島風の唄   作:月日星夜(木端妖精)

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おわりに

 おわりに。

 

 あとがきです。最終話は一個前です。

 本作を書くに当たって、様々な方から影響を受け、様々なものからアイディアを得て、非常に充実していました。

 それがもう、終わってしまうと思うと、少し寂しいです。

 

 最後の解説的な何か。

 

 シマカゼは、最初は福野翔一という人間が演じる存在でした。

 ですが、様々な出来事を通し、最終的には翔一だった自分を過去にし、決別して、シマカゼとなっています。

 彼……彼女が最も過去にこだわらなければならない理由であった姉は、自身の手で討ち、故に新しい自分に生まれ変わった。

 と、スマートにいければ良かったのですが、彼女の姉への想いは強く。

 それは遺志と似ていて、だから、妖精が一匹、生まれてしまいました。

 艦娘にそっくりな妖精のように、最初の艦娘に似た妖精さん。

 

 いつもにこにこと楽しそうなこの妖精さんを見れば、姉を手にかけた哀しみも薄らいでいく事でしょう。

 

 他に何か『まだ明かされてない事あるよ!』とか、『あれはどうなってんの?』といっあ疑問をお持ちの方は、感想でもメッセージでもよろしいので、お聞かせください。

 できる限り答えていきたいと思います。

 

 ……さて。

 当初は十話か二十話で終わる短編的なもののつもりでした本作は、終わる終わる詐欺を繰り返しつつ、約半年の時間をかけて、無事完結いたしました。

 これも応援して下さったみなさんのおかげです。この場で感謝、御礼申し上げます。

 ほんとにありがとうね。

 

 前作・前々作と完結させてきて、そのたびに『おわりに。』で番外編書くよー的な事を言って書いたり書かなかったりしていますが、今回はなんと!

 番外編はないのです。

 というのも、真ん中で大きなのをやっちゃったので満足してしまったのが原因で。

 

 平和な世界、唯一一般の人間の知り合いである嶋ちゃん辺りと絡めて番外的な事をやろうかとも考えましたが、『艦隊これくしょん』という作品である事を考えると、それは何か違う気がして、やめました。

 

 まあ、次も艦隊これくしょんを原作で書くつもりなので、そっちが番外編みたいなものになるのかな。

 

 さて、ここで作者である私とシマカゼや吹雪との座談会を繰り広げたいと思うのですが、よろしいでしょうか。

 ……駄目?

 あ、そう。じゃあいいや。

 どうせ私程度ではお寒い事にしかなりそうにないですもんね。

 でもそのうちやってみたいです。そんな欲望があるのです。

 

 

 もしよろしければ、次回作の方もよろしくお願いしますね、ね。

 それから、改めて最後まで読んでいただきありがとうございました。重ねてお礼を言わせていただきます。

 お付き合い、ありがとうございました。

 では、また会いましょう。

 


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