バカと魔王と召喚獣【凍結中】   作:混沌の魔法使い

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どうも混沌の魔法使いです
今回は2-AVS2-F 開幕戦となります。本来とは違う展開となりますので楽しんでいただければ幸いです
それでは今回の更新もどうかよろしくお願いします



第88話

 

第88問

 

「んじゃ、これが俺達のオーダーです」

 

翔子と向かい合いながら書いてきたオーダーを寺井先生に手渡す、俺達のオーダーは

 

1番 土屋康太 ショート

 

2番 八神ヴィータ センター

 

3番 姫路瑞希 レフト

 

4番 八神龍也 ライト

 

5番 坂本雄二 キャッチャー

 

6番 八神はやて セカンド

 

7番 島田美波 サード

 

8番 木下秀吉 ファースト

 

9番 吉井明久 ピッチャー

 

控え

ティアナ・ランスター

セッテ・スカリエッティ

 

龍也とはやてを組ませるのも考えたが、速い球を散々見てきてるAクラスには明久の100点前後の緩い球の方が利くと思い、龍也はライトに配置した、勿論点数差が出てきたら交代するのも考えている。

 

 

2-A

 

1番 工藤愛子 ショート

 

2番 木下優子 セカンド

 

3番 高町なのは キャッチャー

 

4番 霧島翔子 レフト

 

5番 フェイト・T・ハラオウン ピッチャー

 

6番  久保利光 ライト

 

7番 時任正弘 ファースト

 

8番 花岡麗 センター

 

9番 佐藤美穂 サード

 

 

控え

横田奈々

 

島崎志保

 

 

やはり女子メインで来た。しかも取り分け優等生と呼ばれる女子がメイン。そして対明久とでも言うのか久保利光が7番に居る

 

ゲイとして弾けたやつに対する。明久の恐怖心はとてつもない、俺が出来る事として

 

(久保の打順のときはリリーフさせるか)

 

姫路か島田、そして秀吉なら。明久の為にパワーアップするはずだから

 

「それでは先攻・後攻のジャンケンを」

 

寺井先生に促され

 

「「ジャンケン」」

 

「「ポン!」」

 

翔子 チョキ

 

俺 パー

 

くそ。負けた……

 

「……私達の先攻。変化球はカーブで」

 

! しまったカーブをとられた。これで緩急を使うピッチングは難しくなった

 

「じゃあ、こっちはスライダーで」

 

フォークは駄目だ。落ちすぎる可能性もある、カーブが無いならスライダーで揺さぶる方がいい

 

「では3分後に試合を開始します。準備を始めてください」

 

ベンチに戻り、明久と龍也に

 

「わり、カーブ取れなかった。変化球はスライダーにした」

 

俺がそう言うと龍也は少し考える素振りを見せながら

 

「となると、コースは低目をメインにすべきだな。失投するなよ?」

 

「あはは。大丈夫だと思うよ。多分」

 

にこにこと笑う明久だが気合は入っているように見える。これなら何とかなるかもしれない……そして試合開始時間となった

 

「「お願いしまーす!!」」

 

さてて1回の科目は古典か

 

「ふふ。吉井君、悪いけど本気で行くからね、サモン!」

 

工藤が右打席に立って召喚獣を呼び出す

 

2-A 工藤愛子

 

古典 275点

 

VS

 

2-F 吉井明久

 

古典 126点

 

(やっぱ点差は圧倒的だな)

 

それでも明久の学力はCクラスレベルまで上昇してる。配球さえ間違えなければ大丈夫なはずだ

 

(工藤と木下はアウトにとって、ランナー無しで高町とハラオウンと勝負したいな)

 

あの2人は翔子レベルだ、ランナーを貯められると不味い。慎重に行きたい

 

(工藤のさっきの試合は4打席。3安打、その打球は3塁線への引張りが多い。となれば……)

 

サインを出す。明久は頷き振りかぶり白球を投じた

 

(良し! いいコースだ!)

 

真ん中よりちょっと中。サイン通りのコースだ

 

「もらっ……」

 

大好きなコースに来た、と大きく踏み込んでスイングに出る工藤だが

 

ククッ!

 

ボールが横にスライドしボールゾーンまで逃げる

 

「す、スライダー!? しまっ」

 

カキッ!!

 

鈍い音を立ててボールが打席の前に当たって大きく弾む。よしっ!

 

「島田!」

 

「オッケー!」

 

前進してきた島田がキャッチしファーストに投げる

 

パシン!

 

アウトーッ!!

 

「しまったなぁ……」

 

頭を抱えながら戻っていく工藤を見ながら

 

(よしよし。1球でアウト、幸先いいな)

 

いきなりアウト。これはいいスタートだ、次は

 

「あたしはそう簡単にはアウトに出来ないわよ」

 

そういいながら木下が左打席に入る。

 

2-A 木下優子

 

古典 281点

 

VS

 

2-F 吉井明久

 

古典 126点

 

やっぱり工藤より点が高いな、さっきの試合では木下は

 

(右も左も自在に打ち分けてたな。好きなコースはどっちだ?)

 

流しも引っ張りも上手かった。コースの選択が問題だな

 

(とりあえず、初球はボールから、アウトコースにスローボール)

 

追加で中に入れるなよとハンドサインを出す。そして投じられた白球はボールゾーンに向かって来て

 

ブン!!

 

まるで届いていないのに木下はフルスイングした

 

「ストラーイク!!!」

 

(な、何考えてるんだ!?)

 

全然届いていないのにフルスイング。何がしたいのか判らない

 

「さー、次、次っと」

 

けろっとした顔でバットを構える木下を見ながら

 

(どうする、もう1球遊ぶか?)

 

ランナーは貯めたくない。だが木下が何を考えているか判らないしな

 

(アウトローに早い真っ直ぐだ)

 

様子見で低めに投げさせる。これで反応を見る投じられた白球は低めに来て

 

「よしっいただき!」

 

「なっ!? バント!?」

 

さっとバントの構えを取る木下、それを見た明久と島田に秀吉がダッシュしてくる

 

「ば、馬鹿! 戻れ!」

 

俺がそう叫ぶがもう遅い

 

「よっ!」

 

ボールが当たる瞬間バットを押し出す、プッシュバントだ

 

明久達の頭を超えてバウンドしたボールはセカンドのはやてが拾ってくれたが

 

「ふふ、内野安打よ」

 

その間に木下は1塁上で笑っていた

 

(くそ読まれてたか!?)

 

あのプッシュは完全に俺の配球を読んでいた。恐らく翔子の入れ知恵だが

 

(不味いな)

 

1アウトでランナー1塁、それでなのはに回ってしまった

 

「よーし! 返すよーッ!!」

 

2-A 高町なのは

 

古典 375点

 

VS

 

2-F 吉井明久

 

古典 126点

 

(ちっ、どうするか?)

 

点差がありすぎる、2ベースは楽に打ってきそうだ

 

(ここは低めに集めるぞ。最初は中にスライダー)

 

サインに頷き明久が足を上げた瞬間、1塁の秀吉が慌てて

 

「雄二! 盗塁だ!!」

 

「なにいっ!?」

 

視界を1塁に向けると、木下が2塁に向かって走っている。初球スチールだと!? しかも盗塁援護で

 

「よいしょ!!」

 

ぶおんと風きり音を立てて、高町が大げさなくらいフルスイングする

 

「くそっ!」

 

ボールを捕球し、横っ飛びしながら2塁に投げようとするが

 

(ぐっ!? 見えない!?)

 

大げさなスイングで完全に視界を塞がれた。そんな中で

 

「投げるな! 間に合わん!」

 

はやての声で投げるのは踏みとどまったが、これで1アウト2塁

 

(くそっ格下のチームにやる戦法じゃねえぞ!)

 

これで組み立てが難しくなってしまった。打撃と走りを組み合わせた、動く野球……いくら龍也が居るからってやるような先方じゃない

 

(いや、落ち着け。あと2つでチェンジだ。最悪1点は目を瞑ろう)

 

大きく深呼吸をしてからインローに構える、

 

(ここで切る、ゲッツーだ)

 

低目を引っ掛けさせる。理想はサードゴロ、フォースアウトと送球でチェンジ狙い

 

(よし行くよ)

 

ワインドアップから投じられたストレートが注文どおりのコースに来る

 

「まっそう来るよね!!!」

 

ダンッ!!!

 

力強く踏み込んだ、高町が思いっきりボールを引っ張る

 

カキーンッ!!!

 

弾丸ライナーが島田を襲う。島田は何とかミットで受け止めようとしたが

 

「きゃっ!?」

 

その余りの勢いに押され、1度はミットに収まったものの、ボールは宙を舞う

 

「良し! ホームに「駄目! 優子さん戻って!!」

 

高町の怒声と同時にズザザッとグランドを滑る音がする

 

「よっ♪」

 

はやてがスライディングでボールをキャッチし、そのままファーストセカンドに入ったムッツリー二にパスする

 

「アウトー! チェンジ!」

 

ピンチが一転、一気にチェンジになった。はやては高町を見て

 

「サード狙うって判ってたからなあ? 回りこませてもらったで?」

 

そう、高町は思いっきり引っ張るバッティングをしていた、だからサードを狙うとはやては読んでいたのだ

 

(た、助かった……)

 

いきなり失点からじゃしゃれにならない、何とかこの回を無失点で抑えれた事に安心しながら

 

(こりゃ、タフな試合になりそうだ)

 

向こうはこっちを格下って見てない、これはかなり集中しないと負ける。俺はこの1回のやりとりでそれを悟っていた

 

 

 

 

(1点取れなかったかー)

 

マウンドに登りながら、私はさっきの回の攻撃を逃した事に若干の落胆を覚えていた。

 

当初の予定では、愛子は業とアウトになる予定だったが、ここは普通に裏を掛かれてアウト。優子は予定通りプッシュで出塁、

なのはがサードライナーで1点取るつもりが

 

(はやてが突っ込んでくるとはなー)

 

どうも向こうもかなり真剣なようで、サードライナーが美波のグローブをえぐると同時にスライディングさせてたようだ

 

(うーん。まっ。何とかなるかな?)

 

この回はまずは1アウトを取れる、問題は2番と3番のヴィータと瑞希。何が何でも4番の龍也には回させてはいけない

 

(龍也は運動得意だからね。三振にとるのは難しいでしょ)

 

龍也の前にランナーを貯められると不味い。集中して行こう

 

2-A フェイト・T・ハラオウン

 

古典 298点

 

VS

 

2-F 土屋康太 

 

古典 4点

 

……軽くひょいと真ん中に投げてみた。

 

「……このっ!!」

 

真ん中なら打てるとフルスイングする康太。そしてそれは白球を捕らえた……

 

ゴキ

 

物凄い鈍い音を立ててなのはの前で止まる

 

「えーと、はい、アウト」

 

なのはが気まずそうにボールを拾いタッチする

 

「アウトー」

 

審判も気まずそうにそう言ってアウト宣告する、それと同時にFクラスのほうからどんまいとかの励ます声が聞こえてくるのを聞きながら

 

(保健体育があるのは判るけど、康太は失敗じゃないかな?)

 

「うーし、じゃあ次は私だ」

 

左打席に入ったヴィータの点が表示される

 

2-F 八神ヴィータ

 

古典 268点

 

(やっぱりか……)

 

ヴィータも私もミッドチルダの生まれ。英語とか数学ならまだしもこの世界の歴史にはあんまり詳しくない、暗記力と要領でカバーしてもやっぱり200点後半が限界か

 

 

(フェイトちゃん。まずは外にスローボール、これはボールでいいよ)

 

なのはのサインに頷き。バットが届かないコースにスローボールを投げ込む、ヴィータは一瞬反応したけど見送った

 

(次は中にハーフストレート、コースは出来たらインローで)

 

そのサインに頷いた物の私は

 

(うーん、インローかぁ……)

 

低めのコースを投げさせるのは難しい。真ん中か高めに浮くかもしれないけど……とりあえず投げよう。

 

シュッ!!

 

全力ではないストレートは要求されたコースより多少浮いたが。真ん中までは上がらず、真ん中と低めの中間に向かっていく

 

「このっ!!!」

 

キンッ!!!

 

ヴィータはそれをフルスイングしたが、引っ張りすぎてファールに、これで平行カウントだ

 

(じゃあ次は、アウトハイからのカーブ。インコースまで落とすくらいおもっきり、ボールでもいいよ)

 

そのリードに頷きアウトコース高めから、インコースに食い込むカーブを投げる

 

ボールゾーンから緩やかに弧を描いてミットに向かった白球は

 

「おらあ!!!」

 

ヴィータの気合を込めたフルスイングに弾き返された

 

「だ、駄目!? 追いつけない!」

 

麗がボールに向かって走るが白球は頭を越えてグランドに落ちた

 

「よしっ!」

 

ヴィータが1塁上でガッツポーズをとるのを横目で見ながら

 

(不味いなあ)

 

瑞希の運動神経はどの程度かわからないけど、アウトをとったとしても龍也に回ってしまう。どうやって抑えようかなあと考えているとベンチの翔子からハンドサインがでた、それを見たなのはと私は

 

(思い切ったことを考えるなあ)

 

その余りに思いっきりのいい作戦に苦笑しながら、なのはと私は帽子を触り、了承の意を翔子に返した

 

 

 

 

(何のサインだったんだ?)

 

ネクストで待機しながら、私は首をかしげた。さっき翔子がハンドサインを出した、だがまだ一回の裏。サインを出すような場面ではないと思うのだが……

 

「ストラーイク!」

 

「むっむううう……打ちたいです」

 

瑞希が難しい顔でバットとミットを交互に見ている。点数は

 

2-A フェイト・T・ハラオウン

 

古典 298点

 

VS

 

2-F 姫路瑞希

 

古典 351点

 

テストの点は瑞希の方が有利だが、いかんせん。運動音痴だ、フェイトの緩急をつけたピッチングに対応できず。2ストライク、1ボールとなっている。

 

「よっ!」

 

「こ、このっ!!」

 

フェイトが軽く投げたカーブをバットの先に当ててギリギリファール。だがあの感じでは三振も時間問題だなと思っていたが

 

「瑞希! 頑張ってねー!」

 

ベンチで笑いながら明久がそういった瞬間

 

ゴウッ!!! っと言う効果音が出そうなくらい瑞希の雰囲気が変わった。瞳は爛々と輝き召喚獣は唸り声のような物をあげながら、フェイトを睨んでいる。だがそこは歴戦の魔導師、子供の気迫位に……

 

「うっ……」

 

もしかすると今の瑞希の気迫はネクロのそれに匹敵するのかもしれない。目に見えて動揺の色を見せるフェイトは、2・3回頭を振ってから、インハイに全力のストレートを投げ込んだ。

 

(これは打てないか?)

 

さっきはインローのカーブだった、普通に考えてあのストレートには反応できな……

 

「ていやーっ!!!!」

 

カキーンッ!!!!!!

 

気迫の篭ったとは言えない声で振るわれたバットは、インハイの難しいコースのストレートを完全に捉え、センターとライトの中間に弾丸ライナーで向かっていく

 

「しゃあっ! これは抜けたぞ!!」

 

「先制点、ゲット!!!」

 

明久と雄二が嬉しそうにそう叫んだ瞬間。はやてと私がが2塁を踏んで3塁に向かおうとしたヴィータに

 

「ヴィータ。あかん! 戻れ!!」

 

「ヴィータ。駄目だ! 戻れ!!」

 

そう叫ぶがもう遅い、グランドにバウンドしかけた白球は

 

「花岡さん! 頭下げて!」

 

ライトから突進してきた久保が頭を下げた、花岡と言う名の女子を飛び越えてダイビングキャッチした。

それと同時に点が表示される

 

2-A 久保利光

 

古典 398点

 

400点は越えてないが、それでもあの点数ではパワーもスピードもある。数秒でライトからセンターに向かうのも不可能ではない

 

バシッ!!!

 

「アウトーッ!!!」

 

「げえ!? マジかよ!!!」

 

ヴィータが慌てて戻ろうとするがもう遅い、久保は着地と同時に1塁に送球、1バウンドしてファーストのミットに収まり

 

「アウト!! チェンジッ!!!」

 

1点のチャンスが一瞬でダブルプレーでチェンジ。 ヴィータがとぼとぼと戻ってきながら

 

「すまねえ。兄貴」

 

申し訳なさそうなヴィータを迎え入れながら

 

「いや。今のは誰だって走る、普通は走る場面だ。あの場合は運が悪かった」

 

センターは追いつけず、ライトとレフトも普通なら追いつける場面ではない、そう普通ならセーフなのだ。私の言葉に不信感を感じたのか、セッテが

 

「龍也様? 運が悪かったとは?」

 

不思議そうに尋ねてくるセッテに私はグランドの久保を指差しながら

 

「あの変態。明久の瑞希に対しての応援を勝手に自己解釈して、パワーアップしたみたいだぞ?」

 

ゲイの久保の目が妖しく輝いているのが見える……しかも明久に視線を向け続けている

 

「……しくしく……」

 

明久はそれに気付き号泣し始めた。そりゃそうだ同性に狙われるなんて恐怖以外の何者でもない筈だ

 

「大丈夫ですよ、明久君。明久君は私が護りますから」

 

「そうよ。アキ。ウチ達に全部任せなさい、久保はあんたに近づけさせないから」

 

「私も頑張るから」

 

「皆ぁ……」

 

明久が美波達に励まされて、目を輝かしている。何か色々と立場が逆な気もするが本人達が何も言わないから良いだろう

 

「雄二、どうも。この試合は相当タフな試合になりそうだな?」

 

「だな。攻撃も護りも堅すぎる。一瞬の気の緩みで負けかねないな」

 

1回の攻防は互いに1ヒットのみ、アウトはゴロとゲッツーの応酬。これは簡単に点を取れない、もしくは乱打戦になる

 

「まぁ。危ないと思うたら直ぐリリーフするけどな?」

 

「私も交代いつでもしますから」

 

「女狐に負けるのだけは嫌ですからね」

 

はやて達も熱くなっているのか、好戦的な光を瞳に宿し、雄二にそう告げる。雄二はにやりと笑いながら

 

「当然だ。俺も負けるのはごめんだ。気引き締めていこうぜ!」

 

雄二はさっきの攻防で気合を入れなおしている。これならまだなんとでもなる、なにせ互いに0点だ。まだ点差があるわけではないのだから……とりあえず当面の問題は

 

「久保と明久の対決は避けないとな」

 

「……次の科目は数学」

 

「リリーフするなら、はやてか瑞希、それか美波だな」

 

明久の精神衛生上。久保との対決は絶対にさせてはならない、誰をリリーフさせるか? と言うことで、私と康太と雄二はしばらくの間頭を抱えることになった……そして暫く考えた結果

 

「とりあえず、美波にリリーフしてもらうか?」

 

「だな。様子見ってことでな」

 

はやてやヴィータのリリーフも考えたが、やる気はあるものの。はやてやヴィータ達はキャッチボールくらいの経験しかない、その反面、なのはとフェイトは休日の朝、私がアギト達とキャッチボールをするときには毎回顔を出している。野球にはある程度なれているから、全試合今の所登板しているのだ。はやて達も試合に出て野球のルールと配球の基礎を覚え始めているが、もう少し様子を見たい

 

「……それに島田も数学は200点代後半。投球に不安は無い」

 

「だな。それで行こう」

 

美波は運動神経もいいし、不安は無い。後は明久の応援があればAクラスにも引けをとらない投球ができるだろう

 

私達は作戦会議を終え、2回のグランドにと向かって行った

 

第89問に続く

 

 




野球の話って結構難しいと始めて知りました。もっと色々頑張らないといけませんね
次回も野球編になりますのでどうかよろしくお願いします

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