悠夜は本音を抱えたまま気絶し、落下した。
だが激突する瞬間、急激なGが消えてゆっくりと着地する。殺すには絶好の機会を迎えたが、もう誰も悠夜を殺そうとしなかった。
そう、彼女らの脳裏にはしっかりと刻まれたのである。
―――桂木悠夜に殺意を向けたら、死ぬと
悠夜と陽子のある意味はた迷惑な殺し合いが終わった翌日、目を覚ました一夏は見舞いに来た箒、セシリア、鈴音と昨日のことの意見を交換していた。
「つまり、結局は何もわからずじまいってことね」
保健室で鈴音がそう言うと、目を覚ました一夏と箒が頷く。
現在、保健室には一夏と箒、セシリア、鈴音、シャルロットの五人がいた。シャルロットは執事をした時の疲労もあるのか、まだ目を覚ましていないのでベッドで寝ているが、軽傷なのでいずれ目を覚ますと診断されている。
「わかっているのは、炎を操る機体と桂木が兄妹関係にあるということだ」
「………悠夜に、兄妹が……」
「でも、何で俺、あんなに怒られたんだ?」
心当たりがないからか、一夏はそう言うと鈴音は言った。
「そりゃあ、あなたがISを動かしたからでしょ」
「? それがどうしたんだよ」
「……………」
鈴音は思わず黙ってしまった。
答えられなかったというわけではなく、何も理解していない目の前の男に呆れているのだ。
「あのね、一夏。あなたと悠夜とでは決定的な違いがあるわ」
「何だよ」
「守られているか、守られていないかよ」
鈴音に言われた一夏は驚いたが、すぐに反論した。
「でも、悠夜だって企業に守られているだろ……」
「そうね。アタシも、あの光景を見るまでは少しは思っていたわ。でも違う。おそらく悠夜はもう、企業の後ろ盾がなくても生きていける。むしろ周りはこれから悠夜を自国に所属してもらうために動くでしょうね」
そう言って鈴音の顔は暗くなる。
鈴音は今、中国の代表候補生でありながら悠夜のことを本気で好いており、この気持ちに嘘偽りはない。
だがもし、その肩書のせいで悠夜に見限られたらどうしようと頭によぎる。
「そ……そうなのか……?」
一夏はセシリアに話を振るが、肝心のセシリアはそれどころではなかったのである。自国から強奪されたBT兵器搭載IS。そして自分以上のビット操作をして、あまつさえ自在に《
今まで自分が上だと思っていた。以前、セシリアは悠夜とそれとなくBT兵器のことを聞いたことがあるのだが、悠夜はビームを曲げれることを知らなかったのである。
それ故に、まだ自分が上だと思っていたセシリアにとって今回のことは信じられないことだったため、少し頭を冷やしてから戻った彼女は今回のことは知らない。
代わりに箒が頷いて言った。
「……正直、信じられないがな。先程私も介抱のために桂木の被害に遭った人に触ろうとすると、その場で漏らしたほどだ」
「………どれだけ強いんだよ、あいつ。……あ、そうだ、楯無さんは!? 楯無さんはどうなったんだ!?」
一度伏せた顔を上げた一夏は箒に尋ねた。
「楯無さんは無事だ。さっき見舞いに行ったら目を覚ましていたが、何分危ない状態だったからな。少し眠っている」
「……そうか。よかった」
「言っておくがな、一夏。お前の方が重傷だったんだぞ」
「そうは言ってもやっぱり気になるさ。楯無さんは俺たちの師匠なんだし」
そう言うと箒はどこかホッとしたような顔をした。
するといつから起きていたのか、シャルロットが提案する。
「―――この際、桂木君に聞いたらどうかな? 僕も聞きたいことがあるし」
「うわぁ!?」「ひゃぁ!?」
一夏とセシリアは大きく反応する。どちらも悪気はないのだが、一夏はまさか起きているとは、セシリアは別のことを考えていたからである。
「何かな?」
「いや、何でもない。……確かにそうだよな。ルシフェリオンと同等だって言ってたし、悠夜なら何か知っているかもしれない」
「…だな。ともかく、善は急げとも言うしな……ところで、二人は大丈夫なのか? 車いすとか―――」
「俺は大丈夫だぜ、箒」
箒の申し出を一夏は断る。鈴音はそれを見て箒が何を考えていたのかを察した。
(………可哀そうに)
せっかく、車椅子を押して少しでも距離を縮めようと努力した箒だが、一夏の持ち前の鈍感さで無駄になった。
だが鈴音は、セシリアが今ので何も提案しないのが気になる。
「僕も大丈夫だよ。ありがとう」
「……あ、ああ」
そんなやり取りがされる中、鈴音はセシリアの肩を叩いた。
「!? 何ですの、鈴さん」
「ちょっと気になってね。大丈夫なの? さっきの箒の攻めにも割り込んだりしなかったし」
「それは………」
「もしかして、あの機体のことが気になってんの? サイレントなんとかっていう」
「ゼフィルスですわ。サイレント・ゼフィルスです」
耳打ちするような音量でそう言うと、鈴音は「そうだったわね」と答える。
「まぁ、あなたにはあなたの悩みがあるかもしれないけど、あまり背負い込まない方が良いわよ。アンタにはいるんでしょ、いつでもそんな相談ができる存在が、さ」
鈴音に言われてセシリアの脳裏にチェルシー、そしてルイ・ディランのことを思い出した。
彼はイギリス政府にも顔が利くディラン家の一人であり、自身の婚約者でもある。持ち前のルックスと口の上手さでディラン家とか関係なく女尊男卑のご時世でも女を釣ることができる珍しい人間ということもあって、セシリアが自分とは違う他人に気があることもすぐに見破っている。
そんな彼が唯一、ディラン家の通信分野が開発した特殊な電波を介して極秘の通信を取ることができる別種の電話機を用意してくれたのだ。政府関係に顔が利く自分なら、友人とは違う形で相談に乗れるからと。
何故それを鈴音が知っているのかと言うと、臨海学校の時にたまたまそういう話になったのだ。
「そうですわね。今度、試しに相談してみますわ」
「そうしなさい。ともかく今は悠夜よ。今後の対策のためにも聞きに行かなきゃ」
鈴音の言葉にセシリアは肯定し、先に行っている三人の後を二人で追うのだった。
■■■
目を覚ますと、そこは保健室だった。
昼過ぎからの騒ぎだったから、なっているとしたら夕方。少なくとも、窓から見える太陽が朝であることを教えてくれた。
妙に意識が朦朧すると思いながら、俺はあることに気付く。
「……リゼットとの約束、すっぽかしてしまったな」
鍵はちゃんと持っているだろう。だとしたらどうしようかと考えていると、俺の近くから何やら聞き覚えがあるうめき声(?)がする。
その声の方を向くと、そこには何故かキャミソール姿で髪を結んでいない本音がいた。いつもの大き目な服とは違って今回はサイズピッタリのキャミソールのため、極度に触れない限り感じさせない双丘が目立つ。
俺は本音を隠すように布団を深く被る。そして瞼を閉じてもう一度寝た。
―――あ、寝れないや
10分ぐらい経った頃だろうか。俺の目はバッチリ覚めており、どうしてさっきの本音の姿を思い出してしまう。というかとある部分がエネルギーがフルチャージされたダークカリバー並の状態になっていた。
状況的にやばい。今は辛うじて耐えてはいるが、下手すれば今すぐ本音に酷いことをしそうだ。まったくと言っていいほど何もしていないから、多分一回で妊娠させてしまう恐れがある。というか今すぐしたいとか何!? 俺、そこまで追い詰められているの!?
「………でも、一回だけ。一回だけなら……」
って何口走っちゃってんのさ!?
止せばいいのに、俺はもう一度本音を見る。……可愛い。今すぐ世界を滅ぼしたいくらい可愛い。
そんなある意味アウトなことを思っていると、保健室のドアが開かれた。
「―――悠夜、いるかぁ?」
織斑がそう言いながら入ってくる。
俺は慌てて本音を隠すと、織斑は遠慮なく開けやがった。
「……一夏、アンタねぇ……」
「え? 何か俺、悪いことした?」
「……………」
やっぱりこいつ、一度精神病院に100年位ぶち込んできた方が良いんじゃないだろうか?
「まぁいい。勝手に開けることとかは今更だからとやかく言うつもりはないが、鈴音以外は今すぐ出て行け」
「何でだよ? それよりも俺は聞きたいことが―――」
「お前ら4人が今すぐ出て行く方がよっぽど重要だ!」
そう言って俺は本音の方を見るが、どうやら起きた気配はないらしい。
内心安堵していると、ジアンが言った。
「何だか桂木君の気分が悪いらしいし、一度出直そうか」
「そうね。ほらみんな、行くわよ」
そう言ってジアンと鈴音の二人は残り三人を追い出すようにした。
「でも、あのことを―――」
「そんなこと、後でも良いでしょ」
「でもよ―――」
尚も食い下がろうとする織斑を、俺は殴りたくなった。
ようやく消えた5人に俺は一息吐く。すると本音が布団から現れた。
「おはよ~、ゆうやん」
「ああ。おはよう」
挨拶をしてから、どうしても本音を意識してしまう俺がいる。
本音は俺の上に乗って、抱き着いてきた。
「……あの、本音さん?」
「良かった~。いつものゆうやんだ~」
「はい?」
イマイチ何を言われているのかわからない俺は内心首を傾げていると、彼女は俺に説明した。
「昨日は驚いたよ~。だって急にあんなことするんだも~ん」
「あんなこと? ……ああ、あれか」
そう言えば俺、本音と虚さんを人質に取った奴らをぶっ殺そうとしていたな。
「あの時、ゆうやんが変身を解かなかったから、てっきり見捨てられたのかと~」
「勝算はあったからな………って言うよりも、下等種族の分際で何をしているかってキレていたからそれどころじゃなかった」
言い方が酷いなと思いながらそう言うと、本音は笑みを浮かべた。
俺はそんな本音を撫でる。そして、彼女が未だにキャミソール姿でいることを思い出し、近くに上着がないかを探す。
見覚えがあるパーカーが見舞い者用のハンガーにかかっていることに気付いた俺は、それを取って本音に着せる。
「ねぇねぇ、ゆうやん」
「何だ?」
パーカーを着せると逆にエロさと可愛さが増したことにどうしようかと考えていると、向こうから声をかけてきた。
「キス、して?」
「………………はい?」
キス、と言いましたか?
いやいや、あのね? 俺とそんなことをしたら色々あるし。というかあの時も人質に取られただろ。
「いやいやいや、ヤバいだろ。落ち着け、本音。俺がそんなことをすれば、また本音が狙われてしまう可能性も―――」
俺の御託は唇を塞がれたことで中断させられた。
甘い感触。それを味わっていると、このキスをつい最近味わったことに気付く。
そして本音と俺のある部分がぶつかったことで、お互いが何に触れてしまったのかを理解した。
「………ゆうやんのエッチ」
「仕方ないだろ。今の服装を考えたらさ………」
なにせ下はキャミソール。下がスカートタイプではなく、さっきチラッと見てしまったがパンツ状態だったのだ。せめてその格好は寮でしてほしかった。いや、部屋でしろってわけではないが。そう考えれば、俺の背が高くて助かったかもしれない。一応、上半身と下の少しを隠せるからな。
内心喜びつつ、興奮し、泣きそうになっていると、ドアがまた開かれて、織斑たちが入ってきた。
「入るぞ、悠夜―――ってのほほんさん!? いつの間に……」
「私はずっといたよ~」
「え?」
織斑は驚いて俺を見る。そんな状態の織斑の後ろから、次々と入ってくる他の奴ら。鈴音は俺と本音を見て一直線にこっちに来た。
「ちょ、ちょっと、何でアンタがここにいるのよ!?」
「だって私、ずっとゆうやんと寝てたも~ん」
「「「「ええっ!?」」」」
それを聞いてワナワナと震え始める鈴音。そして俺にどういうことか説明をと目で語ってくるが、俺だってみんなが来る少し前に気付いたのだ。そりゃあ、キスをしたとはいえ何もなかった。例えそれが本音の服装がキャミソールだとしてもだ。
「もしかして二人って、付き合ってるのか?」
「ええっ!?」
織斑の言葉にジアンは驚きを露わにしたが、それよりも重要なことが判明した。
「そうだよ~」
「はぁ!?」
そんな話、聞いてないけど!?
驚いた俺に、本音は言った。
「だって学年別トーナメントで、優勝したら付き合える権利を行使したんだもん。そりゃあ、かんちゃんのキスで忘れられちゃったけどさ~」
「……………」
いやいやいや………そりゃあ、俺は本音を助けたことはあるけどさ、それって付き合うほど……なのか?
心当たりはないし、というかそれほどのことはしていない。どれもこれも成り行きだ。鈴音に至ってもそうだ。本来なら、俺を好きになるなんてありえないことだ。
「……そういえば、そうでしたわね」
「ああ、うん。納得だよ」
「………」
後ろで納得する金髪コンビ。頼むからこれ以上、鈴音を刺激するの止めてくれ。
「………で、話を戻すが、お前らは何で俺の所に?」
「実はさ、悠夜が持つルシフェリオンと同等の機体が現れたんだよ。それも二機も。何か知らないか?」
「…………いや、知らねえよ。そもそも俺が力を求めた時に詠唱して現れたのがこいつだからな」
そう言いながら俺はルシフェリオンの待機状態である黒い十字架に黒い羽根が抱くような形をしたネックレスを出す。
だが、複数出たということに関してはあまり驚きがない。
(ドロシーに聞いてみるか)
そもそも、ルシフェリオンを転送したのがドロシーと言うことだし、何か知っているだろう。
するとドアがまた開く。今度は十蔵さんと何故かボロボロの幼女……もとい、クソババアこと桂木陽子が立っていた。
「誰だ、貴様」
「どうしてこんなところに男性が!?」
篠ノ之とオルコットが警戒を強める。そう言えば、この二人は実は十蔵さんがIS学園の理事長だということを知らないんだっけ?
「落ち着いてください、みなさん。私は桂木君と布仏君に用があって来たんです。すみませんが席を外してもらえませんか?」
「俺たちがいるのはマズいんですか?」
織斑が尋ねると十蔵さんは「はい」と肯定する。
「これからするのはかなり大事な話なんです。ですので、出て行ってもらえませんか?」
「―――すみません、お待たせしました」
二人の後ろからラウラが現れる。どうやらラウラも関係しているらしい。
するとクソババアは両手を広げてラウラに抱き着いた。
「ラウラ~」
「や、止めてください師匠。みんなが、それに兄様が見ています!」
「良いではないか! 良いではないか!」
「いや、止めろよ」
俺はすかさず突っ込んだ。何を考えているのだろうか、あのババアは。
「むぅ。お主はケチじゃな。そんなんじゃから未だに女をとっかえひっかえ変えて全員を孕ますなど夢の又夢じゃぞ~」
「それしたら間違いなく死ぬだろ」
今の世の中だとマジで洒落にならない。
「……悠夜、知り合いか?」
「あの幼女に関してはものすごく不本意だがな」
「よく言う。昔は懐いていたのにの」
「今は難しい年頃だからな」
そう答えて十蔵さんに視線を移すと、少し苛立ち始めていた。
「さて、そろそろ良いでしょうか?」
「……あの、もしよかったら俺も同席してもいいでしょうか?」
「ダメじゃ。とっと帰ってママのおっぱいでもしゃぶってるんじゃな。小童」
「こ、こわっぱって……君の方が子供だろ?」
「こう見えてワシは65じゃ」
堂々と宣言するババアに、織斑は驚く。しかし冷静になったのかそれとも元からか、知っている者にとっては言ってはいけないことを言った。
「そんな容姿をして65じゃないだろ。見た目的に精々10歳程度だと思うけど―――」
「その幼女は俺が小さい頃からそんな見た目だった」
「アハハハハ。そんなわけないじゃん。二人とも、俺を馬鹿にするのも大概にしろよ」
「「いや、テメェ「お主」は馬鹿だ「じゃ」ろ」
というかよく耐えてるな。酷い時は車を運転してて免許証を提示しても信じてくれず、俺たちをしょっ引こうとした警察官がむかついたからって警視総監に連絡して辞めさせようとしたり、それが通らなかったから車を壊せたら年上と認めさせることを条件に弁償は警察持ちだという誓約書を書かせて文字通り車を殴って壊したからなぁ。あれはちょっと恐怖だったわ。
「ちょっ、いくらなんでもそれは―――」
「ともかく、みんなは一度出た方がいい。二人は俺に話があるんだろ? だったらそれに従うべきだろ」
「そうだな。行くぞ、一夏」
篠ノ之がそう言って違和感がないように織斑の手を取る。その姿を見てオルコットが慌てていた。
「………待て、小僧」
「……俺のこと?」
だが何故か、ババアが織斑を呼び止めた。
(……雰囲気が変わった?)
たぶん、ここにいる全員がそう思ったに違いない。見た目は普通の幼女。それが織斑先生を超えるほどの殺気を放てば誰だって警戒する。
「……お主の姓、まさか「織斑」か?」
「え? そうだけど……」
周りは「何を今さら」と言う雰囲気を出すが、実のところこのババア、テレビはニュースすら見ない。
もっと言えば新聞も取っていない。俺がISを動かしたのは知っていたが、おそらくISというものを知ったのはISが出てかなり後かもしれない。
それほど周りの情報に疎いのは、やはりババア自身が持つ強さだろう。
「そうか。引き留めて悪かったのう。とっとと失せろ」
「………ああ」
何だか雰囲気が変わったな。
それを意外と思いながらババアを見ると、さっきの雰囲気は気のせいと思うほどまったりとしていた。
「……で、話ってのは何ですか?」
その時、またドアが開く。まさかまた織斑かと思ったが、今度は簪だった。
「遅れてすみません」
「大丈夫ですよ。まだ始まってませんので」
………一体何だというのだろう?
俺は昨日のことで呼び出されたとか? だったら俺と本音だけでいいはずなんだが。
「さて、邪魔者共と関係者が入れ替わったことで本題に入ろうかの」
「本題?」
「そうじゃ。悠夜。お主ももうあれだけの力を使えるのじゃ。そろそろ話していいと思ったんじゃよ―――
―――お主の秘密についてを、な」
※次回予定
目を覚ました楯無はゆっくりと状態を上げる。
負けて落ち込む楯無に簪は容赦なく言った。
そして時間は経ち、悠夜は陽子から自分の秘密を明かされようとした。
自称策士は自重しない 第106話
「「桂木」の秘密」
「悠夜、お主は周りとは違うのじゃ」
ということで今回はほのぼの回。また一夏は色々と犠牲になりました。
でも実際、陽子みたいなのが目の前に現れたら一夏みたいな反応をすると思う。