デジモンアドベンチャー=9人目の選ばれし子どもと可能性の紋章=   作:黒風

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X第7話X

side白羽

 

お兄ちゃん、悠(ハルカ)お兄ちゃん、僕のたった一人のお兄ちゃん、

昔の僕は何にもできなかった、

その時3歳だった僕は

何をするのにもほかのこよりとろくて自分のことを守る事だってできなかった、、

前世の記憶を手に入れる前によく僕を守ってくれたお兄ちゃん

 

 

《なんであの時僕をかばったんだろう?》

 

 

お兄ちゃんのことはよく覚えている、

お兄ちゃんはなんでもできてよく話をしてくれた、

 

 

 

《僕をかばわなかったらよかったのに》

 

 

僕の部屋にあるデジヴァイスは3つ

一つは僕の、一つはヒカリの

 

 

《僕をかばったせいでお兄ちゃんは死んでしまった》

 

 

もう一つはお兄ちゃんの・・・

壊れてしまったデジヴァイス、

 

 

《あの時僕があの現場に近づいたりしなければ》

 

 

 

僕はお兄ちゃんが大好きだった、

自分を守ってくれるお兄ちゃんがとっても大好きだった

なのに

 

 

 

《あの時僕がかばわれたりしなければ》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お兄ちゃんは冒険を今も続けていて、

紫色の毛のあの子と今も一緒に笑っていたかもしれないのに

 

 

 

 

 

 

1998年8月2日 集合場所

 

side丈

 

自分にに名簿を渡し俯いたまま何も言わなくなってしまった白羽に

丈は困惑していた、、

 

 

あれ?僕なんかまずいことでも聞いてしまったのかな・・?

もしかしたら昔白羽くんのお兄さんに何かがあったとしか・・・

もしかしてそのせい?;;

 

「白羽~?何やってんだー!おいてくぞー?」

「・・・・あっ、太一さん今行きます!ではこれで」

 

太一が白羽君を呼ぶ声に

こっちに向いてお辞儀をしてから白羽君は行ってしまった。

 

 

 

side白羽

 

僕はいま太一さんたちと電車に乗って芝浦のほうまでむかっていた、

 

「ひぇ~、、夕べの戦いの後か・・・」

「結構悲惨なことになってるな・・・」

「あの近くに八人目がいるんだね・・」

 

そんなことを皆さんが言っているとき、

僕は内心ひやひやしていた、

 

一つ目はデジヴァイス、

テイルモンが八神家に上がるはずだし、

 

二つ目はヒカリのこと、

一人でいやカプリモンもいるけどおいてきてしまったし・・・

何よりカプリモンのことがテイルモンにばれてないかっていうのがね・・・

 

三つ目、昨日のこと

ばれてなかったらいいけど・・・

ここまでひどくなってるとは、昨日は暗くて見えなかったしね、

 

そんなことを考えているうちに降りる駅に着いた

 

 

 

 

 

「じゃあだいたいの受け持ち地区はこれでいいですね」

「あぁ、大丈夫大丈夫」

「それじゃ、はじめましょ?」

「ヤマト、タケル、白羽のこと頼んだぞ」

「嗚呼」

 

 

僕はヤマトさんとタケル君と行くことになった、、

 

僕らの担当の地域ではあまり情報が得られなかった

当たり前だ、、、

 

 

今はもうほぼ夜タケル君をタケル君のお母さんのとこへ送り届けるために

いまは渋谷に向かっていた

 

気まずい、気まずすぎる

二人とも無言すぎる

 

「こんな時間だ、、、お兄ちゃん、、次の駅でいいよ」

「いや、やっぱりさんげんじゃやまで送るよ、、」

「いいよ、、」

「タケル、、」

「・・・・なに?」

「送らせろよ・・」

「わかった」

 

やっぱり気まずい、、

ヤマトさんはタケル君を送ってから僕を送ってくれるみたいだけど、、

 

「別れるのがつらいの?」

「うるさい!」

「タケル・・」

「そんないい方しなくてもいいじゃないか!」

「いくらパタモンでも兄弟のことには口出すな!」

「あー、わかった!もう口出さない!」

「パタモン・・」

 

次の駅、、渋谷に電車が着いた、、

 

「ここでおりるぅ!!」

「パタモーン!?」

「僕が追いかけます!!」

 

僕はパタモンの後を追った。。。

 

 

 

 

 




今回少し短くなったような気が・・・・・する

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