なのは+『風纏う英雄』   作:黒影翼

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第五話・海鳴へのお引越し

 

第五話・海鳴へのお引越し

 

 

今回は、ジュエルシード捜索の時のように町を離れる事はなく、襲われたなのはや俺の警護もあってか…って言うか多分リンディさんの『粋な計らい』って奴で、リンディさん達が俺達の家の近所に対策本部と称して住む事になった。

 

当然というべきか、フェイトもそこに住む事になるらしい。

それどころか転入手続きまでとっていたらしく、なのはと同じ聖祥に通う手続きをしたらしい。

 

 

…嘱託とは言え管理局の魔導師なのにいいのかそれ?

 

 

と、思ったりもしなくもなかったが、リンディさんが根回しして出来たのだから細かい事はいいだろう。

何はともあれ、俺は今までどおりの訓練と…

 

 

「近所の調査…かな?父さん達には言えないけど…」

 

 

何しろ魔法がらみだ。

それに、保護者同伴のヒーローってのもちょっと情けないしな。

 

「アースラには呼ばれた時に行けばいい、今は…」

 

現状の調査が最優先だろう。

方法は山ほどあるが、あのリライヴが協力してるとなると長い時間をかけたら何も出来ないまま闇の書が完成する可能性がある。

 

急がなきゃな…

 

 

 

あ、あとフェイト歓迎用にプレゼントも用意しないとな。

 

 

 

歓迎って言うだけならクロノ達もそうだが、あっちは仕事仲間でフェイトは友達だ。特別扱いしてもバチは当たらないだろう。

…言ってしまえば、切実な問題として小遣いそんなにないんだ。

 

 

すまんねクロノ、リンディさん。手伝いはきっちりするからそれで勘弁してくれ。

 

 

 

Side~フェイト=テスタロッサ

 

 

 

リンディさんが準備してくれて、なのはと学校に通う事が出来るようになった。

制服とか手続きとか、いろいろやってくれたリンディさんには本当に頭が下がる。

養子にとか言う話があったけど、今はまだ迷っています。

 

で、その帰り道…

私はジンジャに連れて来られた。

神様を祭る神聖な場所なんだとか。

 

 

 

「くーちゃんいるー?」

 

 

 

なのはが何かを呼ぶ。

すると…

 

トテトテと可愛い足取りで、狐が姿を見せた。

可愛い…と、そう思って見ていたんだけど…

 

 

「っ!?」

 

 

私を見るなり固まって動かなくなってしまった。

…何だろうこの驚き方?

 

 

「くーちゃん、フェイトちゃんはなのはと友達になったの。だから…ね?」

 

 

なのはが優しく言うと、恐る恐るなのはの元へ来る狐。

 

 

「ごめんねフェイトちゃん。この子を紹介したくって来たんだ。私の友達で久遠ちゃん。」

 

 

私も自己紹介しよう。そう思って…

 

 

 

ボン!

 

 

 

と、面白い音がしたと思ったら小さな女の子がいた。

 

 

 

 

「え?えっ?」

「前の雷、久遠がやったの…ごめんなさい…」

 

 

言いながら謝って来る女の子。

久遠って…アレ!?狐じゃ…

 

「くーちゃん変身出来るんだ。凄いでしょ。」

「そ、そっか…」

 

私もさすがにビックリした。魔力反応も無しにこんなキレイに変わって見せるなんて。

 

「お兄ちゃんが、管理局の人に話すなって言うんだけど、フェイトちゃんはいいかなって。」

「そうなの?でも何でだろう…」

 

あの速人が何かを隠そうとするのが少し不思議だった。

けど、突然表情を歪める久遠。

 

「変わった力が知られると…良くない事があるから…」

「あ…」

 

その呟きで、ちょっとだけ理由が分かった。

 

アリシアが息を吹き返した方法といい、この世界には珍しい力がある。

管理局としては監視、確保したい力だし、管理局以外でも、外の世界の人に知られたらあまりいい事は無いだろう。

 

「そうだね、速人の言う通りだ。クロノ達には黙っておくよ。私はフェイト=テスタロッサ。よろしく、久遠。」

「よろしく、フェイト。」

 

私と久遠はそれぞれ手を差し出して握りあった。

少しその感触を確かめてから互いに手を離す。

 

可愛いいい娘だな…仲良くなれそうで良かった。

ふと、軽快な足音が階段を登って来ているのに気付く。

 

「あれ?なのちゃん。珍しい娘と一緒だな。おっ、狐もいたか。」

 

と、足音が途切れ、現れた青い髪の男の子がなのはに笑いかける。

なのはの住んでるところだからだと思うけど、知り合いが多いんだなぁ…

 

「あ、晶ちゃん。訓練?」

「おう!俺ももっと鍛えないとな。速人の奴に負けっぱなしじゃ師匠として格好つかないし。」

 

あの速人の師匠だって言うその人に、私は驚きを隠せなかった。

 

「あ、あの…なのは、彼は?」

 

思った以上に興奮していたのか、私は上手く喋れなかった。

だからなのか、なのはと彼は苦笑いする。

少し恥ずかしかったけど、速人の師匠だという彼の事が気になっていたのでまだ平気だった。

 

「えっと…なのはの友達で速人お兄ちゃんの空手のお師匠さんの、城島晶ちゃん。ちなみに女子高生なんだ。」

「あ、そうなん…えぇっ!?」

 

サラリと言ったなのはに、私は思いっきり驚いてしまった。

男の子だと思ってたその子は、女の人だったみたい。

 

「あの…ごめんなさい。」

「気にすんなって。俺も何で男に生まれなかったのかと思ってるくらいだから。」

 

謝る私に物凄くサッパリとした答えを返してくれる晶さん。

そこまで気にしないのも問題ある気がするけど…

でもきっと、これが彼女らしさなんだろう。

 

「えっと…晶さんは速人の師匠って言ってたけど…」

「お、そこで食いついたのか。速人の奴随分可愛い娘に好かれたな。」

「え!?そ、そういうのじゃないです!!」

 

驚いてつい思いっきり否定してしまう。別に速人と一緒にいるのが嫌って訳じゃないけど…何かちょっと恥ずかしい。

 

「わりぃ、話がそれたな。速人の師匠って言ってもアイツより強い訳じゃなくて、剣術を使うアイツに格闘技を教えてる師匠なんだ。」

「格闘…剣とは違うんですか?」

 

魔法戦では近接戦を格闘戦と言う事もある。それと違うと言う事は、アルフがやるような素手での戦いの事だろう。

それくらいは分かるけど…あの速人が武器の有無に戸惑うとは思えない。わざわざ別の人を師事する必要があるのだろうか?

そう思って出た疑問なんだけど…

 

「そりゃ違うと思うけど…」

 

少し難しそうな晶さん。…ひょっとして物凄く当たり前の質問しちゃって困らせてるのだろうか?

と、そんな私達両方のことを知ってるからか、なのはが笑顔で晶さんに声をかける。

 

「晶ちゃん、サンドバッグ叩くんでしょ。見せて貰っていいかな?」

「あ、お願いします。」

 

実際に見せて貰えれば分かりやすいし嬉しい。

そう思った私は、なのはに同意して頷く。

 

「オッケー。飽きるまで見てっていいよ。」

 

気持ちのいい笑顔で許してくれた晶さんは、そのまま森の奥に進んでいった。

 

 

 

 

 

 

 

静かな…静かな筈の森の中。私の目の前でリズムよく激しい音が鳴り響いていた。

 

左右、左足。

 

キレイに連続で続く。それも左足が当たった時に至っては鈍い音を立てて袋が浮き上がった。

魔力で身体を強化しないと…いや、強化しても同じ事が出来るか分からない。

 

しばらく見ていて気付く。弱くて速い攻撃を挟んで強く重い一撃が放たれている。

 

恐らくは、連繋や牽制。

 

魔法戦であれば誘導弾等の射撃、バインドによる拘束等の後に砲撃を放つような感じなのだろう。

そして、魔法と違い全てが近距離の為『繋ぎ』が恐ろしく速い。

 

 

 

…魔導師が速人に接近戦で勝てない訳だ。

 

 

 

魔法は発動が速いものや、速度が速いものはあるけど、基本的に名称を呼ばなければ使用出来ないし、その必要が無いものでも術式の構成時間は絶対に必要になってくる。

 

 

 

晶さんなら…その間に、何回殴れるだろう?

 

 

 

そう言えば、リライヴもシューターを毎回生成せずに、放ったシューターや展開した魔力刃を維持して戦闘していた。

魔法が下手な訳じゃないのにどうしてあんな戦い方をするのか疑問に思っていたが、あれなら制御こそ必要なものの、毎回術式を構成し魔法を発動させる手間が無い。

 

 

やがて、手を止めた晶さんはサンドバッグから離れ、一息吐いた。

呼吸が乱れていない、体力も凄いんだ。

 

「ふぅ…どうだった?」

「凄く参考になりました、ありがとうございます。」

「そっか、そりゃ良かった。」

 

凄く綺麗に笑いかけてくれる晶さん。

 

私も今のままじゃ駄目だ、速さを生かすなら、大鎌を振るうだけじゃきっと速人には届かない。

魔法戦じゃない、純粋な戦いに強くならないと。

 

 

 

 

その夜、普段のなのはは早朝訓練の為に眠る時間。私もちょっと早いと思ったけど眠ろうとして…

窓の外に、速人と恭也さんと美由希さんの姿を見つけた。

 

 

…晶さんの事があって少し気になる。

私は悪いと思いながらコッソリ部屋を出て速人の後を追った。

 

神社に着いて、森に入っていく三人。見失わない様に後をつけて…

 

 

 

「う~ら~め~し~や~…」

「ぇ…ひっ!!」

 

 

 

低い声が聞こえて肩を柔らかく捕まれた。

そ…そんな訳無いよね…オバケだなんて…

恐る恐る振り返った私は…

 

「コラ。」

「痛っ!あ、速人!?」

 

おでこを指で弾かれて頭を押さえた。

犯人はいつの間にか後ろに回っていた速人だった。

視線を戻すと恭也さんと美由希さんが立っている。

 

…きっと最初からバレていたんだ、速人は見なくても相手の位置が感じられるみたいだし。

 

「その…ごめんなさい…」

「御家族が心配しているだろう、こんな時間に出歩かない方がいい。」

「学校だってあるんだしね。速人、送っていってあげなよ。」

 

言われた速人は少し顔を歪める。持ち物を見れば、ナギハを装備した状態で糸の出る手袋をつけていた。

バリアジャケットを展開していない以外はいつもと変わらない完全装備。つまり本気の速人がそこにいた。

 

これから訓練をするつもりだったみたい。

私は自分がその邪魔になってしまうのを避けたくて慌てて手をふって否定する。

 

「そ、そんな!一人で」

「女の子を一人夜道に放り出すのはヒーローの仕事じゃないな。分かった。」

 

一人で帰ろうとする私を押し止どめて速人は苦笑してそう言った。

 

「…けど一戦だけ付き合ってくれよ。勘鈍らせたくないんだ。フェイトもそれ位の間待っててくれるだろ?」

「あ…うん。」

 

速人を待ってる名目なら何も言われずに速人の訓練を見る事が出来る。

そう思った私は反射的に頷いた。

 

「ふぅ…いいだろう、一戦だな。」

「サンキュー!んじゃやろっか。」

「私達は少し離れてよう。」

 

私は美由希さんに手を引かれて少し離れた。

構える速人と恭也さん。

 

 

 

…緊張感が違った。

 

 

 

速人が一言も喋らずに見合っている。

リライヴ相手の実戦ですら、笑顔で語りかけていたのに…

 

 

「は!!」

 

 

速人の声と共に剣閃が交わった。

甲高い音が響く。

 

速くて鋭くて…怖い。

身体が震えないように手に力を込める。

 

速人が少しタメを作った様に見えて…

 

 

 

雷の様な音が響き渡った。

 

 

 

 

今のが…生身で剣を打ち合わせて出る音?

 

 

 

 

二人は驚くでもなく打ち合いを続けている。

恭也さんの一閃。

 

防御体勢に入っていた筈の速人の肩が裂けた。

 

そこで初めて自覚する。

 

 

 

 

非殺傷設定なんてないのに、この二人こんな速度で生身で斬り合ってるの!?

 

 

 

 

握る手に震えが走るのを、止める事ができなかった。

これが…訓練?殆ど実戦だ…

 

二人の斬り合いは、怪我をきっかけに『加速』する。

 

と、速人はいきなり後方に倒れこむように跳躍し、何かを投げた。

 

 

 

アレは…空中にいるアルフに使った投擲。

 

 

 

恭也さんはそれを一閃で切り払った。

かなりの速度があるのにあんなに簡単に…

 

 

と、思っていたがそれだけではなかった。

 

 

恭也さんから何か小さなものが投げられる。

 

針のようなそれを辛うじてかわした速人だったけど、少しだけ姿勢が崩れる。

とは言え距離はあるから詰められる前に対処できるだろう。

 

 

 

瞬間、速人の首筋に恭也さんの刀が添えられていた。

 

 

 

投擲を行うような距離を一瞬で詰めた。一体どうなっているんだろう…

 

「虎切…」

「勝負あったな。接近戦でつまったからといってろくな攻撃手段のない遠距離戦を挑むのは間違いにも程がある。」

「あーはいはい!ったく…これでもスチール缶に穴あける位には強い投擲だってのに攻撃手段がないですかそうですか!」

 

 

速人は悔しそうにナギハをしまう。

 

 

 

アレだけの距離をどうやって詰めたのだろうか?

 

 

 

目の前で見ていた筈なのに、魔法も使ってない筈なのにまったく分からなかった。

 

肩からの出血も大して気にせずに、速人は私の元に来る。

 

 

 

「それじゃ帰るか、サンキューな兄さん。」

「ああ。」

 

 

 

私の手を取って、速人は歩き出す。

ちょっと戸惑ったけど、私はその手を軽く握り返した。

 

 

しばらく無言の時間が続く帰り道、速人が唐突に口を開いた。

 

「さて、少しは参考になったか?」

「え…」

 

速人の言葉に今更ながらに気づかされる。私が気にかけていた速人の戦いを、わざわざ見せてくれたのだ。

 

だから、私をわざわざ待たせて戦ったんだ。

 

「あの…ありがとう速人…」

「ん?気にすんなって。女の子一人歩かせるわけには行かないだろ。」

「そうじゃなくて、わざわざ戦ってくれて」

「アレは俺の修行だって。」

 

どうやらお礼も言わせてくれないみたいだ。

速人は涼しげに微笑んだまま。静かに私の手を引いて歩く。

 

こういう姿を見てると、さっきまでの戦いなんてまったく想像出来ない。

 

やがて、マンションの前に着く。

速人はそこで私の手を離すと、帰ろうとして振り返った。

 

 

「あ、そうだフェイト。つけてくるのはコレっきりにしとけよ。あんまりやると色々調べられるからな。」

「え…」

 

 

速人はそれだけ言って帰ってしまった。

 

調べられるって…管理局が用意した状況にそうそう不備なんてあるはずが…

 

 

 

「あ。」

 

 

 

ふと、速人に勝った恭也さんの戦いを思い出す。

 

 

…常識で考えるのはやめておこう、うん。

 

 

 

SIDE OUT

 

 

 

「やれやれ…まさかつけられるほど興味があったとは…」

 

フェイトを送った後、俺は帰り道で嘆息していた。

俺の我侭っぽく見せる対処はしたものの、兄さんには間違いなくフェイトが何の目的で来たか気づかれてる。

 

って言うか多分姉さんでも気づいたんじゃないだろうか?それ位兄さんの戦いは分かりやすかった。

 

首狙いの鋼糸も無かったし、普段なら多用してくる貫も一回しかまともに使ってこなかった。しかもフェイトに見やすい位置で。

そんな制限まであってあの力量。

 

はっきり言って剣技的な意味合いでは俺は本気だった。

 

フェイトの手前、暗殺技と急所攻撃は多用しなかったが、それだけだ。

だって言うのに、兄さんの方はフェイトとの位置関係を把握しながら見せるもの見せないものを選びながら戦ってやがった。

 

 

「くそー…美沙斗さんは兄さんより強いんだよな…」

 

 

一度戦っているのを見たことがあるが、とんでもない技量だった。

何しろ筋力では兄さんより遥かに劣る筈なのに殆ど打ち負けないんだから。

 

実践訓練を始めて半年、事件に入ってしまったのにまだまだ先は長いようだった。

 

 

 

Side~高町恭也

 

 

 

俺は美由希の首に突きつけた刀を下げて鞘に収める。

 

「ここまでだ、まだまだだな。」

「うぅ…速人より長持ちしないなんて…」

 

俺に負ける事はともかく、速人に劣る事が情けないと思っているのか俯く美由希。

 

「精進しろ。」

「はい…」

 

答える美由希だったが、おそらく真意は分かっていないだろう。

 

 

 

速人は俺との修行で一度たりとも『本気』を出していない。

 

 

 

速人自身からすれば、俺に習っているのは剣技だからなのだろう。

アイツが習得している暗殺技…全ての話を聞いた訳ではないが、コレだけ共に生活していれば分からない方がおかしい。

 

 

 

気配探知と気配遮断。

 

 

 

この二つが常人…どころか御神の剣士より上手い。

あれだけ自由自在に扱えるならば戦闘の真最中に姿をくらます事すらできるだろう。

 

 

 

完成した御神の剣士が武装中隊を正面から打ち倒せるのならば…

全力の速人は武装中隊に気づかれる事なく打ち倒す事が出来る。

 

 

 

それを見抜けず速人より劣るなどと勘違いも甚だしい感想を抱いている事に対しての『精進しろ。』なのだが…

 

「でも、悔しがってるだろうね速人も。恭ちゃん加減してるのに何も出来なかったんだし。」

 

この愚妹がそれに気づくのはまだまだ先のようだった。

同時に、速人の加減にはまるで気づかないくせに俺の狙いは完全にばれている辺りは俺の未熟なのだろう。

 

「見せてよかったの?なのはの荒事の友達とは言っても…」

「今の所なのはを護るならばまわりに強くなってもらうしかないからな。」

 

俺がそう言うと横目で見てくる美由希。

 

「その妹愛を傍にいる愛弟子にも向けて欲しいかなぁ…なんて。」

「速人より強くなれば考えてやろう。」

「うぅ…恭ちゃん容赦ないよ…」

 

実際美由希もやりたい事はある筈だが、音も上げずによくついてきている。だが、褒めると調子に乗るのでこれ位でいいだろう。

 

 

 

速人…なのはを頼む。

 

 

 

少し日常からずれた位置で荒事に関わっている妹の無事を祈りつつ、護る事に妥協しない弟に全てを託し、夜空を見上げた。

 

 

 

SIDE OUT

 

 

 




本日はここまでで。

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