ガンダムビルドファイターズ 勝利の栄光をヅダに! 作:MR.ブシドー
友達にガンダムVSやらせてもらったり、来年こそはその友人とマキブonのプレミアムドックファイトにヅダで参加したいMR.ブシドーです!
前書きで色々と書いてもあれですから……本編どうぞ!
ガンダムヴェールヌイ・ラヴィーナとロストフレーム聖は同時に動き出した。
お互いに近接戦闘を挑むため接近する中でヒルドルブ・センチュリオンは後方に下がり、援護射撃の準備を進める。
「こ、これだと撃てません……」
美桜も志織が援護射撃のために下がることはわかっていたため、ロストフレーム聖と戦いながらもかならずといって良いほど射線上にロストフレーム聖が来るように動いていた。
ヒルドルブ・センチュリオンもその場に止まって射撃をするはずもないく、美桜はロストフレーム聖とヒルドルブ・センチュリオンの両方の動きを把握して戦っているのだ。
「……美桜ちゃん、本当に小学生?」
「
ガンダムヴェールヌイ・ラヴィーナはロストフレーム聖と距離を開けることなく近距離で戦っていた。
この距離でロストフレーム聖から最大限注意するのは両腰に装備されているビーム・アンカーのみと言っていいため、手数で勝るガンダムヴェールヌイ・ラヴィーナの方が有利である。
もちろん愛も志織からの援護射撃のために射線や距離を一旦開けようとするのだが、美桜がそれを許すはずもなく次第に押され始めていた……のだがガンダムヴェールヌイ・ラヴィーナはロストフレーム聖に蹴りを入れると一旦距離をとったのだ。
突然の行動に愛や志織は驚くも、ここは体制を立て直すためにも2人はガンダムヴェールヌイ・ラヴィーナなから離れていく。
「……まさかここに来てこんなことになるなんてね」
離れていく2機を見送って美桜はガンダムヴェールヌイ・ラヴィーナの左腕を見て1人で呟いた。
愛と志織には気付かれていないからこそ離れていったのであろうが、あのまま戦っていた場合ガンダムヴェールヌイ・ラヴィーナの左腕が抜けてしまうかもしれなかったのだ。
莉奈と霊香から教わりながら作ったとは言え初めて自身の手で作り上げたガンプラであるため、初歩的なミスをしてしまったのだ。
「さて、この左腕の事を隠したままお姉ちゃんたちとの戦闘か。それに一度見失ってしまってるから狙撃と奇襲に注意しないといけないね」
美桜は周囲に気を配りながら頭の中で複数の戦術パターンを考え始める。
そして複数の戦術パターンから美桜が最善と思える戦術パターンを絞り混み、組み合わせてから行動に移した。
美桜はあえて遮蔽物が全くない上空に飛び上がり身をさらけ出したのだ。
見失ってしまったのならあえて自分から身をさらし、相手の方から見つけてもらうつもりなのだ。
どの方向からどのタイミングで攻撃がくるのかわからないが、美桜の戦術パターン通りでくるのであれば……
「やっぱりこの
美桜はヒルドルブ・センチュリオンから放たれた
「愛さん!」
「……わかってる」
ドライグヘッドを発動してアンテナからビームを放っているロストフレーム聖はガンダムヴェールヌイ・ラヴィーナの後方に姿を表し、ヴォワチュール・リュミエールによりビームの翼を広げつつ残像を残し急速に接近すし……左腕のビーム・クローを突きだした。
これで決まったと愛は思ったのだが……ビーム・クローがガンダムヴェールヌイ・ラヴィーナに当たる直前、ガンダムヴェールヌイ・ラヴィーナはその場から姿を消した。
「……かわされた?だけど……」
ドライグヘッドによって強化されたセンサーにより見失ったはずのガンダムヴェールヌイ・ラヴィーナをすぐに発見するが、赤く発光している姿は先ほどまでと違い軽装になっていたのだ。
「ガンダムヴェールヌイ・ラヴィーナ改めて……ガンダムヴェールヌイ、出撃するよ」
強化装備であるラヴィーナユニットをパージしたこの姿こそ、ガンダムヴェールヌイの真の姿である。
ガンダムヴェールヌイはGNソード改の切っ先をロストフレーム聖に向けると同時に、お互いに動き出した。
ロストフレーム聖は先ほどとは違いヴォワチュール・リュミエールを発動しているため動きが格段に速くなり、対するガンダムヴェールヌイもトランザムを発動しているためかなり速くなっている。
その中でヒルドルブ・センチュリオンだけが取り残されているが、先ほどまでと違い次の狙撃のタイミングを待っていた。
近づいたままでの戦闘ではなく、ぶつかっては離れるの繰り返しの戦闘になっている。
この戦闘なら狙撃するタイミングあるはずと、そのタイミングを見極めているのだ。
「…………今です!」
ガンダムヴェールヌイとロストフレーム聖が離れた瞬間、待っていたタイミングを見極め
「流石に2対1は部が悪いね」
「……でも、余裕そう」
そう言いつつも美桜はヒルドルブ・センチュリオンの攻撃をかわすが、その直後にロストフレーム聖が攻撃を仕掛けてくる。
ガンダムヴェールヌイは攻撃を受け止めるが上から攻撃であったためと、トランザムが切れた上に体制が悪かったため地面に落下してしまう。
「チャンスです!」
「志織お姉ちゃんが接近してくるのかい?」
ヒルドルブ・センチュリオンはタンク形態からモビル形態に変形すると、あえてガンダムヴェールヌイに接近する。
ガンダムヴェールヌイは近接型の機体でヒルドルブ・センチュリオンは遠距離型であるのだが、離れていたら有効打はなかなか撃ち込めない…………ならあえて近くずく。
流石の美桜もヒルドルブ・センチュリオンが接近してくるのは想定外であろう。
「……追い込む」
愛のロストフレーム聖も上空からガンダムヴェールヌイ目掛けて一気に降下していく。
2機が一気にガンダムヴェールヌイに接近してくる。
トランザムが切れた上に2対1のこの状況……絶望的この上無いのだが、美桜は不適な笑みを浮かべた。
「私はまだ
ガンダムヴェールヌイのツインアイが力強く輝くと同時に背中のGNドライブ安全装置が解除され、オーバーブーストモードになる。
飛び上がると同時にGNソード改を前方に突きだしロストフレーム聖の胸部を貫き、ロストフレーム聖のビームクローはガンダムヴェールヌイの左肩付近を貫く。
「愛お姉ちゃんもとったよ」
「もらいます!」
後は志織お姉ちゃんだけっと言おうとした瞬間に接近していたヒルドルブ・センチュリオンの砲撃で、ガンダムヴェールヌイはバラバラになってしまう
『Battle End』
バトルは終わり結果として亮たちの方が勝利したのだが、満足いく結果ではなかった。
ハッキリと言えば美桜1人に亮と愛の2人も負けたのだ。
亮はイフリート・ブレイズを手に取ると美桜に近づき、頭を優しく撫でた。
「兄さん?」
「お前のおかげで俺の足りない所とか気づいたよ。ありがとな」
そう言ってから先に模型店を1人で先に出ていった。
莉菜はキョトンとして霊香は「私の頭を撫でてよ!」っと言っていたが、既に店を後にしていた亮にその言葉は届かなかった。
「えっと、大丈夫………なんでしょうか………?」
「兄さんなら大丈夫だよ。私に負けたからと言ってやさぐれないよ」
志織はオロオロと心配そうにしているが美桜の自信ありげに言った言葉に少しだけ安心した。
っという訳で最新話でした
流石の美桜も2対1では敗北しましたね
とりあえず次話からは季節が季節ですし、特別編で水着回でも書いていこうと思います!
可能な限り今月中にね!!