椿の花の色~あなたは私の胸の中で炎のように輝く~   作:桜華惨禍

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戦闘描写が大変なのです。
違和感が大きいかも
そんな十三話です


第十三出撃 I can fly

如月ちゃんに、襲われ(性的に)傷心の睦月です。

まぁ、なんとか心を癒して復帰しました。

なんでも、ずっと死んだ魚のような目をしていたとか

 

さて、一つ嬉しい事がありました。

 

 

──脚が治りました♪(ぱんぱかぱ~ん)

 

 

いやー、長かったねーこれで心置きなく演習に打ち込める。

 

 

 

 

……戦艦を倒す事が出来るようになるんだ……

 

 

 

 

 

 

∽       ∽      ∽

 

 

 

「そう言うわけで皆で演習です」

 

「「「「はい!」」ぴょん!」」

 

「睦月ちゃん大丈夫?」

 

「はい!もう大丈夫です!」

 

むしろ今は、演習したくてうずうずしている。

 

「じゃあ何時も通り私と演習しようか」

 

「「「「はい!」ぴょん!」」」

 

 

 

∽     ∽     ∽

 

 

 

皆、艤装を展開して戦闘準備する。

 

「今日こそ一発当てるぴょん!」

 

「……負けられ、ません」

 

「睦月姉さん本当に大丈夫?」 

 

「いひひっ、大丈夫だよ如月ちゃん」

 

「さぁ、始めるわよ!」

 

戦闘開始と言ったところか

 

 

               

∽    ∽     ∽

 

 

……強い

 

ただ、強いのだ。

 

やはり、年期の違いを思い知らされる。

 

「あら? この程度では、当たらないわよ!」

 

「いい加減当たるぴょん!」

 

「撃ちます」

 

「なんとか、一撃当てたいわぁ」

 

そんな中俺が、一撃放つ

 

「てぇえええ~い!!」

 

バーン!

 

「きゃっ!」

 

俺の撃った砲撃が、掠りかける。

 

……ただ、見学していたと思うなよ?

 

夕張さんの戦闘パターンを知ろうと思ってまばたき一瞬すら許さず戦闘を見続けたのだ。

その結果わかったことは、夕張さんは、攻撃をギリギリで避ける。

 

そのギリギリを利用させてもらう。

単装砲を撃った後に、もう一つの装備である7.7mm機銃を撃つ。そうすれば一撃位は、命中すると思ったが……

 

「中々やるわね」

 

「……駄目かぁ」

 

残念ながら攻撃を主砲で防がれてしまった。

 

……機銃で駄目なら単装砲をっ!

 

「よっと」

 

だが、単装砲だと機銃と比べるとタイムラグが、発生してしまって簡単に避けられる

 

「考えは悪くないんだけどね」

 

作戦を考えねば……

 

夕張さんが、砲撃してくる。

だが、俺は、それを簡単に避ける

夕張さんは、砲撃するさいに、まばたきを二回する。

それさえ確認できれば主砲を簡単に避けることが出来るのだ。

 

……避けるだけじゃあ倒せないんだけどね……

 

なんとか、別の策を考えていると……

 

「ぷっぷくぷー!」

 

「いっ、たっ……!」

 

弥生ちゃんと卯月ちゃんがやられてしまった。

 

……まずい今手数が、減るのはよろしくない……

 

「今日は一人多いからなるべく早く倒させてもらうわね」

 

如月ちゃんの方へ近寄る

 

「どうしたんですか、睦月姉さん?」

 

「如月ちゃん名案があるの」

 

「名案ってなんですか?」

 

「それはね……ゴニョゴニョ」

 

「! そんな作戦っ!」

 

「お願い!」

 

「……もう一回だけですよ?」

 

「ありがとね! 如月ちゃん!」

 

 

 

──さぁ反撃の時だ!

 

 

 

 

∽      ∽     ∽

 

 

 

 

 

「あら? これで、お仕舞いかしら?」

 

「まだです! ここからが本番です!」

 

如月ちゃんに、合図を送る

 

そして、俺は、素早く夕張さんの近くへ接近してそして──

 

──急ブレーキで大きな波を夕張さんの目の前に作る

 

「なっ!」

 

「このまま倒させてもらうにゃしい!」

 

「魚雷って太いわよねぇ♥さあ、いくわよっ♪」

 

如月ちゃんが、雷撃を放つ

 

「まだまだね! この程度の波じゃ目隠しにならないわよ!」

 

如月ちゃんの魚雷が夕張さんを捉えきれず外れようとした瞬間──

 

「なーんちゃって♪」

 

バーン!

 

──夕張さんの近くが爆発する!

 

ズバーン!

 

「きゃっ!」

 

∽    ∽    ∽

 

まさか如月ちゃんの放った魚雷を単装砲で誘爆させたの!

 

……最初からこれが目的で!……

 

驚くべきは、それを実現させた睦月ちゃんだけど……

 

まずいわ……このままだといい的じゃない

 

私は急いで構える

 

だがいつまでたっても追撃がこない

 

演習場に違和感を感じる

 

……あれ? 睦月ちゃんの姿は何処に?

 

睦月ちゃんが、見えないと思った。

 

その時!

 

「てぇえええ~い!!」

 

そう、睦月ちゃんの声が上空から聞こえたのだ

 

 

 

∽     ∽     ∽

 

 

 

如月ちゃんの撃った魚雷に誘爆させてその爆発を利用して空を翔るのだ!

 

ハプニングに、人は弱い!

 

それを利用させてもらう!

 

元より、あの、一撃では、夕張さんに、隙を作ることなどできない!

 

──なら! 対応できないようなシチュエーションを作るまで!!

 

さぁ、夕張さん、空からの一撃に、不意をついた一撃に、対応できるか?

 

俺は、そのまま単装砲を夕張さんに向けて放つ

 

バーン!!

 

「きゃあ!」

 

遂に有効打を夕張さんに命中させる!

 

よし! 作戦成功!

 

 

 

……あ!

 

 

 

……そういえばこれどうやって着地するんだ?

 

そんな事を考えた瞬間に俺は、頭から水の中にダイブする……

 

 

 

∽    ∽    ∽

 

 

「すごいわね睦月ちゃんあんな方法で攻撃するとはね……」

 

「えへへ、睦月をもっともっと褒めるがよいぞ!褒めて伸びるタイプにゃしっくしょん!!」

 

寒い~体が水浸しで寒いよ~

 

「ぷっぷくぷ~、睦月おねぇちゃん空を飛ぶなんて凄いぴょん!」

 

「……あんな方法で攻撃するとは……」

 

「もう何が名案ですか! 睦月姉さん次は絶対やりませんからね?」

 

「ごめんね如月ちゃ……くしゅん!」

 

あ~絶対次はやらないわ~

 

脚が治ったのに次は風邪とか笑えないからな

 

とまぁ、俺の演習デビューは、そこそこいい結果で終わった(?)

 

……へっくしょい!!

 

……寒い……




誤字・脱字おかしい文法等などがありましたら報告お願いします。

次回も楽しみにして頂けたら幸いです。

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