魔砲少女リリカルなのは ~踏み台こそ抜け穴だ!~   作:dollmaster

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ふうむ、何とか投稿w



第13話

みなさん、現在困り中の遠坂エリスです。

これも人(?)助けと思いつつ猫(?)を拾ったのですが、フラグがたった!!

うん、困った。

現在私はお茶をすすりつつリニスさんの身の上話を聞いています。

ではマルチタスクで簡単に流れを整理してみましょう。

 

 

入学式の帰りに転移魔法を感知

   ↓

確認のため現地に急行

   ↓

行き倒れている猫発見

   ↓

原作メンバとーとは関係なしと思い猫助けのため家につれて帰る

   ↓

ルビーの診断で魔力不足と判明したため魔力をチャージ

   ↓

猫がうわ言をしゃべる「・・・フェイト」

   ↓

対処する暇なく猫が覚醒、自己紹介&身の上話中 ←今ここ

 

 

うん、思い出した。

リニスさんって原作ではA’sの時にフェイトちゃんが闇の書の中で見た夢に出てきたお世話役だったはず。

たしか二次小説ではプレシアさんの天然チート使い魔として名をはせており、なのはちゃんでも勝てない戦力を有することも多い・・・

これ、もしかしなくてもフェイト陣営フラグですよね?

とりあえず情報収集に励みますか・・・

 

 

「へぇ、なかなか苦労されてるんですね。」

 

「えぇ。プレシアは研究所にこもりっきりだし、フェイトはいい子なんですけどアルフはちょっと・・・」

 

「研究ですか。私も研究者の端くれでして、何をテーマにされてるのかお聞きしても?」

 

「私にも秘密らしくて教えてもらってないのです。ただ、生命に関する研究みたいですね。」

 

「生命ですか。私もテーマのひとつとして・・・」

 

 

美女、男の娘歓談中・・・

 

 

話の中でわかった要点をまとめると

 

・リニスは猫の使い魔で、フェイトの教育と専用のデバイスを開発していた

・プレシアは研究所に引きこもって生命関連の研究をしている。

・プレシアが最近病魔に侵されてあせっている

・意見をしたところ契約を打ち切られてしまった

・残りの魔力で助けを求めようと転移魔法を使用したが力尽きてしまった

・時の庭園は座標が変わってしまいもう帰れない

 

といった感じです。

まぁほとんど知っている内容だったのはいいことですし、何よりフェイトに兄弟がいるとか友達がいる展開でないのがありがたいです。

いればほぼ間違いなく転生者ですから原作崩壊がすでに起こっている可能性がありましたからね。

さてこの中で問題になるのが「契約を打ち切られてしまった」と「時の庭園は座標が変わってしまいもう帰れない」です。

契約がなければ魔力が譲渡されずいずれ消滅してしまうし、帰れないのであれば再契約の交渉もできません。

とりあえず二次小説的展開を考えて見ましょう。

まず、リニスは隠しだまとかそういった感じで扱われる位置にいることが多いはずです。

例で言えば、

 

・オリ主が拾って契約して生きていた

・物語中~終盤でプレシアやフェイトに説教しながらO☆HA☆NA☆SHIする

・戦闘力は各段に落ちていることが多い(魔力不足、契約破棄の影響、消滅寸前など)

・オリ主はなのは、フェイト陣営のどちらにつくことも可能

・踏み台転生者が拾ったことは無い

 

といったところでしょうか?

ここでオリ主ならば「僕と契約して使い魔になってよ!」的な展開に行くしかないのですが、今後の展開上で私にはできそうにありませんししたくありません。

私の場合、原作に関わっているのはあくまで「獅子王光牙」であって「遠坂エリス」ではありません。

踏み台である「獅子王光牙」との繋がりがばれると困ったことになるため「遠坂エリス」としては無関係を貫きたいところです。

ではいかがするのか?

 

・見捨てる→人としてどうだろう?

・遠坂エリスとして契約する→原作かかわりエンド

・獅子王光牙として契約する→事情説明がいるため足がつく可能盛大、むしろいろいろばれる

 

うん、詰んだw

人として見捨てれない時点でこれ詰んだw

よっし、じゃぁ契約してこれからは正当オリ主としてがんばるぞ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と、言うわけにはいかんのですよ!!

となると答えは作り出すしかないということで第4の選択肢を作り出してやる!

というわけでお話して見ましょう!

 

 

「ところでリニスさん、今回は私の魔力でどうにかなりましたが今後どうされるんです?」

 

「お恥ずかしい話ですがこのままあきらめたくはありません。何とかフェイト達に会いたいのですが・・・」

 

「でも次元の座標とやらがわからないのでしょう?私は魔術師なので次元世界には詳しくないのですけどそれって致命的なのでは?」

 

「それもありますが魔力自体が不足しているのです。転移魔法を使ってしまえば私は消滅してしまうでしょう。」

 

「それはまた・・・」

 

「まことにあつかましいお願いなのですが、私と契約していただけないでしょうか?見たところそれなりの魔力量を保有しておられるみたいですし・・・」

 

「いや、私も研究や心理の探求のため弱体化するわけには行かないのです。それに魔術師の契約は等価交換、仮に契約するにしても何を差し出すのです?」

 

「それは・・・私自身となりますけど、うぅん金銭は無理ですし知識とか労働力でしょうか?」

 

「知識も労働力も足りてますしねぇ。ふむ、では駒になっていただけますか?」

 

「駒ですか?それはどういった・・・」

 

「なに、別に18禁な物ではありませんよ、エロ的にもグロ的でも。ちょっと私の変わりにお使いとかお仕事などをしてほしいだけです。」

 

「ふむ、具体的にはどういった内容ですか?」

 

「そうですね~、日常的にはある男の子に修行をつけてもらうことですかね。運がよければその男の子と契約結べますよ?」

 

「それだけですか?」

 

「後はこちらからお願いすることを受けてもらうだけですかね。まぁ無茶なお願いはしませんけど・・・」

 

「う~ん、わかりました。報酬は魔力供給ですか?」

 

「そうなりますね。契約は無理ですけど定期的に魔力を供給しましょう。あとは何か必要なものを言っていただければたいていは準備できますよ。」

 

「では私はこの後誰に修行をつければいいのですか?」

 

「それは『神上討魔』という男の子です。資質はいいのですけどよい師にめぐり合えていないようでして・・・

偶然を装って近づいて修行をつけてあげてください。あと、私のことは内密でお願いします。」

 

「え?それはどうしてです?」

 

「いやぁ、彼のことは私が一方的に知っているだけでして、理由としては将来的に私への利益となりそうだからかな?心配しなくても犯罪とかそういうのじゃないから大丈夫ですよ。」

 

「はぁわかりました。無理言っているのはこちらですしその条件を飲みましょう。これからよろしくお願いします。」

 

「こちらこそ。」

 

 

やった、やりましたよ!

これで私は大丈夫です。

これぞ第4の選択肢『フラグ(地雷)を埋め戻す』です。

おそらく神上討魔君は特級フラグ建築士の素養を持っていますので、近くにフラグを埋めておけば必ず立てて知らないうちに回収してくれるはずです。

江宮四郎君だと踏み台属性が強すぎてフラグをへし折って終了しそうなので任せれません、残念ですね。

ふぅこれでひとまず大丈夫でしょう、一時はどうなることかと思いましたが何とか切り抜けられました。

本当はこっち陣営に引き込みたいけどなかなかうまくいかないものです。

無印を無事終えるためには多少の犠牲は付きものなのです。

私はオリ主を応援しています、原作に関わる生贄として。

私は踏み台転生者を応援しています、物語の引き立て役として!

 




本作主人公的にはフラグは埋めるもの!!
わざわざ回収する必要はありせん。
リニスさん?
彼女はオリ主に服従すればいい!
これが踏み台だと大惨事になりますが、18禁っていみで!




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