第93話
「痛い……」
僕は頬をさすりながら姉さんの隣を歩いていた。朝ごはんを食べたところで姉さんが僕の肩にてを置いて
《忘れなさい!全て何もかも!!!》
《はっ?ぎゃあああああッ!!!》
いきなり全力の右スクリューで吹っ飛ばされた挙句
《買い物に行きますよ。アキ君》
《だめ!?ね、姉さん!?人間の関節はそっちには回らない!?》
関節技で強制連行され。今僕はショッピングセンターの前にいた
「ではアキ君。カートをお願いします」
「うん」
姉さんから差し出されたカートを受け取りながらふと思う
(姉さんは僕に何を忘れさせようとしたんだろう?)
なにを忘れさせたかったのかまるで判らないが、聞くとまたスクリューブローを貰いそうなので黙っておくことにした
「姉さん。なんでスチームオーブンなんて買うの?」
カートの上の大半を陣取っているオーブンを見ながら言うと姉さんは
「デザインが気に入ったのです。それに家にスチームオーブンはありませんから」
デザインってそれにしたって衝動買いするようなものじゃないだろうしと思っていると、ふと思い出した
(あっ。昨日のあれだ。簡単で美味しい鳥ささみのチーズ焼き)
昨日のTVで紹介していたあれをつくろとしているんだと気付いた。ささみの上にチーズとトマトソースをかけて焼く奴。あれは確かに簡単でおいしそうだった
「そっか確かに格好良いデザインだよね」
「はい。気に入りました」
姉さんが1人でやろうとしているんだ。ここは何もせずに見守るのが弟の務めだろう。それに
(ちゃんとメモも持ってるから安心だしね)
ちゃんと料理のメモをしていたらしい。これならへんな料理になる心配はないだろう。そんな事を考えながら会計を済ますと店員がレシートと一緒に何かをくれた
「福引のチケットですか。良かったですね。アキ君」
「あ、ほんとだね」
どうやらこの店のオープン記念の福引らしい。知らないでもらえると嬉しいなと思いながら数を数えると丁度10枚ある
「折角だからやってみよっか?」
「良いものが当たると良いですね」
姉さんとそんな話をしながらレジカウンターの近くの福引コーナーに向かうと、法被を着た店員が
「おめでとうございます!4等賞、鉄パイプ3000円分。大当たりです」
それは世間一般的にははずれと言うものではないだろうか?そんな事を考えながら賞品を見てみる
特賞 鉄パイプ50万円分
1等 鉄パイプ10万円分
2等 鉄パイプ1万円分
3等 鉄パイプ5000円分
4等 鉄パイプ3000円分
(鉄パイプばっかりだ!?)
何だこの店は顧客のニーズを何も確認していないのか?田舎の不良だってここまで鉄パイプを欲しはしないだろう。やるだけ無駄だと思い列を外れようとすると気付いた、もう1つの賞品一覧に
5等 卯月温泉ペア宿泊券
6等 海の幸詰め合わせセット
7等 お買い物券1万円分
(なんでこれをもっと上位に設定しなかったんだろう?)
僕はこの店が何を考えているのかが判らなかった。でも結構良いのが揃っているなと思った。姉さんは賞品を見て
「温泉宿泊券が当たると良いですね」
「あれはカップル用でしょ?」
姉さんはにこりと肉食獣の笑みで
「一線を越えるのには良い機会だと思いませんか?」
やばい。これで温泉宿泊券を引いたら僕は死ぬ。僕の直感がそう告げていた。内心びくびくしながら店員にチケットを渡し
(宿泊券が出ませんように)
そう祈りながらガラガラの取っ手を回した
ティッシュティッシュ鉄パイプティッシュティッシュティッシュティッシュ鉄パイプティッシュ
(なんかたまに4等が当たってるのが腹立つ)
詰まれていくテイッシュを前に深呼吸し最後の一回を回す。そして水色の球が零れ落ちた。
「おめでとうございます!!!6等海の幸詰め合わせセット大当たりです!!!」
おおお!これはちゃんとした当たりだ。すごくうれしい
「直ぐにご用意できますが、お持ち帰りになりますか?」
店員がそう尋ねてくる。どうせオーブンレンジも持って帰るつもりだったし、折角の豪華な食材だから姉さんに食べさせてあげたいし
「持って帰ります」
「かしこまりました。では少しお待ちください」
僕と姉さんは店から借りた台車にスチームオーブンと賞品を載せてお店を後にした
お父さんとお母さんが友達の結婚式に行ってしまったので、夕食の材料を買いに出たとき前から重そうに台車を押している明久君を見かけ。慌ててコンパクトで髪を整えてから
「明久君」
「ん?」
「あら。瑞希さんですか。こんにちは」
明久君を自身の背中で隠すように立ち挨拶してくる玲さんに内心腹ただしい物を感じながら
「こんにちは。玲さん、明久君」
「こんにちは瑞希」
にこりと笑う明久君はTシャツにジーンズとかなりラフな格好をしていてこういう姿を見るのは初めてだなと思いながら
「買い物ですか?」
「うん。この通りだよ」
台車の上の大量の荷物を見ながら
「凄いですね。何かご馳走でも作るんですか?」
「いいえ。アキ君が運良く福引で当ててくれたんですよ」
にこりと笑いながら玲さんが言う。だがその目は笑っておらず邪魔者を見るような視線をしている
「瑞希は?」
「私も夕飯のお買い物ですよ」
明久君が首をかしげながら
「瑞希1人なの?お父さんとお母さんは?」
「友達の結婚式で遠くに行ってるんですよ。だから今日は自分で作らないといけないんです」
私がそう言うと玲さんが
「それなら瑞希さん。よろしければご一緒に我が家で夕食でもどうですか?」
「え?」
私を敵としか認識してない玲さんからまさかの提案が来て驚いたが。折角の誘いだし、それに明久君と居れる時間が増えると思い
「ご迷惑でなければお邪魔しても良いですか?」
明久君はニコニコと笑っている。明久君の笑顔を見ているとこっちも嬉しくなってくる
「そうだ!もし良かったら私にお料理させてくれませんか?」
「え?でも瑞希はお客さんだからそんな事させれないよ」
「良いんです!私にやらせてください」
最近はちゃんと料理もできるようになってきた。前みたいな失敗はない筈だ
「うーん。でも……「じゃあ後で準備していきますから」あ!?待って瑞希!」
このままだとずっとこのやり取りになると判断して私はそう言ってきた道を引き返して行った……
(明久君に喜んでもらえる料理をしないと)
私は明久君の家に御呼ばれしたことが嬉しくて軽い足取りで家に戻った
昼過ぎに明久からメールが来た
《今日クジ引きで良いものが当たったんだ。良かったら食べにこない? PS 霧島さんとかも誘ってるよ》
翔子がいるというのは正直恐ろしいとも思ったが良く考えると。後でどこに行ってたの?浮気?とかで臨死体験するよりかはましな選択なはずだ。俺はそう判断し明久に行くと返事を返し4時ごろに家を出た。途中でムッツリー二と秀吉と合流し、良いものってなんだろうな?とか話しながら明久の家に向かう
「うーす。来たぞ。明久ー」
「いらっしゃい。良く来てくれたね」
明久に出迎えられながら
「折角の福引の景品をごちそうになるなんて悪いな」
「……楽しみ」
「誘ってくれてありがと。嬉しいよ」
「結構な量だからね。折角だから皆でって思ったんだ」
明久はそう笑いながらリビングに向かって歩きながら
「でもまぁ龍也は来れないんだって」
「そりゃまたどうして?」
「なんかリヒトちゃんが御寿司食べたいとかで築地に行ってるらしい」
「……龍也は寿司まで握れるのか?」
「そう見たい。なんか知り合いの魚屋さんでマグロを買うとかどうとか?リィンちゃんがそんな事を言ってたよ」
龍也は寿司まで握れるのか。と言うか築地に知り合いがいるって普通の学生じゃねえよな……とそんな事を考えていると
「あ。坂本君に土屋君それに木下さん。こんばんわ」
姫路がエプロンを身に着けてリビングにいた。
「あ?なんでいるんだ?」
「うん。なんか結婚式で家で1人だって言うからさ。最近物騒だし帰ってくるまで家にいたら?って話になったんだ」
良く玲さんが許可したな。俺がそんな事を考えながらリビングのソファーに座ると
「ふーん……私は2番めなんだ。哀しいなあ……」
「え?え?なんで魔王モードなの!?僕何かした!?」
「べっつにー」
明らかにふてくされた秀吉におろおろしている明久を見ながら
(多分島田も来たらもっと酷いだろうな)
自分が3番目と知れば憤怒すること間違いない。少々明久は選択肢を間違えたとしか思えない
ピンポーン
「あ。霧島さんとかも着たみたいだね!ちょっと行ってくるよ!」
そういって明久は逃げていった。残された秀吉は
「今度……潰す」
光の無い目でそう呟いていた。魔王相手の選択肢は常に生死が関わる選択肢だ。明久は2度も選択肢を間違えた恐らく後に処刑されるのは間違いない。だがその前に
「ふーん。瑞希も秀吉もいてウチは最後……ちょっと歯食いしばりなさい。アキ」
「え?え?なに!?なんで!?っぎゃあああああああ!!!頭蓋骨がアアアアアッ!!!!」
島田によって処刑される運命からは逃れられないのだろう……
「……玲さん。これ家から持ってきました」
「ボクはこれね。それとムッツリー二君?そこ座って良い?」
「……嫌だ。「もうそんな事言わないでよ!」ぐほっ!?ゼロ距離ボディ……」
「もう疲れてるんだね。ムッツリー二君は」
疲れてるとか疲れてないとかいう問題ではなく。物理的に気絶したムッツリー二を見ていると強烈な寒気を感じて右手を引くと
「あ」
「おいコラ翔子。ナチュラルに手錠を出すんじゃねえ」
手錠で俺を拘束しようとしていた翔子を睨みながら
「普通にしてろ。逃げないから」
「……判った」
ちょこんと俺の隣に座る翔子を見ながら、自分で持ってきた菓子の袋を開けながら
「まぁちょいちょいっと摘もうぜ」
メインは魚介だが。まだ時間が掛かりそうだし少し摘んでいようと言いジュースの蓋を開けた
「う。うう……頭痛いよ」
「次は無いからね。覚えておきなさいアキ」
「はい……」
なんで怒られたのか判らないという表情の明久に姫路が
「明久君、お鍋と調味料はどこにありますか?」
「あ、うん。今行くよ」
キッチンに入っていき。姫路と料理を始める明久を見て島田と秀吉が更に不機嫌になったのは言うまでもないだろう
明久が死亡フラグを踏み抜きまくっているころ龍也は
「ふむ。少々脂の乗りが悪いな。これは漬けるか」
買ってきた魚を短冊にし少しずつ味見をしながら。漬けにするのか寝かせるのかを判断していた
「良いんですかー?魔法を使って?」
呆れたように言うスバルに私は
「だから口止め料払ってるだろ?ほれ」
「えへへ~ありがとうございます」
刺身を幸せそうに頬張るスバルを見ながら。更に魔法を使う。時間加速系と言うよりかは刺身の周りの空気を微調整し早く熟成させているのだが、こんなことで魔法を使うなと怒られそうなのでスバルを監視においているのだ
「はー六課に帰らなくて良かったなあ」
「おいおい。六課の奴らが聞いたら怒るぞ」
苦笑しながら言うとスバルはそうですねと笑いながら
「まだ食べれないんですか?」
「まだだ。寿司飯の準備もしてないしな」
米は今炊いてるし。魚の熟成もまだ。もう少し時間が掛かるというと
「そうですかぁ。じゃあどうしようかな。「書類整理でもしてろ。見てやるから」はーい」
書類整理の苦手のスバルは嫌そうに鞄から書類を出して、書類とにらめっこしているのをみながら炊きあがった米に寿司酢をいれて寿司飯を作っていると
「あ、もうお寿司を握るんですか!」
「見てても良いですか?」
「お腹減ったよ……」
「おい食欲魔神。こんなところで寝るな。アザレア反対側」
「は、はい」
ぐったりしてるリヒトを引きずってくるアギトとアザレアの後ろから
「ヴィヴィオ。お寿司すきー!だから凄い楽しみーッ!!!」
きゃっきゃと楽しそうに笑うヴィヴィオ達を見ていると思わず笑みがこぼれた。こういう平和な時が何よりも幸福だなと思いながら
出来上がった寿司飯を握り始めた……そして7時ごろに完成し皆で食べ始めたのだが
「「ッ!!!!!」」
鼻を押さえ悶絶するリヒトとスバル。
「またやっとるんか?馬鹿か」
大人用のわさびの入っている握りまで食べて悶絶している2人に半分呆れたという感じで呟くはやてに
「まだまだ子供ですね。スバル」
セッテは既にわさびに慣れているのか平然としていたが
「!?」
急に鼻を押さえて隣を見ると
「ふふふ」
ティアナがニヤリと笑っていた。その手にはわさび
(あ、わさび足したな?)
セッテを悶絶させるためにわさびを足したであろうティアナに掴みかかろうとする。セッテだがわさびのダメージは深刻なのか半分くらいもがいていた
「あの2人は本当に仲が悪いですねー」
「同属嫌悪って奴じゃない?」
あははと笑い合うなのはとフェイトを見ながらティアナに
「折角の食事中にそう言うのは止めなさい」
「う……はい。すいませんでした」
「判ればよろしい。折角の食事なんだから楽しく食べような」
私はそう笑いながら行って時計を見た。明久から良かったら食事に来ないかと誘われたがこっちも予定があり断った
(今頃向こうはどうなっているのやら)
魔王が6人。向こうはどうなっているのか若干不安な龍也だった……
龍也が不安に感じている頃。明久は
「あ。雄二まだ煮えてないから。まだ待っててよ。はい、これ姉さんの分ね?あれ?姉さん寝てるの?仕方ないなあ」
海鮮鍋の前に陣取り皆の分を取り分けていたりする中、寝ている玲に毛布を掛けてからまた鍋の前に戻り。食材を足したり水を足したりしていた
「……明久。もっと無いのか?」
「まだ1回めだから出汁取りしただけ、直ぐ2回目を用意するから待ってて」
と順当に仕切りながら明久は全員が満腹になるように魚や野菜を上手く使いこなしていた
「締めはうどんと雑炊どっちが良い?」
準備をしながらそう尋ねる明久に雄二達はこう思ったと後に告げる
「「「おかん系男子」」」
明久はヒロインにジョブチェンジしただけではなくおかんと言う称号まで獲得したようです……
「あら?皆さんはどうしましたか?」
「おはよう姉さん。皆ならさっき帰ったよ。もうこんな時間だしね」
鍋を終えて締めの雑炊まで好評だった。美波と優月は複雑そうな表情をしていたけど何でだろう?
「玲さん。おはようございます。頭は痛くないですか?」
「ありがとうございます。瑞希さん。少しお酒が回っただけなので大丈夫です」
瑞希から水の入ったコップを受け取り。中身を飲み干してから
「それより瑞希さんはまだ帰らなくても大丈夫なんですか?ご両親が心配されていなければ良いのですが」
「はい、家も近いですし。父も母もまだ帰ってきてないので、時間なら大丈夫です」
姉さんが開けたコップを受け取ろうとした瑞希。丁度その時
PRRRRRR!! PRRRR!!!
ポケットから携帯の着信音が響いた
「すいません。私のみたいです。ちょっと失礼します」
そう言うと瑞希は僕たちから少し離れて携帯に出た。暫く話していたのだが驚いたような声を上げる。何かあったのかなと心配になり、瑞希の背中を見ていると瑞希は携帯の電源を切りこちらに向き直る、その表情は若干曇っているように見える
「どうしたの?何かあった?」
心配になりそう尋ねると瑞希は
「あ、いえちょっと父と母がすぐに帰ってこられなくなったみたいなんです」
「え?そうなの?何かあったの?」
「何でも空港がストになったとかで飛行機が飛ばないそうなんです」
ストライキ。それならば飛行機が飛ばないのもわかるが、なんと間が悪いのだろう
「アキ君。テレビをつけてくれますか?」
姉さんに言われてテレビをつけると丁度ストのニュースをやっていた。出国できなくて弱っている人たちの顔が写されていた
「もしかしてこの国に?」
「はい。2人の昔からのお友達の結婚式だとかで」
「とりあえず身の危険はなさそうなので安心しました。治安の良い観光の国のようですから」
姉さんがテレビを見てそう言う。安全な国なのかそれならば安心だ
「はい。母も「折角の機会だから、空港が使えるようになるまで観光をしてるといってました」
「すごいポジテイブだね」
普通はそう言う発想にならないと思うけど……
「家のお母さん。凄く陽気なので」
陽気って言葉で片付けて良いのかな?とそんな事をかんながながら、瑞希の事を考える。両親は大丈夫そうだが問題は瑞希だ
「瑞希さんはどうするのですか?」
「そうですね。私が日本から出来ることは無いので。のんびりと帰ってくるのを待とうと思います」
何かが致命的に勘違いされている僕は慌てて
「ああ、いやそうじゃないよ瑞希」
不思議そうな顔をする瑞希に姉さんが
「ご両親が帰られるまで瑞希さんは1人で暮らすのですか?」
「あ」
姉さんに言われて状況を理解した瑞希。女の子の1人暮らしなんて危なすぎる。出来るならうちにいて欲しいのだけど……僕がそんな事を考えていると姉さんが
「ご両親が戻られるまで、我が家に滞在しませんか?」
にっこりと優しい笑みでそう告げた。さすが姉さんだ僕の言いたいことを理解してくれていた。瑞希はしばらく渋ったものの姉さんに言いくるめられる形で頷いてくれた
「それではすいませんが。お世話になります」
「こちらこそよろしくね。瑞希、何か困ったらいつでも言ってよ」
「同年代の男の子がいる家なので恐縮ですが。その辺は私が責任を持って監督するので。安心してくださいね」
「そんな心配なんて、明久君ならむしろウェルカムと良いますか……私がぱっくり行きたいといいますか。とにかく心配事なんて何も」
あれ?僕捕食の危機?何か選択し間違えた?
「アキ君が何か粗相をした場合。もしくは瑞希さんに言い寄られていた場合。指を折るので心配無用です」
「ね、姉さん!?」
「そして折る指がなくなったら頚椎を折ります」
何と言うことでしょう。捕食エンドルートと死亡フラグのルートがいつの間にか二択になっていました。僕が一体何をしたと言うのですか
「ふ、不束者ですか、よろしくお願いしますッ!!!」
とりあえず判っていることは瑞希がすごくてんぱっていると言うことだけだった
第94問に続く
次回からやっと8巻ですね。この瑞希との同棲が「???」とそのサポーターの葵を策を練るという感じの話にしたいと思っています。それでは次回の更新もどうかよろしくお願いします