【完結】 艦隊これくしょん 艦娘たちに呼ばれた提督の話   作:しゅーがく

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第三話  第四艦隊解放① 長門編

「長門ー。」

 

俺は朝食を済ませると長門を呼んですぐに執務に入った。

一番最初に始めるのはデイリー任務だ。俺的にデイリー任務だと思っているのは建造、開発、出撃だ。建造、開発に関しては開発資材が無い為に1回ずつ。普通は4回ずつみたいだが、ウチの鎮守府にはそんな余裕が無い。

 

「デイリー任務だ。戦艦レシピで建造、赤城を連れて艦載機の開発をしてくれ。」

 

「了解だ。して提督。」

 

俺が指示を出すと長門は顎に手をやって聞いてきた。

 

「何故、戦艦レシピなのだ?鎮守府には十分と言える戦力が揃っているでは無いか。建造するならば空母レシピの方が良いと思うのだが。」

 

俺はこの長門の発言に少しイラつきを覚えた。長門はこの世界に俺を連れてくるまでもずっと秘書艦だっただろうに。

 

「長門さんや。」

 

「なっ、何だ。」

 

「ウチは資材不足だろう?」

 

「そうだな。主に開発資材だが。」

 

「ボーキサイトもだろうが。そのボーキサイトを集める為に必要なんだよ。」

 

俺がここまで言っても長門は顎に手をやったままだ。

 

「......さっぱり分からんな。」

 

「金剛型1番艦がウチには居ないだろう?金剛が来れば第四艦隊使用許可が出るんだよ。それに、比叡たち。何だか寂しそうだから、一番上の姉貴に早く逢わせてやりたい。」

 

「成る程、遠征艦隊を三艦隊編成するのか。そう言えば、霧島なんかはかなり早くに進水してたな。比叡や榛名も結構昔から居たな。というか、本音は後者だろう?」

 

「今更かよ。ノーコメントで。」

 

俺はこの時、秘書艦のポンコツさを垣間見た。

 

ーーーーー

 

ーーー

 

 

俺が今日の分の書類を終わらせて外を眺めていると、長門が建造と開発を終わらせて赤城と共に執務室に入ってきた。

 

「どうだった。長門。」

 

「あぁ。一応金剛型を建造したのだが......。」

 

「本当か!?」

 

「......比叡の、艤装だった。すまん。」

 

これはよくある事で、何度も挑戦しては金剛型の金剛以外の艤装が出来上がる事が多い。その他は重巡ばかり出る。

今回もそれだった様だ。その横で赤城はドヤ顔をして立っていた。

 

「なんだ赤城。いい結果だったか?」

 

「はいっ!天山でしたっ!」

 

「おぉ!そうか............っておい!天山はウチはあまり余ってるわ!」

 

俺がノリツッコミをかますと、赤城は舌を少し出した。

俺が2人の報告を聞き、机で項垂れていると、長門が俺に提案をした。

 

「提案。金剛を出すなら金剛の姉妹に任せてみてはどうだ?」

 

長門の提案は何となく気分をそういう風にさせる提案だった。

金剛型を出すなら金剛型を秘書艦に建造を行う(※作者が勝手に思ってるだけです)。俺的にはいいと考え、その提案に乗る事にした。

長門の提案は次の日から始める事にした。

 

「じゃあ明日からやろう。長門、その時だけ秘書艦変わってくれ。」

 

「了解した。」

 

こうして俺の金剛建造での第四艦隊解放への道を進み始めた。

 




今回から数話がこの第四艦隊解放の話になります。
実際に作者がやったことを小説化しているだけなので、下らないところがたくさんありますが、ぜひ読んでください。

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