デート・ア・ライブ 士織パラレル   作:一光

7 / 11
十香編完結!

琴里「遅いわよ、この駄作者」

ぐべらっ!? 心を抉るとは、悪魔め!!

士織「誰の妹が悪魔ですか?」←腹に穴が空いた状態で来た

ひっ!? 士織ちゃん、その状態で来ないで! 凄く怖い!!

士織「私の可愛い妹を悪魔呼ばわりした愚かな人にはOSIOKIです」←血塗れのチェンソーを持って

助けてぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

琴里「じゃ、本編スタートよ」←むっちゃ青ざめてる


これからはずっと一緒に

折紙side

 

 

 

「あ・・・・・・」

 

 

 

私の口からそんな声が漏れた。随意領域(テリトリー)で強化された視力で五河士織が崩れるように倒れる姿がはっきり見えた。

 

 

 

「――――――」

 

 

 

住宅開発のために整備された平らな地面に腹這いになり、対精霊ライフル〈C・C・C(クライ・クライ・クライ)〉を構えたまま、今度は声が出なかった。装填された特殊弾頭に攻性結界を付与させてから引き金を引いた。狙いは完璧だった。五河士織が精霊を突き飛ばさなければ。

 

 

 

「――折紙ッ!」

 

 

 

私の隣にいるASTの隊長、日下部燎子一尉が声を上げるが、それよりも、私が五河士織を・・・・殺してしまった。そんな事実に頭の中が真っ白になる。

 

 

 

「悔いるのは後にしなさい! 後で死ぬほど責めるから! 今は生き延びることだけ、考えなさい・・・・・・ッ!」

 

 

 

そうしてると、世界が悲鳴を上げ、災厄が降臨した。

 

 

 

折紙sideout

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

十香side

 

 

 

世界が啼いた。景色を歪ませながら私は霊装を身に纏う。そして、平らになっている高台を見る。あそこに、殺すに足りてしまった人間がいる。

 

 

 

「・・・・・・」

 

 

 

私は地面に踵を突き立てると、そこから私の天使、鏖殺公(サンダルフォン)を現出させる。地を蹴って肘掛けに足をかけ、剣を引き抜く。

 

 

 

「あぁ」

 

 

 

喉を震わせる。シオーと最初に会ったときの事を思い出す。殺す気はないと言う言葉を信じられなかった。

 

 

 

「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

 

 

 

天に響くように。次に会ったときの事を思い出す。私を否定しないと言ってくれた、名前を付けてくれたのが、凄く嬉しかった。

 

 

 

「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

 

 

 

地に響くように。今日の事を思い出す。楽しかった、世界がこんなに美しく、素晴らしいものだと知った。

 

 

 

「よくも」

 

 

 

けど、それを教えてくれた、私を否定しないでくれたシオーは、もういない。目元が熱くなる。

 

 

 

「よくもよくもよくもよくもよくもよくもよくもよくもよくもよくもよくも」

 

 

 

剣を握る手に力を込めて、高台までの距離を殺した。

 

 

 

「な――ッ!?」

「――――」

 

 

 

目の前には目を見開く女と、無味な表情の女。憎い、憎いその顔を見ると、私は叫ぶ。

 

 

 

「〈鏖殺公(サンダルフォン)〉――――【最後の剣(ハルヴァンヘレヴ)】!!」

 

 

 

私が足をかけてた王座が砕け散り、剣にまとわりついて形を変える。十メートル以上になった鏖殺公(サンダルフォン)を振りかぶり、二人の女に向かって降り下ろした。刀身の光が強くなり、太刀筋の延長線上である地面を這っていき、凄まじい爆発が起きる。

 

 

 

「な・・・・・・ッ!」

「――――く」

 

 

 

すんでのところで左右に逃れられた。

 

 

 

「この・・・・・・ッ、化物め――――!」

 

 

 

長身の女が叫び、剣のようなものを振るう。そんなもの、霊装を纏ってる私に通じないことを学習していないのか? 視線をそちらに向ければそれだけで攻撃を霧散させた。

 

 

 

「嘘――――」

 

 

 

女の顔が絶望に染まるがどうでもいい。私はもう一人の方に目を向けた。

 

 

 

「――嗚呼、嗚呼。貴様だな、貴様だな」

 

 

 

静かに唇を開いた。この女が、シオーを・・・・・・ッ!

 

 

 

「我が友を、我が親友を、シオーを殺したのは、貴様だな」

 

 

 

私の言葉に初めて表情を歪めていた。けど、どうでもいい。シオーがいない世界など、どうでもいい。ただ、冷静に、狂う。

 

 

 

「――殺して壊して消し尽くす(ころしてころしてころしつくす)死んで絶んで滅に尽くせ(しんでしんでしにつくせ)

 

 

 

ただ、失った悲しみと奪われた怒りを振るう。

 

 

 

十香sideout

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

琴里side

 

 

 

「司令・・・・・・ッ! 士織さんがッ!」

「わかってるわよ。全部見てたんだから」

 

 

 

口の中で飴を転がしながら正面モニタの身体が削られた士織と、精霊、十香の戦闘映像を見る。空間震警報が鳴り始め、住民の避難が殆ど終わってない状況で精霊とASTの戦闘が始まった。

 

 

 

「開発地だからって考え、持てないわね。これじゃ」

 

 

 

一撃で地面を二分する破壊力。今までが可愛く思えるわね。

 

 

 

「ま、ちょっと優雅さが足りないけど、騎士(ナイト)としては及第点ね。今のでお姫様がやられてたら目も当てられなかったわ」

 

 

 

クルーたちが戦慄したような視線を向ける。令音と神無月だけは違った。令音は十香の戦闘をモニタリングし、データを採取してる。神無月は何時も通り頬に朱が差して、唾液が漏れてる。

 

 

 

「とう」

「はうッ!?」

 

 

 

神無月の脛を蹴り飛ばし、立ち上がる。これで士織が終わるわけない。

 

 

 

「いいから自分の作業を続けなさい。士織はこんなんじゃ終わらないわ」

「し・・・・・・司令! あれは・・・・・・」

 

 

 

始まった。モニタには公園に横たわってる士織にかけられた制服が燃えている。まぁ、燃えてるのは制服じゃなくて士織の傷口だけど。

 

 

 

「き、傷が・・・・・・」

 

 

 

傷が見なくなるくらいに燃え上がってから、その勢いをなくし、炎が消えた後には綺麗に再生された士織の身体があった。ちっ、もう少し下ならパンツ見えたのに、へそしか見えない。

 

 

 

『・・・・・・うっ・・・・』

 

 

 

横たわっていた士織が目を覚まし、ゆっくりとその体を起こした。

 

 

 

『私・・・・・・生きてる・・・・・・?』

 

 

 

キョトンとした表情で自分の体を見てる。その様子に私はニッと笑う。

 

 

 

「すぐに回収して・・・・・・彼女を止められるのは士織だけよ」

 

 

 

モニタの士織を見ると、チラッとブラの一部が見えてた。よしっ!

 

 

 

琴里sideout

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

士織side

 

 

 

私は自分のお腹をペタペタ触っていた。ブレザーとワイシャツは綺麗な穴が開いて、血で汚れていた。無論私も。

 

 

 

「十香・・・・・・どこに・・・・・・」

 

 

 

十香を探そうとして辺りに目を向けると、高台から黒い光が発せられると、凄い爆音と衝撃波が起きた。

 

 

 

「きゃ・・・・・・ッ!?」

 

 

 

突然すぎて、風に煽られて地面に転がった。

 

 

 

「一体、何が・・・・・・」

 

 

 

高台の方を見ると絶句した。まるで巨大な剣で何度も切り裂いたような断面が幾つもあった。

 

 

 

「何が、どうなって・・・・・・ひゃ!?」

 

 

 

呆然としてると、浮遊感を感じた。この感覚は〈フラクシナス〉の転移装置の感覚で、目の前が公園から〈フラクシナス〉内部に変わった。

 

 

 

「士織さん、こちらへ!」

「は、はい!」

 

 

 

そこに控えていた〈フラクシナス〉のクルーの人に大声で呼ばれ、そのまま、艦橋に向かう。艦橋に着くと、

 

 

 

「士織、お目覚めの気分はいかが」

 

 

 

艦長席に腰掛けた琴里がチュッパチャプスのピコピコ動かしながら聞いてきた。

 

 

 

「一体、何があったの!? 十香は!? それに、私なんで・・・・・・ッ!?」

「ストップ、今説明するわ。士織がASTの攻撃でやられて、キレたお姫様がASTを殺しにかかってるわ」

「えっ・・・・・・」

 

 

 

モニタを見ると巨大な剣を振るって山を切り刻む十香と、それに蹂躙されてるように思えるASTが写されていた。

 

 

 

「完全にキレてるわ。士織を殺されたのがよっぽど許せなかったみたいね。愛されてるじゃない」

 

 

 

琴里が肩をすくめる。私はモニタの十香を見ると、十香は泣いていた。

 

 

 

「琴里、どうしたら十香を止められるの!? 教えて!!」

「こっちもそのつもりよ。精霊関係で人的被害が出るのはこっちも避けたいのよ」

 

 

 

琴里はニッと笑い、私から視線を外した。

 

 

 

「〈フラクシナス〉旋回! 戦闘ポイントに移動! 誤差は一メートル以内に納めなさい!」

「「「了解!」」」

 

 

 

琴里が指示を出すと、数名のクルーが声を上げた。次に、重苦しい音と共に〈フラクシナス〉が微かに震動した。

 

 

 

「琴里、どうやって止めるの!?」

「士織、あなたが止めるのよ」

 

 

 

私は琴里の言葉に目を見開いた。

 

 

 

「私はどうすればいいの!?」

「呪いにかかったお姫様を救う方法なんて、一つしかないじゃない」

 

 

 

そう言ってすぼめた唇でキャンディにチュッ、と口付けた。

 

 

 

「ねぇ、もしかして・・・・・・」

「キス以外あり得ないじゃない。それとも、私としてからにする?」

「「「・・・・・・」」」

 

 

 

流石に、私もクルーの人も黙った。えっ? キス?

 

 

 

「・・・・・・キ、キス!?」

 

 

 

思わず、大声を上げた。いや、けど、キスって・・・・・・

 

 

 

「ほ、本当に・・・・・・それで十香を、止められる?///」

「えぇ、そうよ。お姫様は滞空中だからここから落ちればすぐよ」

 

 

 

ん? 落ちる? 今琴里の口からとんでもないことを聞いた。

 

 

 

「低空まで下りてるし、精霊に接近したらこっちから重力中和してあげるわ」

「えっと、ここから、落ちて、十香の所へ?」

「そうなるわ。大丈夫よ、〈フラクシナス〉の真下にいれば」

「ずれたら、どうなるのかな?」

「地面に真っ赤な花が咲くわ」

 

 

 

だらだらと汗が流れる。これ、失敗したら命ないよね。

 

 

 

「じゃ、連れてって」

「「はっ!」」

 

 

 

両脇をどこからともなく現れた二人の屈強な男の人に両手を抑えられ、引きずらていく。

 

 

 

「ちょっと、えっ? えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!」

「いってらっしゃい」

 

 

 

そうして、今、艦体下部に位置するハッチに連れてこられた。

 

 

 

「「幸運を」」

 

 

 

それに返す暇を貰えずに、空に放り出された。

 

 

 

「いぃぃぃぃぃぃぃぃぃやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

 

 

凄まじい風を受けながら、情けない声を出してしまった。うん、普通に怖い。そんな恐怖の中、私は一つの影を見つけた。

 

 

 

(十香・・・・・・ッ!)

 

 

 

手足を思いっきり伸ばして姿勢を安定させる。後は、

 

 

 

「十ぉぉぉぉぉぉぉぉ香ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

 

 

思いっきり、全力で叫んだ。そうして、落下速度が緩やかになった。〈フラクシナス〉からサポートだと気付くのに時間は要らなかった。私の声に気付いた十香が剣を振りかぶったまま、私の方を見た。目と鼻は真っ赤になってた。

 

 

 

「シ・・・・・・オー・・・・・・?」

 

 

 

段々とゆっくりとした落下速度の中、ポカンとしてる十香の両肩に掴まってその場にとどまった。

 

 

 

「えっと・・・・・・十香」

「シオー・・・・・・ほ、本物、か・・・・・・?」

「うん。そうだよ」

 

 

 

私が言うと、十香は唇を震わせた。私は無言で十香を抱き締めた。

 

 

 

「シオー、シオー、シオー・・・・・・ッ!」

「よしよし、な――――」

 

 

 

私が十香の頭を撫でてると、視界の端に凄まじい光が見えた。その発生源を見ると、十香が振りかぶったままの剣が真っ黒な輝きを放っていた。

 

 

 

「えっ? な、何!?」

「しまった・・・・・・! 最後の剣(ハルヴァンヘレヴ)の制御を誤った・・・・・・! どこかに放出するしかない・・・・・・!」

「ほ、放出って・・・・・・どこに!?」

「・・・・・・」

 

 

 

十香は無言で、地面の方を見て、私も見てみると・・・・・・そこには死にかけの鳶一さんがいた。

 

 

 

「えっと・・・・・・取り合えず、あそこは駄目」

「で、ではどうしろと言うのだ! もう臨界状態なのだぞ!」

 

 

 

十香が言うように、十香が握ってる剣は辺りに黒い雷を放っていた。琴里、お姉ちゃん勇気だしてみるよ。

 

 

 

「何とか、なる方法がある・・・・・・」

「何だと!? 一体どうするのだ!?」

 

 

 

私は一回心を落ち着かせる。大丈夫・・・・・・ファーストキスの相手が十香でも、安心できる! ・・・・・・筈・・・・・・

 

 

 

「わ、私とキスして!!///」

「――何!?」

 

 

 

私が顔を真っ赤にしながら言うと、十香は驚いた様子を見せる。やっぱり駄目だよね。

 

 

 

「ごめん、やっぱ――――」

「キスとは何だ!?」

 

 

 

そっちだった!? キスを知らなかったってパターンだった!

 

 

 

「キ、キスってのは、唇と唇を合わ――――」

 

 

 

十香の顔が目の前まで来ていて、唇には柔らかい感覚があった。十香の甘い匂いと暖かさを感じる。十香が振りかぶったままの剣に罅が入り、空に砕けて溶けていく。十香のドレスも同じように空に溶けていく。私達はそのまま、私が下になるように地面に着地する。

 

 

 

「と、十香、ごめん! こうなるなんて知らなくって・・・・・・」

「動くな・・・・・・見えるだろ」

 

 

 

唇を離した後、私は謝ろうと十香から離れようとしたが、十香は私の体を強く抱き締める。

 

 

 

「・・・・・・シオー」

「何?」

「また、デェトに連れていってくれるか・・・・・・?」

 

 

 

十香が消え入りそうな声で言うと、私も十香を強く抱き締める。

 

 

 

「うん、行こう。これからはきっと一緒に居られる」

 

 

 

そのまま私達はお互いの温もりを、確かに感じあっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ・・・・・・」

 

 

 

土日を挟んだ月曜日。無事元通りの校舎には結構な数の生徒が集まっていた。そんな中で私は窓の外をボーッと眺めていた。あの後、気を失った後目が覚めるとメディカルチェックを受けた。気を失ってからは検査の一点張りで十香には会えていない。

 

 

 

「・・・・・・はぁ」

 

 

 

十香とキスをした時、私の中に温かいものが流れ込んできた感覚があった。それがずっと気になっていた。

 

 

 

「・・・・・・」

 

 

 

そうして、自分の唇に触れた。十香とキスした感覚が、今でも残っていた。

 

 

 

「十香・・・・・・」

 

 

 

消え入りそうな声で、十香の名前を口にした。十香に会いたい。また、街を二人で歩きたい、そんな思いが三日間で強く思っていた。教室がざわついたが、どうでもいい気がする。

 

 

 

「五河士織」

「ッ!?」

 

 

 

急に名前を呼ばれてビックっとしながら振り返ると、手足と額に包帯を巻いていた鳶一さんがいた。顕現装置(リアライザ)を用いれば大体の怪我はすぐに治ると聞いていたから、三日経ってまだ包帯があるからそれほど酷い怪我だったんだなと思った。そうすると、鳶一さんは頭を深々と下げていた。

 

 

 

「えっ?」

「ごめんなさい。謝って済む問題でないけれど」

 

 

 

後から聞いた話で、十香を狙った一撃は鳶一さんの放ったと言う。

 

 

 

「べ、別に気にしてないですよ。だから、頭を上げてください」

 

 

 

特になんとも思ってないの方があってるのかもしれない。十香に当たらなくて良かったと思う方が強い。

 

 

 

「でも・・・・・・」

 

 

 

頭を上げたと思ったら、急に顔を近付けてきた。

 

 

 

「浮気は、駄目」

「えっ・・・・・・?」

 

 

 

思わず、目が点になる。浮気? 浮気って何の事!? チャイムがなると、鳶一さんは席に戻った。思いっきりこっちを見てるけど。

 

 

 

「はーい、皆さーん。ホームルームを始めますよぉー」

 

 

 

岡峰先生が入ってきてそちらに意識を向けるが、鳶一さんからの視線は相変わらずだった。

 

 

 

「そうそう、今日は出席を取る前にサプラーイズがあるの! ・・・・・・入ってきて!」

「ん」

 

 

 

何だろうと思ってると、入ってきた人物を見て私は目を見開いた。きっと、隣の鳶一さんも同じだと思う。

 

 

 

「・・・・・・今日から厄介になる、夜刀神十香だ。皆よろしく頼む」

 

 

 

だって、制服を着ていた十香が笑顔で入ってきたからだ。けど、嬉しい。十香と一緒に居られると思うと。

 

 

 

「おぉ、シオー! 会いたかったぞ!」

 

 

 

十香が私に視線を向けると、大声で名前を呼んで、席の真横に来た。

 

 

 

「十香、私も会いたかった」

「そうか! 嬉しいぞ!」

 

 

 

私が笑顔で十香に言うと、クラス全体がざわつく。

 

 

 

「士織ちゃんのあんな笑顔見たことないけど!」

「めっちゃ可愛い!」

「士織ちゃん・・・・・・ハァ、ハァ」

「ヤバイ、濡れてきた」

 

 

 

内容は私についてみたい。後の二人は凄い危ない気がする。

 

 

 

「まぁ、シオー。またデェトに行こうな!」

 

 

 

十香は最高の笑顔でそう言った。




・・・・・・←見るも無惨な姿

十香「シオー、あれは何だ?」

士織「生ゴミだから気にしないで」

気紛れNGシーン

十香の告白後

十香「まぁ、シオー。またデェトに行こうな!」

クラスメート「「「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぅぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」」←血涙

士織「ひゃっ!?」

十香「何だ!?」

男子A「士織ちゃん狙ってたのにー!!」

男子B「ウゾダドンドゴドーン!!」

女子A「神は死んだー!!」

女子B「私は士織ちゃんの愛人になるー!!」

十香「シオー、何だこれは?」

士織「私は、知らない。何も知らない」

折紙「五河士織は私のもの」

その後、クラスは一時間目の始まりまで荒れていた。

↑これをした理由? 士織ちゃんが可愛いからです!!←どや顔

十香「おぉ、見事に再生してるぞ」

人形には戻れた!!

琴里「灰にしたらどうなるかしら?」←真っ黒な笑み

やめてぇ!! 次回一話挟んでから四糸乃編に入ります!

士織「楽しみに待っててください! 十香、これからお出掛けしよう!」

十香「おぉ、良いな! 早速行くぞ!」

琴里「あっ、私も行くわ」

士織「なら、三人で行こう!」

折紙「・・・・・・」←物陰からジーと士織を見てる

さて、掃除でもしますか

『バナナ!』

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。