椿の花の色~あなたは私の胸の中で炎のように輝く~   作:桜華惨禍

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第四話です。
そして遂にあのキャラが、そのヴェールを脱ぎます。
そんな第四話です。
感想ありがとうございます。お気に入り登録も少しずつ増えていってきます。
本当にありがとうございます。


第四出撃 感動の再会は、大概邪魔される

──そこには、綺麗な女性がたっていた。

巫女さんのような服に、綺麗な茶髪に瞳。スラッと伸びた脚、何より注目すべきなのは、背中に背負う砲台のようなものだ。

 

俺は、その姿に不覚にも、目を奪われた。

……こんなにも美しい人がいるのだと……

 

「HEY!そこのレディー大丈夫ですカー?」

 

「ひゃ、ひゃい、らいじょうぶです」

 

めちゃくちゃ噛んでしまった。

……恥ずかしい、やり直せるならやり直したい。

 

「金剛さん遅いよー」

 

「Oh、Sorry、センダイが、速すぎて追い付けなかったからデース。ここからは、私の実力見せてあげるネー」

 

???「もー、皆速すぎよー。髪の毛が、痛んじゃうじゃない」

 

そこに新しい子が、出てくる

──その姿を見て言葉が出なくなった。

俺と同じセーラー風の服に俺と似た髪の毛の色……

……心が、叫ぶ忘れては、ならないと……

……初めて合う筈なのに……

……心が、ドキドキする……

……悲しい思いが、胸に這い上がってくる……

……姿が似ているのは、偶然なのだろうか……

そして、何よりこんなにも、こんなにも、()()()()()()

 

その時、その少女と目があった。

そして──

 

「……如月?」

 

俺は、何故か、そんな一言をこぼした。

その瞬間その少女は、驚いた顔をして、此方に向けて一言を、放った。

 

「睦月姉さん?」

 

雷を受けたような衝撃が、俺の身体に広がる。

──何故この少女は、俺の名前をしっている?

───何故この少女は、こんなにも此方に、懐かしいといった目でみてくる?

────そして、その目をみて俺は、なんで泣きそうで、嬉しくて、悲しいおもいをしている?

 

わからない。わからない。わからない。わからない。わからない。わからない。わからない。わからない。わからない。わからない。わからない。わからない。わからない。わからない。わからない。わからない。わからない。わからない。わからない。わからない。わからない。わからない。わからない。わからない。わからない。わからない。わからない。わからない。わからない。わからない。わからない。わからない。わからない。わからない。わからない。わからない。わからない。わからない。わからない。わからない。わからない。わからない。わからない。わからない。わからない。わからない。わからない。わからない。わからない。わからない。わからない。わからない。わからない。わからない。わからない。わからない。

 

 

 

心が──まるで──ぐちゃぐちゃ──に──なる

 

 

 

「感動の再開は、あとネー。今は、あれを倒すから皆さんは、後ろにさがっといてくだサーイ」

 

──トリップしていた意識が、現実に帰ってくる。

……この事は、あとからあの少女から聞き出すとしよう。

今は、金剛さんの邪魔にならないところに距離をとらなくては

……今度こそ、残念ながら俺の出る幕は無いからな

 

俺は、頷きながら後ろに下がる。

……件の少女が、抱きついてくる。

 

「睦月姉さん!」

 

おおっ!いきなりのハグは、勘弁してくれ

……少女特有のミルクの様な匂いと女の子の匂いが混ざった、名状しがたい何とも言えない匂いがする……

 

……心が、ドキドキするのは、きっとこの子に俺が一目惚れを、したのか、なるほどそれならさっきの感情に説明がつく(錯乱)

 

「睦月姉さん!睦月姉さん!もう会えないと思ってました!」

 

この少女如月ちゃん(仮)は、何故か、俺をお姉さんと読んでくる。

……なるほどそっちの気がある子なのか、なら俺たちは、両思いだね!(錯乱中)

 

???「レディーを置いていくなんて、失礼でしょう。ぷんすか」

 

???「はー、やっと追い付いたよ。もー、置いてくなんて酷いよ」

 

???「やっと追い付きましたー、おや?その子が、新しい子ですかね?すみません一言お願いします」

 

更に新しい人が、現れた。見た目的に大部差があるようだ。

 

上から幼女、大人のお姉さん、お姉さんといった感じだ。

この人たちもかんむすなんだろう

この、ツインテールで緑色の和服を着ているお姉さんは、戦艦なのだろうか?もう一人いるピンクのポニーテールの女性もどうなんだろうか?

その前に、抱きしめてくる少女を、何とかしないとく、首が、絞まって、いっ、息が……

 

「如月ちゃん今すぐその子からはなれて!その子首絞まってるから!」

 

ナイスです。和服のツインテールのお姉さん!

 

「あぁっごめんなさい睦月姉さん!」

 

バッと離してくれる如月ちゃん(仮)次の瞬間俺は、ゲホゲホと咳き込む。もー、おちょこちょいなんだから如月ちゃん(確定)

 

ズドーン、ズドーンと砲撃の音がする

……どうやら金剛さんと戦艦との戦いが始まったようだ……

 

「さて、私は、支援しますか」

 

緑の和服のお姉さんが、そう言いながら弓を構える

……弓?

彼女は、戦艦では、ないのか?そんな風に思うと……

 

「攻撃隊、発艦はじめっ!」

 

弓を、引くと小さい戦闘機の様なものが飛んで行く

そして

 

チュドドドーン!!

 

そんな激しい音をたてながら戦艦を攻撃する

……彼女は、どうやら空母のようだ、まさか空母のかんむすまでいるとは

 

「Oh、ソーリュー私の出番取らないでくだサーイ」

 

どうやら空母の、彼女は、蒼龍というらしい

……蒼龍は、潜水艦じゃないのか?

そんな、疑問を思っているといきなり腕を引っ張られる

 

「金剛さんの邪魔にならないようにさがるわよ」

 

どうやら先ほどの幼女のようだ。確かさっきレディーと名乗っていたが……

 

「そうですよ。姉さん巻き込まれたら洒落になりませんよ」

 

更にそこに如月ちゃんが混ざってくる。そのまま俺は、二人に引っ張られて行く

 

……金剛さん頑張って……

 




いつから金剛さんが、戦艦相手に無双する話だと錯覚していた?
はい。如月ちゃん登場です。
今回は、長いのでこれが前編です。
後編の方で金剛さんが無双します。
如月ちゃんは、重要なフラグですから……
ここまで読んでいただきありがとうございます。次回も楽しみにしていただけたら幸いです。

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