サトシとナルト〜永遠なる友情〜   作:雷神 テンペスタ

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第9話 演習(後編) 決着の演習

ナルトはカカシに勝負を挑んでいた

 

カカシside

 

 

ナ「って言ってみたり」

 

こいつはバカなのか?とりあえず、カスミとサトシが他の2人に別々に行ったな…知ってたのか?カスミはサクラと一緒にずっといる、サトシは、断れたのか?別々に別れたな…俺はとりあえず

 

カカ「あのさ、お前ズレてない?」

 

と言っておいた

 

ナ「(うーん、サトシのやつバラしてもいいって言ったけど、じいちゃんが許すか?……まぁどうせ見てるだろうからいいか)はぁ…ズレてんのはお前のセンスだろう」

 

お前ってそれって…

 

カカ「ちょっとちょっと、お前呼ばわりってないんじゃないの?」

 

ナ「(流石にダメだったか、まぁいいや。)じゃあ、行くってばよ‼︎……って何で本なんか読んでんの?」

 

カカシsideout

 

カカ「あぁ〜いいの、お前程度に本気はいいでしょ?」

 

ナ「ふーん、後悔しても知らないぞ?」シュンッ

 

ナルトがそういった刹那、その姿が消えた、次の瞬間には自分の前に飛びかかるようにして接近していた。手は鈴を取ろうと前へと伸ばしている、急いで飛び退きナルトの手から逃れた。

 

ナ「チッ、意外に早いじゃねーか…流石だなー、カカシ先生〜」

 

カカ「何か、雰囲気変わってない?」

 

ナ「気のせいだってばよ‼︎…風遁 大突破!」

 

と言った瞬間にナルトの口から大きな風が吹かれたのであった

 

カカ「(何故、こいつがこんな高等な術を知ってるんだ‼︎?)くっ‼︎?」

 

ナ「カカシ先生…本気でやらないと…………死ぬぜ?」

 

カカ「!!………(何だこの殺気は‼︎?下忍以上だぞ!これは暗部の域に達してる!)……いいだろう…本気でやってやらないでもない(続きは後からだ)」

 

そう言って、カカシは持っていた本を懐にしまった

 

ナ「やっと本気で来るようになった?じゃあ、サトシ‼︎」

 

サ「おう‼︎火遁 豪龍火の術‼︎

 

突如としてサトシが現れた、高等ランクの術をぶっ放した

 

カカ「何‼︎?(サトシの気配が今頃になって現れた?何故だ、さっきまで遠くにいたはずだ!それにこの術は高等ランクの術だぞ‼︎)」

 

サ「油断大敵だぜ!先生!(ナルト少し本気出したか?)」

ナ「そうだってばよ〜!(あぁ…さっきからカカシの心の声がめっちゃうるせーよ)」

 

サ「(まぁ、そうだろう?だってドベNo. 1のお前があれ使ったんだからよ?)」

 

ナ「(それもそうだな…、本気で行っちゃう?)」

 

サ「(いや、ここは一先ず、カスミ達と合流する!サスケに断られたからな?)」

 

ナ「(やっぱそうか、じゃあ、早速!)カカシ先生!ちょっとたんま!」

 

カカ「どうした?」

 

ナ「俺ら、ちょっと会議してくるってばよ‼︎」

 

カカ「あぁ…そうか?(雰囲気が戻ったぞ?どういう事だ?)」

 

ナ「じゃ!」ポンッ

 

サ「バイバイ!」ポンッ

 

カカ「……サスケの所に行くか…」

 

ーーーーーーーーーー

カカシside

 

ナルトのやつ…あの動きは下忍の動きじゃなかった、それにあの術も高等ランクの術…何故あいつが使えるんだ……3代目?でも、見張りの時に3代目の所に向かう事すらしていなかった…だが、あの動き……どこかで見た事がある…いや違うな、あんなドベが総隊長なわけが…さて推測はここまでにして、サトシの誘いを断ったサスケはどうでる……

 

 

サス「火遁 豪火球の術‼︎」

 

 

サスケの声がして向いてみる……ほぅ?……下忍がこの術をするにはチャクラが足りないはずだが…オレは分析しながら、冷静に避け、土遁で土の下へ行きながら考えていた…サトシより気配がだだ漏れだな…いや、今は考えている場合じゃないな

 

カカ「土遁 心中斬首の術」

 

サス「ぬおぉ…」

 

とサスケを地面に埋めて首だけ見えるようにしといた。ま、本来ならここで首を斬って終了なんだが…さすがに演習でやるのはちょっとヤバいでしょ。オレは斬らずにそのままにして地上へ行った。

 

カカ「忍…戦術の心得その3!忍術だ!まぁ、1は体術なんだが先ほど、ナルトが知ってそうだったから言わないよ。ま、お前も下忍になりたてにしては上出来だ!」

 

とオレはそう言い残してその場を去った。サスケは悔しそうな顔をしている。この戦う前にナルトとサトシの戦い方を見たのかは知らないが…でもあいつらは別だ。特にサトシの気配の消し方については違和感がある。消し方については子供にしては慣れすぎだ……一体どういうことだ?っと、サクラは…カスミとまだいるな、ナルトやサトシの気配も近づいている……合流するつもりか?あの3人は知っているのか?よし…4人で来るなら待ってるか…

 

カカシsideout

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

サトシとナルトは、カスミとサクラと合流していた

 

サ「……カスミ、ちゃんと言った?」

 

カ「ええ、後、私の独断だけど、サクラにはあの(私達が異世界人って)事をみんなで言おうって思ってるだけどいい?」

 

ナ「(お前なぁ…暗部ってことはかくせよ?)」

 

カ「(それは当たり前でしょ?暗部の鉄の掟を破るわけないでしょ?)」

 

サク「(サトシとナルトとカスミ何の話してるんだろう?)……これからどうするの?」

 

カ「あっ、ごめんごめん。今からカカシ先生所に行くわよ?」

 

サク「え?ど、どうしてなの?」

 

カ「そりゃ………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

勝負しによ♪」

 

 

 

サク「えぇぇぇぇぇぇ‼︎‼︎?」

 

 

ーーー………

 

サク「ねぇ…?本当に行くの?」

 

カ「まだ言ってるの?「だって!」良いから黙って付いて来て?」

 

サク「……わかった。」

 

サクラはしぶしぶながら納得し、カスミ達の後をついていった

 

カカシの元に行く間にサトシ、ナルト、カスミは話していた

 

ナ「(それにしてもよく、あのうるさいのを手なづけたな?)」

 

カ「(手なづけたってあんたね…ただ友達になっただけよ♪

サクラは私の事何故か、姉さん的な感じで見てるけどね?)」

 

サ「(お前ってそういう所は鈍感なんだな?)」

 

カ「(あんたにそれだけ(鈍感の事)は言われたくなかった…)」

 

サ「(うおぃ‼︎?そこまで言う事ねーだろ!)」

 

ナ「(俺も、お前に鈍感って言葉を聞いたくなかった)」

 

サ「(ナルまでか‼︎?)」

 

ナ「(冗談はここまでにして、どうするんだ?このままカカシのとこに行く事なったけど、もうベルが鳴るまで数十分だぞ?)」

 

サ「(……あぁ、それか?別に鈴は取らなくても良いんだ。アレを見せればサスケ以外のオレ達が合格するからな)」

 

ナ「(何でだ?)」

 

サ「(カカシ先生のあの言葉が聞きたいだけの事)」

 

「「(……結局は、サトシの自己満足だけで、サスケは不合格になるんかぃ‼︎?)」」

 

サ「(ってのは冗談だよ、この時期のサスケはイタチの復讐だけに生きていたようなものだから、オレ達の事は足手まといとしか見てないから仕方ないけどな)」

 

カ「(何だ。ってそろそろ着くわね。)」

 

ナ「(カカシはいるんかね?)」

 

サ「(行ってからのお楽しみだよ。)」

 

ーーーー……

 

カスミ達が広場に着くとカカシ先生が本を読みながら待っていた

 

カ「あっ、カカシ先生〜待ってったんだぁ〜」

 

カカ「君達が来るまで本を思う存分読んでたよ」

 

サ「じゃあ、行くぜ?」シュッ

 

「「‼︎?」」←サクラ、カカシ

 

サ「ナルト!」

 

ナ「おう‼︎螺旋丸‼︎」

 

カカ「何‼︎?(螺旋丸‼︎?ミナト先生の術じゃないか‼︎?)」

 

サク「ええ‼︎?何あの術‼︎?」

 

カ「螺旋丸よ…手のひらにチャクラを乱回転させ球状に圧縮し、その球体を相手にぶつけることで相手に螺旋状の傷を負わせながら高速で吹っ飛ばす術なの」

 

サク「何で、ナルトが‼︎?」

 

カ「まぁ、それも込みで話すから、私たちも行くわよ‼︎」

 

サク「え!えぇ!」

 

カカ「(やはり、ナルトやサトシは実力を隠してたのか?)お前いつのその技覚えたの?」

 

ナ「そんな事今はどうだって良いってばよ‼︎カスミ!サクラ!行っけ!」

 

カカ「何‼︎?」

 

ナルトがそう言うと何処からともなくカスミとサクラが現れ、カカシの懐にある鈴を取ろうとしていただがーー……

 

カカ「甘いぞ!サクラ、カスミ!」

 

カ「くっ……」

 

サク「後少しだったのに!」

 

後少しで届く所でカカシが避けたのだった、とその時……

 

ピリリリリリリリリリ!!!

 

演習終了の合図がなった……

 

カカ「ふぅ…どうやら時間切れだな?とりあえずサスケを拾って丸太のとこ行くぞ」

 

とカカシは言った。そして一同は最初に集まった丸太の所へ移動した

 

 

ーーーーーー

サトシside

 

土遁 心中斬首の術で首まで埋まっていたサスケを拾い、カカシはこう言った

 

 

カカ「何で虫の腹が聞こえないのが気になるけどさ、この演習についてだが、ま!お前らは忍者学校に戻る必要もないな」

 

 

とカカシ先生が言い終わるとサクラとサスケは喜んでいる。するとカカシ先生はにっこり笑いながらこう言った

 

カカ「……そうサスケ……お前は、忍者をやめろ!」

 

カカシが言い終わるとサスケは驚いている。すると最初にサクラが口を開いた

 

 

サク「どうして、サスケ君だけが忍者を辞めなくちゃいけないんですか!」

 

とサクラは興奮気味に言った、カカシ先生は冷静に冷たく?……ーーー

 

 

 

 

カカ「それはな……こいつは忍者になる資格もねぇガキだってことだよ」

 

 

 

 

カカシの言葉にイラッとしたのかサスケはカカシに向かって走る。感情任せにすると忍者にはなれないと知ってる俺達は静かにそれを見続ける…

 

カカ「だからガキだってんだ」

カカシはサスケの上に乗っかってサスケの手を拘束している。その様子を見てサクラは

 

サク「サスケ君を踏んじゃダメ!」

 

はぁ……これが敵だったら、助けてやれよ、するとその声に対して九喇嘛がイラだったのか、急に

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

九『うるさいぞ‼︎小娘が!』

 

 

 

 

 

 

 

「「「(九喇嘛のバカ‼︎)」」」

 

と俺たちは心の中で突っ込んだ…このいきなりの声に驚いたのかサクラ、サスケ、カカシ先生までもが驚き、ナルトを見る、まぁ当たり前だな?だってナルトの中に九喇嘛がいるんだから声の発生源はナルトの腹の中からだ

 

ナ「……九喇嘛のアホ。」

 

とナルトは、呆れながらも九喇嘛が何を言うかを聞き耳立てていた

 

カカ「(今のは間違いなく、あの九尾の声!)」

 

サク「……今のってナ、ナルト?」

とサクラは少々驚きながら聞いていた。

 

サス「……お前の声にしては低かったぞ?」

サスケはそう聞く

 

カ「…九喇嘛落ち着いて?後、ここ一番にうるさかったのは九喇嘛だからね?」

とにっこり笑ってカスミは言っていた…半ギレすんなよ、カスミ…

 

九『だが、カスミ……ってここにいても話しにくい!』

ぽんッ

 

と言いながら、急に煙が出てきてオレンジ色の髪を持ち俺らより年上の大人が現れた、無論、人型になった…九喇嘛だ。

 

サク「えっ、誰ですか?」

 

九「わしの正体などそこの坊主に聞けばわかるわ!貴様ら忍者をなめているのか!?何のために班を作りチームごとにこの演習やってると思っているんだ!」

 

サス「チッ、どういう事だ!」

 

九「ふん!そんなもんそこの坊主に聞けばわかる。わしは寝る!」

 

 

「「「(出てきたと思ったらもう寝んのかい‼︎?)」」」

 

九喇嘛はそのままナルトの腹の中に戻っていった、はぁ…嵐が通り過ぎたみたいだぞ?

 

カカ「……まぁ、つまり……お前らはこの試験の答えをまるで理解していない……」

 

サス「何だそれは!もったいぶらずに早く言え!

 

とサスケが聞き返す。だから逆切れやめよ?聞いてる方が腹立つ、それにカカシ先生オレ達(一応)の上司なんだからさ。カカシ先生は呆れて言った

 

 

カカ「それはチームワークだ」

 

その言葉にサスケはハッとする。ナルトやサトシ、カスミの方を見ると驚いてなかったのでどうやらナルトでも分かっていたみたいだ。

 

サス「だが鈴が4つしかないのにチームワークなんだ!5人で鈴を取ったとしても仲間割れするだけじゃないか!」

 

とサスケは反論する。それに対してカカシは答える

 

カカ「当たり前だ!これはわざと仲間割れするように仕組んだ試験何だからな‼︎」

 

サク「はっ(だからカスミは私を誘ったんだ…でもどうして知ってたんだろう。あとで教えてくれるって言ってたし…うん!)」

 

サクラとサスケはそれを聞いて驚く。俺は仕方ないかと思い言った

 

サ「この試験は誰か忍者学校に戻るのを1人我慢しなきゃならない…逆に言えば仲間のために自分が犠牲になるのを望むことができる人……その人こそが合格できる人だったんだよ」

と俺はそう言った

 

カカ「そうだ。そして最初の開始直後に皆で集まり5人でかかってこればオレから鈴を取ることができたはずだ。いくらオレでも5対1じゃ分が悪すぎるからな」

 

とカカシ先生は言った…そしてその言葉にサスケは図星になる。

 

サ「だからオレはお前を誘ったんだ。一緒に鈴を取りに行かないかと。でもお前は断った。まぁ予想はしてたけどな」

 

俺の言葉に何も言えないのかサスケは黙ったままだった。

 

カカ「それなのにサスケ!お前は誘いを受けておきながらサトシや他のメンバーを足手まといだと決めつけて個人プレイ!下忍がやるにはチャクラが少ない豪火球の術をオレにした。情に流されては忍はやっていけない!よく覚えておけ‼︎」

 

とカカシ先生はそれだけ言うと俺とナルト、カスミ、サクラに向かってこう言った

 

カカ「お前らは、最初のナルトの無鉄砲さ(それとあの速さ)には驚いた…だが、もっと驚いたのがお前らの最後連携プレイだ…ちゃんとチームワーク出来てたな、それに身体能力もアカデミーの時より上がってたな…慢心せずにさらに腕を磨け。そうすればもっとお前らは強くなれる」

 

とカカシ先生は言ったーー……

 

 

カカシ先生…ごめんな。まだアレ以上に動けるんだ…それに慢心何かするもんか…木の葉の守護七神の俺らが慢心するわけねー世界は、広いんだ…

 

カカ「任務は班で行う!たしかに忍者にとって卓越した個人技能は必要だ。がそれ以上に重視されるのは”チームワーク”」

 

 

 

ナ「確かに一人一人の技術は良くてもチームプレイがクソだったら話にならないってばよ」

 

ナルが珍しく正論を言った

 

カカ「そうだ。チームワークを乱す個人プレイは仲間を危機に落とし入れ殺すことになる。……例えばだ…サクラ!カスミを殺せ、さもないとサスケが死ぬぞ‼︎」

 

とカカシ先生はサスケの首にクナイを当てて言う、サクラは何も出来ずただジッとしてしまっている…それは命取りだぞ?

 

カカ「…とこうなる。人質を取られた挙げ句に無理な2択を迫られ殺される。任務は命がけの仕事ばかりだ!」

カカシはそう言うとクナイをしまって、サスケから離れる。そしてサスケは立つ。

 

カカ「ちなみに敵はオレたちに情などかけない。もしサクラがカスミを殺したとしても敵はサスケを殺してサクラも殺す。」

 

とカカシは冷徹に言い放った。その言葉にサクラとサスケはビクッとした。一応捕捉に私は二人に説明する。

 

カ「当たり前だよ?だって里に帰られて言われたりしたら私たちが何を知ろうとしたか場合によっては分かられるし。そんなんだったらその場で皆殺しちゃえば誰にも何にも分からないから一件落着だよ」

 

サクラはそれに疑問を感じたのかカスミに質問をする。

 

サク「どうして里に帰られて言われたらあたしたちの目的まで分かられちゃうの?」

 

カ「え?うーん、例えばさ私らはA国の暗号を入手してこいと命令されたとするね。じゃあまず何をする?」

とカスミはサクラに聞く

 

サク「え?そりゃあ、A国に行って暗号部の人を探すわよ…」

とサクラは答える

 

カ「そうするにはまず、暗号部の人は誰かと、暗号部の拠点を探さないといけないよね?となればまずA国の住人や忍に尋問したりするけどその人を殺さずに置いとくと、その人たちはA国の長に報告するよね?”木ノ葉の忍が暗号部の人や暗号部の居場所を答えろと尋問された”って。そうすると長は木ノ葉はA国の暗号を手に入れようとしているってすぐ分かるってこと」

とカスミは答える

 

ナ「そうすれば、A国の長は木ノ葉の目的を考え対策を練る。するとA国も黙ったままでいられないから攻める対策を練ったりして気づけば戦争だってばよ…」

とナルトは言う。サクラは納得した様子だった。

 

カカ「そういうことだ。現にお前らはそういう道を歩もうとしている。尋問する立場やされる立場になることもある。これを見ろこの石に刻んでいる無数の名前。これは全て里で英雄と呼ばれている忍者たちだ」

 

とカカシ先生は慰霊碑に向かって歩いて行く。

原作だったらここでナルトがKY発言するんだよなぁ〜

 

ナ「それそれ!俺はそういう英雄になりたいんだってばよ‼︎」

 

言っちゃったよ、まぁ俺が目で合図して言わせたんだけど

 

カカ「…がただの英雄じゃない…。任務中に殉職した英雄達だ」

 

ナ「え?」

とカカシ先生は静かな声でそう言った。

 

カカ「これは慰霊碑。この中にはオレの親友の名も刻まれている………」

とカカシ先生は慰霊碑を見て言う。……オビトのことか。けど残念ながらオビトは黒幕なんだよね、ここにはミナトさんやクシナさんの名も刻まれてんだよな

 

カカ「最後にもう一度チャンスをやる。ただし昼からはもっと過酷な鈴取り合戦だ!挑戦したい奴だけ弁当を食え。ただしサスケには弁当を食わすな仲間のことを見下した罰だ。もし食わせたりしたらそいつをその時点で試験失格にする。ここではオレがルールだ分かったな?」

 

カカシ先生はそう言うと消えたでも後ろの木のとこに気配を消して隠れてる。気配だだ漏れだぞ?まぁしゃあないか。サスケのお腹が鳴る。しゃあーねぇな…

 

サ「これやるよ」

俺は弁当をサスケに渡す

 

サス「…何のマネだ」

とサスケは言う

 

サ「お前、カスミの弁当食っといて、腹減るってすごいなってのは冗談で腹減ってんならやる。」

と俺は冗談を言いながらサスケに弁当を強引に渡した。

 

サク「ちょ、ちょっとサトシ!さっきカカシ先生がダメだって!」

とサクラは言う

 

サ「俺は次こそみんなで鈴が取りたいんだ、それに次は一緒に戦ってくれるって信じてるんだ。それに俺やナルトは朝飯食ったから良いんだ。だからやる」

と俺はぶっきらぼうに笑いながら言った

 

ナ「オレもするってばよ。サトシ、オレの弁当やる」

とナルトは俺に弁当を渡す

 

サ「お前なぁ」

と俺が呆れながら聞き返すとナルトは「オレってば倒れても九喇嘛がいるしな!」とナルトは笑って言った

 

サク「…しょうがないわね!サトシ、あたしの弁当半分わけてあげるからソレナルトに返しなさい」

 

とサクラは弁当を半分に分けて言った。

 

カ「じゃあ、サクラに私のをあげるわ」

 

サク「あっ、ありがと!

 

 

そして皆で仲良く弁当を食べた。

 

「お前らぁぁぁぁ‼︎‼︎」

とカカシは叫んでこっちへ来る

 

サク「きゃあぁぁぁぁぁ‼︎?

とサクラは叫び、サスケは焦った顔をし、俺とナルト、カスミは平然としていた

 

「ごーかっく♡」

とカカシはにっこり笑って言った、ハートをつけてたのがイラッと来たけど

 

サク「え?何で!?」

とサクラは聞き返す

 

カカ「お前らが初めてだ。今までの奴らは素直にオレの言う事を聞くだけのボンクラどもばかりだったからな、忍者は裏の裏を読むべし……」

 

と一旦切ったカカシ先生

 

 

カカ「忍者の世界でルールや掟を破る奴はクズ呼ばわりされるけどな!仲間を大切にしない奴はそれ以上のクズだ」

とカカシは答えた。やっぱ、オビトの言葉はカカシ先生の心に残ってんだな…

 

カカ「これにて演習終わり全員合格!!よーし!第七班は明日より任務開始だ!!」

とカカシ先生が言い終わると皆で弁当を食べて、演習場を離れた。


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