バカと魔王と召喚獣【凍結中】   作:混沌の魔法使い

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どうも混沌の魔法使いです。今回は霧島さんのお宅での勉強会ですね。ドタバタ喜劇かはたまた美波達の魔王化が進むか・・・・・・まぁどっちにせよ混沌な話になるでしょうね。まぁそれが私クオリティなのでなんとも言えないですけどね。それでは今回もどうか宜しくお願いします


第53問

 

第53問

 

メールで送られてきた地図に従い私は翔子の家に着たが

 

「デカイな」

 

「いやいや、私らが住んでるところと同じ位やろ?」

 

はやてが笑いながら言うが冗談じゃないくらいでかい。初めてアリサとかすずかの家に行った時に似た感覚を20過ぎてから抱くとは思わなかった

 

「まぁ行ってみようぜ兄貴」

 

ヴィータにうながされインターホンを押す、暫くすると翔子が顔を出し

 

「・・・…いらっしゃい、龍也。そしてはやて」

 

はやてを見て微笑む翔子。どうやら翔子はかなりはやてを気に入ってるようだ。まぁはやても翔子を気に入っているし。類は友を呼ぶと言う奴だろう

 

「・・・・・・なのは達もいらっしゃい。もう皆揃ってる」

 

翔子に案内された部屋の戸を開けると

 

「頭が変になるゥゥゥッ!!!」

 

ガンガンッ!!!

 

柱に頭を打ち付けている明久と

 

「・・・・・・俺は監視されてるから。あんまり近付かないで」

 

「誰に?」

 

愛子から青褪めた表情で逃げている康太の姿があった

 

「何があったんだ?秀吉?」

 

私がそう尋ねると秀吉は

 

「明久は。ポニーテールの姫路と島田を見て頭が変になると叫んで、5分ほど前から柱に頭を打ち付けてる。島田と姫路が止めようとしたがそれでも止まらないんだ」

 

スカート姿の秀吉に

 

「お前は止めないのか?」

 

「・・・・・・私の髪じゃポニーテール出来ないし。胸も大きくないし・・・・・・それになにより私を見て無反応な明久が酷いと思うから止めない」

 

精神は肉体に影響される。今の女子の姿の秀吉は自分に構わない明久に怒りを覚えつつ、自分の女らしさの皆無さとの間で板ばさみになり助けたいが。助けたくないという状況のようだ。

 

「じゃあ、康太は?何で愛子に迫られてる?」

 

「・・・・・・それははやてのせい。前の強化合宿の時に愛子の心を巧みに誘導して。土屋に好意を持たせた。元々愛子は土屋が嫌いじゃないから結構すんなり誘導されていた。まぁとりあえず私は雄二を連れて来る」

 

淡々と語る翔子だが、今の康太の状況はヤバイ。はやてと同格の魔王と魔王化の可能性のある愛子。康太の胃が心労で崩壊しかねない

 

「・・・・・・本当に止めて!陽向に殺される!」

 

康太の怯えようが尋常じゃない!?それほどまでに危険なのか陽向は

 

「あーなんか怯えるムッツリーニ君が超可愛い、なんか苛めたい」

 

そして愛子は愛子で開いてはいけない扉を開きそうになっているし

 

「・・・・・・雄二を連れて来た」

 

ドサリと転がされる雄二、手足を縛られた上に猿轡とアイマスクに加え。ヘッドホン装備…・・・一体何を聞いてるんだろう

 

『俺は翔子を愛してる・・・・・・俺は翔子を愛してる』

 

それがエンドレスに流されていた・・・・・・私は無言で雄二の猿轡とアイマスクを外した

 

「ああ・・・・・・光だ・・・・・・なんて美しいんだ」

 

やばい、雄二がピリオドの向こう側に行きかけている。それほどまでに精神的に追い詰められていたのか!?

 

「さーて。じゃあ勉強しよかー」

 

「お前もマイペースだな!はやて!」

 

この勉強会…・・・なんか平穏で終らない気がするのは私だけだろうか?

 

 

 

 

では勉強会の内容をダイジェストでお贈りします

 

「んじゃまー間違えるたびにハンマーで強打な?ああ。5回間違えるたびにハンマーの重さ上げるからそのつもりで」

 

「殺される!?僕!撲殺される!?」

 

「・・・・・・まだ死にたくない」

 

ガクガクと震える明久と康太を無視してハンマーを素振りするヴィータ

 

「最近運動不足なんだよなー」

 

ブオンッ!!ブオンッ!!!尋常じゃない風切音のハンマーには10キロの表記。その後ろには10キロごとにハンマーが用意されている

 

「ああ。20回間違えたら。1トンハンマーな?」

 

「正解を導き出せ!僕の頭!!生死の境を彷徨う前に正解を!!」

 

「・・・・・・知恵の神よ。俺を救ってください」

 

結局彼らは40キロのハンマーで頭を強打され、三途の川へと送られた・・・・・・

 

 

 

「ではこの問題を解いてね」

 

「ううう・・・・・・古典なんて酷い」

 

「私もそう思う」

 

うううーと頭を捻る美波と秀吉になのはは

 

「点数が80点を越えたらこれをプレゼント」

 

何かの写真を2人に見せる

 

「こ、これは!ムッツリ商会で7000円で売られてたレア物!?」

 

「し、しかもネガつき!?」

 

美波と秀吉の食いつき具合が尋常ではない。一体あの写真には何が?

 

「早い者勝ち。欲しいのなら実力で手にしなさい」

 

なのはがそう言って写真を懐に仕舞う

 

「秀吉より先に答えを!!!」

 

「島田より先に正解を!!!」

 

2人の気合の入り方が尋常ではなかった。ちなみに結局2人は80点を取る事が出来ず。がっくりと項垂れていた

 

 

 

 

 

「雄二を物にするにはどうしたら?」

 

「それは勿論。監禁洗脳やろ?」

 

なるほどとはやての悪巧みをメモしていく翔子・・・・・・うん、その勉強の成果は決して発表して良い物ではないだろう

 

「何だぁ!?強烈な寒気がするぞ!!!」

 

雄二が敏感に自らのみに迫る危機を感じ取っていた。とりあえず翔子が持って来た物には手を出さないように注意しておこう

 

 

 

 

 

「それではこの私が自ら貴女に勉強を教えて差し上げましょう。馬鹿そして島田」

 

セッテが両手にナイフを構え黒板の前に立つ。その反面美波と明久は

 

「あの?なんで僕と美波は回転台拘束されてるの?」

 

「う、うちスカートなのにこれはない」

 

疑問系の明久にセッテはにやりと邪悪な笑みで

 

「5回間違えたら回転させます、そしてナイフを投げます」

 

サッと顔を青褪めさせる2人にセッテは

 

「大丈夫です、刃は潰してありますので。まぁ当たれば尋常じゃ無く痛いでしょうがね」

 

にやにやと邪悪な笑みで笑うセッテ。基本セッテは良い子だが、実はSで苛めっ子である。主に六課ではオットーやエリオが同じ様な事をされ苛められている。

ちなみにこれはなのはから聞いた内容なのでSとかの意味は全く理解できていない、どういう意味なのか今度はやてに辺りに聞いてみよう

 

「ではスタート、はい。これの答えは?」

 

~数分後~

 

「回転スタート」

 

「うわああああああッ!!」

 

「はい、ドーン」

 

ドスッ!!!

 

明久の顔5㎝に刺さるナイフ

 

「おや?外れですか運がいいですね。では2問目始めましょうか

 

「た、助け!殺される!!」

 

「うちもスカートで回転はイヤアアアア」

 

結局その後、美波も回転させられ悲鳴を上げていた・・・・・・

 

 

 

 

 

「んじゃあ、英語。行こうか」

 

「はい、フェイト先生質問があります」

 

「はい。康太どうぞ?」

 

教鞭を振るうフェイトに康太が質問する

 

「何故。俺と愛子が紐付きの手錠でつながれてるんですか?」

 

「うん、間違えるたびにその紐が自動で巻き取られてね?0距離になったら、愛子に康太を好きにしていいって話になったの」

 

「俺の了承が無い!!!」

 

悲鳴を上げる康太にフェイトは

 

「陽向に殺されたくなかったら頑張って正解しよう♪」

 

「可愛く言っても駄目えええ!!!」

 

「Rー12までなら許可されたんだムッツリーニ君」

 

手錠の先で笑う愛子に康太が

 

「・・・・・・陽向に殺される・・・・・・」

 

「ははは、いざとなったら電話頂戴。助けてあげるから」

 

「それは余計俺を死地に追い込む行いだ!」

 

~数分後~

 

「離せーッ!!!」

 

「ああ。これなんか凄い可愛い♪」

 

「あああ・・・・・・帰ったら陽向に殺される・・・・・・」

 

結局間違え続けた康太は愛子の抱き枕状態でフェイトの授業を受けていた

 

 

 

「さて。では簡易テストをしようか」

 

私は勉強の結果の確かめとして小テスト準備していた

 

「あの、龍也質問です」

 

「はい、明久。どうぞ?」

 

手を上げる明久にそう尋ねると

 

「その手にある竹刀はなんですか?」

 

「点数が低いとこれで強打だ」

 

ヒュン!!ヒュンッ!!軽く竹刀を振ると

 

「み、見えない!?どんなスピードで振ってるんだ!?」

 

「か、風切音が尋常じゃない!?死んでしまうぞ!?」

 

動揺している明久達に

 

「大丈夫!大丈夫手加減するか……あっ、手が滑った」

 

ドズンッ!!!パラパラ……

 

置いてあった石像の胴を貫く竹刀を見ながら

 

「すまん。今度直しに来る」

 

「……別に気にしなくて良い。あれは雄二の拷問用だから」

 

その発言には問題があるが、お咎め無しならどうでもいいだろう。

 

「どっこいしょ」

 

バキャンッ!!!

 

「ちゃんと手加減するから心配ない」

 

「「「「心配事しかない!!!」」」」

 

たかが石像が壊れたくらいで怯えすぎだな。こいつらは

 

「ははは!!竹刀って、兄ちゃん手加減してるなあ?兄ちゃんその気になったら鋼鉄の壁も素手で砕けるやん」

 

「「「化け物かッ!!お前は!?」」」

 

出入り口の前にセッテとはやてが陣取っているので逃げるに逃げれない明久達がそう怒鳴るが

 

「失礼な、カテゴリー的には人間だ。って言うかそんな無駄話していて良いのか?時間過ぎてるぞ?」

 

「「「ストップしてたんじゃないのか!?」」」

 

「急いで解かないと」

 

「私も死にたくない」

 

慌てて問題を解き始める雄二達を見ながら

 

(さてさてどうなるかな?)

 

詰め込まれた内容がどれほど頭に残っているかな?と期待しながら待ったが結果は……

 

「成敗ッ!!!」

 

「「「ふぎゃあああああッ!!!!」」」

 

明久達は三途の川送り

 

「デコが痛い……痛すぎる」

 

「ウチ。今日教わった事忘れそう」

 

はやての渾身のデコピンを喰らった美波達がデコを押さえて悶えていた。ちなみにその頃瑞希はと言うと

 

「どうすれば!明久君を私の物に出来ますか?」

 

「襲いなさい!攫いなさい!監禁しなさい!!それが真理!!」

 

セッテの危険な思想に毒されかけていた……とりあえず明久には瑞希にも気をつけるように伝えておこう

 

 

 

 

 

「それじゃあ、そろそろ夕ご飯だからこっちに来て」

 

三途の川の番人とか言うカロンさんと話していたと思ったら、突然霧島さんの声が聞こえた、その瞬間僕は何かに引っ張られる感覚を感じた

 

「また来いよ~今度は良いお茶とお菓子用意しとくから」

 

妙にフレンドリーなカロンさんに手を振りかえしながら僕の意識は光の中に消えた

 

「雄二、ムッツリーニ。カロンさん面白い人だったね」

 

「ああ、あのジョークのセンスのよさは驚きだ」

 

「……エロトークも上手だった」

 

3人でうんうんと頷いていると

 

「あの、明久君?目が物凄く虚ろなんですけど?大丈夫ですか?」

 

「大丈夫!ちょっと臨死体験したけど、気分爽快だから!!!」

 

死にかけた変わりにイロイロと精神面が回復したのかもしれない。臨死体験もそういう物だと考えれば悪いものではないのかもしれない

 

「……案内するからこっち来て」

 

「離せえええ!!!」

 

ズルズルと雄二を引き摺りながら歩いて行く霧島さんに着いて僕達も勉強部屋を後にした。

 

「あれ?龍也は?」

 

「ん?龍也なら帰ったわよ?ユナちゃん達に夕ご飯作るんだって」

 

あの子煩悩お兄ちゃんめ、あっさり僕達を三途の川に送り込んで自分は家で妹の面倒を見ているとは……仲間意識とか無いのか?僕がそんな事を考えて居るころ龍也は

 

「今日はオムライスが良いなー」

 

「あ、私もオムライスがいいですね」

 

コクコク

 

「じゃあ、オムライスにしようか。直ぐに出来るから待ってなさい」

 

「「「はーい」」」

 

天使軍団にオムライスを作っていたりする……

 

「……この部屋」

 

霧島さんが部屋の扉を開ける

 

「す、凄い!」

 

「ほーこれはまた豪勢やなぁ?」

 

「中華ですか……カロリー計算をしないと後が怖いですね」

 

北京ダックや鱶鰭といった豪華な中華料理が所狭しと並べられていた。思わず涎が出そうになるほどに美味しそうな料理の数々だった

 

「……適当に座って、雄二はここ」

 

「翔子、お前の指差したイスには革の拘束具が見えるのだが?」

 

「……何も問題ない、雄二を縛り付けるだけものだから」

 

「問題しかねえよッ!!!」

 

雄二と霧島さんの何時ものコントを見ながら僕達はイスに座った

 

「……ちょっと大人しくしてて」

 

「ふぐううッ!?」

 

ドスッ!!!

 

零距離ボディーブローでぐったりする雄二をイスに座らせた霧島さんは流れるような手並みで。雄二の胴と足をイスに縛り付けてから自分も椅子に座り

 

「……いただきます」

 

「「「いただきます!!!」」」

 

「俺が縛られてる事はスルーか!お前らはッ!!!」

 

そう怒鳴っている雄二を無視して僕達は食事を始めた

 

「そういやさあ?はやて達は良いの?龍也がいなくて」

 

「んー兄ちゃんは基本的に小さい子に甘いし。アザレアは泣き虫で甘えん坊やから兄ちゃん居らんと寝れんし。いいも何もないで」

 

「そうそう、私達慣れてるしなー。兄貴はアザレアたちには甘いから」

 

きっとそれは魔王と天使の違いだろう……

 

ドスッ!!!

 

「次は目や」

 

「心の底からゴメンナサイ」

 

はやて様は殺ると言ったら確実に獲りに来る。余計な事を考えると死期を早める事になるのでこの話題はもう考えないでおこう

 

「翔子?何故俺に取り分けた料理だけ毒々しい紫色をしているんだ?」

 

「……食べて?それで幸せになれる……私が」

 

「何か混ぜ物してやがるな!誰がそんな物食うか!!」

 

「……はい、あーん」

 

「あーんじゃねえええッ!!!」

 

縛られているのに実に雄二は機敏に動くな。やっぱりに生死に関わる事だと人間は実力以上の力を発揮するって本当なんだ

 

「はい。土屋君?あーん」

 

「ぶんぶんッ!!!」

 

視界の隅ではムッツリーニが工藤さんにあーんされそうになっている、何をそんなに嫌がるんだか……僕がそんな事を考えていると

 

ガシャンッ!!!

 

窓ガラスが叩き割れ何かが工藤さんの前に突き刺さる

 

「矢文?……誰だろ?」

 

工藤さんが怪訝そうにそれを見る

 

「へー、土屋君。妹さんからだよ?」

 

「ガクガクガクッ!!!」

 

凄まじい汗を流しながら工藤さんから手紙を受け取ったムッツリーニはそれを見て

 

「いやアアアアア!!こ、殺される!?奴は全部見てたんだアアアア!?」

 

頭を押さえ錯乱していた。一体あの手紙には何が!?

 

「はい、アキ。あーん」

 

「はい。明久君、あーん」

 

「明久、あーん」

 

「1人で食べれ……」

 

ギロリ

 

暗殺者の目×3

 

断れる雰囲気ではないが誰を選んでも死亡フラグ。

 

(ああ……誰か僕に平穏を下さい)

 

結局差し出された料理を口に出来ずにいたせいか。僕は美波の関節技フルコースと姫路さんの高速往復ビンタ、秀吉の絶対零度の視線を受けて、肉体・精神的に大ダメージを受けることとなった……

 

「……雄二勉強の調子はどう?」

 

「順調そのものだ。なにせこっちにはAクラス相当が4人だぞ?これなら次のテストではお前に勝っちまうぞ?」

 

確かに言動は危ないがはやて様達の勉強の教え方は天才的だ。点数も上がってきてるしきっと次はいい点数を取れるだろう

 

「……じゃあ勝負をしよう、私が雄二がどの程度出来る様になったか見て上げる」

 

「見てあげるだと?随分と上から目線だな?翔子」

 

「……実際に私の方が上」

 

「くっ!上等だ!!勝負でも何でもしてやろうじゃねえか!!」

 

あれ?何時の間に雄二と霧島さんが喧嘩モードに入ってる?

 

「……クス。言質とった。じゃあ皆で勝負してテストの順位のいい人順に部屋決めしよう?」

 

「へ?」

 

「……私は勿論雄二を選ぶ。愛子は土屋。吉井は取り合いになるけど……それはそれで面白いよね?」

 

おおおい!!!なんか僕に生命の危機が訪れてるううう!?

 

「待て。翔子俺は承諾『くっ!上等だ!!勝負でも何でもしてやろうじゃねえか!!』……すまん。明久」

 

「この喧嘩馬鹿!!お前のせいで僕とムッツリーニまで生命の危機に陥ったじゃないか!!!」

 

「……雄二の馬鹿!!!」

 

僕とムッツリーニに責められた雄二(霧島さんにも追い詰められていた)は気分を落ち着かせるためか目の前の紫色のジュースに手を伸ばし

 

「っととと!悪い翔子!」

 

「……大丈夫」

 

霧島さんの服の裾にその中身を零した

 

「……これは不味い」

 

「ああ?何がだ?」

 

「……あの薬は繊維を溶かすから、このままじゃ裸になる」

 

「おおい!!お前は俺の飲み物に何を入れた!?」

 

シュワシュワと霧島さんの服から煙が上がっている。まさかこのままだとポロリが!?

 

ドスッ!!!

 

「ふぎゃああああッ!!!目。目がアアアアッ!!!」

 

高速の目潰しに僕は視界を塞がれた

 

「アキ?女は胸じゃないのよ?」

 

「そう言うところして見てないのならお話しする?」

 

ブンブン!!!

 

絶対零度の囁きに僕は何度も首を振った

 

「……着替えてくる」

 

「そうした方がいいだろうが……ここは風呂にしようぜ?腹ごなしも兼ねてな」

 

雄二の提案を聞いた霧島さんは少し考えた素振りを見せてから

 

「……判った。先にお風呂にする」

 

「んじゃ。模擬試験はその後だな?」

 

「……うん」

 

霧島さんの同意を得て、僕らは着替えの用意の為に男女の部屋に分かれた

 

第54問に続く

 

 




龍也さん一時帰宅。愛する妹の為に食事を、妹には甘いのが龍也さんクオリティです!!次回はガールズトークと霧島さんの部屋に侵入の話にしようと思います
それでは次回の更新もどうか宜しくお願いします

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