銀河英雄伝説 仮定未来クロニクル   作:白詰草

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序 星の灯火

 新帝国暦3年・宇宙暦801年7月26日、新銀河帝国初代皇帝、ラインハルト・フォン・ローエングラム崩御。伝説は終わり、歴史が始まる。

 

 それでも人は生きていく。昨日から今日に、そして明日へと向かって。

 

 新銀河帝国とバーラト星系共和自治政府の黎明(れいめい)期。

英雄らが屍の山と血の河を築き、涙の海を越えて得た平和。

遺された、いや生き抜いた者たちよ。

座りこんだ脚を(ひた)す、その海から立ち上がれ。

落ちた巨星の欠片を灯火(ともしび)に掲げ、人々によって地上に星の海が生まれる。

これは、伝説の後のお伽話。

 

 


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