GS芦蛍!絶対幸福大作戦!!!   作:混沌の魔法使い

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今回は最終回の前にちょっとおまけとして話を入れさせていただきます

コラボ最終回は次回となりますのでよろしくお願いします


エクストラ

「そう言えばルージ君。気になってたんだけどその左手首に付けてるのは何?」

 

お昼を食べ終えた後、蛍がふと、ルージの左手首に付けているのに質問した。

 

見た目はライオンのが描かれた…腕時計じゃないけど良く特撮とかで見る感じの手首に付けてる通信機みたいな感じでルージが右手首に付けてるのに少し似てるけど微妙にボタンが違うそれは確かに俺も気になってたんだよな…

 

「これですか?どうします門矢さん?」

 

「んー、しばらく出してやってなかったし良いか。小竜姫様、御庭を少し借りても良いですか?」

 

「?ええ良いですよ」

 

心配そうに聞くルージに対してそう頼んだ門矢のになんでお庭を借りる必要あるんだと思ったがすぐさま知る事になった。

 

 

 

 

芦蛍の質問に対してのでどうして外に出たか疑問でしたがルージ・ファミロンはこちらから離れると此処で大丈夫かなと呟いてからこちらを見る。

 

「では行きますよ」

 

ホント何をするのやら…と思っていたら…

 

「ムラサメライガー!!!」

 

咆哮しながら左手首に付けていたブレスレットのボタンを押すとブレスレットの獣の顔が吠える様に動いたと思ったら光の球が飛び出してルージ・ファミロンの後ろに行くのを見てると…

 

グォォォォォォォォォォォォン!!!

 

「ななななな、なんじゃありゃぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

「うきゅきゅきゅ!?」

 

「みむー!?」

 

「ワワワンワワワン!」

 

「コォォォン!?」

 

現れたのに横島やペットたちが騒いでいるが私達は唖然としていた。

 

現れたのは巨大なライオン…いえ、名前からしてライオンを父に、虎を母に持つライガーが正確なのでしょうか?ただ鬣が大きいからライオン型とも言える四足歩行のロボットで白き体に鬣と口から覗く牙は金色に輝き、顔の側面、肩甲骨と足甲骨に当たる部分に装着された装甲は青く輝き、顔はバイザーの様なV字の額とその横から覗くオレンジ色の瞳もそうだが目立つのはその腰に装着された大刀…それだけならまだ横島達の様に驚き程度に抑えられますでしょうが私以外に美神や芦蛍が驚きを通り越して唖然としているのはそのロボットが魂の波長を発しているから…つまりこのロボットは生きている!?

 

「す、すげぇ、ロボットだぞチビ!と言うか吠えたな!自動的なのか!」

 

「みみみみみ!」

 

「あ、止めてくださいね。ムラサメライガーは俺の大切な相棒ですから」

 

そんな私達をつゆ知らずに驚きから覚めて目を輝かせる横島と手をバタバタさせるグレムリンにルージ・ファミロンは注意する。

 

「よ、横島!そのロボットは普通じゃない!生きてる!生きてるのよ!」

 

「え!?こいつロボットだよな!?」

 

「まぁ、驚くはな……」

 

「ムラサメライガーは金属生命体ゾイドの1体なんですよ」

 

芦蛍に言われて驚く横島に門矢はうんうんと頷く隣でルージ・ファミロンが言った事に私達は驚く。

 

【金属生命体……ですか?】

 

「生命体と言う事はこの大きいのは生きてるのか?」

 

「なんと、驚きですぞ!」

 

「はい、俺がいた世界……その世界に存在する惑星Ziには様々な生き物の姿をした機械生命体ゾイドが生息していたんです。ただ、俺の時代だととある大災害で地面や海の底などの様々な場所で発掘する形で見つけてるんですよ。ムラサメライガーもそうやって出会いました」

 

おキヌやアランにそう説明しながらルージ・ファミロンは近寄るとムラサメライガーと呼ばれたロボットは伏せ、顔の一部分が展開……って展開するのですか!?

 

「なんか開いた!?」

 

「ああ、あいつは人を乗せれるんだぜ」

 

「はわ~凄いわね別世界」

 

……別世界はとんだぶっとんだ技術でありふれてるわねと思わず私は現実逃避気味にそう考えてしまった。

 

 

 

 

いやー、マジすげぇな……と俺はそう考えていてルージが乗り込む所を見ていてあれ?となる。

 

なんかライオンの顔はどっかで見た様な…と思ったら……思い出した!

 

「ああ、そうだ!!こいつ夢で見たのだ!!」

 

そうだよ!タケル達と出会う前に見た夢に出たのと瓜二つだ!とうんうんと納得する。

 

「え、横島夢で見たの?このライオンを!?」

 

「そうそう!見たんだよ!こいつを!タケル達と出会う事になった日に!」

 

もしかしてあの夢はルージ達と会う事を示してたのか?と思ってる中で美神さんが門矢に話しかけていた。

 

「門矢君。もしかしてルージ君のあの鎧は……」

 

「まぁ、御察しの通り、ルージの鎧はこいつを元にしてるんですよ。んでその特徴もちゃんと再現されてます。ブレイドが怪人に対してのならあの鎧は幽霊に対してのになるんですよ」

 

「成程、ですから眼魔との戦いでは仮面ライダーで戦ったのですな」

 

「門矢さん。もしかしてムラサメライガーを再現してるって事はあのエヴォルトはムラサメライガーが出来る事なんですよね?」

 

御成も納得してる隣で聞いたタケルのに確かにと俺達は気づくと門矢は正解と返す。

 

「ルージ!どうせだしあの時には見せていない『無限』を見せてやってくれよ」

 

『はい!分かりました!』

 

「無限?」

 

どう言うのだろうかと考えている間にルージの声が響き渡る。

 

『ムゲン……ランガー!!!』

 

その後にムラサメライガーの背中?いや腰にあった大刀が空へと切っ先を向けて伸ばしたと思ったら付け根部分に『『村雨』って文字が出たと思ったらすぐに消えて大刀は六道で見たのと同じように空へと飛んで行く。

 

「なる手順はほぼ同じなのね」

 

「な、何が起こるのですか?」

 

「お前たちは知ってるのか?」

 

「あ、そっか、シズクと御成は見てないから知らんのも仕方ないか」

 

2人は家でごうも……げふん、特訓してたもんな…と思ってる間にムラサメライガーは白い光りに包まれたと思ったらその姿は一瞬で変わっていた。

 

光っていた時になんかタマモやキャットが嬉しそうに鳴いたのはなんでかな?と思った。

 

青かった部分は白銀に輝いていてなんて言うかこう、六道で見たハヤテライガーの姿が軽装ならこっちは重装された感じがするな……

 

その後にムラサメライガーの後ろの空からあの時と似た感じで刀が2本飛んで来た。

 

ただ、あの時は小刀とか小太刀だったけど、こっちの場合は大刀がそのまま2本になってた感じでそのままライガーの腰に装着された。

 

「これが……ムゲンライガー……」

 

「そう、ハヤテライガーが速さなら、こっちは力に特化したエヴォルトッス」

 

「成程ね…確かに大刀が2本あればその力は計り知れないわね…」

 

マジか……もしも叩き込まれてたらと考えてゾッとしてすぐさま振り払ってる間にムラサメライガー改めムゲンライガーは調子を確かめる様に2本の大刀を振り回す。

 

「いやー別世界って凄いわね……あの大刀だったら伐採が楽になりそうね」

 

「そこですか思いつくの!?」

 

あー確かにゲンちゃんさんの言う通り伐採とか楽そうだな……と考えているとルージが降りて来る。

 

「門矢さん、夜までの間だけ、ライガーを歩かせて良いですか?」

 

「んー……そうだな……んじゃあ小さくするぞ」

 

そう返した門矢は近寄ってほいっとムゲンライガーの前足に触れるとムゲンライガーが光った後にドンドン縮んで…はい?

 

「ガウ」

 

「「「小さくなったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」」」

 

「何をしたんだ?」

 

「門矢マジック☆」

 

「つまり種も仕掛けも秘密って訳ね;」

 

知らせる気なしなんかーとアランのに門矢が茶化す中でルージが抱えられる位にタマモ達と同じ大きさまでに小さくなったムゲンライガーは俺達が驚いている間にモグラちゃん達と楽しそうに遊ぶ。

 

 

 

「そう言えば、門矢君はどんな霊能力が使えるの?」

 

微笑ましいなとムゲンライガーと遊ぶチビちゃん達を見てると美神さんがそう門矢さんに質問をした。

 

「んー流石に教えられないのもありますけど答える前に参考程度に聞きますけどそっちの俺はどういう感じに成長してますか?」

 

「あー……そうね……」

 

聞き返されると美神さんは困った顔をして蛍さん達も似た様な感じになっていた。

 

しかも当事者な横島さんも唸っている。

 

一応、仮面ライダー以外のじゃあ陰陽術は使えると言うのは六道女学院で知ってるけど、確かにそれ以外のは知らないなと改めて気づいた。

 

「私が知ってる限りのだと……」

 

そう言って美神さんが横島さんがこれまで使ったのを教えてくれると門矢さんは頭を抱える。

 

「いやなんだよそのスクライドのカズマが使っていたアルターの様な篭手…しかも羽が3つって所も似てるって…」

 

「え?なんか似た様なのを知ってるの門矢は!?」

 

出て来た言葉に蛍さんが食いつくとまあなと門矢さんは返してから説明を始める。

 

「シェルブリットって言って3つの羽を1枚ずつ消費する事で爆発的な推進力を出すんだよ。んで3つ使い切ったら1戦闘ではもう使えなくなるんだよ。第2とか上の形態が複数あって強化されるけど第2も曲者で羽の制限は無くなったけど負担が第1よりも強くなって普通に今の横島がそれに至ったらしばらくは動けなくなるか下手したら後遺症が出来る可能性もあるな」

 

「ま、マジか……確かにそうなりたくねえな;」

 

確かに後遺症が出来たらGSとしてもやれなくなるだろうし日常での生活にも支障が出ちゃうのは確実だもんね。

 

「そうなると……俺が教えられるのは霊波刀とかサイキックソーサーの応用だな」

 

「霊波刀?刀に霊力を乗せる感じか?」

 

ふうむと顎に手を当てて呟いた門矢さんのに横島さんがそう言うけど俺が知る限りのだと確か手に霊力を収束させて文字通り刃の様にする奴だったけ?

 

「ちゃうちゃう。今見せてやるから」

 

そう言って実践と門矢さんは右手に霊力を集中させて霊波刀を作り上げる。

 

「おお!?すげぇなこれ」

 

「これが霊波刀な、コツさえ使えば使えるようになると思うぞ。んでサイキックソーサーの応用がこれな」

 

そう言って手のひらサイズの盾の様なのを作ったと思ったら良くアニメやドラマとかで見る騎士が持ってる大きさになる。

 

「これは……霊力を多めに注いだのね」

 

「そうッス。まぁ、注ぐ霊力の量によるけどしばらくの防御術になるな」

 

「うわぁ……それやと俺、マトモなの作れるのかね……」

 

不安そうになる横島さんだけどまっ、そこは要練習だなと門矢さんは言う。

 

【……ただ横島にはあまり向いてないかも知れんな。霊力を圧縮して刃を作るなら、あの篭手が出来る前に発現しているだろう】

 

同じ横島さんでも、性格とかで発現する能力が違うってことかな?

 

「んーそれはありえるかもしれないわね、大体態々あれだけ霊力圧縮してるのに、拳ってのは気になってるのよね。普通あれだけ圧縮したら剣とか連想しない?」

 

「え?いや。全然でしたね!ぶん殴ってやろう!っとしか……それに剣とかだと怪我させちゃいそうじゃないですか?」

 

もしかしてこっちの横島さんって性格が穏やか過ぎて、相手を傷つける刃とか槍を連想できないから拳になったしまったんじゃないだろうか?と思った

 

「霊波刃は追々考えるとして、サイキックソーサーの強化は割とできるかもしれないわね、横島の性格的に……後は、タマモとかシズクの加護ね。良くわかんないけど、横島の能力を底上げしてるわ。具体的には回復力の強化とか、幻術耐性とか、炎と水に強いとか、瞬間的な霊力の強化とかね」

 

門矢さんは自動回復に火炎・凍結耐性に幻術耐性……こっちの俺はどんな生活をしてたんだ?どうしたらそんな特殊能力が付くんだ?と唸りながら

 

「霊力を増幅かぁ……一応一瞬でめちゃくちゃ強化出来るのは知っているが……それは無理や」

 

「え?なんでや?」

 

確かにすぐに霊力を増幅させる事が出来るなら助かると思うけど……

 

「教えたら……ワイが死ぬ!物理的にそこのオカンとか蛍や美神さんによって!」

 

「そんなに危険な奴なんか!?」

 

「……と言うかオカン言うな」

 

あぶなっ!?とシズクさんの放った氷を避けながら逃げる門矢さんのにどういうのなんだろうと首を傾げた。

 

……後で元の世界に帰った時に見直し的に漫画を見たら確かにあの横島さんに教えたらヤバいなと気づいたのは今回関係ないけどね。

 

ちなみに……

 

「……なぜ想像するだけで強くなれるのだ横島は?」

 

しばらくして仲間になったアランの純粋な言葉にはどう答えるか本気で迷った。そしてあの世界の横島さんはかなりの純粋培養をされているんだなあっと思わずにはいられないのだった……


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