オーバーロード~狼、ほのぼのファンタジーライフを目指して~   作:ぶーく・ぶくぶく

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2015.9.21 8:40頃 修正:抑制されているので→抑制されており

作中の情景描写におきまして『オーバーロードと大きな蜘蛛さん』粘体スライム狂い様より御許可を頂いております。
この場を借りてお礼申し上げます。



第7話:至高の御方にフルコース。

(……My私室。ひさしぶりで初めまして。超広いよ)

 

ジョンの私室は……と言ってもギルドメンバーの部屋は全て同じつくりなのだが……扉から入ると中は2階分の高さがあって天井が高く、広い部屋と言うかジョンの感覚でいくと広間になっていた。

扉から真紅の絨毯が延び、部屋の突き当たりは高くなっており、その上では鉄刀木でできたシンプルかつ重厚な2メートル以上あるエグゼグティブデスクがその存在感をアピールしている。

その後ろ左右には別室に繋がる扉があり、間違いなく言える事は寝室だけでもジョンのリアルの自宅よりも相当広い。

ロイヤルスイートをイメージしているだけあり、寝室だけでも主寝室、客用寝室があり、更に巨大な浴室、バーカウンター、リビング、料理人が料理する為のキッチン、ドレスルームなど、それら数多の部屋全てが自室となるのだ。

 

(帰ってゲームするだけだったので、ワンルームで問題なかったんだ。

 それだけだ。か、悲しくなんてないぞ。

 犬だけに、わん!ルームなんつって!! なんつってー!!! ……狼だけどな)

 

廃課金者で小市民だったジョンからすると広すぎて悲しくなる前に落ち着かない事この上ない。

狼の習性と合わさり、穴を掘って、そこにすっぽり埋まって眠りたいぐらいだ。

 

もっとも今はそんな事をするわけにも行かず、メイドたちに礼を言って用意された席につく。

自分の感謝の言葉に感激され、気にするなと手を振るのも早くもパターン化しつつあるような気がする。

 

お礼の言葉一つでこれだけ感激されると嬉しくなって次も言ってしまうジョンだったが、現実のウ=ス異本をどうするかで思わず頭を抱え、メイドたちに心配されてしまっていた。なんとか真実は誤魔化したものの、今度は力加減を間違えてルプスレギナの腕を危うく握り潰すところだった。

 

自分の馬鹿力に驚き、詫びながら気功治療を行ったのだが、ルプスレギナがうっとりした顔で『…流石っす』みたいな事を言う意味がジョンにはさっぱり分らなかった。

 

 

(いや、君。今危うく手首を握撃されるところだったんだよ? 設定通りなら再生持ちの人狼は治る怪我だと思うけど、きっと痛いよ? なんで皆して性癖上級者になってるんだよ……? まさか俺も!?)

 

 

ジョンに理解できたのは何故かやる事なす事びっくりするほど高評価になっていく事だけだった。

取り敢えず、嫌われたりはしていない事に安堵し、先ほどの事は無かったことにして食事のメニューを聞いてみる。

 

「ルプスレギナ、食事のメニューはなんだい?」

 

側に控えたルプスレギナがはいと返事をしてから、いつに無く真面目な表情でメニューをそらんじる。

 

「食前酒に黄金の蜂蜜酒をご用意させて頂いております。

 オードブル一皿目はダゴンとハイドラのマリネ風サラダ。

 二皿目は知恵の鮭のスモークとホウレン草のキッシュ。

 ナザリック自家製パン。小麦はケレースの小麦を使用しました。

 スープはチキンコンソメスープ。

 メインディッシュ一皿目はノーアトゥーンの海老のグラタン。

 お口直しに青春のリンゴのソルベ。

 メインディッシュ二皿目はムスペルヘイムのフレイム・エンシャント・ドラゴンのフィレ肉ステーキ。

 デザートにはフリッガの苺のショートケーキ。生クリームはグラス・ガヴナンの乳を使用しております」

 

(……意味がわからない。コンビニ弁当はないのか。

 い、いや、現実を見よう……まさかのフルコースだ。

 そうだよ。設定的にここはロイヤルスイートだもの。そりゃ至高の御方にジャンクフードとか出すわけないですよねー。なんならペストーニャと一緒にドックフードでも良いんだけど。やっべ。フルコースなんて食べた事も見た事もないぞ)

 

 

ジョンがテーブルに目を落とすと、無数のナイフとフォークとスプーンが左右に整列し一点の曇りも無く輝いている。

箸でお願いしますと言えれば、どれだけ楽な事だろう。

だがこれも、メイド達が至高の御方がお使いになるのだと一生懸命磨いたものに違いないのだ。

 

(どうすんだ、これ。

 モモンガさんに……いやいや、あの人だって知らない。そんな金あったらユグドラシルに課金してた人だぞ。俺もだけど。

 そう言えばモモンガさん、ガチャでレアアイテム狙ってボーナス突っ込んでやっと出たのに、やまいこさんが500円で当りを引いたりしてたっけな――……え、えーと、えーと、あ、あれだ。20世紀末から連載されてて色々と伝説の格闘漫画でこんなシーンあったぞ。

 

 

 確か……、

 

 

『外側から使用しろ』

『この料理ならスプーンがいい』

 

『あ、ハイ…』

 

 

 これだッッッ!!!

 

 よ、良し、このナイフとフォークは外から使えば良いんだな。

 

 ありがとう。ありがとう!!

 

 まさかこんな時に役に立つとは思わなかった。お礼に後で『当てない打撃』とか『消力』とか再現できないか練習してみるからね。

 そろそろ100年に1回の武闘会が作中2回目だっけ? もうやったんだっけ? 続き読みたかったな。

 

 それにしてもメニューのモンスター名に色々と心当たりがあるんだが、ひょっとして俺が採取してきたものを中心にしてるのか。

 聞いた方が良いのかな。

 でも、こいつら俺たちの為にって凄い一生懸命だしな……気がついてんなら、聞いて、喜んで見せた方が良いんだろうな。

 マニュアル通りの心の篭ってない対応しか受けた事無いから、気後れするけど、何もしないのも申し訳なくなってくる。

 モモンガさんみたいにロールするキャラをそこまで作ってないから、口調も安定しないし、ああ、もう、なんであの骸骨はあんなすらすら口が回るんだ)

 

 

ジョンは八つ当たり気味に支離滅裂に思考を走らせながら、ルプスレギナが注いでくれたグラスを手に取り、黄金の蜂蜜酒を光にかざす。

 

その上品な金色はまさに黄金。

 

もともと蜂蜜は糖分に富み、浸透圧が高いので微生物の発生が抑制されており、常温でも保存が利く。

その蜂蜜を水で割って数日放置するだけで、蜂蜜に含まれていた酵母が働き出し、糖分が分解されてアルコールになる。極めて簡単な製法から蜂蜜酒は古代から人々に愛され飲まれていたらしい。今は蜂蜜そのものがほとんど手に入らないが。

 

このメニューはクトゥルフ神話に出てくる『黄金の蜂蜜酒』が元ネタになっており、ゲーム中は飲むとビヤーキーが召喚できたり、知覚力にバフが付く料理だった。

旧支配者などを種族に選んだ人やクトゥルフ神話ファンだけでなく、バフ狙いでそれ以外のプレイヤーにも良く飲まれていた。

 

思い出を蘇らせながら口に含めば、少しトロリとして甘味が強い蜂蜜酒が咥内を満たしていく。口の形が人間と違う為、飲み方を工夫する必要があったが、それも直に出来た。

黄金の蜂蜜酒の香りを楽しみながら眼を閉じれば、仲間や友人たちがこの酒を飲みながら唱えていた呪文が思い出され、笑みが浮かぶ。

 

 

「確か……。いあ いあ はすたあ! はすたあ くふあやく ぶるぐとむ ぶぐとらぐるん ぶるぐとむ! あい あい はすたあ! ――だったかな」

 

 

オードブル一皿目が『ダゴンとハイドラのマリネ風サラダ』とクトゥルフ神話関係のメニューが続く事も思い出が刺激された原因だろう。

タブラ・スマラグディナは勿論クトゥルフ神話のファンであったし、他にもクトゥルフ神話系の異形種を選択しているメンバーもいた。彼らクトゥルフ神話のファンは、ゲーム内でギルドの枠を越えて交流しており、邪神だらけの大集会を開いたりしていたが、興が乗りすぎ、会場の森を更地にするほど大暴れした事もあった。

 

後日、何故か主催ギルドでは無く、アインズ・ウール・ゴウンが諸悪の根源とされ、主催ギルドの長が謝罪にきたのをモモンガが笑って許したり、正義に燃えて討伐に来たPCをウルベルト達と一緒に嬉々として返り討ちにしたりしたものだ。あの悪役ロールは楽しかった。タブラにはワーウルフはゴシックホラーだから、もっとこう、じわじわくる恐怖を演出しないとダメだと演技指導もされた。

 

そんな楽しい日々、輝いていた日々を思い出しながら、ダゴンとハイドラのマリネ風サラダを待つ。

ゲーム中では巨大なタコかイカのような触手が生えていたが、その姿にクトゥルフ神話ファンのギルメン達が『違う。(ダゴンとハイドラの姿は)そうじゃない』と、騒いだりもした。

 

どんな味がするのだろうか。

 

料理スキルで調理しても、嗅覚、味覚で楽しむ事は出来なかったので非常に楽しみだ。

仲間たち、特に自然を愛したブルー・プラネットと野外料理も楽しみたかったとジョンは残念に思う。

 

蜂蜜酒の度数は低く、毒無効もあって酔いは回らないはずだったが、甘い口当たりとアルコールの刺激が少しは精神を弛緩させてくれるように感じていた。

 

「ルプスレギナ……ああ、ルプーと呼ばせてもらうぞ」

「は、はい。ありがとうございますっす…ます」

「俺の事も、ジョンで良い」

 

ルプスレギナは愛称で呼ばれた喜びで、美しさと愛嬌を併せ持つ顔を輝かせ、次いで、語尾が素に戻った事に気づいて赤面し、最後にナザリック地下大墳墓のメイドとしての矜持を呼び起こし、精一杯の格好をつけて言い直し、一礼した。

 

 

「はい、いいえ。守護者の皆様も許されておりません事をメイドが許される。恐れ多い事でございます」

 

 

それはユリを始めとする姉妹達が見れば『誰!?』と驚愕するような姿だった。

ルプスレギナとしても、これが他の至高の御方の言葉であれば喜んで応じていただろう。

 

アルベドやシャルティアがモモンガへ想いを向けるように、自分が想いを向けていた同じワーウルフであるジョン・カルバインは、ずっと以前から自分の想いに応えて下さっていた。自分を至高の御方々に伝わる至高の伝統『幼子を自分好みに育て上げる光源氏計画』の対象として選んで下さっていた。

そんな御方の前で、どうして無様な姿を晒せようか。

 

だから、ルプスレギナは、ジョンが自分の返答へ感心したように頷いた事に、心からの喜びと安堵を感じていた。

 

「そんなものか……なら、取り敢えずこの食事中だけで良い。俺も砕けた感じで話をする。お前と――ルプーと、気の置けない会話をしながら食事がしたい」

「はい。承り……承ったっすよ」

 

ルプスレギナの砕けた物言いにジョンはようやく肩の力を抜いて、気を緩める。

同時にジョンの周囲を威圧するオーラも緩み、ルプスレギナと一般メイドたちの呼吸も楽になった。

 

「うん、それが良い。今日の献立だが、俺が仕留めて来たモンスターを中心に組んでいるのか」

「はい。料理長がジョン様が仕留め、持ち帰られたモンスターを中心に腕を振るったっす」

「どうりで……。料理長に心遣いありがたく思う。旨い飯を頼むと伝えてくれるか」

 

「はい。伝えるっすよ」

 

 

/*/

 

 

料理がジョン専用のキッチンから銀のワゴンで運ばれてくる。それをミスなく完璧に配膳するルプスレギナはこれまでにない喜びを味わっていた。

同じ人狼である至高の御方から給仕を指名されたばかりか、愛称で呼んでいただけ、名を呼ぶ事を許され、その上、話し相手までさせていただけるとは。

 

「オードブル一皿目はダゴンとハイドラのマリネ風サラダでございまっす」

「口調は砕けても給仕に乱れはないんだな」

 

幸せすぎて呼吸が止まりそうだったが、なんとか堪えて奉仕を続けている。だが、それは至高の御方にはお見通しのようだった。

からかうようなジョンの言葉にかーっと頬が熱くなっていくのをとめられない。

 

「さ、流石にそこまでは出来ないっすよ」

 

ルプスレギナはなんとかそう返すのが精一杯だ。

その様子を微笑ましげに眺め、ジョンは配膳されたダゴンとハイドラのマリネ風サラダに意識を向ける。

 

角切りにされたタコとイカの足っぽいものがあるが、どちらがダゴンでどちらがハイドラの足かジョンには区別がつかなかった。

片方が1cmほどの厚み。もう片方、細いほうが長さ3cmほどに切られており、レタスときゅうりなど数種類の野菜と彩りにプチトマト。

 

(旨い)

 

噛むとぶつりと千切れるダゴンかハイドラの脚の食感と、コリコリと弾力のある歯ごたえのもう一方のそれ。噛むほどにコズミックなパワーが染み出してくるようだ。

瑞々しい野菜と共に口に入れたプチトマトが弾け、咥内にトマトの酸味と甘みが広がる。それだけでは無く、ほど好いほろ苦さはブラックオリーブだろうか?

それらをチーズとオリーブオイルが包み込み、それぞれを活かしながら調和させている。

 

バフ目当てで料理をつくり、材料を集めたりしていたが、こんなにも美味いのならこの味を味わう為だけに食材を集めにいけるだろう。

少なくとも自分は行く。

食べる前は料理バフはどうなっているかなどと思っていたが、そんなものはもうどうでも良い。

 

 

ただ美味いものを食べる。

 

 

それがこれほど心を満たしてくれるものだと、自分は今まで知らなかった。

 

 

/*/

 

 

「二皿目は知恵の鮭のスモークとホウレン草のキッシュっす」

 

運ばれてきた料理を見てパイみたいだなとジョンは思った。

 

彼はキッシュを食べた事がなかったので、一般的にキッシュがパイ生地・タルト生地で作った器の中に、卵、生クリーム、ひき肉やアスパラガスなどの野菜を加えて熟成したチーズなどをたっぷりのせオーブンで焼き上げた料理だという事も勿論知らなかった。

 

 

「あと、料理長からつまみ食いしないで、鮭の脂も余さず全部パイの中に閉じ込めましたと伝言っすよ」

 

 

知恵の鮭は北欧神話ではなくケルト神話に由来するものだが、ゲームの常で、北欧神話だけではモンスターやアイテムが足りず色々な神話からエピソードや神、モンスターなどを取り込んでいた。

この知恵の鮭はフィン・マックールが焼いている最中に跳ねた脂を舐めてしまい、師匠であるドルイドに先んじて食べたものにあらゆる知識を与える加護を得てしまった事もゲームの設定の中にあったが、NPC達はそれも知っているようだ。

 

「そんな故事もあったな。もっとも、既に何匹も食べているんだが……あまり、頭が良くなった気がしないな」

「そんな事ないっすよ!」

「モモンガさんたちと比べての話だよ」

 

ルプスレギナはジョンの自虐を慌てて否定したものの、ジョンの言葉に至高の御方同士の事かと納得する。

確かに前衛職のジョンと魔法職のモモンガではそういう感じがする。なんと言うか自分と同じ――否、自分と同じなど恐れ多い。自分が同じ、○○っぽい感じがするのだ。

 

「……納得、しやがったな?」

「も、申し訳……」

「ああ、すまん。許すから気にするな。気の置けない会話と食事がしたいと言ったのは俺の方だ。じゃれあって見たかっただけだ」

「ありがとうございます!! ……って、酷いっすよー」

 

思わず口を尖らせて言ってしまえば、今度は調子に乗ったジョンに「お前はそうしている方が可愛いな」と言われてしまい。ルプスレギナは今度こそ真っ赤になって沈黙した。

至高の御方に玩具のように弄ばれているという事実に、ナザリックの全ての作り出された存在がそうであるように、ルプスレギナも全身を甘美な快感に震わせる。

人間の希望が絶望に転じる瞬間を観察するのが大好きな彼女だが、捕らえた獲物を半殺しにして弄ぶようなジョンの嗜好の対象に選ばれた事を誇りに思い、更なる悦びに満たされていた。

 

 

最もジョン本人に聞けば、獲物を半殺しにして弄ぶ。そんな猫のような趣味は持ち合わせていないと否定するだろう。

 

 

取り分けられたキッシュを頬張るとパイ生地はサクサク。中はふんわり。

食感の変化と共にじゅわっと知恵の鮭の旨味を閉じ込めた汁が口の中に広がっていく。そして、その汁を受け止める鮮やかな緑色のホウレン草の甘み。

工場産の野菜しか食べた事の無いジョンにとって、それらは未知の力強さだった。

 

「ん? ……この香りは?」

「クミンの香りとクリームチーズっすよ」

 

科学調味料ではなく本物の香辛料! ジャンクフードに挟まっているスライスチーズ以外のチーズ!

 

ユグドラシル中の財を集めるとか言って、料理の材料も集められるだけ集めていて本当に良かった。

説明文に『強い芳香とほろ苦み、辛みがあり…』と書いてあるのは知っていたが、料理に使われるとこれほど味に深みと奥行きを出すものだったのか。

だが、これだけ美味いものだったと知っていれば。

 

「……失敗したな」

「どうしたっすか?」

「ああ、知恵の鮭をこれだけ美味い飯にしてくれるなら、知恵の蛇も捕まえておけば、美味い蒲焼が食えたんじゃないかって思ってな」

 

一匹しかいない筈なのに何度も取れる知恵の鮭。

だからと言って簡単に取れるものではないのだが、世にも貴重な食材を蒐集しつくした至高の御方。

 

その食材以外の、他の……知恵の蛇も捕まえ、蒲焼にすれば良かったと残念がる姿に、ルプスレギナは自分の食い気は人狼として間違っていなかったのだと喜びを感じた。

 

 

「ジョン様なら、世界蛇でも何でも幾らでも捕まえられるっすよ」

 

 

ルプスレギナはそう言って、向日葵のような笑顔を浮かべた。

 

 




今回は恋する乙女の見栄っ張りです。
このナザリック地下大墳墓は見栄っ張りと知ったかぶりと勘違いで運営されております。

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