ガンダムビルドファイターズ 勝利の栄光をヅダに! 作:MR.ブシドー
仕事が始まったので中々書けないMR.ブシドーです!
更新ペースは落ちますが、なんとか続けていこうと思うのでこれからも宜しくお願いします
翌日になり、亮はアーニャに言われた通り、亜御の家であるよく通ってる模型店に向かっていた。
勿論、美桜も付いて来ているのだが、亮は嫌な予感ばかりしている。
「で、こうなる訳だな」
亜御の家である模型店に着くと……予想通り、周囲をアーニャの雇っている黒服達が固めていた。
恐らくアーニャは店内にいるのだろう。
「矢倉様とその妹様ですね? 中で御嬢様がお待ちです」
黒服が出入口のドアを開け亮と美桜が店内に入ると、涙目の亜御とアーニャが待っていた。
「せ、先輩ー!」
「っとと……どうしたんだ?」
亜御は我慢できなかったのか泣きながら亮に抱き付き、アーニャの後ろには黒い炎のようなものが見えたような気がした。
亮はとりあえず亜御の頭を撫でると、美桜が空いてる方の腕の袖を引っ張るので同じように頭を撫でる。
「コホンッ! 待ってたお亮」
「呼ばれたからには来るけどな……何があったら亜御がこんな風になるんだ?」
「それは秘密だお♪ それよりも、早速始めようお……ガンプラバトル」
そう言うと、アーニャはガンダムF91のガンプラを取り出した。
出来栄えからしてかなり高性能な機体であることが予想できる。
「ったく……仕方ねーな。挑まれたからにはやってやるよ」
「それでこそ亮だお♪」
アーニャの手下が準備を進めていく中で、美桜が亮の服の裾を引っ張った。
美桜の顔は変化が乏しいはずなのだが、亮からすれば心配しているということがすぐにわかる。
「大丈夫だよ。アーニャだって俺が大会中っていうことわかってるだろうしな」
「……だといいんだけど」
亮はアーニャと筐体を挟み反対側に立ち、愛機であるヅダ改を取り出す。
ガンダムF91が相手ならば、イフリート・ブレイズよりも高い機動力を持つヅダの方がいいであろう。
バトルシステムが起動し、バトルフィールドである宇宙がプラフスキー粒子によって形成される。
「矢倉 亮、ヅダ改、出撃する!」
「アーニャ・ベリャーエフ……ガンダムF91ミチエーリ、行くお♪」
カタパルトから宇宙空間に飛び出したヅダ改。今回は対艦ライフルは装備しておらず、右手にはザク・マシンガンを装備していた。
動きが速いガンダムF91ミチエーリに対しては、連射が効かない武器より連射の効くザク・マシンガンの方がいいと判断したのだ。
「……見つけた!」
ヅダ改の前方に右手にビーム・ライフルを持ち、左肩にビーム・ランチャーを担いでいるガンダムF91ミチエーリが接近してきていた。
ガンダムF91ミチエーリのアーニャもこちらに気づいているのだろう。
ヅダ改目掛けてビーム・ランチャーを3連射し、ヅダ改はバレルロールしながらビームを回避するとシュツルム・ファウストを発射した。
「そんな遅いの当たらないお!」
「だろうな。だからこうするんだよ!」
「ヲッ?!」
ガンダムF91ミチエーリはシュツルム・ファウストを回避しようとするが、ヅダ改が放ったザク・マシンガンの弾がシュツルム・ファウストに当たり爆発させる。
爆発に巻き込まれたガンダムF91ミチエーリはビーム・ランチャーを失ってしまう。機体の装甲は汚れた程度であったが武器を1つ奪うことができた。
「流石だお亮……いきなり激しくて、身体が火照ってきたお♪」
「お前も変態かよ! いや、わかってたけどな!!」
アーニャの相変わらずの発言に亮は少し引いてしまうも、律儀にツッコミを入れた。
変わっていないことを喜ぶべきなのだろうが、亮的に言えばああいった所は変わっていて欲しかった。
「さぁ、もっと私と激しく踊ろうお!」
「出来れば遠慮したいけどな……」
すでに亮は精神的に疲れてしまったが、バトルはまだ始まったばかりなのであった。
っと言う訳で最新話でしたー
最近は空いた時間でガンプラ作ったり、バトオペしたりしております
読者さんでバトオペされてる方おられますかね?機会があれば是非とも皆さんとプレイしたいですね
自分はヅダを使いたいのですが、開発できずにいるんです
なので今はイフリート改使ってます!もしくは砂ザク!!
あ、フルブでも一緒に出来る方募集中です!
とりあえずアーニャのガンダムF91ミチエーリの説明をしますか
名前
ガンダムF91ミチエーリ
武装
バルカン砲×2
メガマシンキャノン×2
ヴェスバー×2
ビーム・シールド×1
予備ビーム・シールド×1
ビーム・サーベル×2
ビーム・ライフル
ビーム・ランチャー
備考
アーニャが美桜から亮がガンプラバトルを始めたとの事を聞いて、ネットで調べたりして作り上げた機体
初めての作品とは思えない出来映えであり、アーニャ本人の技量もあり驚くべき性能を発揮している
ミチエーリは日本語訳すると吹雪の意味で、ガンダムF91ミチエーリの機動性等から名付けられた