魔砲少女リリカルなのは ~踏み台こそ抜け穴だ!~ 作:dollmaster
今後の展開で思い悩んでいたら日がたっていました。
みなさんこんにちわ、捕食され中の遠坂エリスです。
おおぅ、私は現在すずかちゃんに首筋から血を吸われています、それはもう恍惚とした顔で・・・
うん、そりゃあ神様が作成した今世紀最強と思われる魔力・霊力・気など所轄生命力あふれまくってる体の血はおいしいでしょうね。
ピチャ、ハムッ!ピチュ、レロォハムハム・・・
おおぅっ、すずかちゃん吸ってもいいから首筋を舐め上げるたり甘噛みするのは勘弁して下さい、こそばゆいです!
っていうかとてもえろく音を立てつつ舐めないで下さい!
「ちょっすずか!どうしちゃったのよ?!なんか目が赤くなってるし!」
「あ~、なんか私の血が彼女の一族にとっては極上の品なんだろうね。だからそれを見て匂いを嗅いだ瞬間自制できなかったのでは?」
「そう、吸血鬼の一族っていってたしね・・・」
この間もすずかちゃんはうっとりとしながら私を後ろから抱きついて拘束しつつ首筋から流れる血を舐めとっています。
ふ~む、どうしよう・・・
《マスタ~、美少女に欲情しているとこ悪いのですがいいんですか?》
《欲情なんてしてないわ!!って何がだ?》
《いえ~、さん~、に~、いち、ぜろ!》
チャキ・・・
私の首筋に刃が添えられています、何が!
「誘拐されたすずかちゃんたちを救出に来てみれば、一体何がどうなっているんだ?犯人は全滅、すずかちゃんは吸血してるし、事情は聞かせてもらえるのだろうな?」
「え~?○ーソン仮面としてはそろそろ帰らないとか○あげクンが焦げて(グイッ)ちょ!」
声の主が刃をさらに押し付けてきました。
仕方ないので振り返ってみるとそこにはあきれた顔で小太刀を押し付けている恭也さんと忍さんが立っているのが見えます。
《ちょっ!ルビーなんで教えてくれなかったんですか!!》
《いえ~、マスタ~が欲情していてお邪魔かな~と思いまして。でもマスタ~なら普通に逃げれるでしょ~?》
《そりゃ逃げれますが、デバイスたちがあちらに渡っているのでいい手ではないですね。それにルビーのせいではありますが巻き込んでしまった以上、最低限のことはしないといけません。特に後半年ほどで無印開始ですから戦闘のイロハぐらいは教えないと寝覚めが悪いことになりかねません。》
《あ~、なのはちゃんはすでに強化済みですしね~。でも~半年では間に合わないですよ~?》
《わかってていってるでしょルビー?神の修練場で鍛えますよ。場所さえ隔離すれば問題ないでしょう?》
《これでついにマスタ~も真のオリ主にジョブチェンジですか~》
《んなわけあるか!ちゃんと正体隠して対応するわ!!》
《往生際が悪いですよ!》
《しらん!取り合えずルビー、倒した自動人形は一部回収しておいてくれ。いろいろ使えそうだし。》
《了解しました~!魔法少女には劣りますが萌え要素ですね!!》
《はいはい、私はこれから頭の痛い交渉ですから速やかにやって下さい》
というような念話をすばやく済ませ恭也さんに話しかけます。
「取り合えずその小太刀を収めてはくれませんかね?」
私は両手を上げつつ言ってみます。
「それはできないな。身元不明なでビニール袋を被っている怪しい奴を無条件で信じろと?」
「あ~、そこな金髪少女よ事情説明頼めないかな?」
「仕方ないわね。恭也さん見かけは怪しいけどロー○ン仮面は私達を助けてくれたわ。ここで倒れている誘拐犯たちを倒せる力を与えてくれたのはローソ○仮面だし、その間わたし達を守ってくれていたのも彼女よ。」
「そう、恭也、剣を引いてくれないかしら?恩人に失礼だわ。」
忍さんの言葉に恭也さんは眉をしかめながら小太刀を納刀します。
「ふむ、事情がわからなかったとはいえ失礼した。俺の名は高町恭也だ。」
「私は貴方の血をずっと舐めている娘の姉で月村忍よ、妹の名前はすずかって言うの。」
「そういえば自己紹介してなかったわね、私はアリサ・バニングスよ!私のことはアリサって呼びなさい!!」
(いえ、それだとうちのアリサと被っちゃうんですが・・・)
「私は名乗っているがもう一度名乗ろう、我名は○ーソン仮面!美少女の味方だ!」
うん、すっごい胡散臭そうに見られた。仕方ないよね、普通に考えても偽名だし!
アリサちゃんはやれやれといった感じで首を振っています。
とりあえずは優先順位の高いことから片付けましょうか・・・
「ところで忍さんと呼んでいいのかね?」
「そうね、すずかもいることだし苗字でかまわないわ。」
「あの黒服たちを黒幕はそっちで処分してもらえるのかね?」
「すでにうちのメイドに手を回しているから任せておけば問題ないわ。そういえば自動人形の残骸が減っているような?」
《やっべ、ちょろまかしたのがばれる!!》
《大丈夫ですよ~。いただいたのは10体ぐらいですし~》
と私は冷や汗を流しつつ応対を続けます。
「ふむ、元からこんなものだったともうが・・・」
「ん~、まあいいわ。ところでアリサちゃん、聞いてしまったわね?」
「貴女達の一族の事よね?大丈夫私の答えはすでにすずかに言ったわ。」
「その様子なら心配なさそうね。ところでそこの美少女の味方さん?」
「何かね?」《やべぇ。凄いプレッシャーを感じる!》
「貴女も知ってしまったわね?というか、その状態だとばれてるわよね・・・」
「あ~、うむ。吸血鬼の一族なのだろう?」
「そうよ、それを知ったのだから取り合えず私たちの館に来てくれないかしら。」
そういってかなりのプレッシャーを掛けてきます。
いえ、行くのはかまわないですけどなんていうか行くとお嫁さんにされそうな気がするんですが・・・?
あれ?何でお嫁さん?
うん、そこは突っ込まないことにしよう。
「それについては断る。というかデバイスのメンテナンスと魔力補充もしないといけないしこちらの事情説目には時間がかかるので今日のところは遠慮しよう。」
「なにデバイスって?」
まぁデバイスなんてわからないですよね。
どうせばれるんですから紹介しておきましょう。
「ふむ、どうせばれるのだから紹介しておこう。お前達自己紹介を。」
「わかったクリエイター。私の名はアツシ、このリィンロッドの管制AIだ。」
「ボクハハロ!スズカ、マスター、マスター!」
二機のデバイスが宙に浮かび上がり自己紹介を行います。
それを聞いた忍さんは目を見開いて一気に間合いを詰めて私に質問してきます。
「なっ!そんな小さな物体でAIを搭載しているの?!ちょっとよく見せなさい!!そうだこれ解体してもいいかしら、とても興味があるわ!」
「ちょっ!おちついて!あっ!仮面に手を掛けないで!!わかった、わかりましたから説明させてください!!」
「忍、その辺にしておけ。ローソ○仮面さんが困っている。」
「仕方ないわね。」
そういって私から忍さんが離れて行きます。
しかし困った、すずかちゃんはずっと私の血を舐めてるし、忍さんはデバイスをキラキラした目で見ている。
恭也さんはまだ警戒しているしアリサちゃんは腰に手を当てて呆れ顔で傍観に徹している状態だ。
《仕方ない、ルビー強制転移で修練場へ連れて行きましょう。ぶっちゃけこちらで説明すると1日あっても終わる気がしませんし・・・》
《あ~、そうですね~。しかし本当にいいんですか?》
《修練場にある離れた別荘にご招待ですから本拠がばれることは無いでしょう。そもそもあの空間は次元世界ですらないのですから地球からでは探知できないので仮にばれても追い出せば大丈夫でしょう?》
《そうですね~。ではマスタ~の説明が終わり次第転移しますね~?》
ということで下準備しましょう。
まずは受け入れ先の準備が必要です。
取り合えず今日は美遊さんいるので連絡しておきましょう。
《美遊さ~ん!》
《マスター、呼びましたか?》
《魔法がアリサちゃんとすずかちゃんにばれてしまいました。事情説明とかいろいろ時間かかりそうなので修練場へ拉致ります。なので離れを使えるようにしておいてください。》
《何やってるんですか。受け入れの準備はしておきますが、後で詳しい事情を説明してくださいね?》
《わかりました。ちなみに一言で言うと大体ルビーのせいです。》
《ちょっ!マスタ~ヒドイ!!》
《ハァ、大体事情は把握しました。》
《では、準備をお願いしますね。》
ということで準備の為にみなさんに説明しておきますかね・・・
自業自得とはいえ私のスローライフ計画が頓挫しないようにがんばらなければ!
「取り合えずこの場所から移動しないか?お互い大事な話がある見たいだしな。」
「そうね、では私たちの館へきてくださるかしら?」
「ふむ、それでもよかったんだが生憎とこちらでは時間がかかり過ぎるのでね。今から私の秘密基地にご招待しよう。」
「なっ!そんなこと許容できるか!!」
「いえ、もう遅いよ?」
『??!!!』
恭也さんが吼え私が答えた瞬間、足元から円形の魔方陣が展開されみんなを神の修練場強制転移させました。
side 高町 恭也
「いえ、もう遅いよ?」
奴がそう言った瞬間、俺達の下が突然光を放った。
一瞬目を閉じて次に目を開けたときに映っていたのは廃工場の中ではなくどこかの応接間のような場所だった。
(バカな!さっきまで俺達は廃工場にいたはずだ!!しまった、どこかに連れ去られたのか?!)
俺はすぐに回りを確認し自分の後ろのに忍とアリサちゃんがいることを確認すると奴の姿を探した。
奴は俺の前方3mほどの位置ですずかちゃんに首を甘噛みされた状態で座っている。
(やばい!すずかちゃんを人質にとられると打つ手がなくなってしまう!)
そう考えた俺はすぐさま小太刀を抜刀し奴との距離を詰める。
そして右手の小太刀の峰で奴を無力化しようと峰打ち放った瞬間、奴と小太刀の間に別の小太刀があった・・・
キィンッ!!
そのまま俺の小太刀ははじかれその瞬間黒い人影が奴の前に現れた。
そして俺は次撃を左手の小太刀で放ちさらには右手で相手の小太刀をしのぐ。
しかし敵も二刀流なのか俺の斬撃を鎬で流しながらこちらに斬撃を放ってくる。
(バカな!俺の攻撃がこうも易々としのがれるなんて!しかもこの太刀筋は・・・)
俺が目にしているのは俺と同じ太刀筋、そうこいつは俺と同じ御神真刀流小太刀二刀術の太刀筋だったのだ。
そうこうしていると相手攻撃がどんどん鋭くなってきた・・・
そう、こいつは今この時もものすごい速度で成長していたのだ、まるでコンピュータがデータを蓄積し己自身に反映しているかのように。
(クソッ!このままではまずい、一気に畳み込む!!)
そう俺は判断し一気に相手を倒すことを選択した。
「なぜお前が御神真刀流小太刀二刀術を使えるのかはしらん!だがまだ俺のほうが経験で勝っている!」
そういいつつ俺は『花菱』を放つ。
二刀を使った乱撃で相手はその全てを自身の二刀を持って鎬で流してしまった。
だがこれで終わりではない。
俺は一旦小太刀を納刀し、抜刀術に移行する。
そして抜刀術から『薙旋』、高速の四連撃へつなげ一気に相手を後退させる。
その後は『射抜』で突きを放ちこれで止めとばかりに『神速』を発動させ一気に相手の側面へ回りこみつつ『雷徹』を放つ!!
これが決まればこちらの勝ちの筈だった・・・
『Lightening move』
そう聞こえた瞬間、黒い影は一瞬で姿を消し奴の前に移動していた。
俺も忍とアリサちゃんを護るため一旦後退する。
そして黒い影を改めて見るとずいぶん小柄な体躯だった、というより子供だった。
身長からなのはと同じくらいか、そんな子が黒いワンピースに両肩にフリルをあしらったスカート全体まで覆う大きなしろいエプロンをまとい首元には小さな帯リボン、そうまごう事なきメイドさんであった。
そのメイドさんはなぜか小太刀を両手で構えこちらに向き合っているのはいいんだが・・・
(なぜにコンビニ袋を被っているんだ・・・?)
「私はファ○マ仮面!マスターの守護者にして剣となるものです!!」
そう、フ○ミリー○ートのコンビニ袋を被ったメイドさんは名乗ったのだった。
side end
この話の間ずっと捕食されてる主人公w
そしてついに登場ファミ○仮面w
中の人はわかりますね?
ちなみにメイド服は中の人が原作で着ていたメイド服です。
よろしければ原作を読み直していただければ幸いです。
今後の展開をいろいろ考えていたのですが、取り合えずいけるところまで作者のわがままで突っ走ることにしました。
そのためコンセプトと違うやんと言った突っ込みをいただくことになりそうですが、主人公がどこぞハーレムにならないようにはがんばりたいと思います。すでにハーレムな気がしないでもないですが・・・