無限なる世界 作:在り来たりな〝ネームレス〟
分かった事は、
冷静な
この世界で『最強の王』に成るために。
・この世界の名は『デフロアンド』
・
・無論、魔法・亜人・魔物等が存在する
・デフロアンドは、五つの大陸と海で構築されている
・デフロアンドは、『神』と呼ばれる存在が存在する(只し、地球の神とは少し違う。デフロアンドの『神』は、人間達にとって超次元的存在。つまり、上位種の様な存在。人間が、『神』に成れる(既存の『神』の殆んどが人間からの成り上がり)為この様な認識に成った)
蛇足だが、『神之加護』を受けた『
・この世界での強さは、ステータス(ゲームと殆んど同一の物)の高さで7割、ステータスやスキルの応用等の戦術で3割決まる
・ステータスの項目は、以下の通り
名前/個体名
種族/種族名
LV/個体の強さ(目安)
その他、器用さ等のステータスに無い項目が在り、基礎ステータスと呼ばれる
・ゴウの調査の結果、魔力とは、ある種の万能
・この世界の人間は、大まかに、平民・貴族・王皇族の身分に別れる
・名前の形式は、平民/個人名、王皇貴族/個人名・分家名(旧家)・本家名の形。例外とし、一定以上の実力・権力を持つ者の多くは、個人名・名字となる(つまり、2つの名を持つ事は、強者の証)
・今
この他にも様々な事が有るが、追々説明しよう。
(ふむ、やはり異常か。まぁ、良い。異常なら、いや、異常な程強者に成りやすいんだからな。)
名前:ゴウ・レスタント 種族:
・眷属:リン・レスタント
(スキルの数が多いが、スキルLVが低い。これからは、質を重視するべきだな。後は――)
「ゴウ~。」
ゴウは、名前を呼ばれると同時に後頭部に柔らかい感触を感じて、思考を止める。
「何やってるの~?」
「・・・母さん。何時も言ってるだろう?いきなり、抱き付くなと。」
「別に良いじゃない。減るもんじゃ無いし。・・それとも~、お母さんのお胸で興奮しちゃたのかな?」
「ハァ~、3歳のガキが興奮するか。・・で?何の用だ?」
「あっ!そうだった。ミーセちゃんとアンリーちゃんが、遊びに来てるわよ。」
「・・・。はぁ、追い返してくれ。」
「折角来てくれたのに、追い返すの?・・あの子達ゴウの事が好きなのよ?」
「知ってる。俺は、あんなくっ付かれて気付かない様な、鈍感野郎じゃねぇよ。」
「だったら、どうして?」
「あんな
「ふふふ、そうね。確かに、ゴウは、私の物よ。・・・だけど、ちょっとくらい貸してあげても良いかな~って。」
「貸すって、俺は、物じゃ無いぞ。・・・ハァ~、良いから――」
「駄目、行きなさい。」
「なっ!」
一瞬、魔法を使い、本気で抵抗しようとしたゴウだったが、自分を抱えている女のステータスを思い出し、諦める。
それもそのはずだった。この女のステータスは、少なくとも、ゴウが死ぬ気で戦っても勝てる相手では無かった。
名前:リン・レスタント 種族:
・主:ゴウ・レスタント
「あっ!ゴウ!遅いよっ!」
「・・・随分待った。」
「チッ・・・帰れば良かったのに。」
「そんな事言わないで、速く遊ぼう!」
「ふふ、元気ね、二人共。・・今日は、何して遊ぶの?」
「えっとね。今日は、勇者の旅をするの!」
「へ~。どんな事するの?」
「私が、人間1番の戦士だよ!」
「・・・私は、大賢者。」
「「それで、ゴウが勇者(だよ)。」」
「あらあら、ゴウは人気ね。」
「じゃ、行こっか!」
「三人共、気を付けるのよ。分かってると思うけど、ちゃんと二人を守るのよ、ゴウ。」
「解ってる。・・ハァ、どうせ【
「おっ。三人組、今日も一緒だね。」
「うふふ、一緒だよ~!」
「・・・私達は、ゴウのお嫁さんだから。」
「ハハッ。色男だね~、ゴウ。」
「ハァ。何度も言うが、違う。」
「ふふっ、解ってるよ。・・まっ、取り敢えず、気を付けてね。なんたって、この村には、男は、ゴウしか居ないんだから。」
この村人が言う通り、この村には男がゴウしか居なかった。それは、この村が出来た理由からだった。この村人の殆んどが元奴隷で、前の持ち主が、魔物に殺された時逃げたして来たのだ(奴隷には幾つか種類が在り、村人達は持ち主が死亡したら開放される奴隷だった)。
その時、偶々出会ったリンの気紛れで、保護され、この村を造ったのだ。
蛇足だが、前の持ち主は男嫌いの女で奴隷の殆んどが女だった。
「解ってる。」
「そうしてくれよ。」
「で、何するんだ?」
「大きな
「
「・・・違う。」
「違わないだろ。」
三人は、談話をしながら歩いていく。