留学生は侵略者!? メフィラス星人現る!   作:あじめし

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ユーチューブであの伝説の赤い男が無料配信だそうで。
是非皆さんも一度ご覧ください!
VSメフィラス戦もありまぁす!!
https://www.youtube.com/watch?v=ZnTHzfecmH0



番外編2「赤い赤い赤いあいつ」

「そんじゃな、ニル」

「はい、それではまた明日」

 

 校門で樫尾と別れ、一人帰路を歩く。

 今日は比較的早く帰ることができた。

 この後もこれといってやることはない。(侵略計画については随時更新中である)

 

「たまには、違うところにでも行ってみましょうか」

 

 ふと、私は河川敷に足を向けた。

 

 

 曇り空の、薄暗い河川敷に一匹の怪獣がいた。

 ゴモラである。

 

レッドファイ!

 

 河川敷のゴモラへ向かって、赤と銀色の姿をした人物が駆け出して行った。

 仮面のような特徴的な頭、そしてその両脇についたアンテナが特徴的なその姿を、以前資料で見たことがある。

 

 ――レッドマンだ。

 

 銀河連邦の一員と言われているが、それ以外のデータはあまり知られていない。

 唐突に現れては、怪獣を駆逐する謎の宇宙人である。

 そして今、レッドマンがゴモラと対峙した。

 駆けた勢いのまま、レッドマンの右手からの一撃。彼の拳はゴモラの側頭部をとらえ、ゴモラは派手に地面に転がされる。

 すかさず、レッドマンがマウントをとる。右、左、右と、レッドマンの拳がゴモラをとらえる。

 ゴモラはマウントを取られながらも、もがきながら抵抗する。それでもマウントは崩れない。

 が、数発の殴打ののち、怪獣の尻尾がレッドマンの脇腹を強打し、レッドマンの体は投げ出された。

 ここで、ゴモラの反撃である。起き上がろうとするレッドマンに対し、顔面への前蹴り。よろめくところに、パンチの追撃を加える。

 たまらずレッドマンはゴモラに近づき、両腕をつかむことで動きを止めようと試みる。

 しかしゴモラの力は強く、完全には動きを止めることはできない。

 レッドマンとゴモラは、まるで鏡のように上へ下へと腕をつかみ合い、お互いに何とか優位を取ろうとする。しばしのもみ合いが続いた。

 

 そして、その均衡を崩したのはゴモラである。

 ゴモラが両腕を大きく振りかざしレッドマンの腕を払うと、レッドマンの腹に角の一撃をくらわせた。

 その衝撃に、レッドマンは大きく後ろに吹き飛ばされた。

 

レッドアロー!!

 

 起き上がったレッドマンの手には、いつの間にか筒のようなものが握られており、それを天高く掲げた瞬間、掛け声とともに槍へと変化した。

 そしてそのまま流れるような動きで、槍をゴモラに投げつける。槍が胸に深々と突き刺さり、ゴモラはその場に崩れおちた。

 その様子を確認し、レッドマンは満足そうにうなずくとそこから去っていった。

 

「……なんだったんだ、今のは」

 

 

―――――番外編「赤い赤い赤いあいつ」・終わり


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