デート・ア・ライブ 士織パラレル   作:一光

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今回は精霊と出会います。

ついでに殿町爆発しやがれ!

殿町「いきなり何故!?」

士織「では、本編をどうぞ!」


精霊との出会い

私が高校に着いたのは午前八時十五分を回った頃だった。クラス表を確認すると一年間お世話になる教室に向かう。

 

 

 

「二年、四組かぁ・・・・」

 

 

 

私が通う都立来禅高校は都立校とは思えない充実した設備に全校生徒が入れる最新の地下シェルターがあり、創立してまだ数年しか経ってないから内外装は損傷は殆どない。その代わり倍率は高かったが、普段から勉強をしっかりやってた為にそこまで苦労しなかった。

 

 

 

(えっと、座席は・・・・)

 

 

私は座席表を確認しょうと黒板を見ると、

 

 

 

「五河士織」

「えっ・・・・」

 

 

 

後ろから声をかけられて振り替えると、白いショートカットの少女が居た。名前を呼ばれたけど、誰だろう? 私、友人は殆どいないし・・・・

 

 

 

「どうして、私のことを?」

「覚えてないの?」

「ご、ごめんなさい」

「そう・・・・」

 

 

 

そう言うと彼女はスタスタと席に歩いていった。何か、すごく気まずい。

 

 

 

「おっ、士織ちゃん、鳶一と仲良くなるなんてやるねぇ」

「と、殿町君・・・・」

 

 

 

私の後ろから髪をワックスで逆立てた筋肉質の体の殿町宏人君。去年同じクラスの時、告白されてその時はまだ高校生活に慣れてなかったしいきなりで、泣いてしまって、その為に殿町君が男子から襲われ、女子には軽蔑の目で見られた。その後、何とか誤解は解けた・・・・と思うけど、その一件以降は友達として話すようにはなった。

 

 

 

「えっと、誰かな?」

「さっきまで楽しくお話ししてたじゃん」

 

 

 

殿町君が窓際の席を示すと、そこには本を読んでいた先程、私に話しかけた彼女が座っていた。ふと、私の視線に気づいたのか、本から目を外し、こっちに視線を向けた。

 

 

 

「・・・・っ」

 

 

 

私は咄嗟に目を背けて、殿町君は手を振るうけど何の反応もなく本に視線を戻した。

 

 

 

「あんな、感じなんだよなぁ」

「前の、クラスに居たのかな?」

「あれ? 本当に知らないの? 鳶一折紙。ウチの高校が誇る超天才。聞いたことない?」

 

 

 

私は殿町君の問いに首を横に振って答えると苦笑いしていた。ちょっと、ショックかも・・・・

 

 

 

「あー、ごめんごめん。だから泣かないで・・・・」

「泣いてないもん・・・・」

 

 

 

殿町君が妙な空気を変えるために一回咳払いをした。

 

 

 

「成績は常に学年首席、この前の模試に至っちゃ全国トップとか頭のおかしい数字だ」

「何で公立校にいるんだろ?」

「家の都合じゃない?」

 

 

 

殿町君は肩をすくめると、話を続けた。

 

 

 

「後は体育の成績もダントツ、ついでに美人だ去年の『恋人にしたい女子ランキング・ベスト13』の3位だ。因みに、1位が誰か知りたい?」

「へっ?」

 

 

 

私は正直、何故殿町君が1位を知りたいかと言ったのかわからなかったが鳶一さんの体育の成績は凄いと思う。私はそこまで体育の成績は言い訳じゃないし、

 

 

 

「その1位が士織ちゃんなんだよ」

「えっ・・・・」

 

 

 

恋人にしたい女子ランキングの1位が、私? 正直、夢を見ている気分。だって私は成績は普通の方(それでも30位以内)体育の成績も微妙だけどなぁ。

 

 

 

「理由は女子力の高さとか男心を燻る仕草が主な理由。因みに『恋人にしたい男子ランキング』は358まで発表された」

「女子のは中途半端で、男子は多いね・・・・」

「女子は主催者が13位だったんだ」

 

 

 

何だか、それを聞くと可哀想な気がしてくる。男子何て最下位はワーストランキングだし、

 

 

 

「因みに、殿町君は何位だったの?」

「358位」

「・・・・」

 

 

 

何も言えない。本当に何も言えない。幾らなんでも、途中で諦められなかったのかな?

 

 

 

「えっと、あの、ほら、えーと・・・・」

 

 

 

私は必死で殿町君の誉め言葉を探すが、正直何と言って良いのかわからず、悩んでると・・・・

 

 

 

「士織ちゃん、どうしたの?」

「もしかして、何かされたの!?」

「マジ引くわー」

 

 

 

私に話しかけてきた女子三人、山吹亜衣さん、葉桜麻衣さん、藤袴美衣さん。似たような名前が縁で仲良くなった三人で、一年の時クラスが同じだった。

 

 

 

「いや、そう言う訳じゃ・・・・」

「無理しなくて大丈夫だから」

「一年の時、告白されて泣くぐらい嫌だったもんね」

「それなのに付きまとうとか、マジ引くわー」

「俺が何した・・・・」

 

 

 

山吹さんが私の頭を撫で、葉桜さんがうんうんと首を縦に振り、藤袴さんが汚いものを見る目で殿町君を見て、殿町君は床に手をついて落ち込んでいた。

 

 

 

「別に、殿町君と話すのは、嫌じゃないし、何かされた訳じゃないよ」

 

 

 

殿町君にフォローを入れとかないと可哀想になるし、罪悪感が残るのも嫌だし、

 

 

 

「士織ちゃん、本当に良い子だね」

「今回は士織ちゃんに免じて見逃そう」

「けど、次はないよ」

 

 

 

そう言い残して三人は自分の席に向かった。私も自分の席に向かう。殿町君はまだショックで項垂れてた。

 

 

 

「あっ・・・・」

 

 

 

私の隣は偶然にも鳶一さんの隣だった。予鈴が鳴ると、鳴り終わる前に本をしまって真っ直ぐに前を見た。

 

 

 

「・・・・」

 

 

 

私も黒板の方を見ると、合わせるかのように教室の扉が開き、縁の細い眼鏡をかけた小柄な女の先生が入り、教卓についた。少し、ざわめきが聞こえた。

 

 

 

「タマちゃんだ・・・・」

「あぁ、タマちゃんだ」

「マジで、やった」

 

 

 

好意的なものだけど、教師と言うよりまるで友達みたいな反応に苦笑いした。

 

 

 

「はい、皆さんおはよぉございます。これから一年皆さんの担任を勤めさせていただきます、岡峰珠恵です」

 

 

 

社会科担当の教師、岡峰珠恵先生が微妙に眼鏡がずり落ちると、慌てて両手で押さえた。同年代くらいに見える童顔と小柄な身長にのんびりした性格で生徒から人気の高い先生だ。

 

 

 

「・・・・」

 

 

 

色めきたつ生徒の中、隣の鳶一さんはじーっ、と私に視線を送っていた。

 

 

 

(な、何だろう・・・・)

 

 

 

一瞬、目が合うと私は慌てて視線を逸らした。私を見てた、ってことはないかもしれないけど、落ち着かない。額から汗がひとすじ垂れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それからおよそ三時間後、始業式を終えて帰り支度をする。早く行かないと琴里が拗ねるし、待たせたくない。

 

 

 

「士織ちゃん、良かったら食事でも?」

 

 

 

殿町君がウインクしながら私に言ってきた。

 

 

 

「ごめんね、琴里とご飯を食べに行くから・・・・」

「そうなんだ・・・・」

 

 

 

殿町君はそれを聞くと顎に手を当てて少し考えた後、

 

 

 

「琴里ちゃん、中二だよね。もう彼氏とかいる?」

「? そう言う話は聞かないからいないと思うよ」

 

 

 

いきなりどうしたんだろう? 何て私が考えてると、

 

 

 

「琴里ちゃん、三つくらい年上の男子って・・・・」

「山吹さん、葉桜さん、藤袴さん、まだいるかな?」

「ごめんなさい、嘘です。だからやめてください」

 

 

 

私が三人を探すと、殿町君は凄い勢いで土下座してきた。流石に、見過ごせない。妹には幸せになってほしい。殿町君が悪い訳じゃないけど、いきなり言われたら・・・・

 

 

 

ウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ――――――――

 

 

 

私は突然鳴ったサイレンにビクッと肩を震わせた。

 

 

 

「な・・・・何だ?」

 

 

 

殿町君が窓を開けて外を見る。教室に残っていた生徒も会話をやめて目を丸くしていた。聞き取りやすい機械越しの音声が響いた。

 

 

 

『――――これは訓練では、ありません。これは訓練では、ありません。前震が、観測されました。空間震の、発生が、予想されます。近隣住民の皆さんは、速やかに、最寄りのシェルターに、避難してください。繰り返します――――』

 

 

 

空間震警報。それを聞いた全員が息を呑む。

 

 

 

「マジかよ・・・・」

 

 

 

殿町君が乾いた声を発した。けど、教室にいる生徒の皆、落ち着いていた。小さい頃から避難訓練は繰り返ししていたし、全校生徒が入れる地下シェルターもある。

 

 

 

「落ち着いて避難すれば平気、だよ。すぐそこだし」

「そ、そうだね」

 

 

 

走らない程度だけど急いで出ると、もう生徒がシェルターに向かおうと列を作っていた。その中、一人だけ逆方向に走る生徒が居た。

 

 

 

「鳶一、さん?」

 

 

 

鳶一さんは昇降口の方には走って行ってしまった。何故シェルターとは逆方向の昇降口の方へ?

 

 

 

「お、落ち着いてくださぁーい! だ、大丈夫ですから、ゆっくりぃー! おかしでよすよ、おーかーしー! おさない・かけない・しゃれこうべーっ!」

 

 

 

鳶一さんはもしかしたら忘れ物を取りに行ったのかもしれない。すぐに戻れば間に合う。後先生、最後は喋らないです。と心の中で言っておいた。

 

 

 

「・・・・自分より焦ってる人を見ると落ち着くな」

「そ、そんことを言ったら駄目だよ」

 

 

 

けど、岡峰先生の様子を見た生徒は緊張がほぐれた様子だった。けど、私は一つの不安から携帯を取り出す。

 

 

 

「ん? どうした、士織ちゃん?」

「何でも、ないよ」

 

 

 

私は携帯の履歴から琴里の番号を選んでかけるが、繋がらず、何度か試したが、繋がらない。

 

 

 

「避難、してるよね? 琴里」

 

 

 

私はどうしても不安になりGPS機能を用いた位置確認サービスを利用し、琴里の現在位置を確認すると、

 

 

 

「っ!?」

 

 

 

私はそれを見た瞬間、頭が真っ白になった。位置がいつものファミレスの真ん中を示していた。私はそれを見て、怖くなった。もし、琴里が空間震に巻き込まれたら、そんな考えが頭をよぎる。

 

 

 

「い、や・・・・」

 

 

 

琴里がいなくなる。そんな考えが頭に浮かぶと怖くなる。

 

 

 

「士織ちゃん? どうした、顔が青いけど・・・・」

 

 

 

殿町君が何か言うが頭に入らない。気付いたら、昇降口に向かって走っていた。

 

 

 

「ちょっと!? 士織ちゃん!?」

 

 

 

昇降口につくと、自分の靴を乱暴に取り出すと履き替え、がむしゃらに走る。

 

 

 

(琴里っ! 琴里っ!)

 

 

 

無人の街を走るけど、そんなことを気にしてられない。今は琴里のことしか頭にない。足がいたくなる、息が苦しくなるけど関係ない。

 

 

 

「きゃっ!?」

 

 

 

私は思わず目を覆った。進行方向の街並みがまばゆい光に包まれ、その後、爆音と衝撃波が私を襲う。

 

 

 

「っ!?」

 

 

 

反射的に腕で顔を覆い、足に力を入れてみるが、物凄い風圧に煽られて、後ろにバランスを崩して後ろに転げた。

 

 

 

「一体、何が・・・・」

 

 

 

私は、目の前の光景を見て声を失った。街並みが無くなっていた。クレーターのように削り取られた街の一角の中心、様子をよくは見えないけどゲームに出てくる玉座みたいなシルエットは確認できた。そして、肘掛け部分に足をかけるようにして立ってる、長い黒髪の不思議なドレスを纏った少女がいた。

 

 

 

「あの子、どうしてあそこに?」

 

 

 

私がそんなことを呟くと、少女が私の方に顔を向けていた。そして、ゆらりとした動作で王座の背もたれから生えた柄ようなものを握り、ゆっくりと引き抜いた。

 

 

 

「・・・・剣?」

 

 

 

幅広の刃を持った、巨大な剣。その刃は不思議な輝きを放っていた。少女が剣を振りかぶると、ぼんやりと軌跡が輝きを描いた。

 

 

 

「え・・・・っ!?」

 

 

 

私に向かって剣が横薙ぎに振り抜かれると同時に体を支えていた腕から力が抜けて頭が下がる。そして、私の頭があった位置を刃の軌跡が通り抜けた。後ろを見てみると、

 

 

 

「あ・・・・」

 

 

 

後ろにあった家や店、木や標識が同じ高さになり、遅れて崩落の音が響いた。

 

 

 

「あ、あぁ・・・・!」

 

 

 

私が恐怖で震えるのに時間は要らなかった。もし、頭が下がってなければ私も、後ろの光景と同じようになっていた。

 

 

 

「い、いやぁ!」

 

 

 

その場から逃げ出そうとするが、腰が抜けて立てない。私には後ずさるように逃げるしかなかった。

 

 

 

(助けて、助けて! 嫌だ! 死にたくない! 琴里! 琴里!)

「お前も・・・・か」

「・・・・ひっ!?」

 

 

 

ひどく疲れたような声が頭の上からして、そちらに目を向けるとそこにはクレーターの中心にいた少女が立っていた。

 

 

 

「あ・・・・」

 

 

 

不意に、声が漏れた歳は同じか、少し下くらい。長い黒髪に愛らしさと凛々しさのある顔。着ている服も、鎧のようなドレス。繋ぎ目やインナーの部分にスカート等は不思議な光の膜で出来ていた。

 

 

 

「・・・・」

 

 

 

私は思考のすべてが止まった。それくらい、目の前の少女は美しかった。

 

 

 

「・・・・あなた、は・・・・」

 

 

 

ようやく、声を発した。少女は、ゆっくりと私に視線を向けた。

 

 

 

「・・・・名、か・・・・そんなものは、ない」

「・・・・っ」

 

 

 

心地良い綺麗な声で、どこか悲しげに少女は言った。今にも泣き出しそうな顔をして、カチャリと音を鳴らして剣を握り直していた。

 

 

 

「ま、待って!」

 

 

 

その小さな音は私に必死に声を上げさせるのには、十分だった。

 

 

 

「・・・・何だ?」

「い、一体、何しようと・・・・っ!」

「もちろん、早めに殺しておこうと」

「どうして、そんな・・・・」

「どうして? 当然ではないか。お前も、私は殺しに来たんだろう?」

「えっ・・・・?」

 

 

 

少女が物鬱げな表情を作る。あぁ、私もきっと初めはあんな顔をしていたんだ。

 

 

 

「そんなこと、しない」

「・・・・何?」

 

 

 

私の言葉に少女は驚きに困惑とが交じった目で見てきた。けど、少女が眉をひそめて、私から視線を外し、空を見ると私もつられて見た。

 

 

 

「えっ・・・・っ!?」

 

 

 

空に奇妙な格好をした人が数名飛んでいて、手に持っていた武器から、ミサイルみたいなものをいくつも、私と少女に撃ってきた。

 

 

 

「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!???」

 

 

 

私は咄嗟に叫んで、腕で頭を覆う。けど、いつまで経っても何もない。視線を上げると、

 

 

 

「え・・・・?」

 

 

 

ミサイルが空中で静止していた。私はただ唖然とした。少女は、気怠げに息を吐いた。

 

 

 

「・・・・こんなものは無駄と、何故学習しない?」

 

 

 

少女が空いている手を上に上げて握ると、ミサイルがへしゃげて、その場で爆発した。それでも、次々とミサイルが撃ち込まれてくる。

 

 

 

「・・・・ふん」

「・・・・あっ」

 

 

 

少女が小さく息を吐くと、その顔は泣き出しそうだった。少女が誰か、知らない。空に飛んでいる人達も何か知らない。けど、少女が空に飛んでいる人達よりも強いのはわかる。けど、

 

 

 

(あの顔、私が捨てられた時と、同じなのかな・・・・)

 

 

 

何故か、そんなことを思う。何故かわからないけど。

 

 

 

「・・・・消えろ、消えろ。一切、合切・・・・消えてしまえ・・・・っ!」

 

 

 

疲れたように、悲しむように、少女が無造作に振るうと、凄まじい衝撃波があたりを襲う。

 

 

 

「っ!?」

 

 

 

斬撃が飛んでいた人達に向かい、飛んでいく。それを慌てて回避して、離れていく。次の瞬間、別の方向から少女に向かって光線が放たれる。

 

 

 

「・・・・っ!」

 

 

 

気付けば、目を覆っていた。その光線も上空で壁に当たったように掻き消された。そして、私の後ろに誰か、舞い降りた。

 

 

 

「もう、何。次から次に・・・・」

 

 

 

正直、泣きたい。と言うより泣いているかも知れない。後ろを見ると全身をボディースーツで纏った機械を着たその人の顔が見えた。

 

 

 

「鳶一、さん?」

 

 

 

その顔はクラスメートの鳶一折紙さんだった。

 

 

 

「五河士織・・・・?」

 

 

 

表情は変わってないが怪訝そうな色は声に乗っていた。けど、鳶一さんはすぐ少女に向き直った。

 

 

 

「・・・・ふん」

 

 

 

少女が手にした剣を鳶一さんに向かって振り抜き、鳶一さんは地面を蹴ると斬撃をかわして手にしていた武器、光で構成された刃を降り下ろした。

 

 

 

「――――ぬ」

 

 

 

少女は手にしていた剣で受け止めると、その一点から衝撃波が発せられた。

 

 

 

「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!?」

 

 

 

私は身を丸めてどうにかやり過ごした。二人は一旦距離を離して、武器を構えて睨んでいた。私を挟んで二人が、鋭い視線を混じらせる。きっかけがあればまた二人は戦う。嫌だ、と思った。二人には、戦ってほしくない。

 

 

 

「お願い! やめ――――」

 

 

 

私が言い終わる前に携帯から着信音が響いた。それを合図に二人が同時に地を蹴り私の前で激突した。

 

 

 

「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

 

 

 

圧倒的な風圧に、私は後ろに転がされた。

 

 

 

「うっ!?」

 

 

 

何かにぶつかり、意識が沈んでいった。




次回はラタトスクと接触です。

気まぐれのNGシーン

士織ちゃんと殿町の朝の出来事

殿町「おっ、士織ちゃん、鳶一、どわぁ!?」←転けた

士織「えっ? きゃ!?」←転けた殿町にぶつかった

殿町「あっ・・・・」←士織ちゃんのパンツガン見

士織「///」←それに気付いて顔真っ赤

殿町「えっと、あの・・・・」←汗だらだら

士織「うぅ、うぇぇぇぇぇ・・・・」←恥ずかしさで泣いた

男子『殿町貴様ー!!』←血涙

女子『マジ引くわー』←汚物を見る目

折紙「・・・・」←無言で指を鳴らしてる

殿町「ちょっ・・・・ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

その後、殿町は血塗れで昇降口に吊るされていた。


↑これをやった理由? 殿町が羨ましかった。悔いはない。

折紙「私と五河士織のラブコメは?」

折紙さんと士織ちゃんでだと18禁になる!

折紙「私はそれを望んでいる」

何この変態・・・・

士織「では、また次回!」

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