もう気が付くと朝の5時とかマジないわー。
そしてその後二度寝。
今回はガハマ回です。
なのでいろはす出ません。すみません。
というか僕、遊園地とかああいうの行ったことないんですよね。
まあ疲れそうなので行かないですけど。
ほんとはただぼっちなだけなんですけどね。
でわでわガハマデートです。
ヒッキーはいろはちゃんのことどう思ってるのかなぁ。
可愛い後輩?手のかかる後輩?
いろはちゃんは小町ちゃんに似てるからなんだかんだで好きになっちゃいそう。
もしくはもう好きかも。
それに日曜日にもなんかあったっぽいし。
土曜日は普通だったけど。
…デート、したのかなぁ。
いいな。
私もヒッキーと…
あー!顔が熱い。
「サブレ!おいで!」
自分の部屋からサブレを呼ぶ。
私が呼ぶと走って飛んで来てくれる。
「わんわん!」
「うーん!サブレ!」
もふもふ。
あぐらをかいてサブレを抱えるようにして私の足に座らせる。
ふとまたヒッキーのことを考える。
そういえば、ヒッキーとふたりでディスティニィーランド行くって約束、まだだな。
5月にもなるともうすっかり涼しくなって、桜は見かけなくなる。
時々時期違いのセミみたいにぽつんと満開になっている桜もたまにあるにはあるが。
月が変わっても奉仕部はそんなに変わらない。
変わったことといえば衣替え調整期間になり、制服が夏服になっていることぐらいだろうか。
由比ヶ浜はボタン開けるから胸元が気になってしょうがない。
いや、別に見たいとかそういうわけじゃなくてだな、なんかこう、条件反射みたいな感じなわけですよ。
俺は悪くない。由比ヶ浜が悪い。
さらに言うと由比ヶ浜の胸が悪い。
そういえば、由比ヶ浜とディスティニィー行ってないな。
バレンタインの日は3人で水族館デート?だったからなぁ。
正直ディスティニィーよりも水族館の方が俺は好きだ。
サメとかかっこいいじゃん?あと深海魚とかも面白そう。
どうしましょうかね?早いうち行動しないと忘れちゃうかなぁ。
由比ヶ浜はこういうことは地味に覚えてそうだしな。
一応俺から誘うのがいいのだろう。
メールでそれとなく予定とか聞くとしますかね。
☆☆ゆい☆☆
すぐ見つかった。
まあ俺の連絡先なんて数えるほどしかないんですぐにわかるんですけどね。
☆☆ゆい☆☆ってさ、どこぞの怪しいお姉さんって感じしない?
中学のときにアダルトサイトかなんかからのメールでクラスメイトと同じ名前の人からで間違って返信したことあるんだよね。
みんなも怪しいサイトには気を付けましょう。
『週末暇か?』
我ながら短いな。
まあ男子ってこういうもんだろ。
そしてこれが社畜になったら無駄に長くなるんだろうな。
『うん(=゚ω゚)ノ
っていうかヒッキーからメールとかちょー久しぶりじゃない?(^∇^)』
相変わらずこういうの好きだよな。由比ヶ浜は。
『まぁな』
『ヒッキーは相変わらず返事が短いね|( ̄3 ̄)|』
『別にいいだろ。
じゃあ今週の土曜日、ディスティニィーランドな』
『…ヒッキー覚えててくれたんだ…』
『まぁ今思い出したんだけどな』
『そういうこと言っちゃうのは結衣的にポイント低い( ̄ー ̄)』
なに?最近小町の真似するの流行ってるの?
まあちょっと可愛いなって思っちゃったからいいけどね。
可愛いは正義だ。
『でも、ありがとね』
由比ヶ浜はこうだから困る。
メールじゃなかったらまた気まずくなってるよこれ。
『じゃあそういうことで。
時間とかはまた後で連絡するわ』
よし。これでまあ大丈夫だろ。
あ、そうだ。本屋寄ろう。
サブレをもふもふしているとケータイが騒いだからびっくりした。
サブレもびっくりして私に頭ぶつけるし…
ヒッキーってエスパーなのかな?
ディスティニィーのお誘い。ヒッキーとふたりで。
嬉しいな。ちゃんと覚えててくれたんだから。
今思い出したとか言ってるあたりがもう捻くれてるよね。
土曜日が楽しみ。
ヒッキーとふたりでディスティニィー。
いろはちゃんには負けないんだから。
自分から誘ったわりに行くのが面倒だ。
まあ約束してしまったものは仕方ないんだが、だがやはり面倒だ。
しかもディスティニィーランド。
今回は人が少ないって言われてる方に行くことになってはいるがそれでもいやだなぁ。
まあ由比ヶ浜が楽しんでくれればそれでもいいかもしれないが、でもやっぱり面倒だ。
仕方ない。
ぼちぼち行ってきますかね。
待ち合わせ場所につき、今は由比ヶ浜待ち。
とりあえずMAXコーヒーを飲みながら待っている。
それにしても、最近よく外に出ている気がする。
まあ一色に関しては大体連れ出されてるって感じなのだが。
「ヒッキーお待たせー!」
由比ヶ浜が元気よくこちらへ向かってくる。
ミニスカートはひらひらと舞い、いい感じで見えない。
ちくしょう!
でもこのギリギリがまたいい。
「おう由比ヶ浜」
「やっはろーヒッキー。ヒッキーとふたりってなんか新鮮かも」
今日の由比ヶ浜はなんかいつもと違う気がする。
なにがだろうか。なにかが足りない。
胸?いやいつもと変わらず豊満だ。
身長?いやむしろいつもより少し高いくらいだ。
ああそうか、あれがない。
「由比ヶ浜、いつものお団子はいいのか?」
「あ、気づいた⁉︎どう?イメチェンしたの。今日だけ。どう?似合うかな?」
髪を下ろした由比ヶ浜は新鮮で可愛い。
由比ヶ浜も雪ノ下みたいにもっと長くしてもいいと思う。
「まああれだな。なんだ。似合ってるぞ。なんならもうその髪型でいいまである」
「そか。ありがと」
いつものクセなのだろう。
お団子をぽんぽんと叩こうとしているが今日はないため空ぶった。
「お団子ないんだった。えへへ」
「まああれだ。ささっと行っちゃおうぜ」
「うん!」
いちいち可愛いなこんちくしょう。
「ヒッキー!次あれ乗ろうあれ!」
「由比ヶ浜、お前ほんと元気だな。あれ乗ったらどっかで休憩しないか?俺はもう疲れた」
由比ヶ浜元気過ぎるだろ。
一色のときより疲れるんですけど。
一色とは卓球ぐらいでしか疲れることしなかったからなぁ。
「ヒッキー、ヒッキーはさ、いろはちゃんのことどう思ってるの?」
ふたりでお店に入って休憩していると、ふいに由比ヶ浜がそんなことを聞いてきた。
「どうって言われてもなぁ。…あざとい後輩?」
「そっか」
「あとは面倒だな。あいつといると。仕事押し付けられるし。誰だ?あいつを生徒会会長に押したの?」
「ヒッキーじゃん」
「そうなんだよなぁ。だから余計に面倒なんだよ。手伝わないとまたなんか言ってくるし」
しょっちゅう脅したりするから面倒なんだよ。
しかもあざといし。
そして可愛い。
我ながらちょろいな。俺って。
「でもまあ今のうちに貸しを作っとかないとな。小町を悪い虫から守ってもらわないといけないし」
「なんで?虫よけスプレーでもかければいいじゃん?」
この子ポケモンとかと勘違いしてない?
「そういうことじゃなくてだな。ようは男どもから小町を守ってもらうんだよ。ほら、小町可愛いだろ?絶対男どもが近づいてくるじゃん」
俺が卒業したら守ってやれないしな。
可愛い妹がいるのも大変だな。
「あはは、シスコン…」
店を出て再び遊ぶ。
もうお父さん疲れたよ。
明日また仕事なんだからね。
いやまあ仕事じゃないけど。
なんなら明日も休みだけど。
「由比ヶ浜、今日は何時に帰るんだ?」
「あーそうだね。パレード見てからならいい感じじゃない?」
確かパレードは19時から。
まあ妥当だろう。
にしても人が多くなってきたなぁ。
とても不愉快です。
「ねぇねぇヒッキー、観覧車乗ろう!あれ乗ったらちょうどいい感じでパレード見られるよ」
「まあそうだな。じゃあそうするか」
「うわぁ。やっぱちょっと怖い」
「…なんで観覧車乗ろうとしたんだ?」
「いいじゃん。それに前はゆきのんが隣に居たし。…ヒッキー、隣行ってもいい?」
なんか高い木に登って降りられなくなった子猫みたいだ。
ちょっと怯えてる顔が可愛いなとか思っちゃったよ。
「まあ、いいけど」
「ありがと」
観覧車が上にいくに連れて風の影響を受けてるのか、少し揺れる。
由比ヶ浜は「っは!」とか「うわっ!」とか言ってるし。
由比ヶ浜は怖いのか、ずるずると俺の方へ近づいて腕に抱きついてきた。
「今だけ…」
「お、おう」
やめてくれ、恥ずかしい、いい匂い、可愛い。
しかもちょっと当たってるし。
一色のときにはない感触だ。
そのあとの数分間はやばかった。
観覧車を降りてパレードの場所へと向かう。
由比ヶ浜はさっきのが気まずかったのか一言もしゃべらない。
いや、俺だって気まずかったんですけどね。
なんで最近の俺は気まずい思いをしないといけないのかね?
一色もそうだし。
「人、多いね」
「そ、そうだな。はぐれないようにしないとな」
「うん」
はぐれると面倒だしな。
どのくらい面倒かと言うとはぐれメタルを仲間にしようとするくらい面倒。
あれ、はぐれメタルって仲間になったっけ?
メタルキングは無理だった気がする。
「ヒッキー、手、繋いていい?はぐれちゃいそうだし」
そんな上目遣いで聞かれたら駄目って言えないでしょうが。
由比ヶ浜といい、一色といい、可愛いな全く。
「まあ、はぐれるとあれだしな」
「うん!」
由比ヶ浜の手は小さくて、すべすべしていて女の子の手だ。
女子と手を握るのは、腕組みよりも恥ずかしい。
由比ヶ浜もなかなか可愛いんですよね。
ちょっとアホな感じが。
今回は由比ヶ浜とデートですが、八幡のなかに一色がちょっとだけいるようなイメージで書いてみました。
多分伝わらないですね。文章ヘタですから。
感想とか感想とかご意見とか感想あればどうぞお寄せ下さい。
でわでわー。