IS~自称策士は自重しない~   作:reizen

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少しタイトルを変えています。


#101 IGPS――第4の鋼

 主に悠夜のせいで第四アリーナの更衣室が崩壊したことで、学園すべてに緊急避難警報が発令される。

 ほとんどの人間がそれぞれのシェルターに避難している中、一組の男女は屋上でのんびり紅茶を飲んでいた―――が、女性の方に連絡が入り、その女性は顔を青くする。

 

「その様子だと、どうやらあなたの手駒は敗れたようだな。スコール」

「ええ。あの子、二人目と戦ったようね。だから白式を取ったらすぐに退散しろって言ったのに」

「案外、機体の性能差が原因だったりしてな」

 

 男性はそう言うと、スコールは「どういうこと」と尋ねる。

 

「先程の爆発は、黒鋼ではなく別の何かだからだ。ルシフェリオンか、そうじゃなかったらそれと同等の性能を持つ何かだろう。なにせあの家には発明馬鹿がたくさんの物を残しているからな」

 

 男性の言葉にスコールは苦々しい顔をする。

 

「今更、我々から離れて亡国機業(今の組織)を立ち上げたことを後悔しているのか?」

「そんなわけがないわ。あなたたちの突飛な行動には私たちはうんざりしていたもの」

 

 堂々と宣言するように言ったスコールに対してその男性は鼻で笑った。

 

「何かおかしいのかしら?」

「いや。むしろもっともと思ってね。確かに我々の祖先……その原因はどっちも生きているが、どちらも好きに生きた結果、あなたたちは直属の部下や不満がある者を引き連れて離れたはいいが、結局は一人よがりだなぁと思っただけだ」

「サーバス、あなた―――」

「結果として、俺が統治してからは少しはマシになったと思うけどね」

 

 サーバスは立ち上がり、誰もいない場所へと移動すると4mぐらいの機体がその前に現れた。

 

「……ああ、君か。かれこれ10年ぶりかな」

 

 だがその機体はサーバスを無視してスコールの方へと移動する。

 彼は内心「釣れないなぁ」と思いつつも、どこか満足そうな顔をしていた。

 

「いつでも君たちを待っているよ」

 

 そう言ったサーバスの体は黒い影が包む。それが床に吸収されるようにして消えた。

 

『……迎え』

「…あなた、彼のことが嫌いなの?」

 

 スコールは中に入っているであろう操縦者に問いかけると、意外だが、年齢的に納得できる答えが返ってきた。

 

『……だって、覚えていないもの』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 IS学園の敷地を駆けるオータム。今の彼女はISスーツのみだったが、幸いなことに彼女が走るルートには誰もいなかった。

 

(何なんだよ、あの野郎!)

 

 今、彼女に流れている汗はISでの戦闘のものもあるが、その倍は悠夜に対する恐怖心から来ていた。

 先程の戦闘。確かに彼女はスコールから警告はされていたが、所詮は子供。一夏を盾にすれば素直に言うことを聞いてISとルシフェリオンを奪えると思った。だが結果は見捨てるどころかむしろ事故に見せかけて消し飛ばそうとするほどだったのである。

 これまでの経緯は彼女もそれなりには情報を持っていたが、あそこまでの憎しみを抱いているとは思っていなかった。もっとも、悠夜の場合は僻みもあるがオータムにはそんな考えはなかった。

 

(クソがっ、絶対に許さねえ! いつか寝込みを襲ってやる!)

 

 いくらISやルシフェリオンと呼ばれる機体があるとは言っても、それさえなければただの雑魚。寝ている時なら狩れると思ってはいるが、彼女がそれが不可能だと知るのはもう少し後である。

 ともかく、喉が渇いたオータムはいつの間にか来ていたIS学園の正門を超えて少しした所にある公園―――入り口近くにある水飲み場を見つけ、一度そこで休憩しようとする。

 だが公園に入る前に体が固定され、動かなくなった。

 

(AICだと!?)

 

 ありえない。そう思ったオータムだがそれは間違いではない。

 ラウラがシュヴァルツェア・レーゲンを没収されてからというもの、AICを使える機体が学園に来たという情報は聞いていないからだ。自分の上司があえてそうしたということはまずないと断じる。

 

「そこまでだ、亡霊」

「テメェが!? 何でテメェがAICなんて使えるんだ!」

「答える必要はあるか?」

 

 ラウラがAICを使えるのは、彼女のISに秘密があった。

 雨鋼は元々悠夜を守るための意味合いが強く、兵器としての面が多いため最初からバックパックを使用しての運用を考えて作られている。そして製作者である朱音はとうとうAICを使える換装パッケージを開発してしまったのである。

 そのため、ラウラはシュヴァルツェア・レーゲンを使用していた時のように動けるわけだ。

 オータムは何かを出そうとするが、その動きを逃すほどラウラは甘くなかった。

 

「動くな。すでに狙撃手がお前の眉間に狙いを定めている」

「くっ……!」

「洗いざらい履いてもらおうか。貴様らの組織について―――」

「―――あー、ごめん。それはできない」

 

 陽気な声が聞こえたかと思った時、レーザーの一斉射撃がラウラを襲う。

 

「ボーデヴィッヒさん、後退を―――」

「前方注意、だよ」

 

 急だった。目の前に機影が現れるや否や、何かがセシリアにぶつかる。その衝撃でセシリアは地面に叩きつけられた。

 その隙にその機影の後ろに甲龍を展開した鈴音が後ろに回った。

 

「バレバレ」

 

 ―――ガッ!

 

 鈴音は連結した《双天牙月》をその機体に向かって振るが、振り下ろしていたはずの何かで受け止められていた。

 動きを止めたから、その機体が顕わになる。顔は竜の頭のようなヘッドギアを付けているため全貌が見えないが、全体的にシャープな形をしている。

 

「アンタ、何者?」

「ざっくり言えば敵」

 

 そう言った自称敵は力のみで鈴音を吹き飛ばし、背中から銃身が現れて鈴音を撃つ。だが鈴音はそれを《双天牙月》を回して防いだ。

 

「へぇ、凄いね。中々のレベルだよ」

「そりゃどうも……って、男!?」

 

 鈴音は思わず突っ込む。

 さっきからその操縦者はボイスチェンジャーを使用しておらず、地声で応対していた。さっきまで戦いに集中していたこと、そして既に二人の男性IS操縦者がいたことで反応が遅れたのである。

 そのことにラウラ、そしてセシリアも今気付く。

 

「まさか、一夏さんと桂木さんのほかに男性操縦者がいましたの!?」

「そういうこと………って言ってもちょっと違うかなぁ」

 

 すると真ん中をラウラの雨鋼、そして藍色の機体が通り過ぎた。

 セシリアはそれを見て驚く。何故ならその藍色の機体は元はイギリスの機体だったからだ。

 すぐさま鈴音に男を押し付け、セシリアはその機体を追う。しかし男の方もセシリアも追い、その後ろを鈴音が追う形となった。

 

「邪魔だ」

 

 藍色の機体―――サイレント・ゼフィルスが反転してメインウェポンである《スターブレイカー》をセシリアに向け、発射する。

 それをセシリアが回避した時、レーザーが曲がった。

 

「―――!?」

 

 思わずセシリアの顔が青ざめる。何故ならその現象は、BT兵器の高稼働時に可能な偏向制御射撃で、現在世界でできるのは、セシリアだけのはずなのだ。

 

「ちょっとM、あまり無茶なことはするなよ~。整備が大変じゃんか~」

「貴様がするわけではないだろ」

「いやいや、するから。しますから……っていうか、そもそも僕は整備専門だよ」

 

 急に無駄話を始める二人を見て、三人は唖然とする。

 

「っと、その前にさっさとオータムを回収しないとね」

「させるか!」

 

 二機は後ろから現れたラウラの雨鋼から距離を取る。Mと呼ばれたサイレント・ゼフィルスの操縦者はビットを飛ばし、「偏向射撃(フレキシブル)」をそれぞれ行う。だがラウラもメタルシリーズの操縦者。それをうまく回避し、サイレント・ゼフィルスに肉薄した。

 

「ほう。中々やるな、遺伝子強化素体(アドヴァンスド)

「貴様、何故それを知っている!?」

「言う必要はない」

 

 そう言ってMはオータムを無理やり奪い取ると、そのまま飛んでいこうとするが鈴音がそれを遮った。

 

「これ以上は行かせないわよ」

「それはちょっと困るなぁ」

 

 男は指を鳴らす。すると上空から何かが降ってきて、鈴音を掴んでどこかに放る。

 

「その機体は、7月に女権団が持っていた無人機か」

「その完成型って言えばいいのかなぁ? あ、これ言ったら不味いんだっけ?」

「知るか」

 

 Mがそう答えると男は「え~」と茶化し始めた。

 

「えっと、こういう時は……「俺に構わず先に行け!」だっけ?」

「心配する要素がないな。このアホと違って」

「アホって言ってんじゃねえ! ガキ!」

「「いや、アホ「じゃん」だろ」

 

 二人がそう言うとオータムが激高するが、男はため息を吐いて戦闘態勢を取る三人の方に向いた。

 

「悪いんだけど、ここは引いてくれないかな? 君たちをあまり傷つけるのは得策ではないっていうか……ああ、そっちの金髪女は別に死のうがどうでもいいか」

「な、何ですって!?」

「アタシたちがそう簡単に負けるって言いたいの?」

「そりゃあね」

 

 男は堂々と言い、全身から殺気を放出した。

 

「試してみるかい? 君たちのISと僕のリヴァイアサン。どっちが強いか……って言っても、ルシフェリオンと同等の機体に勝てるかってところで疑問なんだけどね」

 

 そう言うや否や男は槍の形をした水を形成し、無人機諸共攻撃した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 辺りに砂煙が舞い、視界が塞がれる。

 すぐさま楯無はハイパーセンサーを使って周囲を確かめる。

 

(織斑君は近くにいるわね。問題は悠夜君の方だけど―――)

 

 そう思ってすぐに悠夜がいた場所へと視線を向けると、そこにはゆっくりと先程の女性が近付いていた。

 

「悠夜君、逃げなさい!」

 

 聞こえているかどうか定かではない。だが楯無は思わず叫んだ。

 だが悠夜は一ミリとも動かず、ただただ茫然としている。

 するとその女性は悠夜の前に来ると、「失礼」と一言、そして―――

 

 

 ―――悠夜にキスをした

 

 

(………はぁ?!)

 

 わけがわからなかった。

 何故その女性が悠夜にキスをするのか、そしてさっきから一切悠夜に攻撃しないのか、それどころか、さっきの少女よりも恭しく接するのか。

 確かに悠夜がこれまでしてきたことは楯無も賞賛できる。現に白式を取り返し、捕まえるに至らなかったが撃退には成功したのだから。

 だがこれまでの言動は流石に同意できないため、正直妹のことについて完全に知っているという自信を失いつつあった。

 

(それがどうして……キス!?)

 

 少女の方に楯無は視線を移すと、同じく少女もため息を吐いている。

 

「ミィ、もう気が済んだ?」

「はい。では、すぐに連れて行きましょう」

 

 そう言って「ミィ」と呼ばれた女性は悠夜をお姫様抱っこする。

 

「って、あっちは!?」

「殺します」

 

 そう言ってミィは指を動かすと、彼女らの周りに風が起こり、徐々に狭まる。

 

「織斑君、今すぐ零落白夜を、この風に使って!」

「は、はい!」

 

 ずっと黙って顔を赤くしていた一夏は言われてすぐにバリアを切り裂いて外に出る。それに続いて楯無も出てきて、すぐに二人の周りに水を展開した。

 

「そこまでよ。今すぐ悠夜君を返しなさい」

「……軟弱ですね」

 

 急に水が飛び散る。楯無は解除していない、ミィがそれを解いたのだ。

 

「その程度で「最強」を名乗るのですか。いくらゴミしかいない学園とは言え最強を名乗っているのならと多少は期待しましたが、やはりあなたは不要です」

「いや、そいつも連れて来いって言われてるんだけど……」

「まぁ、確かにユウ様には必要ですか。主に性欲を吐き出せるための壺としては使えますか」

「……随分と言ってくれるじゃない」

「事実です。ユウ様はあなたを気に入っているから連れて行く、それ以外に目的はありませんし」

 

 するとミィは枕と布団を出すと、それを空中に漂わせて悠夜を寝かせる。

 

「PIC?」

「ええ。我々にはPICを一般的に行使する技術を持っていますので」

 

 そして風が辺りに展開されると、上から二機のISが降りてくる。紅椿とラファール・リヴァイヴ。学園側の救援が来たのだ。

 

「「一夏!」」

「箒、あシャル」

「わざわざやられに来るなんて、ただの馬鹿ですか」

「何?」

 

 ミィがそう言うといち早く反応したのは箒だった。

 

「随分言ってくれるではないか」

「君たちの目的は何だい?」

「ユウ様と、その実力を知り、理解できる人間の確保です。そして、あなたの妹もそれに含まれていますよ、シャルロット・ジアン」

「そう」

 

 シャルロットはすぐに武装を展開。それに箒も倣う。

 

「だったらますます、行かせるわけにはいかないね」

「あなたの妹を高く評価しているだけです。それに本人もそれを強く願っているのはあなただって知っているでしょう?」

「………」

 

 確かに、リゼットは以前から悠夜と一緒になりたいと堂々と宣言していた。

 だがシャルロットは悠夜とユウ様が=にならず、混乱する。

 

「ちょっとミィ、まさかあなた一人で楽しむつもりじゃないでしょうね!」

 

 少女がそう言うとミィは首を横に振る。

 

「これからするのは遊びではなく作業です。それにお嬢様にはユウ様を守っていただきたいので」

「………守る必要あるの?」

「念のためです。もしかして実力を隠して手こずる可能性がありますから」

 

 そう言ってミィは目を閉じると、周囲に暴風が起こり彼女の体を包み込む。そしてそれがなくなった時、彼女は装甲を纏っていた。

 

「この人もISを奪ったのか!?」

「IS? 違いますよ。この機体はそういう不完全なものではありません。むしろその言葉はこの機体の製作者に対して失礼です」

 

 一夏に言葉を返したミィはそこから消え、楯無の前に現れて攻撃した。

 

「早い」

「そりゃそうでしょう。風なのですから」

 

 気が付けばミィは楯無の後ろに回ってジャマダハルで楯無を切ろうとするが、楯無は《蒼流旋》で受け止める。

 

「今よ!」

 

 楯無は合図する。そして一夏、箒、シャルロットは三方向からミィに攻撃するが、それらはあるものですべて受け止めれられるか弾かれた。

 

「そんな!?」

「怯まないで!」

 

 ミィの周りに漂っているのはソードビット。だがそれは悠夜が使用するような非実体ではなく、実体しているものである。というよりも、チャクラムだった。

 

「更識楯無。ここまでされてまだ力を使わないのですか」

「力? 何のことよ」

「…………そっちの方でしたか」

 

 ミィは姿を消し、再び悠夜の前に現れる。

 

「だとすれば、この風鋼(かざがね)の全力を出す必要はありません。撤退しますよ、お嬢様」

「だから、更識楯無は連れて行くって言ってるでしょ!」

「……………………………わかりました」

「すっごい不服そうね!?」

「必要ですか、あれ」

 

 そう言ってジト目で楯無を見るミィ。それを一夏は遮った。

 

「さっきから何なんだよ、更識さんを連れて行くとか行かないとか」

「連れて行ってどうするつもりだ」

 

 一夏に追随するように箒が聞くと、ミィは堂々と言った。

 

「子を作るための器として使います。というか、それぐらいしかありません」

「そ……それって………まさかリゼットも!?」

「はい。先程も言いましたが、我々の目的はユウ様と彼を理解できる人物の確保。そして女性はみな、彼のものとなってそういうことをしてもらいます」

「ほ、本人を無視してか!?」

「ええ。今更でしょう? 彼の能力を考えれば当然の措置。むしろ私に言わせてもらえば、どうしてユウ様が未だに誰とも交わっていないのか疑問でなりません。というかこの学園にいる大半の女は異常です。無駄なプライドで自らが強いと、偉いと思いこみ、真の価値を理解できない人たちしかいない。ユウ様が本気を出せばこの学園はおろか、少なくとも地球各所で大災害を起こすなど容易だと言うのに」

 

 はっきりと言ったミィにもう一人の少女はすかさず突っ込んだ。

 

「それが理解できる人なんていないでしょ!?」

「そうですか? ルシフェリオンはすでに世に出ているのだから理解はできるでしょう?」

「いやそうだけど!? でもあれインチキ呼ばわりされているって知ってる?」

「そうなのですか? だとすればデモンストレーションが必要ですね。ちょうど手頃な施設もありますし」

 

 ミィは視線をIS学園に向けた。

 

「まさか、IS学園を実験台にするつもりか!?」

「あそこには一部を除いて屑しかいませんからね。まぁ、流石にルシフェリオンでは不味いので、私がしますが」

 

 そう言ってミィは風を起こし、球体を作って学園―――ではなく楯無たちに向けて発射した。

 爆発、そして暴風が起こる。だが一夏が再び零落白夜で風を切り裂いて全員が現れる。

 

「ねぇミィ。そろそろアタシも戦いたいんだけど」

「お断りします。と言いたいところですが、流石に私が更識楯無の相手をすると殺しかねないのでお願いします」

「りょーかい」

 

 そう言って少女は仮面を捨てる。同時に炎を纏った。




人物紹介


・ミィ
悠夜を「ユウ様」と慕う謎の女性。体型は一部が大きく背が高い。青い瞳に緑色の髪をしている。
並々ならぬ愛情と忠誠心があり、悠夜ではなく一夏と関係が良好な楯無を恨んでいる。しかしその憎悪は強く、何か理由がありそう。
第二章に既に名前が登場していて(ただし改変されている)、「ミィ」は愛称


・少女
ミィの相棒であり(一応の)お嬢様。ただし本当に忠誠を誓われているかは怪しいところである。
主に暴走気味のミィをいさめる&突っ込む役割が強い。



機体


・リヴァイアサン
亡国機業に所属する男性操縦者の機体。操縦者曰く、「ルシフェリオンと同等」。



・風鋼
ミィの使用機体。IGPS。
風を操り、他に判明している武装はジャマダハルとソードビット。



ということで第101話は如何だったでしょうか? 一応、原作に沿って進んではいますが、ここからはたぶん原作から外れるでしょう。あ、一応次章はキャノンボールをするつもりですからね。戦いはまだ続くってことです。


「次回予定」


仮面を捨て、炎を纏った少女。その少女は強く、楯無は苦戦を強いられる。
しかしその時、何かがそこを通過した。
一方その頃、ラウラの方は楯無たち以上の苦戦を強いられていた。

自称策士は自重しない 第102話

「四神機」

「あなたは未来はユウ兄のおもちゃって決まってるんだよねぇ!」

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