魔砲少女リリカルなのは ~踏み台こそ抜け穴だ!~   作:dollmaster

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投稿が遅くなって申し訳ないです。
ちょっと話がぐだぐだになってきたので筆が進まなかったのです。

というわけで前回の続き月村家との交渉編です。


第19話

こんにちわファ○マ仮面に護られ中のロー○ン仮面の中の人、遠坂エリスです。

いや~危なかったです・・・

まさか転移した瞬間に恭也さんが突っ込んでくるとは思いませんでした。

しかしその後に起こった美遊さんとの戦闘はすさまじかったです。

さすがは戦闘民族高町家、本気のフ○ミマ仮面とあそこまで打ち合えまさか魔法を使用させるとは本当に人間なんでしょうか?

絶対夜の一族より人間やめてると思うのですが・・・

さて、そろそろこの場を収めてお話し合いと行きましょうかね。

 

 

「まさかいきなり切りかかられるとはな。」

 

「いきなり我々を拉致したんだから当たり前だろう!此処はどこだ?返答いかんでは切り捨てる!!」

 

「ここは私たちの秘密基地と認識してくれれば結構だ。別にとって食おうとしたわけではない、何あの場所で話すにはいろいろとまずい事柄だったし時間の有効利用の為にこちらに招待したに過ぎん。」

 

「ただの話し合いの為に拉致したのか?」

 

「説明してからでもよかったんだがそれだと時間がかかりすぎるとおもってな。ちなみに此処に来た方法は強制転移魔術だが、聞いて信じられるかね?」

 

 

恭也さんはこちらを胡散臭そうにうかがっています。

まぁ普通に考えればそうですよね。

 

 

「まあ信じられないとは思うがそれについては後で実証しよう。で、忍さんの話から片付けましょうか?」

 

「えぇそうね。恭也、剣を引いて。私たちに何かするならアリサちゃんとすずかをわざわざ助けたりしないわ。それにすずかをあのままにすることも無いでしょうし。」

 

「む、・・・そうだな。いきなり切りかかって失礼した。この通り謝ろう。」

 

 

そういって恭也さんは小太刀を収めきっちり頭を下げてたのだった。

 

 

「まぁこちらも説明無しでつれてきたのだからしかたない。ファミ○仮面、お茶の用意をしてくれないか?」

 

「かしこまりました。」

 

 

そういってファミ○仮面は小太刀を待機状態へ戻し紅茶を用意するため部屋の隅へと移動していった。

うん、コンビニ袋を被ったメイド・・・

とてもシュールだ。

でだ、そろそろすずかちゃんを正気に戻さないとな。

いい加減首筋がこそばゆいは、後ろから拘束されてるのでやわらゲフン、ゲフン・・・

まぁ、そのなんだ。

いい加減この羞恥プレイをどうにかしたい!

ということで、

 

 

「ところで忍さん、お願いがあるのだが・・・」

 

「なにかしら?」

 

「そろそろすずかちゃんを正気に戻して引き取ってくれませんかね?落ち着いて話ができんので。」

 

「あら?すずかの初めてのお相手だから心行くまで堪能させてあげたいのだけど?」

 

「ちょ!なに人聞きの悪い事言ってんですか!」

 

「あら、本当事よ?」

 

「どうせ人から吸血がってオチでしょうが!取り合えずそろそろ話を進めたいんですよ・・・」

 

 

そう言っているうちに忍さんとアリサちゃんがこちらに近づいてすずかちゃんを引き剥がしにかかります。

 

 

「すずか、そろそろ離れなさいな。」

 

「そうよ!そろそろ離れなさい!」

 

「やっ!もっと飲んでいたいの、そうずっとずっと飲み続けるの!!」

 

 

あ~、すずかちゃんがだいぶ暴走してるなぁ、とおもっているとようやくすずかちゃんが引き剥がされました。

うん、とっても痛かったです。

さすが夜の一族の本気でしがみつかれると痛いわ・・・

 

「ふぅ、我妹ながら凄い力だったわ。しかし、私も恭也が居なかったらやばかったわね。なにこの美味しそうな血の匂い、これじゃすずかがこうなってしまうのも無理ないわよ、私だって恭也との契りがなかったら飛び掛っているレベルだもの・・・」

 

「いや~、何ででしょうねぇ?」

 

と私はとぼけておきます。

私たちは応接セットへと移動しお互いにソファーへ身を沈めます。

そのすぐ後にファ○マ仮面がティーセットをセッティングし紅茶を注いで行き、お茶請けのファミ○仮面特製のケーキを配膳します。

そろそろ二次小説でテンプレな誘拐イベント後の定番『夜の一族の契約』を話し合いますか。

おっかしいなぁ、何で私の周りはフラグがポコポコおったつんだろうか?

フラグを処理(回収に有らず)するこっちの身になってほしいもんです。

さて、配膳も終わりファ○マ仮面も退室させましたからお話しを気を引き締めていきましょう!

 

 

「ではそちらのお話しから頼む。俺たちの話は長くなるからな。」

 

「わかったわ。貴女とアリサちゃんは私たちの一族のことを知ってしまった、これに間違いはないわね?」

 

「夜の一族と呼ばれてその正体は吸血鬼って言うことよね?」

 

「そうよ。」

 

「ふむ、遺憾ながら現場であの坊ちゃんがべらべらと喋ってくれてしまったからな。知っているとしか答えられん。」

 

 

私とアリサちゃんは肯定の意を返す。

 

 

「知ってしまったからには全てを忘れるか、私たちと契約をするか選んでほしいの。忘れる選択をした場合は文字通り記憶の消去を行うわ。」

 

「契約を選んだ場合はどうなるの?」

 

「人によるわね。私と恭也の契約は伴侶になることにしているの。まぁ今回は同姓にしかばれていないから親友や義姉妹など環境によるわね。」

 

「ふむ、両方断ったらならどうするかね?」

 

「ふッ!必ずどちらかを選ばせるわ。」

 

 

そういうと忍さんから殺気が飛んできて、ついでに恭也さんも手が小太刀の柄に伸びています。

 

 

《おっかねぇ、凄い殺気だ・・・》

 

《でもマスタ~の本気の殺気に比べたらぬるすぎますよ~》

 

《そりゃ年季が違うからなぁ・・・》

 

《マスタ~は契約するんですか?もちろんするなら夫婦契約ですよね!》

 

《何でだよ!契約しねぇよ!!したらなんか、こう、大事なものがなくなっちゃうきがするんだよ・・・》

 

《え~?それは貞操的な~?》

 

《いや、どっちかというと尊厳+生命的に・・・》

 

 

などとルビーと平行でお話ししつつ返答します。

 

 

「私はすずかと親友で契約を結ぶわ。誘拐されてる間にそう言ったしね。」

 

 

とアリサちゃんはすずかちゃんを見ながら答え、すずかちゃんは嬉しそうに俯いています。

私も答えますか。

 

 

「俺のほうは別の契約を結びたいね。」

 

 

そういった瞬間、恭也さんと忍さんの殺気が膨らみます。

 

 

「先ほども言いましたが選択肢は二つしかないのでどちらかを選んでほしいのですが?」

 

「まぁ聞いてくれ。」

 

「・・・わかりました、お話しをお聞きしましょう。」

 

 

さて、此処からは別のお話しです。

 

 

「別に貴方達のことを言いふらすとかそういったことはする気が無い、これは分ってほしい。でだ、単刀直入にいうと誘拐犯を殲滅した力、俺達は『魔術』と呼んでいるんだがこれを他言無用に願いたい。」

 

「魔術?それは何かしら?」

 

「簡単に言うと大気中にある魔素と呼ばれるエネルギーを使用する技術かな?ま、百聞は一見に、というから今から見せよう。アリサちゃんとすずかちゃんどちらでもいいから変身してくれるかな?すでにデバイスの方は魔力を充填してあるから。」

 

「わかったわ。アツシ行くわよ!マジカル・トランス!!」「分りました。ハロ、ストライクガンダムをソードストライカーでお願い。」

 

「了解した、マスターよ!」

「リョウカイ!リョウカイ!モードストライクガンダムソードストライカー、セットアップ!セットアップ!」

 

 

一瞬後にそこに居たのは朱に彩られた白いセーラー服のような服を身にまといベルの付いた杖を持つ魔法少女と無骨なトリコロールカラーの装甲に大剣を持ったメカメカしい魔法少女だった。

それを見た忍さんは目をキラキラさせながらすずかちゃんの方へ詰め寄っていきます。

 

 

「なにこれ!さっきまで普通の制服だったのに一瞬光ったら機械の鎧を纏うなんて!それにアリサちゃんのほうも一瞬で変身してるし!発明家としてとてもばらしたいわぁ!!」

 

「とりあえず落ち着いてくれ。これは俺が開発した大気中の魔素を新しいエネルギーである魔力に変換し利用する技術の一旦だ。さっき見たベルと宝玉は魔術使いで言うところの魔術の杖なんだが、時代的にも見た目的にも古臭いのがいやだから俺達はデバイスと呼んでいる。」

 

「ふぅん。で、この技術を見せたということは教えてくれるのかしら?」

 

「そこで先ほどの契約の話だ、俺達はこの技術を秘匿するつもりなんだ。いずれは表に出すけれども今はその時じゃない、というかこんななりじゃいろいろ厄介なことが付いて回りそうだしな。」

 

「そうねぇ、子供がこんな技術持ってると知れたらいろいろ厄介ごとが来るわね。」

 

「だから魔術を秘密にしてくれ、俺達も夜の一族については秘密にするからと言う事だな。」

 

「・・・分ったわ。あなたに関してはお互いの秘密を守るということで手を打ちましょう。」

 

 

そういって忍さんは紅茶を飲み干しました。

それに伴い恭也さんも殺気を霧散させ、柄から手を離します。

 

 

「アリサちゃんとすずかちゃんも元に戻っていいよ。」

 

「え~!せっかく変身したんだから何か教えなさいよ!!」

 

「○ーソン仮面さん!私にデバイスの開発を教えてください!!」

 

 

それぞれから要望が飛び出しました。

う~ん、此処まできたら最後まで面倒を見るのが大人の勤めでしょう。

特に力を持ってしまった子供達を正しく導かなければなりません。

 

 

「アリサちゃん、すずか、今日はもう遅いから次の機会にしなさい。」

 

 

そういって忍さんが嗜めます。

そういやここの説明がまだでしたから説明しておきますか。

 

 

「忍さん、時間なら大丈夫ですよ?」

 

「でもすでに夜ですからアリサちゃんを送っていかないと・・・」

 

「いえ、此処は特殊な空間に存在していてここの時間と地球の時間では流れる速度が違うんですよ。」

 

「それはどういうことだ?」

 

「簡単に言えば此処での1日は外の時間で10分だ。つまりまだ外では数分しか経っていないって事だ。」

 

「「「!!!」」」

 

「ちょっといいかしら?それだとここにいればいるほど老化が進むって言うこと?!」

 

「えぇッ!乙女の貴重な時間を何だと思ってるのよ!」

 

 

そりゃ女性には気になりますよね、若さは有限な資産ですから。

まぁこの神の修練場は神様チートですからそんなのは解決済みですが・・・

 

 

「普通ならそうなんだがね。ここ、なぜかはわからんけど老化現象は外とリンクしてるんだよ。」

 

「えぇっ!!じゃぁ此処で144日過ごしても老化現象は外での1日だけって事?!」

 

「うむ、その通りだ。ついでに言えばここで鍛錬するとそれはちゃんと肉体に反映されるという反則仕様だ。恭也さんにはこのチート具合が分ると思うが・・・」

 

「ああ、つまり最高の修行場ということなんだろう?」

 

「そうだな、修行には最適な場所だ。ちなみに俺はいくつに見える?」

 

「すずか達と同じ背丈だから9歳かしら?でもさっきの話からすると生きている時間は違うのでしょう?」

 

「外見はそうだな。正解を言うとすでに500年以上生きてるのだよ。まぁここの中ではって言うことになるけどな。」

 

「「「「ブフゥッ!?」」」」

 

 

そう、私はすでに500年以上の時を研究・修行・私生活に費やしています。

なんせ予定が無い時は此処に引きこもってましたからね~

ときたま外のことを忘れそうになるから困ります。

 

 

「ちょっと!大丈夫なのそれ?!」

 

「そうよ!」

 

「ん~?なぜか大丈夫だったなぁ・・・

まぁ説明を続けよう、あとこの空間だがいろいろ便利にできている。

まず、鉱物・植物・食料などの各種あらゆる資源が豊富にそろっている。

ちなみに食料はいろいろいいたいことがあるけど、命がけの採取になるが外とは比べ物にならないほど美味いのがそろってるぞ。

開発・研究用の設備も充実しているというか充実させた。

なにせこんだけ時間が有ると無駄に拡充したからな、宇宙戦艦用のドックなんてものも作ったよ。」

 

「ちょっと!宇宙戦艦って!!今はまだ無理なんじゃ?!」

 

「いや~、暇だったからいろいろ研究・開発したんだよ。そしたらできた。」

 

「いや、そう簡単に言われても・・・」

 

 

そう、私は時間が有るのをいいことにいろいろ開発しています。

束さんを超えた天災頭脳とチートユニゾンデバイスである美遊さんや天才のアリサさんがそろっていて暴走しないわけが無いのです。

技術だけならそれもう、かなりやばいぐらいに外との差が出ていたりします。

何を作ったかは機会があれば紹介しましょう。

 

 

「さて、宇宙戦艦の話は置いておいて恭也さんに此処の特殊能力を体験してもらおう。取り合えず体験してもらったほうが分りやすいと思うから重力を3倍にしてみるぞ。」

 

「わかった、やってくれ。」

 

私は恭也さんにかかる重力を3Gへ変更します。

すると恭也さんが急に膝を付いてうめき声を上げています。

 

「グッ!!これはきついな。本当に体が重くなった。」

 

「嬉しそうだな。ちなみに負荷の掛けれる項目は重力、魔力、気、霊力に始まり思考能力や反射神経のような物まで多岐に渡って設定可能だ。」

 

「ほう、つまりここで生活するだけでも身体能力が向上するわけだな?」

 

「その通りだ。」

 

「それを私たちに話して何が目的なの?」

 

「いやなにこれから此処で修行してもらうんだから場所の機能説明をしただけだ。もっとも後ろ盾が欲しいと言うのが本音ではあるがな。」

 

「そういうことね、わかったわ月村家の全力を持って来るべき時は支援します。もちろん技術は提供していただけるのでしょう?」

 

「うむ、私たちは独占する気は無いよ。だから優先的に君達に公開するつもりだ。」

 

「わかったわ。そのときには月村家が全力で力になりましょう。」

 

「契約成立だな。それじゃ次の用事を済まそうか。恭也さん、アリサちゃんにすずかちゃんと試合してもらえるかな?」

 

「・・・そういうことか。わかった、これも妹の友達のためだ協力しよう。」

 

そういって恭也さんはうなずいた。

 

 

「本当は俺達がするべきなんだろうが適役がいないんだすまないな。というわけだ、場所を移すから付いてきてくれ。」

 

 

そういって私はみんなを連れて訓練場へ向かったのだった。




ふ~む、動きがすくねぇ・・・
なんていうか主人公はガスガス原作メンバーと縁を結んでいますな。
なんていうか正体がばれたらみんなからフルボッコにされる気がしてなりません。
ちょっと話が煮詰まってきた感がしてこまってます。
次回は恭也VSアリサ、すずかペアの戦闘です。

煮詰まった頭をほぐすためにバカ設定の小説をちょろっと書き出しました。
内容はまだ健全ですがもうすぐ18禁の内容になる予定です。
気が向いたら読んでみてください。

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