魔砲少女リリカルなのは ~踏み台こそ抜け穴だ!~   作:dollmaster

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戦闘回です。
でも作と戦闘が終わっています。
アリサちゃんのポージングは萌え要素ですので安心してください。
8歳の金髪美少女が笑顔を浮かべながらポージングしたりウインクしながら小首をかしげているのです。
そういったのを思い浮かべながら読んでいただけると幸いです。


第17話

みなさんこんにちわ、見せ場をかっさわれたロー○ン仮面in遠坂エリスです。

現在私がやることといったらアリサちゃんのフォローぐらいしかやることがありません。

リィンロッド魔法の特徴である肉体コマンドシステムのため使用時はポージングが必要なのですが、ポージングしている間は無防備となるので私が前衛として銃弾を防御しアリサちゃんがラットスプレッドで攻撃しています。

すずかちゃんは敵が側面に回りこまないようにエールストライカーで牽制しつつ遊撃に徹しています。

私は双剣で銃弾をはじきつつルビーと話しています。

 

 

《ルビー、恭也さんたちは後どれくらいでこちらにつきますか?》

 

《そうですね~、後10分ぐらいですかね~》

 

 

後10分か・・・

現在的の戦力は黒服30名、自動人形15体にまで数を減らしています。

 

《これ、恭也さん来る前に相手全滅しないか?》

 

《あ~、このペースならそうなる確率のほうが高いですね~》

 

とのんびりしている間にも

 

 

「マスター!右方向にラットスプレッドだ!」

 

「わかったわ!ラットスプレッド!!」

 

 

そして黒服を飲み込む赤い光線たち・・・

 

 

「お前達!何をやっているんだ!!相手はたった3人のガキだぞ?!さっさと片付けろ!!」

 

「や、安二郎様?!無茶を言わないで「サイドトライセップス!!(ボヒュッ!)」ギャァァァァァァァッ!!」

 

「そう、なかなかいいポージングだ、マスター。」

 

 

振り返るとアリサちゃんが満面の笑みを浮かべ、手を後ろで組んで片足のかかとを挙げながら可愛く首をかしげウィンクしながら黒服の一人を狙撃していた。

 

 

「え~?金髪の少女よ。何をそんなにうれしそうに・・・」

 

「決まってるじゃない!この力があればあの金髪バカと白髪バカに言い寄られてもイザという時みんなを護れるじゃない!!」

 

「誰のことを指しているかはわからんが、一応この力は秘密にしてくれると助かる。」

 

「む~、しかたないわね!でもそいつらが実力行使に出てきたら使ってもいいでしょう?」

 

「その時はまぁ思いっきりぶっ飛ばすといいよ?」

 

 

とこうして話をしている間にもアリサちゃんはラットスプレッドとサイドトライセップスを繰り返し敵を殲滅していく。

ちなみルビーはというと、

 

 

《イヤッフ~!!男の娘じゃない本物の魔法少女です!あぁ!ボディービルダーのポーズのはずなのに美少女が可愛く首をかしげるととてもいいです!!ハァハァ・・・》

 

《いやルビーよ、魔法少女といえばうちの美遊さんが私との模擬戦のときになっているじゃないですか。そう、魔法少女の美遊さんこそナンバー1魔法少女です!!》

 

《マスタ~!私が求めていたのはこう、ひらひらした服の魔法少女なのです!たしかに美遊さんもいいですけど別のベクトルであるアリサちゃんのプリティベルや可憐な美少女が会えてごついパーツをまとうすずかちゃんのMS少女もいいのです。そう、魔法少女に貴賎は存在しません!!全ての魔法少女は私のために存在するのです!!》

 

《いや、何言ってんのルビー!!そろそろ正気にもどれ!!》

 

 

と、新しい魔法少女獲得で暴走状態になっています。

しばらくは様子見ですかね~、と思っていると今度はすずかちゃんが視界に入りました。

敵さんたちがだいぶ減ったので銃弾をはじくパリィ職人もだいぶ暇になってきたのです。

で、すずかちゃんは近接戦闘へ移行するようですね。

 

 

「ハロ、ソードストライカーをお願い!」

 

「リョウカイ!リョウカイ!ソードストライカー、カンソウ!カンソウ!」

 

そうするとマジックライフルとシールド、バックパックが消え代わりに左肩へ追加装甲、及び左腕部分に固定式の水色のシールドが装着され右手には巨大な片刃の剣が握られました。

そして剣の刃に当たる部分に収束された魔力刃を形成し背面の魔力ブースターをふかしながら敵陣へ切り込んでいきます。

 

 

「えぇぇぇぇぇぇいっっ!!」

 

「ヒダリ、テッキセッキン!テッキセッキン!」

 

「ありがとう、ハロ!」

 

「ハロ!ハロ!」

 

 

そういって左肩の魔力ブーメランをつかみ投げつけます。

左側から接近していた自動人形にそれが当たり、自動人形はその場に倒れ付しました。

 

 

《さすが夜の一族、まさかソードストライカーを使いこなすとは・・・》

 

《普段おとなしい子が何かのきっかけで吹っ切れると怖いですね~》

 

《お、やっと戻ってきたのかルビー。》

 

《はい、そろそろフィナーレかなとおもいまして~》

 

《みたいだな。敵ももう残り10人と5体程度だし。》

 

《むふぅ、今日はいい日です。魔法少女分がたっぷり補給できました~》

 

《俺にとっては最悪な一日だよ!!まったく、勝手に試作品のデバイス渡しやがって・・・》

 

 

愚痴をこぼしていると最後に派手に行くみたいです。

 

 

「すずか!残りをなるべく集めて!!一気に決めるわ!」

 

「やってみる!ハロ、エールストライカーへ」

 

「リョウカイ!リョウカイ!エールストライカー、カンソウ!カンソウ!」

 

 

再度エールストライカーを装備したすずかちゃんは敵を一箇所に集めるように牽制していきます。

私は力を貯めているアリサちゃんの護衛としてあいも変わらず銃弾をはじきます。

そしてアリサちゃんは背中に6対12枚の朱金色の大きな翼を展開しゆっくりと空中へ浮かび上がりながら腕を頭の後ろで組み腰をしならせます。

 

 

「紫髪の少女!後退しろ!!」

 

「わかりました!!」

 

 

私の忠告にすずかちゃんが緊急離脱します。

そして黒服たちが背後の割れた窓から光を背に受けているアリサちゃんを見ながら叫びます。

 

 

「あぁぁぁぁぁ、朱金の魔王め!!」

 

「ふん、つぶれなさい!アドミナブル・アンド・サイ!!」

 

 

その瞬間、無数の赤い魔力弾が残った敵に向かって絨毯爆撃されました。

 

 

「「「「ぎゃあぁぁぁっぁぁぁぁぁあぁぁぁぁ!!!」」」

 

 

そして、攻撃が終わったあとには敵が死屍累々の状態で倒れふしています。

 

 

「バカな!あれだけ居たのに全滅だと?!」

 

 

安次郎が叫びます。奴は離れた場所で高みの見物していたので絨毯爆撃に巻き込まれなかった模様・・・

あれで倒れてくれれば楽だったのに・・・

 

 

「まぁいいでしょう。私の自ら手を下してあげます、光栄に思いながらくたばるがいい!!」

 

 

そういって安次郎が突っ込んできました。

私は安次郎を食い止めるために前に駆け出しながら指示を出します。

 

 

「あいつを足止めするから強力なのをぶち込んでやれ!!」

 

「わかったわ!アツシやるわよ!!」

 

「こころえた!」

 

「私の手で決着をつけます!ハロ、ランチャーストライカーを!!」

 

「リョウカイ!リョウカイ!ランチャーストライカー、カンソウ!カンソウ!」

 

 

アリサちゃんがその場で仁王立ちをし、すずかちゃんは換装して新緑に染められた巨大な魔砲『アグニ』を装着します。

そして私と安次郎を基点にV字となり大技の貯めに入ります。

 

 

「すずか行くわよ!!」

 

「うん、アリサちゃん!!」

 

「ダブルバイセップスフルパワー!!」「アグニフルパワー!!」

 

 

二条の光線が安次郎へと迫り、交差します。

 

 

「バカな!私は夜の一族、この世でもっとも高貴な者の筈だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

 

 

そして彼は紫と紅い光に飲み込まれていった・・・

まぁ非殺傷なので死んではいませんが深い眠りに付いた模様です。

安次郎、安らかに眠れ・・・

 

 

《やべぇ、今のは私受けてもかなりのダメージが入ります・・・》

 

《またまた~、マスタ~ならかすり傷で生き残れるくせに!》

 

《いえ、なぜか神の修正力で黒コゲアフロになりそうな予感がするんです。》

 

《なるほど、ギャグ体質的な~?》

 

《その通りです。これからは彼女達を怒らせないようにしましょう!》

 

 

と、私達が決意しているとデバイスたちから声が上がります。

 

 

「むぅマスターすまないが魔力が切れた、バリアジャケットを解除する。」

 

「ハロ!ハロ!マジックパワー、ロウ!ロウ!アーマーパージ!パージ!」

 

 

そう報告がなされたと同時にバリアジャケットが弾けとびアリサちゃんとすずかちゃんの姿が元の制服に戻りました。

まぁあれだけ派手にバカスカ魔力を消費すればこうなるのは当たり前ですね。

これでこの事件は一件落着ですね。

 

 

「ちょっと!どうしたらアツシ達の力が復活するのよ!!」

 

「ふむ、私のような存在から供給を受けるか他の手段しかないが現在では前者しかないな。」

 

「・・・わかったわ。ずうずうしいお願いかもしれないけどアツシ達のためにも供給してくれないかしら?」

 

「自分のためじゃないのかね?今回のことでわかったと思うがかなりの力ではあるのだぞ?」

 

 

私は釘を刺します。

確かにルビーのせいでわたった力ですがそれに溺れる様な人には任せられません。

 

 

「そうね。たしかに凄い力だわ。でも、所詮借り物の力、私のものではないわ。でも私達の戦友をこのまま停止させるのも嫌なの!だからお願いします。「お願いします!」私達の戦友の為に魔力を分けてください!」

 

 

美少女二人が私の前で頭を下げています。

私としては満足な結果です、私利私欲ではなく私のデバイスたちの為に頭を下げているのですから。

 

 

「ふむ、よい回答だ!喜んで私の力を「シネェ!!」なにぃ!!」

 

 

そこには黒服の一人倒れたままで銃を構えてすずかちゃんに発砲していました。

 

 

ダァン!

 

 

クソ!

アーマーがパージされている今、すずかちゃんを護る物が無い!

私は自分の身をなげうってすずかちゃんの前に立ちふさがり銃弾を受けます。

 

 

「グッ!」

 

 

銃弾は運良く鎖骨の辺りを打ち抜き私はカウンター魔力弾で相手を打ち抜き無力化します。

 

 

「「キャァァァァァッ!」」

 

 

二人は悲鳴を上げ私はその場に膝を付きながら回復に努めます。

 

 

「心配ない、じきに傷は塞がる。」

 

「そんな!銃創なんだよ?!」

 

「そうよ!そんなに簡単にふさがる分けないわ!!」

 

 

そういってすずかちゃんが傷口の様子を見る為に私の肩へ近づきます。

これがまずかった・・・

 

 

side 月村 すずか

 

私を庇い○ーソン仮面さんが鎖骨あたりに傷を負って島しまった。

すぐに私は駆け寄りましたがその間に敵はローソ○仮面さんによって無力化されました。

そして私は駆けつけたことを後悔すると同時に神への感謝しています。

 

 

(なんておいしそうな血なの?あぁ吸いたい、私一人で独占した・・・違う!恩人になんてことを!)

 

 

私は普段は血をすうことを避けてきたのになぜこの人の血にこうまで引かれるのか分かりません。

吸いたいという願望を私はカチカチと犬歯を鳴らしながらこの誘惑に耐えます。

相手は私の恩人、いきなりかぶりつくなんてそんな失礼はできませんししたくはありません。

でも!なんて魅力的な血なの!

匂いを嗅ぐだけで私は今まで無かったほどの吸血衝動に駆られます。

 

 

(そうだ、傷口を舐めるこれは消毒の観点でも大丈夫だよね?)

 

 

そう心の中で言い訳しつつ彼女の血を舐めとり味覚に電撃が走ります。

あぁ、なんて甘美な血なの?!

それによってきづきました、彼の血に含まれる生命力はとても濃厚で深い味わいことに。

これは私達夜の一族にとっては究極とも言える物です。

そして私は思わず、

 

「ねぇローソン仮面さん、私の伴侶になってください!」

 

「ちょ!何いってんの!!」

 

「そうよすずか!まだ初対面なのよ!?」

 

あぁ、もう我慢できません!

私は欲望の渦巻く心に従い彼女の首筋に牙を突き立てました。

 

side end




ふぅ、戦闘描写を私なりにまとめてみました。
どういうことが起こったか感じていただければ幸いです。

アリサちゃんのポージングですが、全て魔法少女用にカスタマイズ(許容範囲拡大)されています。
ちょっと後ろに腕を組みながら左足をあげつつ敵に側面を向け笑顔でウィンクすると対象が蒸発しますがとても可愛いポーズですw
他のポーズもマッチョムキムキではなく幼女がまねしてるからほほえましいと捕らえていただけると幸いです。


誤字修正しました

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