魔砲少女リリカルなのは ~踏み台こそ抜け穴だ!~ 作:dollmaster
物語はじりじりと進みます。
作者は早く進めるためにキンクリしたいのですけど、それだといろいろたらなさ過ぎそうなので亀進行にお付き合いください。
side 高町なのは
「獅子王光牙、それが俺の名前だ。そしてなのはとアリサとすずかは俺の嫁だ!!手を出すんじゃねぇぞモブども!!
これは最重要事項だが美遊に手を出すなら俺の屍を越えて行け!!」
ハァ、いつもの事とはいえ獅子王君はなんであんなこと言うんだろう・・・
2年前から言われ続けている私としては聞き飽きているので何も思うことはありません。
あれ?
そういえば今日は他にも二人新しい名前が入っていたような?
あっ!自己紹介が回ってきました。
とりあえずいつもどおり否定しておかないと。
「高町なのはです。趣味は武術とお菓子作りです。後、私は誰の嫁でもないので気軽にお話してください!」
うん、うまく自己紹介できたと思います。
新しいお友達が増えるといいなぁ・・・
「アリサ・バニングスよ。あそこの金髪が言った事はまったく身に覚えが無いから!ふざけんじゃないわよ!!」
え?この子がアリサちゃんか~
獅子王君は嫁と言っていたけど面識があるのかな?
いや、あの表情見ると私のときと同じで初対面で言われたんだろうな。
そういえば江宮君も俺の嫁とかいってたけど、もしかしてこの子も入ってるのかな?
「ぇっえっと月村すずかです。趣味は読書です。その、私も妻とかありませんから・・・」
あぁ気が弱そうだけど立ち振る舞いがなんか人間離れしてないかな?
武術をやってるようには見えないんだけど・・・
でも、アリサちゃんとすずかちゃんとはとても仲良くなれそうな気がするの。
あっ美遊ちゃんの番だ!
「美遊・エーデルフェルトです。さっきの金髪馬鹿が言った事は全て無視してください。」
うんうん、獅子王君が言うことは全部無視でいいのです。
でもいつも思うんだけど美遊ちゃんが彼を見る視線、どこかおかしい気がするんだけどなぁ?
冷たい視線ではあるんだけど・・・
そうだ!
お母さんに言って今日は美遊ちゃんと一緒におやつを食べよう!
せっかくの記念日だしいいよね?
オリエンテーションも終わり席を立つと美遊ちゃんがこちらにやってきました。
「なのは、やっぱりあの金髪馬鹿がやらかしたね。」
「うん。想像はしてたけどまさかハーレム願望があったなんて・・・」
「これからも十分気をつけないといけないよ、特になのははかわいいんだから。」
「大丈夫だよ。最近はやっと御神流の技も使えるようになってきたし、体力だってついたから走って逃げれるよ。」
「だけど気を緩めちゃだめだよ。恭也さんも修行中に言ってたでしょう?」
「うん。油断はしないよ。そうだ美遊ちゃん、このあt「ちょっと!高町さんに聞きたいことがあるんだけど!!」うん、なにかなバニングスさん。」
「あの嫁呼ばわりしてくれた馬鹿について何か知らないかしら?それと私のことはアリサでいいわ。」
そう言ってアリサちゃんがこちらにやってきました。
「ん~、知ってはいるけど・・・
たぶんそんなに答えれるかなぁ?あっ私のことはなのはって呼んで?」
「わかったわなのは。お隣の子も紹介してくれないかしら。私はアリサ・バニングスよ。」
「美遊・エーデルフェルト、私のことは美遊でいい。」
「ぁっあの・・・」
「あったしか月村すずかさんだよね、どうしたの?」
「えっと私にもその、彼のこと教えてくれないかな?」
「なのは、ここで話し出すとあの馬鹿が絡んでくると思う。いっそ翠屋で話せば?」
「そうだね。アリサちゃんも月村さんもそれでいい?」
「私はいいわよ。」
「私もいいよ。あと私のことはすずかって呼んでほしいな。」
そして私たちが移動をしようとしたその時、獅子王君がこちらを向いて声をかけてきました。
「さあ、俺のよ「獅子王光牙くん、ちょっとこちらへ来てください。」・・・邪魔をするなも・・ぶ・が?」
あ、先生が獅子王君を呼び止めたの。
彼もさすがに無視するわけにもいかないみたい。
「誰がモブですか、先生に向かって。」
「いや、その、ほら俺の嫁達が「「「誰が貴方の嫁だ!」」」うぉう!」
私たちはとても息の合った掛け声でした。
うん、みんなとは親友になれそうだよ。
「とりあえずお話しがありますのでこちらに来てください。」
「嫁達と一緒にかえ「「「りません!!」」」・・・仲がいいなお前ら。」
「もう一度いいます、こちらに来てください。」
「分かりました・・・」
あれ?
獅子王君はそのまま先生に連れて行かれちゃった。
まぁいいや、これでこの後に付きまとってくることはないはず。
「みんな、今のうちに移動しよう。もう一人の厄介な子が来る前に。」
「え?他にもいるの!?」
「あぁ、あの白髪馬鹿のことですね。」
「他にもいるんだ・・・」
「とりあえず移動しよう。」
私たちが移動しようと歩き出したときです。
はぁ~
やっぱりきました。
「よう、俺の嫁たち!!モブに絡まれて大変だったろう、あんなやつのことは忘れて一緒に帰ろうぜ!」
「「帰りません。」」
「「えっ?」」
「照れるなよなのは、美遊。アリサ、すずかも恥ずかしがってないで帰ろうぜ!」
「なによあんたは!」
「ツンデレだなアリサは。俺は江宮四郎、お前たちの夫になる男だ!!」
「はぁ~?!何言ってんの、こいつ!私はアンタのこと知らないし、アンタの嫁なんてイヤに決まってるじゃない!!」
「まったく、みんなが見てるからってそんなにツンツンするなよ。わかったわかったそういうことにしておくよ、ツンデレだなアリサは。」
(アリサちゃん、江宮君のことはとりあえず後で話すから無視して移動しよう?)
(まったくなんなのよ今日は!!せっかくの入学式なのに台無しよ!!)
(うぅ、何でこんな子達に言い寄られるの・・・)
(すずかさん・・・)
(みんな、とりあえず移動しよう!そのときの注意事項だけど全力で走ってね!!)
((えぇっ?!))
(じゃないと追いかけてきますから、あの白髪馬鹿は。金髪のほうは追いかけてこないのですけど・・・)
(じゃあ行きましょう!)
美少女達移動中・・・
そして私達は無事江宮君を振り切って翠屋へ到着しました。
ふぅ、今日はいつにもましてしつこかったの。
「ここが家の経営している喫茶店で翠屋って言うの。」
「「へ~」」
「ただいま~!お母さん、友達を連れてきたよ~!」
「あらお帰りなさい、なのは。みんなもいらっしゃい、おやつを準備してあげるからみんな仲良くね?」
「「「ありがとうございます。」」」
「私はアリサ・バニングスです。」
「月村すずかといいます。」
「みんな~!こっちに座ってお話ししよう!!」
さて、彼らのことについて聞きたいとの事だから説明しましょう。
本当に碌なことしないんだから、獅子王君たちは!
「アリサちゃんとすずかちゃんは獅子王君たちのことを聞きたいんだよね?」
「そうよ!なんなのよあの馬鹿たちは!!」
「まぁまぁ落ち着いてアリサちゃん。いまから説明するよ。」
美少女説明中・・・
「あんた達苦労してきたのね・・・」
「なのはちゃん達って大変だったんだね・・・」
「ありがとう、分かってくれて・・・
でも今日からはアリサちゃん達もその仲間なんだよ?」
「「う゛っ!!」」
「そうだった・・・」
「一番の対応策は言ってることは無視してそのまま逃げるのが一番かな?」
「そうですね。でも白髪馬鹿の場合は追いかけてきますから体力が必要ですよ。」
「そうだね~
そういえばすずかちゃんって足速いよね。
同年代で美遊ちゃん以外で負けたのはじめてかも・・・」
「そっそんなこと無いよ。」
「謙遜することは無いです。でもトップレベルの人間からみればなのはもすずかもどんぐりの背比べですから。」(比較対照は裏の人間)
「えっそうなの?」
「えぇ。高町士郎さんの知り合いと見比べるとやはりまだまだですね。要修行です。
「お父さんの知り合いって何であんな動きができるのか不思議だよね。」
「人間ってあんな動きができるんですね。」(気とか霊力使用する人たちの事)
「そうなんだ~
私って結構運動できるほうだと思ったけど普通だったんだ。」
「いやいやすずか、あんた絶対トップレベルだって!あれ、私の認識がおかしいのかな?!」
美少女達絶賛お茶会中・・・
今日は大変な一日だったけど新しいお友達ができてよい一日となりました。
明日からも獅子王君たちが言い寄ってきて大変だと思うけど、仲間が増えたのでがんばろうと思います。
side end
ふう、あっ皆さんごきげんよう。やっと下校中の遠坂エリスです。
あの後道徳とかそういった感じで先生にお説教されていました。
二次小説のときにそんな描写なかったのに私がお説教されている不思議・・・とおもいましたが普通に考えれば当たり前でしたね。
あんなこと口走っておいて説教されないほうが教育者として問題があるでしょうから。
さすが私立のいいとこ学校、教師陣も一流を取り揃えているみたいです。
ん~、美遊さんたちは今頃お茶会でもしてるのかな~?と、そう思いながら私はテクテクと道を歩いています。
とりあえず踏み台としては今日はもうすることも無いですし、久遠にでも会いに行こうかな?
『マスタ~?』
『ん、どうしました?』
『いえ~、この先で転移魔法の反応がありました~』
『この時期にですか。新しい転生者でも来たのですかね?』
『かも知れませんね~
で、どうします。見に行きますか?』
『そうですね。見に行きましょうか。オリ主候補は多いに越したことは無いですし。』
男の娘移動中・・・
さて、反応のあった森の中につきました。
う~ん、人の気配はしないですね。
これがターミネーターなら全裸のマッチョがいるはずなんですが・・・
『ルビー、このあたりですよね?』
『そうですけど・・・あっあっちに魔力反応があります~』
『お、どれどれ・・・』
そこにはぐったりとした猫が横たわっていました。
あるぇ~?
猫といえばリーゼ姉妹のはずですけど・・・?
ん~何か忘れているような?
とりあえずユーノ君みたいに管理世界の人が省エネモードで猫になってるのかも知れませんね。
ハァあまり気が進みませんけど放って置くのも後味が悪いです。
しかたない、家につれて帰りますか。
『ルビー、この方の状態分かりますか?』
『ん~、私の感がこの子は美女だと告げていますね。
でも~、いや、ん~?』
『いや、そうではなく怪我の有無とか・・・』
『それは大丈夫ですよ~
どうも魔力の枯渇しかかっているみたいですね。
なのでマスタ~が魔力を注入すれば元気になると思いますよ~?』
『そうですか。とりあえずこの子をは家につれて帰りましょう。この時期なら原作メンバーということは無いでしょう。』
こうして私は猫を連れて家路を急ぐのでした。
地味になのはちゃんの常識が崩壊中・・・
しかもすずかちゃんは自分の身体能力がたいしたこと無いといわれたためコンプレックスが無くなっていきます。
一番大変なのはアリサちゃんですね。
ということできっかけが美遊さんによる原作崩壊でした。
しかし、なのはちゃんがどんどん魔改造されてゆく・・・
どうしてこうなった!
ご感想お待ちしております。
作者にやる気を分けてくれ!!