ガンダムビルドファイターズ 勝利の栄光をヅダに!   作:MR.ブシドー

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いきなり現れた模型部部長の双雲

そして始まるガンプラバトル……敵は極限のガンダム

亮は勝利することができるのだろうか?


最後の最後まで……敗北するまで諦めるつもりはねーよ

 フィールドに降り立ったヅダとアストレイゴールドフレーム天ミナ。

 正面を見ると、1本の柱の上にエクストリームガンダム:タキオン・フェイズが巨大な剣――タキオンスライサーを片手に立っていた。

 

 

「やっぱりでかいな……アリなのかアレ?」

「ルール上は問題ない……はず?」

 

 

 隣に立つアストレイゴールドフレーム天ミナの愛に尋ねると疑問系で返され、溜め息をついてから笑い声をあげるエクストリームガンダムを見る

 

「ハッハッハ! さぁ、私を楽しませるのだぞ!!」

 

 

 そう言ってタキオンスライサーを振ると衝撃波がヅダとゴールドフレームを襲う。しかしそれを共に回避し、ヅダは対艦ライフルを放つが難なく防がれてしまう。

 ゴールドフレームもトリケロス改に内蔵しているビームライフルを放つ。それも命中するが、やはり目立ったダメージは与えられなかった。

 エクストリームガンダムは理論上にのみ存在する、その名の通り極限のガンダムである。

 歴代作品の主役機を融合させたようなシンプルな見た目だが、極度に特化したパワードスーツのようなモノを身に纏う。

 タキオン・フェイズはそのパワードスーツのようなモノの1つである。

 

 

「堅すぎだろ……」

 

 

 なんでこうも相手にするのは堅い相手ばかりなんだよっと思いながら、再び対艦ライフルを放つ。

 

 

「貴様は私を満足させる程のSではないようだな。ならば、私が真のSを見せてやろう!」

「ッ!? 速い!!」

 

 

 エクストリームガンダムは動き出すとすぐに間合いを詰め、タキオンスライサーがヅダに降り下ろされる。

 周りは終わったかと思ったが、双雲はニヤリと笑った

 

 

「反射神経はいいようだな」

「お褒めの言葉どーも」

 

 

 ヅダは紙一重でタキオンスライサーを避けていた。

 亮は考えるより先に操作して、ギリギリ回避したのだ。

 

 

「隙有り」

 

 

 エクストリームガンダムのすぐ後ろに突如ゴールドフレームが姿を表し、エクストリームガンダムの関節を狙いランサーダートを発射する。

 ランサーダートは深々と突き刺さり爆発した。さすがに装甲の無い関節には攻撃が通用するようだ。

 

 

「爆発とは……我が妹ながら中々のドS!」

「オマケだ! これも喰らえ!!」

 

 

 ゴールドフレームに気をとられ、振り向いてしまったエクストリームガンダムの頭部にヅダは対艦ライフルを突き付け零距離発射する。

 

 

「ハッハッハ! (たの)しいなぁ! 悦いぞ、悦いぞー!!」

 

 

 対艦ライフルの一撃はエクストリームガンダムの頭部を半壊させただけに留まり、ヅダはすぐに距離を取ろうとするがタキオンスライサーで対艦ライフルを真っ二つに切り裂かれてしまう。

 ヅダは対艦ライフルを投げ捨てると、ゴールドフレームと合流する。

 エクストリームガンダムは頭部を半壊、左肩を損傷している程度であった。

 

 

「ったく……先が長いな……」

「なら諦める?」

「冗談言うなよ。俺は最後の最後………敗北するまで諦めるつもりはねーよ」

「そう言うと思った」

 

 

 各々が武器を構え直し、互いにスラスター全開で接近してぶつかり合おうとする瞬間…………プラフスキー粒子が解放される。

 全員が不思議に思っている中、部室には先程まで居なかった人物が増えていた。

 彼女がバトルを強制終了させたのだ。

 

 

「真剣勝負に横やりを入れるのは好きではないのだが……下校時間なのでな。前回は部の存続が関わっていたから多目に見たが、今はそうではない」

 

 

 彼女の名前は大神 冬花。

 この蒼城学園の国語教師で、学園内で一番逆らってはいけない人物でもあり……模型部の顧問だ。

 冬花の噂は数知れず、いずれも恐ろしい噂ばかりであった。

 

 

「ハッハッハ! 大神教諭、久しぶ「フン!」ゴファ!?」

「殴り飛ばした!?」

 

 

 冬花は双雲をいきなり殴り飛ばした。吹き飛ばされた双雲は部室のドアを破壊し、外でピクピクと痙攣(けいれん)している。

 その様子に亮は唖然となっていたが、慣れているのか桜や晃は「またかー」っと言った感じの様子であった。

 

 

「ま、まさに……究極の……ド、S……」

「まったく……あまり面倒をかけさせるな。貴様達は早く下校準備をしろ」

「は、はい! ほら急いで!!」

 

 

 そう言って双雲は気絶してしまう。

 冬花に言われ全員が慌てて下校準備を始める中、亮はチラリと愛を見た。

 亮はあんな変態であるが、一応兄である双雲を心配しているんじゃないかと思っていたがそうでもなく、下校準備を終えていつも通りチョコレートを食べ始めていた。

 

 

「さて、下校準備を終えたようだな? ならもう帰るように。あぁ……あの馬鹿は学校側で用があるから心配しなくていいぞ」

 

 

 誰もが冬花の一撃を喰らった事が心配なのだと思ったが、そんな素直な事を言えるはずもなく、そのまま下校した。

 ちなみに気絶していた志織は目を覚ます様子がなかったので、少し恥ずかしく思いつつも仕方なしに亮が背負い、家まで送り届けた。

 翌日、変態がボロボロな姿で学校から走り去って行ったらしく、それを聞いた亮は溜め息をついていた。




っと言うわけで決着つかず!

本当は決着つけようかと思ったのですが、こういう結果にしました
ガンプラ作りながら小説書くのも大変ですね……

ちなみに関係ないですが作っているのはデルタカイです!
マキブならびにフルブでデルタカイの参加希望して欲しい機体ですね!!
勝手に予想しているですが
メイン-ロング・メガ・バスター
射CS-ハイ・メガ・キャノン
サブ-プロト・フィン・ファンネル
特格-変形
特射-n_i_t_r_o
な感じですかね?
バンシィやヅダみたいに覚醒時にもn_i_t_r_o使えたり?
妄想が膨らみます……

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