魔砲少女リリカルなのは ~踏み台こそ抜け穴だ!~   作:dollmaster

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更新速度はともかく話がすすまない・・・



第7話

どうも、真の踏み台転生者撃退した遠坂エリスです。

美遊さんはなのはちゃんの事が気に入ったみたいですね。

そのまま公園で遊んでくるみたいでしたので私は一旦場所を移すことにしました。

いつまでも獅子王 光牙のままではさすがに疲れてしまうため、必要時以外は元の姿に戻っています。

まぁそれも小学校に入ってしまえば一日の大半を獅子王 光牙で過す事になるのですが・・・

とりあえず国守山にある八束神社へ行きましょう。

現在、私の癒しナンバー1こと久遠がそこにいます。

美遊さんが帰るまではまだ時間がありますし、神社で久遠と日向ぼっこでもしましょうかねぇ。

 

 

 

男の娘移動中・・・

 

 

 

さて、八束神社つきました!

いくら分かっていたとはいえ幼女に嫌われ泣かしそうになるのは心が痛みます・・・

この心の傷は久遠に癒してもらいましょう。

 

 

「くお~ん」

 

 

反応がありません・・・

寂しくて心が折れそうです。

 

 

「くお~ん、おやつ持ってきたよ~

久遠の大好きな稲荷寿司だよ~」

 

ガサガサッ

 

「クゥ~~~~~!!!」

 

「はははっ

この食いしん坊ちゃんめw」

 

 

ちなみに何で名前を呼んでいるかというと、原作知識もありますが「クォンと鳴いているから久遠と名づけよう!」と言い切りました。

あの時は子狐なのにあせっている久遠がかわいかったです。

ちなみに神咲 那美さんにはまだ知り合っていません。

久遠がここにいるのでさざなみ女子寮にはいると思うのですが、久遠と知り合ってまだ日が浅いですからね。

そのうち会うこともあるでしょう、というかどちらかというと神咲 薫さんに会わないといけないんですが。

さて、私は久遠に愚痴でも聞いてもらいましょう・・・

 

 

「久遠~

今日はな~

ちょっといやなことがあったんだよ。

だから私を癒しておくれ~~」

 

「クゥ?

くぉん・・・」

 

 

なんだか仕方ないなぁって感じで近くによって来てくれます。

ああ、いい子だなぁ。

本殿の階段に腰をかけお稲荷さんを隣におきます。

久遠は誰にも渡さない!っていう感じで食べています。

 

 

「人に嫌われるって思ったよりつらいな~」

 

「クゥ?」

 

 

こうして私は美遊さんに呼ばれるまで久遠に話しかけながら日向ぼっこをするのであった・・・

 

 

 

 

 

 

 

side 高町なのは

 

あれからみんなで公園で遊んでいたけどもう夕方になりました・・・

一人、また一人とみんな家に帰っていくのをなのはと美遊ちゃんは見送って最後に二人っきりとなってしました。

 

 

「なのは、もう夕方だ。

うちに帰らないのか?」

 

「うっ、まっまだ明るいから一緒に遊ぼうよ!」

 

「?なのは、まだ明るいの確かだがもう6時過ぎだ。

お母さんたちが心配する。」

 

「でも!まだ遊べるんだから遊ぼうよ!!」

 

 

私は叫んでしまっていました。

今日、公園に来ていたのは一人で家に居たくなかったからです。

お父さんが事故で入院してからお母さんは朝早く夜も遅くまでお仕事です。

お兄ちゃんはその手伝いと剣術の修行にのめり込んでしまっていて、お姉ちゃんはお父さんの看護をしています。

だから家には誰もいないのです。

そんな状況に耐えれなかった私はついに家を飛び出して公園に来ていたのです。

最初は変な男の子達に声をかけられていやな思いもしたけど、その後に美遊ちゃんとお友達になってみんなと遊で楽しかった。

だけどみんなが家に帰ってしまいお友達となった美遊ちゃんと離れると意識したとき、私は寂しさに耐えれなくなったの。

だから叫んでしまった!

寂しいのはもうイヤだ、だから一緒にいてほしいっと。

そして美遊ちゃんはこっちを見て

 

 

「なのは、私達は今日あったばかりでお互い何も知らない。

だから察してあげることはできない。

でも、話してももらえれば何かできるかもしれない。

だから話して?

私は初めてできたお友達が泣いていると私も悲しい。」

 

「うっうわぁぁぁっぁぁあぁぁぁっぁあぁぁん!

あのねお父さんがにゅういんしちゃって・・・・」

 

 

それから私は泣きながら美遊ちゃんにお話しました。

お父さんの入院、お母さんと会えない日々にはじまってお兄ちゃんがなんだか怖いほど張り詰めてることなどたくさんたくさん話したのです。

 

 

幼女説明中・・・

 

 

あれから一時間ほど私は泣きながらお話しました。

その間、美遊ちゃんは相槌を打ちながら聞いてくれました。

 

 

「話はわかった。

一回なのはの家族にもの申したい。

いくら忙しいとはいえ小さい子を一人にするとは何事か!

特にそのお兄さんはマダオだから説教が必要。

あとなのは、私は友達だから明日も明後日もその先だって一緒にいる。」

 

「うん、うんうん!」

 

「今日はもう遅い。

送っていくから帰ろう。」

 

「ありがとう、美遊ちゃん。」

 

ボソ「とりあえずお兄さんはO☆HA☆NA☆SHIする・・・」

 

 

なにか物騒な言葉を聞いた気がします。

そして私は美遊ちゃんをつれてお家へ帰りました。

 

side end




次回は美遊無双!!の予定です。

主人公の影が薄くなりますがそのうち復活するはずです。

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