GS芦蛍!絶対幸福大作戦!!!   作:混沌の魔法使い

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どうも混沌の魔法使いです、今回の話は八兵衛とアシュ様とビュレトの会談と、新ヨコシマンの登場を書いていこうと思います。色々とやりたいことがあるので面白いことになると思うので楽しみにしていてください



その2

 

それでは今回の更新もどうかよろしくお願いします

 

 

リポート19 開眼!疾走する魂! その2

 

横島君を芦さんの所に連れて行った蛍ちゃんとその知り合いのカズマと言う青年を見送ってから、捕縛するはずの場所で待機していたシズクを迎えに行くと

 

「……お前は何度私を怒らせる?」

 

「ごめん……」

 

事の顛末を聞いたシズクが凄まじい眼光を放ちながら私を睨みつける。姿は子供でも、その本質は神……その威圧感は凄まじい。それに今回の事は私も悪い、付き添うと言ったシズクを捕縛に回したのは私の作戦だ。

 

【あのシズクちゃん?今回のは……】

 

「……黙れ」

 

おキヌちゃんが弁解しようとするが、シズクの一睨みで黙らせてしまう。シズクは小さく溜息を吐いて

 

「……もう1度だけ見逃す。次は無い」

 

そう言い放って水の中に溶けるように消えていくシズク。あの時の水を使った転移術なのかもしれない……

 

【あ、あの……美神さん?大丈夫ですか?】

 

私を気遣ってくれるおキヌちゃんに無理に笑いながら

 

「私は大丈夫だから、横島君の家で待機してあげて。シズクもいると思うけど、おキヌちゃんなら大丈夫だと思うから」

 

家に無理やり置いてきたチビとかとモグラちゃんの事もあるから、横島君の家で待っていて上げてと言うと

 

【判りました。美神さんもあんまり落ち込まないでくださいね?】

 

そう言って飛んで行くおキヌちゃんを見送り、コブラに乗り込んで事務所に向かうのだった……

 

「はぁ……」

 

オフィスの椅子に座ってもう1度溜息を吐く、今回もまたくだらないミスで横島君に怪我をさせてしまった……

 

「どうしてこんな事になるんだろ……」

 

今回の依頼の危険性も理解していた。だけど今回は大丈夫だと思って捕縛作戦を考えた、でもそれも失敗した……これは私の慢心のせいかもしれない、若手GSNO1と言われ、そして優秀な助手の蛍ちゃんに、水神のシズク……戦力的には充分だった……いや充分だと思っていたのかもしれない……

 

「これは1度気持ちを引き締めなおさないと駄目かもね……良しっ!」

 

今夜考えて作戦は駄目だから。今回見ることの出来た鬼の事もあるし……もう1度しっかり作戦を組みなおそう!私は気合を入れるために自分の頬を叩いて気合を入れ、もう1度1から捕縛作戦と韋駄天に対する詳細を調べ始めるのだった……

 

 

 

 

 

ビュレトに連れて来て貰った横島君の手当てを済ませ、心配そうにしている蛍に

 

「大丈夫だよ。大事無い、もう暫くしたら目を覚ますと思うよ」

 

「本当に大丈夫なの?」

 

横島君の事が心配で仕方ないのかそう尋ねてくる蛍に今の横島君の状況を説明する、蛍は頭が良いからちゃんと説明してあげれば納得すると思ったからだ。手当てと言っても血を拭いて、少し切れている額の傷を縫って魔力でその痕を消すといった簡単な手術だった。

 

「はぁ……良かった。ちょっと汗だけ流してくるね」

 

横島君が心配でずっと除霊に行ったままの格好で待っていた蛍がそう言うので、後で私の部屋に来てくれとだけ伝えて自分の部屋に向かっていく蛍を見送り、ベッドの上で眠っている横島君に視線を向ける。蛍に説明した程度の手術ですんだのは横島君の身体の中から治療をしてくれている韋駄天の存在があるからだろう

 

「さて、いつまでもだんまりを決め込んでないで話をしてくれないかな?韋駄天君?」

 

眠っている横島君に声を掛けると、ぱちっと目を開き

 

『何ゆえ魔神が人間を治す?お前が九兵衛を操っているのでは無いのか?』

 

怪訝そうな顔をして尋ねてくる韋駄天。まぁ当然だな……神族だから魔力には敏感だ。いくら人間に化けているとは言え、私の魔力を感じ取っているのだろう

 

「この場所では少々話難い。着いてきてくれ」

 

ここはあくまで医療所でそんな話をするところではない。韋駄天もそう気付いたのか

 

『心得た。そして礼を言う。この少年の傷を治してくれて』

 

頭を下げる韋駄天に私は笑いながら

 

「その少年は私の娘の夫になる少年だ。死なれたら困るんだよ、娘が悲しむ」

 

横島君が死んだと聞けば後を追って自殺しかねないからなあ……逆行してまでこうして恋をやり直す機会を得たのにその横島君が死んでしまったら。蛍が狂いかねないし……私としてもそんな結末は望んでいない。横島君と蛍の幸せ。それが今私が何より求める物だと言える

 

『人間を夫に?何を考えている?』

 

更に眉を顰める韋駄天にそれも上で話すと言って、私は韋駄天を案内し最上階の私の部屋へと向かうのだった……

 

「さて、では改めて名乗らせて貰おうか。私は……アシュタロスだ」

 

こういう話し合いの場で嘘を言う事は今後の交渉に支障が出る。敢えて自分の真名を口にすると

 

『やはり貴様か!過激派魔族の頭領!この場で仕留めて「止めろ。下級神族如きが俺とこいつの2人を相手にして生き残れると思っているのか?」

 

韋駄天が両手に神通力を溜めてそれを打ち出そうとした瞬間。ビュレトが暗闇から姿を見せる、それは魔神としての姿である漆黒の甲冑に身を包んだ姿だ。暴れられては困ると思って出て来てくれたと思うんだが、この場合は完全に悪手だった

 

『ぬぐう!?その姿……ビュレトだな!やはり魔神同士手を組んで居ったか!』

 

横島君の声でそう叫ぶ韋駄天。いかんな話がこじれて行くぞ……

 

「落ち着いてください韋駄天さん。疑いはいらぬ争いの原因になりますよ?」

 

着替えて戻って来た蛍が落ち着くように韋駄天に声を掛ける。実に良いタイミングで来てくれた。女と言う事もあるのか、韋駄天はむ、むうっと唸る韋駄天。私は机の中から1枚の書類を取り出す

 

「確かに表では私は過激派魔族と言うことになっているが、それは真実では無い。私は最高指導者から直接依頼を受けて過激派の捜査を行っているんだ」

 

最高指導者同士のサインと紋章が記された書類を見せると

 

『なんと……』

 

「ほう?サタンのクソ野郎め……こんな裏工作をしておったか……」

 

驚いた表情をしている韋駄天と口調とは裏腹に楽しそうな顔をしているビュレト。まぁまさか神魔の最高指導者からの直筆の書状。これ以上信用を得れるものは無いだろう

 

「これで信じて貰えたかな?」

 

私がそう尋ねると韋駄天は少し距離を取って深く頭を下げながら

 

『失礼した。私もまた過激派の頭領はアシュタロスと聞いておりましたゆえ。この度のご無礼お許し願いたい』

 

堅苦しい言葉で謝罪の言葉を口にする韋駄天に気にしてないと返事を返す。まぁ魔族のアシュタロスと聞けば警戒するのは当然だから、これは仕方ないだろう

 

「さて、韋駄天の……えーと?『八兵衛と申す』八兵衛君だね。君が憑依している横島君の調子は?」

 

私がそう尋ねると八兵衛君は首を傾げながら

 

『容態はあまり良いとは言えぬ。今は某が横島殿の中から治療しておりますが……思うように神通力が巡回せず、今憑依を

解除すればその場で死んでしまう状況です』

 

予想通りか……私は机の中からアタッシュケースを取り出して

 

「それならこれを身につけていてくれるかな?」

 

ベルトを見せながら言うと八兵衛君は怪訝そうな顔をして

 

『それは?』

 

「まぁ簡単に言うと霊力などを巡回させるための道具だよ。後は……霊的な防御を持つ甲冑を展開するための装置かな?」

 

私の言葉に目を輝かせる八兵衛君。その余りに予想通りの反応に思わず苦笑しながら

 

「蛍。私はこのベルトの使い方を八兵衛君に説明するから、ビュレトを部屋に案内してくれ」

 

判ったわと返事を返してビュレトを案内する蛍。その後をついて歩き出そうとするビュレトに

 

「ああ、そうそうビュレト」

 

「なんだ?」

 

これだけは言っておかないと……私は口元は笑いながら、目は全く笑わないで

 

「蛍に手を出したら殺してやるからな?」

 

「……俺は年下趣味は無い」

 

「それでもだ。覚えておいてくれたまえ」

 

私の殺気が本気だと気付いたのか両手を挙げて降参の意を示してから部屋を出て行くビュレトを見送り、私は

 

『それでこれはどうやって使うんだ!?』

 

ベルトを見て目を輝かせている八兵衛にベルトの説明を始めるのだった……

 

 

 

 

 

昨日の夜は酷い目にあったなぁ……あの鬼に車の上から投げられたのは本当に死ぬかと思ったなあ

 

「……今日の除霊にお前は参加しないほうが良い」

 

朝食を机の上に並べながらそう言うシズク。その顔色は普段よりも悪くて、昨日よっぽど心配させてしまったのだと判って申し訳ない気持ちで一杯になりながら

 

「そうも行かないって、もう学校には申請出してるんだから」

 

昨日と今日は除霊実習って事で休みにして貰っているのだから、除霊に行かないって事は出来ないと言うと

 

「……それなら私も着いて行く」

 

【でも美神さんシズクちゃんにギャラくれないと思いますよ?】

 

味噌汁を運んできたおキヌちゃんの言葉にシズクは

 

「……金はいらない。横島が心配だから着いて行く、それだけ」

 

うーむ見た目子供のシズクに心配されるって……俺が駄目人間って思えてきたなあ

 

「みーむう!」

 

「うきゅ!」

 

「コン!」

 

自分達も着いて行くと意思表示しているチビ達。これは連れて行かないと暴れそうだなあ……

 

「判った判った。頼むな、チビ、タマモ、モグラちゃん」

 

チビ達を撫でると任せておけ!と言わんばかりに力強い返事をしてくれる。その姿に愛らしさと頼もしさを感じながらシズクとおキヌちゃんの用意してくれた朝食を食べながら

 

「それでさ?このベルトなんだ?誰か知ってる?」

 

蛍の家のビルで起きて、1回家まで送って貰った時は気付かなかったが、やたらバックルが大きいベルトを身につけていてその事を尋ねると

 

「……しらない」

 

【私も判らないですね】

 

シズクもおキヌちゃんも判らないと言う事は、蛍か優太郎さんに聞いたほうが良いかもしれないな。俺はそんな事を考えながら豚汁で白米をかき込み、除霊の準備をして美神さんの事務所に向かった

 

「おはよう。横島君……今日は皆一緒なの?」

 

バンに除霊具を積み込んでいた美神さんが頭の上のチビと肩の上のモグラちゃんと片手で抱っこされているタマモと俺と手を繋いでいるシズクを見て尋ねてくる

 

「いや。昨日のでなんかみんなに心配かけちゃったみたいで着いて来るって言って聞かなくて」

 

俺がそう言うと美神さんの顔に一瞬影が落ちるが、直ぐにいつものような笑みを浮かべて

 

「まぁ昨日の事を考えれば仕方ないわね。早く車に乗りなさい、今回の除霊は簡単だから早く除霊を済ませて皆で何か食べに行きましょう」

 

そう笑う美神さんに頷き車に蛍と一緒にバンの後ろに乗り込むと

 

「今日はあんまり前に出ないでね?昨日の事もあるから」

 

【そうですよ?今日は大人しくしていてくださいね?】

 

心配そうに言う蛍とおキヌちゃん、もしかして昨日はよっぽど不味い状況になっていたのか?と思い

 

「判った。今日は無理しないようにするよ」

 

皆を心配させるのは俺としても嫌なので今日は大人しくしている事に決めた。

 

「じゃあ行くわよー」

 

ゆっくりと走り出すバンに揺られながら、今日の除霊現場のビルへ向かうのだった……

 

「今日の除霊は元オーナーの自殺霊の除霊だから簡単よ。私だけでも充分だけど、蛍ちゃんと横島君の勉強も兼ねているから良く見学していてね?」

 

美神さんの言葉に頷き規制テープで周囲を囲まれているビルに入ると

 

「うきゅう!」

 

ずもももっと巨大化して俺の前に立つモグラちゃん。ギラリと光る爪を向ける

 

「……モグラ小さくても大丈夫だ」

 

「うきゅ?」

 

シズクに言われてチビと同じ大きさに小さくなったモグラちゃんを抱き上げて

 

「所で昨日の鬼って特定出来たんですか?」

 

エレベーターに乗り込みながら尋ねると美神さんは

 

「韋駄天だと思うわね。判る?」

 

韋駄天?そんな妖怪いたかな?と俺が首を傾げると蛍が

 

「仏教の神様の1種よ。天界の郵便屋さんと思ってくれたら良いわ」

 

天界の郵便……そんな神様もいるのか。俺が頷いているとシズクが補足で

 

「……元鬼族って言う種族で、神族だけど魔族にも近いって言う神」

 

へーそんな神様もいるのかあと頷いていると、突然視界が歪んだと思った瞬間。俺の意思に反して言葉が

 

『韋駄天は善い神です!今回のは何か特別な事情があったのですよ!大丈夫必ず責任を持って解決します!』

 

自分が思ってもない言葉が自然と口から零れる。

 

「どうしたの?横島君?」

 

「え?えーと?なにか言いました?」

 

美神さんにそう尋ねられる。でも俺も全然判らないから尋ねられても困る

 

「……一瞬横島の中に神力が……」

 

【今絶対横島さんじゃなかったですよね?】

 

ひそひそと話をしているシズクとおキヌちゃん、そんなに強く頭を打ったのかなあ。頭にでっかいたんこぶもあるし……1回病院で精密検査……でも優太郎さんが診察してくれて異常はなかったって言ってたし……どうしようかなあ?

 

「美神さん。今の……」

 

「……多分なんかが横島君に憑依して……」

 

美神さんと蛍が何か難しい話をしているのを聞きながら、病院に行くかなあ?と悩みながらエレベーターに乗り込もうとした瞬間

 

【除霊されてたまるかあ!ここはわしの会社だあああ!!!】

 

エレベーターの中から巨大な禿た老人の幽霊が飛び出してきて、美神さんの胴を掴んで

 

【消えうせろぉ!!】

 

「しま!?」

 

そのまま美神さんをビルの外へ投げ飛ばそうとする……その光景を見た瞬間。強烈な頭痛と

 

『ここは某に任せろ!変身ッ!』

 

頭の中に響いた声を聞いた瞬間。俺の意識は闇の中に沈むのだった……

 

 

 

 

 

 

奇襲はあるかもしれないと警戒していたけど、まさかエレベーターの中に隠れているんて!ビルの10階から外に投げ出される。咄嗟に懐に手を伸ばし神通棍を取りだそうとすると

 

【美神さん!】

 

「……世話が焼ける!!!」

 

私が投げ出されたのを見た、おキヌちゃんとシズクが私を助けようと窓の近くに走って来ようとするのが見えるがそれを手で制して

 

「私よりも横島君を!!!」

 

霊が奇襲してくることは多い。だからこういう時の対処法は充分に把握しているつもりだ

 

(ビルまでの距離は……行ける!)

 

窓の外にこそ放り出されてしまったが、ビルまでとの距離はそんなに離れていない、神通棍で充分の距離だ

 

(服はボロボロになるけど仕方ない!)

 

ビルの壁に神通棍を突き立てて、破魔札で窓ガラスを破壊して中に転がり込む。私のイメージには合わないけど、しのごの言ってられる状況じゃ無い神通棍をビルの壁に突き刺して落下を防ごうとした瞬間

 

「危ない!」

 

何かがビルから飛び出してきて私を抱き止める。それはなんというか……特撮?銀色っぽいスーツにプロテクター。そして首元マフラーで、手にはグローブ、そして足にはブーツ。そして顔を覆い隠すごっついフルフェイスのヘルメットみたいなの……そしてそこまでしているのに、その声は横島君のままで

 

「あんたやっぱり何かに取り憑かれて!と言うかそのダサいカッコはなによ!!!」

 

どうもさっきから横島君の気配がおかしいと思ったら、なんかが憑依してたのね!!!その余りに安っぽい特撮のヒーローのような格好をしている横島君に怒鳴ると

 

「ち、違う!それがしは!横島君でも横島君に取り憑いている者でもない!まったくの別人だ!」

 

顔を隠しているけど声が横島君その物でとても誤魔化されなどしない。それにこのダサいカッコの中身が横島君の身体と言うのは判り切っている

 

「みむー!」

 

「うきゅー!!」

 

窓ガラスの所から怒った様子で鳴いているモグラちゃんとチビ。あれはどう考えても横島君を返せと言っているようにしか思えないし

 

「グルルッルル!」

 

8本の尾を立てて今にも狐火を発射しそうな姿を見れば。100%の確信を持って言える。このマスクの下は横島君の顔だと

 

「なに馬鹿なこと言ってるのよ!どっからどうみても横島君じゃないの!と言うか早く降ろしなさいよ!!!」

 

こんな馬鹿にしたような方法でこの私を誤魔化せると思っている。横島君に憑依しているなにかに激しい怒りを感じる。

 

「大体こんな事をしているなら早く私をビルに戻しなさい。あの馬鹿を除霊したら問い詰めてあげるから!」

 

空中で抱き止めることが出来ている事から、横島君に取り憑いている者の能力なのか、それともあのダサいスーツの効果なのかは判らないけど、お姫様抱っこで抱きとめられているのが落ち着かない、それにこんな事をしている状況じゃないのよ

 

「シズク!フォローよろしく!」

 

「……判ってる!」

 

【出てけええ!!】

 

中々強力な悪霊だったようで、蛍ちゃんとシズクの攻撃を防いでいる。こんな馬鹿な事をやっているなら早くビルの中に戻して欲しい。しかし横島君に取り憑いている何かはこの緊迫した状況を何も理解していなかったようで

 

「そ、それがしは!それがしは横島君に似ている物が住む横島星からやってきた宇宙人!ヨコシマンダッシュだぁ!!」

 

声も高らかに私を抱えたままそう叫ぶ横島君に取り憑いている何か。その余りに馬鹿馬鹿しい言葉に完全に時間が止まってしまうのを私は感じるのだった……

 

「……こんな馬鹿が神とは、神界ももう終わりだな」

 

呆れたように呟くシズクだけの声が虚しくこのビルの周囲に響き渡るのだった……

 

 

「くははっは!あははははッ!げほ!ぶほお!?ヨコシマンダッシュって!ダッシュってなんだぁ!?馬鹿なのか!?はははああ!げほ!!ごほごほ!!!」

 

念の為に横島達についていて欲しいと言われたビュレトはその光景を見て咽るほど爆笑していたりする。なお完全に滑っていた八兵衛は美神をお姫様だっこしたまま

 

(完全に決まった……)

 

自分の登場シーンは完璧だったと余韻に浸っていたりする……なんと言うかとても残念な韋駄天だったようだ……

 

リポート19 開眼!疾走する魂! その3へ続く

 

 




ヨコシマンダッシュはヨコシマンとは全然違います。まずヘルメットは宇宙刑事シリーズのあのごっついフルフェイス。身体はウルトラマンっぽい銀色の身体にプロテクター。手足にはグローブとブーツに首元にはマフラー。宇宙刑事と光の巨人と始まりの仮面ライダーがミックスされたわけのわからない格好となっております。トランクスはなぁはちょっとと思ったのでこんな形になりました。ヨコシマンの原作が好きな人には申し訳ないですが、暫くはこのわけの判らない感じのヨコシマンにお付き合いください。そしてこれから進化してライダー風に持っていこうと思っているので、どういう風に進化するのかを楽しみにしていていただければ嬉しいです。それでは次回の更新もどうかよろしくお願いします

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