プロ雀士、日常の記録   作:Lounge

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よく考えたら本編だけでは独自設定部分とか全くわからないままだと思ったのでこのssにおけるプロ麻雀リーグの説明置いときます。Wikipedia風なのは書きやすかったから。実在するプロ野球やJリーグの記事を参考にしています。

【追記・8/13】
個人戦の概念忘れてたので項目を追加しました。あと、男女とも50才で引退の設定いれました。大沼プロのシニアプロってそういうことなんじゃね的な発想から。

【追記・8/22】
天和位保有者をすこやんからトシさんに変更。(すこやんが天和位だと時期的にはやりんが永世取れないので)


舞台設定:プロ麻雀について

 ・プロ麻雀とは 

 

 プロ麻雀(プロまーじゃん)とは、麻雀のプロフェッショナルスポーツ(プロスポーツ)形態を指す言葉である。略さずに「プロフェッショナル麻雀」とも言う。対義語は「アマチュア麻雀(アマ麻雀)」である。英語では「professional majong」と表記される。

 日本においては、特に日本麻雀機構(略称:NPM)によって統括されているリーグと米国、カナダで主に行われるメジャーリーグマージャン(MLM、大リーグ)を指すが、単純に「プロ麻雀」とのみいう場合はNPMを表す場合が多い。また、1950年代あたりまでは、職業麻雀と呼ばれていた(日本最初のプロ麻雀機構も1938年までは「日本職業麻雀連盟」だった)。

 男子麻雀のプロスポーツ形態については男子プロ麻雀と呼ばれる。また、日本においてはプロ選手の年齢規定が存在しており、男女とも50才となる年をもってプロリーグを引退、シニアプロリーグもしくは指導職へと転向しなければならない。

 

 他のプロスポーツ同様、試合を行うことで観客から入場料を徴収し、それをチームの利益ならびに選手の報酬としている。チームは麻雀を専業職とし、試合やそれに関連する収益で所得の全てを賄う。日本においては選手はこの限りでないが、麻雀を兼業職とする選手は一般的にセミプロと呼ばれる。プロ麻雀のチームはプロ麻雀チームと呼ばれ、選手はプロ麻雀選手、プロ雀士と呼ばれる。

 現代では入場料だけでなく、テレビやラジオでの試合中継による放映権料や、チームや選手関連グッズの売り上げ、ファンクラブ会費、麻雀ホールで販売する飲食物の売り上げなど、麻雀に関連する様々な収入源が形成されている。これらの収益はチームが主体となって得た上で、そのチームに所属する選手や職員へ報酬(給与)として分配される。プロ麻雀を管轄する組織が一括して収益を管理し、参加しているチームに分配する国もある。

 現代ではどの国のプロ麻雀も複数のチームでリーグを組み、リーグ戦を1チームあたり数十 - 百数十試合規模で実施している。複数リーグが存在する国では、リーグチャンピオン同士の対決も行われている。

 

 

 

 ・日本のプロ麻雀リーグ

 

 2000年までは1部のみの「Mリーグ」として最大16クラブによって開催された。Mリーグ内でジャパニーズリーグ(ジ・リーグ)およびナショナルリーグ(ナ・リーグ)の2リーグ制を取っていた。当時のプロ麻雀リーグは選手も麻雀を専業職としていた。なお、男子プロ麻雀リーグ及び男女シニアプロリーグはプロ麻雀リーグとは別の運営である。

 2001年、NPMは日本麻雀実業団連盟(JAMA)との合併を発表。選手の専業職規定を撤廃した。旧麻雀実業団連盟リーグは全チームセミプロチームとしてMリーグ ディビジョン2に移行し、以降プロ麻雀リーグはMリーグ ディビジョン1(現M1リーグ)とMリーグ ディビジョン2(現M2リーグ)の2部制となった。このときリーグ入れ替え制度も制定され、M1各リーグの年間最終順位最下位チームがM2リーグへ降格、M2リーグの年間最終順位上位4チームでプレーオフを行い、1位チームがM1ジ・リーグ、2位チームがM1ナ・リーグに昇格することとなった。

 2026年シーズン開始時点で、日本国内の29都道府県に本拠地を置く32クラブ(M1:12、M2:20)が入会している。リーグ構成については日本プロ麻雀のリーグ構成を参照。

 M1各リーグの年間最終順位上位4チームはプレーオフに参加、プレーオフ上位2チームずつで日本シリーズと称する日本一決定戦を行う。日本シリーズ出場4チームは、翌年度のAMCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権を与えられる。

 

 

 

 ・日本プロ麻雀のリーグ構成(2026年4月1日時点)

 

 M1ジャパニーズリーグ(ジ・リーグ)

 *チーム結成順

 

 恵比寿エンジェルバズーカ

 札幌ノーザンライツ(セミプロ)

 エミネンシア神戸

 松山フロティーラ

 フライングネイビー那覇(セミプロ)

 ハートビーツ大宮

 

 M1ナショナルリーグ(ナ・リーグ)

 *チーム結成順

 

 大阪ドミーネーターズ

 横浜ロードスターズ

 トライアーク広島

 佐久フェレッターズ

 鳥栖オリゾンテ

 大垣麻雀クラブ(セミプロ)

 

 M2リーグ

 *チーム結成順

 

 名古屋セントラルドラゴンズ

 金沢ゴールデンマーシュ

 ヴィットリオ川崎

 メトロポリタニカ京都

 仙台シャイニンググローブス(セミプロ)

 アノウ津(セミプロ)

 アイルーツ松江(セミプロ)

 エル=バッソ下関(セミプロ)

 浜松フェアリーズ(セミプロ)

 ナローリバーズ熊本(セミプロ)

 ボニト=チェビオ高知(セミプロ)

 奈良シルバーホークス(セミプロ)

 網走ホエールズ(セミプロ)

 ロッキーハンズ盛岡(セミプロ)

 高崎ウィンドホース(セミプロ)

 富山イノセンティックス(セミプロ)

 スカイマーク伊達(セミプロ)

 北九州エバーグリーンズ(セミプロ)

 岡山モモタロス(セミプロ)

 つくばプリージングチキンズ(セミプロ)

 

 

 

 ・個人戦について

 プロ麻雀の興行が行われている国のほとんどでは、個人戦も開催されている。日本では個人戦はプロ・セミプロのみならずアマチュアにも参加権が与えられており、タイトル戦においてアマチュアがタイトルを取得した場合、プロに認定される。このとき、タイトル取得者は所属チームを持つか、個人戦専門のフリーランスプロとなるかを選択できる。フリーランスプロとなった場合、タイトル陥落時点でプロ資格を剥奪される。

 

 

 ・日本における個人戦

 日本では個人戦は主にタイトル戦とプロアマ交流戦の2つがある。プロアマ交流戦は毎年12月、タイトル戦は団体戦シーズン終了後の12月から開幕前の4月までの間にそれぞれ開催されている。なお、個人戦については男女プロリーグ・男女シニアプロリーグ共通の大会となっている。

 

 ・タイトル戦について

 日本のプロ麻雀団体戦におけるタイトルは存在しないため、プロ麻雀のタイトルは個人戦のみで取得できる。

 2026年4月時点でのタイトルは、タイトル戦で取得する冠タイトル(単冠)と、指定された冠タイトルを取得し、指定された期間防衛した場合に贈られるステータスタイトル(複冠)に分けられる。基準を満たす者がいない場合、当該ステータスタイトルは該当者なしとなる。

 冠タイトルは全てで10冠あり、毎年5冠ずつタイトル戦が開催される。つまり、ひとつのタイトル戦は2年ごとに開催される。

 現在の冠タイトルは以下のとおり。

 

 萬子冠 [奇数年12月タイトル戦開催]

 筒子冠 [偶数年12月タイトル戦開催]

 索子冠 [偶数年1月タイトル戦開催]

(以上、非字牌冠)

 白冠 [偶数年2月タイトル戦開催]

 發冠 [偶数年3月タイトル戦開催]

 中冠 [偶数年4月タイトル戦開催]

(以上、三元牌冠)

 東冠 [奇数年1月タイトル戦開催]

 南冠 [奇数年2月タイトル戦開催]

 西冠 [奇数年3月タイトル戦開催]

 北冠 [奇数年4月タイトル戦開催]

(以上、三元牌冠と合わせ字牌冠)

 

 冠タイトルはそれぞれ10回連続保持(9回防衛)で永世称号となる。

 

 現在のステータスタイトル及び取得条件は以下のとおり。

 

 大三元位 [三元牌冠独占]

 大四喜位 [東南西北冠独占]

 四暗刻位 [4冠独占]

 字一色位 [字牌冠独占]

 国士無双位 [全冠独占]

(以上、5回連続保持で永世称号取得)

 

 清老頭位 [5冠独占+各2回連続防衛]

(以降、取得冠通算10年連続保持で永世称号取得)

 

 永世二~九冠 [2~9冠独占+各10回連続保持]

 

 天和位 [全冠独占+各10回連続保持]

 

 

 

 ・2026年4月時点でのタイトル保持者(永世称号は天和位除き割愛、敬称略)

 

 萬子冠:大沼秋一郎(永世)

 筒子冠:姉帯豊音

 索子冠:宮永照

 

 白冠:東横桃子

 發冠:東横桃子

 中冠:東横桃子

 

 東冠:宮永照

 南冠:戒能良子

 西冠:宮永咲

 北冠:瑞原はやり(永世)

 

 大三元位:東横桃子

 大四喜位:該当なし

 四暗刻位:該当なし

 字一色位:該当なし

 国士無双位:該当なし

 

 清老頭位:該当なし

 

 天和位(永世称号):熊倉トシ

 

 


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