ガンダムビルドファイターズ 勝利の栄光をヅダに! 作:MR.ブシドー
あの練習試合の翌日、愛は学校を休んだ。
学校に来ている亮、晃、志織、桜の4人は部活を休みにし、愛の家に行こうという話になったのだが……放課後になってすぐに、亮だけが双雲に拉致されてしまった。
いきなり現れた双雲は亮を荒縄で拘束し、部室まで無理やり連れて来たのだ。
「何のつもりなんだよアンタは! 俺は用事があるんだからこれを解け!!」
「我が妹の所か? 下僕の貴様が行かなくとも、アイツならば大丈夫だ」
亮は拉致した理由を聞こうとするが、双雲は何時もの様子と違っていた。
大人しくなったのを見て双雲はニヤリと笑い拘束を解くと、ガンプラバトルのシステムが起動する。
「貴様だけでなく、各々に課題を与えておいた! 感謝するがいい我が下僕共!」
「いや、アンタに感謝したくねーよ。つーかコレを起動させたって事は……」
「そう、貴様の課題は…………私と戦うことだ!」
「アンタとのバトルは前にやっただろ? だけど……挑まれたからには、そのバトルやってやるよ!!」
互いにGPベースとガンプラをセットし、プラフスキー粒子によりフィールドが形成される。
形成されたフィールドは初めて双雲とバトルしたあのフィールドだ。
カタパルトを飛び出し着陸したヅダ改を操る亮が見たエクストリームガンダムは、今までのエクストリームガンダムのようなパワードスーツを着た姿ではなかった。
ヅダ改と同じサイズで右手には大型のライフルのような物、左腕にはダブルオークアンタのシールドのような物、背部には大型のウイング、左右の腰にはフリーダムのようなスカートアーマー、後ろ腰にはキュベレイのスカートアーマー。
それはエクストリームガンダムの全フェイズを小型化し、其々が邪魔をしないように調和したような機体である。
「フハハハハ! これが私の、私だけのエクストリームガンダム、ディスペアーフェイズ!!」
亮は高笑いする双雲のエクストリームガンダムを見て気を引き締め直した。
慢心している訳ではないが、前回同様に楽には勝てないと感じたのだ。
「さぁ始めるぞ家畜!」
「俺は家畜じゃねぇよ!」
エクストリームガンダムが大型ライフルを撃つと同時に、ヅダ改も動き出す。
大型ライフルから発射されたビームを回避すると、逆にショートバレルの対艦ライフルを発射した。
「さぁ行くがよいぞ、我が下僕共!」
エクストリームガンダムは大型のウイングを広げると飛び立ち、それを回避。そして左腕を振るいポーズを決めると、キュベレイのようなスカートアーマーから小型ファンネル計16基が出てきてヅダ改を襲う。
ヅダ改は必死に小型ファンネルを避け続け、1基でも減らすため左手のザク・マシンガンを撃ち続けた。
ファンネルやファング等を落とす時には、対艦ライフルのような連射の効かない武器は向かない。
「クソ! なんで当たらないんだよ!!」
ザク・マシンガンから放たれる弾は小型ファンネルに当たっていなかった。
小型ファンネルばかりに気をとられていると、エクストリームガンダムの大型ライフルを回避できない。
なら…………っと亮は考えた結果、小型ファンネルを無理矢理突破してエクストリームガンダムを一撃で仕留めることにした。
「ブースト、解放!」
ヅダ改は熱気を纏い一気に加速し、小型ファンネルの攻撃を避け、エクストリームガンダムに接近する。
だがヅダ改は攻撃する直前に回避行動に移った。と、同時にエクストリームガンダムがタキオンスライサーを振るっていた。
大型ライフルの形は少し変わっており、タキオンスライサーになっていたのだ。
あのまま攻撃していた場合、ヅダ改は真っ二つにされていただろう。
「冗談じゃねーよ…………」
ヅダ改は距離をとって着陸するとエンジンカットし、熱気から解放される。そして亮は戻ってきた小型ファンネルを格納するエクストリームガンダムを見てそう呟いた。
少しの間休みますといいましたが……アレは嘘だ
っとMR.ブシドーです
流石に勉強ばかりしていると気が滅入るので、息抜きと言う形で投稿しました
ガンプラ作りたいし、艦これもしたいけど……我慢我慢
次は何時になるかなぁ……