デジモンアドベンチャー=9人目の選ばれし子どもと可能性の紋章= 作：黒風
八月一日 八神家
白羽side
カプリモンを抱きかかえるヒカリと一緒に八神家へ帰ってきたのはついさっきのこと、
なぜヒカリがカプリモンを抱きかかえていたのかっていうと、
(どうしよう・・・完璧に見られてた気がする・・・；；)
ヒカリが襲われそうになったときに僕はカプリモンをデジヴァイスからリロードして
一気にナイトチェスモン(黒)＜成熟期＞に進化してもらってヒカリを助けてもらった、
そしてそのあとアグモンに続いて太一さんが浮かび上がったのを確認するためにそのほうを向いてたら
太一さんがこっちを向いていたのに驚いた。
完璧にみられてました・・・・うん。
これは夜にいろいろと聞かれそうだなぁ、と思いつつ
ヒカリを迎えに行こうと思ってナイトチェスモンがＰチェスモンに退化したのを見計らって
デジヴァイスに入ってもらおうとしたところ、
油断した、
「・・・・・白ちゃん？」
マンションに帰ろうとしていたヒカリに見つかってしまったんだ・・・
思考を今に戻す、
疲れてしまったのかヒカリはカプリモンを抱きかかえたままソファで眠ってしまっていた、
その間カプリモンはヒカリの腕から抜け出せず少し涙目でこっちを見ていたが少し放置することにした。
カプリモンが何か言っていた気がするけどまぁ気にしないでおこう《
うん、あとでお礼もかねてチョコレートでも上げよう、、
でも今はそれより考えないといけないことがあった、さっき見つけたヒカリのデジヴァイス
太一さんとミーコに見つからないようにしないと・・・
僕の家に置いておけば多少は問題ないかなぁ・・っとおもって自分の家にいく
そして自分の机の上にヒカリのデジヴァイスを置く
そろそろカプリモンをたすけてあげないと、、
ちなみに何故Ｐチェスモンではなく、カプリモンかというと
なんか特訓してる途中にできたから、活用してるだけです、
Ｐチェスモンは好きだけど、大きいし重いからつい・・・。
時刻はもうすぐ日暮れで太一さんのお母さんが帰ってくる前に八神家に戻った
時間が過ぎて夜、太一さんが帰ってきた、
あとカプリモンは救助済みで、
もう少し遅かったら太一さんのお母さんに見つかってたから危なかったので
ぎりぎりセーフだったと思う。
夕飯のあと、
「自分の家に探し物があるので、」
といって自分の家に行こうとすると
「じゃあ俺も探すの手伝うよ、あと聞きたいこともあるしな」
と言われてしまい逃げるという選択肢をなくしてしまった
今家に来られてヒカリのデジヴァイスがみつかるのはまずい、
「やっぱり今日はやめときます、、」
「そうか？だったら少し話をしないか？」
やっぱり避けられなかった質問攻め、
正直言って嘘を言って疲れた、
太一さんはしぶしぶその嘘にうなずいてたけど
バレテル、絶対にばれてる、、
そしてそのあと太一さんは眠ってしまった。
僕はほっと一息つく、
そういえば今日の夜はレアモンが襲来する日だっけ、、、？
ヒカリのデジヴァイスは僕が持ってるけど、
光子郎さんは行くんだよね、、、
Pllllll．．．
電話の音だ、今太一さんのお母さんは手が離せないみたいだから僕が代わりに出る
《「あっ、八神さんのお宅ですか？太一さんいますか？」》
「いますけど・・」
《「えと、君は？」》
「あっ、太一さんのうちの隣に住んでる小２の月詠 白羽って言います、」
《「そうですか、あっ、太一さんは？」》
「起こしましょうか？なんか様子が変ですし、何かあったんでしょう？」
《「いえ、いいです」》
「そうですか、おやすみなさい」
ガチャ、
僕は電話を切って太一さんの部屋に向かう、
「太一さん、起きてください！！」
「ん・・・なんだぁ、、、？」
「さっき光子朗さんって人から電話がありましたよ？
なんかあったみたいな感じでしたし、、、、」
「えっ？」
太一さんは光子郎さんの家へ電話をかけていたみたいだった、
《「速報です！巨大な怪物が三体、芝浦で争っています！！」》
三体？二体のはずじゃ、、、
テレビのほうに目を向けるとカブテリモンにレアモン、そして
「・・・デビモン・・・？」
それを見た僕は何も言わず八神家を飛び出した
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