デジモンアドベンチャー=9人目の選ばれし子どもと可能性の紋章= 作:黒風
1999年 8月2日 八神家
白羽side
結局昨日はあのまま自分の家で寝た、
朝になって八神家に入ると僕がいなくなったことに対して
予想以上に大騒ぎになってたので、
「昨日はお父さんからPCにメールが来てるんじゃないかと思って、
自分の家に行ってそのまま寝ちゃっただけですよ」
って言ったら
太一さんのお母さんとお父さんは承諾してくれたけど、
太一さんとヒカリにめちゃくちゃ睨まれました;
そんなことを思ってたら・・・
「うわぁーっっっ」
「うわぁぁっっ」
ガラガラガラ・・・・
「いてててて・・・、気を付けてくださいよ太一さん;;;」
「何してるの白ちゃん、お兄ちゃん・・?」
「名簿探してるんだよ小学一年時の・・」
「そう名簿、」
「・・・・名簿?」
僕は昨日心配かけた罰だとかで名簿探しを手伝っていたところ、
本の雪崩に巻き込まれました、、
はっきり言って痛い、、、
ピンポーン
「はーい・・・
太一ー?光子郎君よー」
「はーいっ」
光子郎さんが来た見たい、、、
太一さん出かけるんだよね・・・
そう思ってたとき
「白羽、お前も来い」
「えっ、僕もですか!?;;;」
「嗚呼、」
「お兄ちゃん、私は?」
「ヒカリは家にいてくれ、」
光子郎さんとテントモンと合流し、
そんな感じで僕も行くことが強制に決定した。
ちなみに僕も名簿を持っている、
僕のものじゃないけど
正直あの時のことは思い出したくないんだけどな・・・・
ちなみにカプリモンは僕のうちでお留守番してます、
そんなことを考えているうちに集合場所に着いたみたいだ・・
-集合場所
ミミさんとパルモンが来て
全員そろったみたい・・
「なんか、凄い騒ぎになってるわね・・・・」
「テレビでも朝からこのニュースばっかりだからな」
「でも変なんだよな、、」
「何が?」
「前に俺とアグモンがこっちに帰ってきたときも
デジモンは現れた、でも俺とヒカリ、それに白羽にしか見えなかった・・・」
「白羽って昨日の電話した時に出た子ですよね?」
「嗚呼、ちなみにあそこの少し離れたとこに座ってる、」
皆がこっちの方を見るから僕は顔をそらす、
しかたないじゃないですか、これでも・・・
「白羽は人見知りなんだ;;」
太一さんが苦笑しながら話す
「白羽くん?こっちにきてはなししよーよー?」
タケル君がこっちに向かって手を振る
「そうよこっちにきてお話ししましょ?白羽君」
こんどはミミさんが言った
僕はおそるおそる近づいて太一さんの少し後ろに座る
やっぱりみなさん勘違いしてますね・・・・
「ほら白羽自己紹介しろよ」
「わわっ;;;」
太一さんに背中を押されて少し前に倒れそうになる
皆さんがこっちを見てる・・・
顔を下に向けながら小さな声で話す
「えっと・・・小学二年の月詠 白羽です・・・
えっと・・・みなさん勘違いしてるみたいですが僕は女です・・・・・」
その場に流れる沈黙した空気、、、
そんな空気を破る人物はただ一人
「おぉ~い!!」
忘れていた、まだ丈さんがいたんだ、、、
「いや~;;なかなか昔の名簿が見つからなくって;;;」
「緊張感のない奴;;;」
「八人目は僕たちと同じように4年前の事件を目撃してるはずです
さらに肝心なのは夕べ芝浦付近にいたということです、」
「じゃあいまは芝浦に住んでいるの?」
「俺たちみたいに引っ越したのかもしれない!」
「ですから今日は手分けして芝浦付近を探してみようと思うんです」
「わかった、」
「いいわよ、暑いけど・・・
・・・で、これはどうするの?」
四年前の事件・・・
そのことを考えて僕は不安になる、
「白羽ちゃん?どうしたの?名簿持ってきたんでしょう?」
そういう空さんの声ではっとする、
丈さんの手に積まれた名簿、
「えっと、、、あの、、これ第五小学校の名簿です・・・・」
「これ、2年生の名簿だけど・・・」
「これ、、僕のお兄ちゃんの名簿なんです・・・」
「お兄さんの?」
「はい、、、」
そういって僕は視線を下に落とす
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