ガンダムビルドファイターズ 勝利の栄光をヅダに! 作:MR.ブシドー
最近は忙しすぎてなかなか続きが書けませんでした……
ヅダじゃないのでモチベが上がらなかったって言うのもあったかもしれませんけど(笑)
それでは続きをとうぞ!
イフリート・ブレイズとガンダムヴェールヌイ・ラヴィーナはまったく同じタイミングで動きだし、ヒート・ソードとプロトGNソード改をぶつけ合った。
「貰ったよ!」
「させるかよ!!」
ガンダムヴェールヌイ・ラヴィーナは右腕に装備しているGNソード改をライフルモードにして撃とうとするが、イフリート・ブレイズがその右腕を蹴り上げる。
そして僅かに出来た隙を攻めるように脚部のミサイルを発射するがクルリと回転して避けられ、ガンダムヴェールヌイとイフリート・ブレイズの距離が再び開く。
「ったく……キリがねぇな。これだからお前みたいな天才タイプは苦手なんだよ」
「私は兄さんのこと大好きだけどね」
「そう言う話じゃねーよ!」
射撃武装が貧弱なイフリート・ブレイズでは距離を開けているとかなり不利である。
美桜もイフリート・ブレイズの特徴を理解しているため、近すぎず遠すぎずの距離を保ち攻撃してくる。
使い続けられる射撃武器は両腕の三連装ガトリングガンしかなく、ハッキリと言って焼け石に水程度であるためダメージを与えられているかすらわからない。
EXAMシステムを発動してこれなのだ。
美桜はまだトランザムを残している……正直不利である。
「無茶を承知で突っ込むぞ、ブレイズ!!」
ヒート・ソードを前で交差させスラスター全開でガンダムヴェールヌイに突撃し、美桜は慌ててGNソード改をライフルモードにしてビームを放つ。
放たれたビームを交差させたヒート・ソードで防ぎきり、その勢いのままガンダムヴェールヌイ目掛けてヒート・ソードを振るう。
「兄さんらしい行動だけど……その動きは
「どういう意……ック!?」
何か危険な予感がし咄嗟に回避行動に移るが、イフリート・ブレイズの左肩が撃ち抜かれた。
「このチャンス、逃がさないよ!」
「やられるかよ!」
左肩を撃ち抜かれたことで体勢を崩したイフリート・ブレイズに追い討ちをかけようと、ガンダムヴェールヌイはGNソード改をソードモードにして斬りかかる。
GNソード改はイフリート・ブレイズの右肩を捉え、続けざまにプロトGNソード改を突き出し……イフリート・ブレイズの胸部を貫いた。
「信頼の名は伊達じゃないよ」
プロトGNソード改を抜くと同時に、イフリート・ブレイズは力無くその場に崩れ落ちてしまう。
「兄さんの初黒星は……私が貰ったよ」
美桜はイフリート・ブレイズの後方に隠すように置かれているガンダムサイレント・ゲイルのGNスナイパーライフルを見てから、その場を離れる。
亮の行動パターンを予測し、予め隠すように仕掛けておいたのだ。
同じタイミングで志織と莉奈、愛と霊香の勝負も決着がついていた。
「……霊香ちゃん……前より強くなってたけど、まだまだ」
「くーやーしー! なんで勝てないのよ!!」
ロストフレーム聖はカースロードのシザーファングを全て落とし、カースロードの胴体にはランサーダートが突き刺さっていた。
「予想外過ぎました……まさかヒルドルブにブースターが付いてて、それで先端にパイルとは……」
「こ、これがヒルドルブ・センチュリオンの力です! それと……ごめんなさい……ッ! 愛さん!!」
ガンダムサイレント・ゲイルは壁にめり込んでおり、動けなくなったところにヒルドルブ・センチュリオンが両手に持っていたザク・マシンガンを撃ち込まれ、穴だらけになっていた。
志織はやり過ぎたと思ってしまい思わず謝ってしまうが、同時に亮のイフリート・ブレイズの反応が無くなったことに気づいた。
普段なら考えられない志織の声に愛は頷いてからヒルドルブ・センチュリオンの隣にロストフレーム聖が着地する。
幸いにも二人の戦っていた場所は近かったのだ。
「……気づいている。亮が負けるとは思わなかった」
「ですね……こんなことってやっぱりあるんですね」
二人は亮なら負けないと思っていたため、こんなどんでん返しが起こるとは思っていなかったのだ。
そんな二人の元に、ゆっくりと美桜が操るガンダムヴェールヌイ・ラヴィーナが舞い降りて来る。
「さて……最後のバトルを始めようじゃないか」
舞い降りたガンダムヴェールヌイ・ラヴィーナと美桜は二人にGNソード改を向け、挑発的な笑みを浮かべていた。
っと言う訳で亮くん初黒星!
亮の初黒星つけるなら美桜って前々から決めてたんですよね
次回は何時になるがわかりませんが、美桜VS愛&志織になります
お楽しみに!