稗田阿求のお話だ。
彼女は何を想いこれを書いたのだろう。


注意…初めて書いたお話です。文がめちゃくちゃだったり意味が分からないという部分があります。テストのようなものなのですが宜しくお願いします。

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始まり、はじまり

 えー読者の皆様こんにちは(・∀・)ノ

 稗田阿求(ひえだあきゅう)です。

 今から私の身に起きた話をしましょう。

 まぁ皆様ご存知でしょうが私は一度見たもの聞いたものを二度と忘れません。

 ていうか、こんな軽い感じでいいんですかね(笑)

 さて、これが9代目稗田阿求。私の話です。

 

 

 

 

 

 

 

       私は恋をしました。

 

 

 

 

でも、恋とは呼びにくいそんなお話。

私がいた時代はとても目まぐるしく鮮やかで濃厚で綺麗で楽しい楽しい時代でした。

 

スペルカードルール。命名決闘法。

 

斬新な戦い型でした。

 

でも、そんなこと今から話す話には関係ありません。

私達御阿礼の子が長生き出来ないのは知っていますよね。(私達って表現は可笑しいかな?まぁ求聞持の能力を受け継いでいるだけだから間違ってはないかも)

えぇ今の幻想郷はとても良い時代です。

素晴らしい位。

昔は、只でさえ外出すらも命を脅かす事だったのに。

ましてや妖怪となんて友達にはなれっこなかったってのに。

それもきっとあの方のおかげでしょう。

あぁ話がそれましたね。

 

私が恋したあの人の話をしなくては。 

 

 

 

 

 

 

 

 

出逢いは人里。最初はよく笑う人だなぁ。

次は元気な人だなぁ。

団子屋の所で一生懸命声を出していた貴方。

私は生まれて暫くしたら本の編纂に入らなくてはいけない運命。友達なんていなくって。

貴女のように外の人と沢山触れて、笑って見たかったな。こんな呪いのようなものにシバラレズニ。

眩しかった。行ったことは無いけれど、絵で見たことしか無いけれど。太陽の畑に咲いているという、

 

 

 

 

向日葵のように。

 

 

 

 

私は体が弱いから。

たまに行く貸本屋の帰りにしか見れなくって。

だんだん惹かれていった。

求聞持の能力で前世の記憶は少しあるが、

想い出はないのだ。

貴方を見るたび、頭がぼぅっとして。

熱にうかされた感覚がして。

何と無くこれが好きって事なのかなぁて思ったり。

お客を一生懸命呼び込んでいる貴方も。

お客に又来てくださいと言っている貴方も。

全て輝いて見えた。

他の人から見たらどうでも良いことかもしれない。

この気持ちだけは来世の自分にも記憶(おぼえ)ていて欲しいだなんて。

そんな戯れ言は、誰にも言えない。

私は御阿礼の子。

初代阿一が転生したモノ。

籠の中で生きるために、自ら羽を縛った。

愚かとも賢しいとも言えない。

籠の中で生きるには、役目を果たせば穏便に命を脅かされる事なく過ごせる。

だけど、羽がある鳥が飛べる鳥が羨ましい。

例え少ししか飛べなくとも、羽ばたく鳥はとてもとても美しい。

羨望と憐れみのモノ。

だからこそ、たまに見る貴方が愛しかった。

いつみても笑っている貴方が。

私は全てを覚えてしまうから。

悪口も雑言も頭から離れなくなってしまうから。

遠くから、そっと眺めて。

たまに近くで眺めて。

それで良いのだ。

この想いは伝えなくとも、

 

 

 

 

 

 

 

良いのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でもどうして、

 

 

 

 

涙が

止まら

ない…の?

明日から転生の義が始まる。

そうなったら、二度と外にはいけない。

だから、最後だから、

見ようと思ったのに。

何で、

 

 

 

 

 

 

 

 

貴方は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

名も知らない貴方は。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私なんかに、

 

 

 

 

 

好きって言ったの?

 

 

 

 

 

 

世間話で、今日が外に出れるのが最後だと言ったら。

貴方は黙って、私の手を引いて。

外へ駆け出した。

見せたいものがあると言って。

私の顔がどうなってたか見なかった癖。

人里離れた小高い丘で。

私は歩くのが遅くて。

ゆっくりすすんでた。

ついた時、ようやく私の顔を見てくれた。

静寂。

風が吹く音がして。

あとは、

あとは、

君が息を吸って

一呼吸。

好きだと

何の脈略も無しに、言った。

話したことも無いのに。

只眺めていただけなのに。

それは、それを、その言葉を。

どうして、私は待っていたのだろう。

お互い眺めていただけなのに。

片っ方が眺められなくなって。

もう眺められなくなったと知ったとたん、

そんなこと言ったの?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ごめんなさい。

私は明日、いなくなる。

地獄に行く。

いつか、また何処かで会えたなら。

その時はーーーーーーーーー

 

 

以後、紙面が濡れていて読めない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以上が稗田阿求の物語。

次は稗田……

私は物語を読む。

私が最後の御阿礼の子。

今までの御阿礼の子が書いた最後のお話を読んでいる。

読み終わった時、私は、いや私達はようやく、今までの罪が許される。

全てを記憶したが故の過ちが。

最後の最後に禁忌を犯した罪が許される。

さぁ、また次のお話を読もうか。

 

…………私の名は稗田、




取り敢えず、読んでくれてありがとうございます!
短いし、初投稿なので(いやそれでも)文章力はありません。
これを投稿して暫くしたら連載したいなーと思った小説をあげていきたいと思います。


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