咲 -saki- 人狼編   作:九尾の狐

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白糸台・永水+α(犠牲者たちの集い)

○3日目(昼) 初美・菫

 

 

 

菫「む・・・もう噛まれてしまったか。」

 

初「お疲れ様ですよ~。」

 

菫「お疲れ様だ。君も災難だったな?まさか初日から吊られるとは・・・。」

 

初「ちょっと巴ちゃんを疑いすぎちゃいましたね~。もしかしたら人狼じゃないかって疑われちゃったみたいなのですよ~。」

 

菫「狩宿の霊能結果では○と出ているようだが、実際はどうなっているのか・・・ところで、君の中では占いの真偽はどうなっているんだ?」

 

初「まだ確定ではないんですけど、何となく大星さんは狂人っぽいですね~。ただ彼女の場合、あれが素だって可能性がありますからね~?」

 

菫「確かにな。もう少し普段から真面目にやってくれれば、こちらの苦労も減るのだが・・・」

 

初「まぁそればかりは、時間と要相談ですね~。・・・ってあら?絹恵ちゃんが●出されてますね~?」

 

菫「・・・しかも尭深と淡、2人にか。」

 

初「これはどう考えたらいいんでしょうか~?狂人の誤爆、真の人狼発見・・・」

 

菫「人狼の逆囲いや、単なる●出しという可能性もある。だが同じ人物相手に、同時にというのは多少引っかかるな・・・?」

 

初「・・・これ、片方は真なんじゃないですかね~?」

 

菫「・・・何となくだが、私もそう感じている。だがそうすると、園城寺は人外ということで確定するのだが・・・?」

 

初「それも微妙なんですよね~。園城寺さん、占った理由自体は同じみたいですから~。」

 

菫「ただその対象が、妹ではなく姉に向いた、というだけだからな。もしこれが逆だったらどうなっていたのか・・・?」

 

初「まぁ何はどうあれ、今日は絹恵ちゃん吊りですね~。ここは色を見ないことにはどうしようもないですし~。」

 

菫「そうだな。では彼女が来る前に、お茶の準備でもするとしよう。君も飲むか?」

 

初「ありがたいのですよ~。」

 

 

 

○4日目(昼) 初美・菫・絹恵・竜華

 

 

 

絹「うぁぁぁ・・・お茶が五臓六腑に染み渡りますわ~・・・」

 

竜「ほんまやな~♪」

 

菫「・・・喜んでくれるのはありがたいが、私はただ淹れただけだぞ?」

 

初「何か違うのですか~?」

 

菫「渋谷が入れるお茶は、私のよりも美味い。」

 

絹「ほな、さっそく後でご賞味に与りませんとな?」

 

竜「全くやな~♪・・・あ、絹恵ちゃん●出されとるな。やっぱり人狼やったん?」

 

絹「もう、せやからちゃいますわ。おそらく霊能欠けです。」

 

菫「ふむ。これは・・・?」

 

初「どっちが嘘つきさんなんでしょうかね~?」

 

竜「ん~・・・?」

 

絹「分からんときには、とりあえずお姉ちゃんのせいにしとけばええんですわ。」

 

菫「・・・なるほど。」

 

初「説得力があるのですよ~。」

 

竜「洋榎も災難やな~。・・・せやけど絹ちゃん、最近洋榎の風当たり強ぅない?もしかして喧嘩でもしてるん?」

 

絹「うちらがですか?そんなんはしとりませんけど・・・?」

 

菫「元々がどの位の仲の良さなのかが分からんから、コメントしづらいが・・・ずいぶんと姉にきつく当たっていなかったか?」

 

初「私も、それは見てて思ったのですよ~。」

 

絹「そないにですか?せやけどお姉ちゃん、いじられると喜ぶからな~・・・?」

 

竜「・・・何となく、納得したわ。」

 

菫「・・・同感だ。」

 

初「ドキドキな関係なのですよ~。」

 

絹「それはありえへんです。・・・それより、占いの真偽について話し合っとりますな?」

 

竜「真は怜やで!間違いないわ!?」

 

菫「ちなみに、その根拠は?」

 

竜「だって怜、うちの色が見たい言うてくれたんやで!?あんなに優しい子が騙りのはずあらへんやないか!?」

 

菫「・・・な、なるほど。」

 

初「これは、回答をしづらいですね~。」

 

絹「無理にせんでもええですよ?これ通常運転なんで。」

 

竜「・・・って、みんな怜を疑ってるん!?あかん、怜ぃ~!?」

 

菫「・・・いやはや・・・」

 

初「・・・ここまで自分を貫き通していると、逆に羨ましくなってくるのですよ~。」

 

絹「ほんまですな。」

 

 

 

○5日目(昼) 初美・菫・絹恵・竜華・怜

 

 

 

怜「うぅん・・・ゲームの疲れが癒されるで~・・・」

 

竜「お疲れ様やな、怜♪」

 

菫「お疲れ様だ。・・・それで、園城寺は本当に占い師だったのか?騙りではなく?」

 

怜「こっちでも疑われとるんか?うちは正真正銘の真占いやで?」

 

初「本当ですか~?実は蝙蝠とかじゃないんですか~?」

 

絹「確かに、狩宿さんは○出しとるみたいですけど・・・」

 

怜「せやからほんまの占い師やて。さっき絹ちゃんやなくて洋ぽん占ってもうたから、信用勝負に負けてもうたけどな。」

 

竜「全くやで!なんであれで怜を信じれんのか不思議でならんわ!?」

 

絹「通常運転ですからね?」

 

菫「なるほど・・・。」

 

初「あはは~。・・・って、姫様が●ですか~!?」

 

怜「おぉう。・・・どうやらうちと仲良ぅしとったから、目ぇつけられてもうたみたいやな。悪いことしたわ・・・」

 

菫「だが、これで彼女が無実だとなれば、今度は淡が窮地に立たされる。それを考えれば・・・」

 

絹「せやけど、残りの吊り数も考えなあきませんで?小蒔ちゃん、大星さんって吊ってって、残り2回で人狼見つけなあかんのですから・・・?」

 

竜「ほんまやで?それ考えると、ここで素直に小蒔ちゃん吊るんは・・・って小蒔ちゃんがCOしとるで!?」

 

菫「狩人だと!?だがそれが本当なら、黙っていたほうが良かったのではないか・・・!?」

 

怜「・・・いや、おそらくそれで正解やろ。小蒔ちゃんも中々に考えたで・・・!」

 

絹「・・・な、なるほど・・・!確かに園城寺さんが○いうことは、あの2人のどっちかは●の確立は高いですわ!」

 

初「ちなみに、1人はすでに吊られているのですよ~?」

 

絹「・・・うちは人狼ちゃいますで~?」

 

怜「まぁ霊能が真かどうかが分かれ目やな。これで霊能が騙りやったら、村人の負けやで。」

 

初「・・・これで巴ちゃんが騙りなら、しばらくは姫様から口を聞いてもらえないのですよ~。」

 

菫「・・・ゲームだぞ?そこまでのものか・・・?」

 

絹「まぁ小蒔ちゃんですしな~。」

 

怜「そうやな~。」

 

竜「仕方ないで。」

 

菫「・・・な、なるほど。」

 

 

 

○6日目(昼) 初美・菫・絹恵・竜華・怜・淡・誠子

 

 

 

淡「ぶ~ぶ~!小蒔ずっこいよ~!?」

 

菫「諦めろ。向こうが一枚上手だったということだ。」

 

怜「そうやな。小蒔ちゃんトラップが見事に炸裂したわけや。」

 

竜「油断してるとドカ~ンやで♪」

 

淡「むぅ~・・・!」

 

誠「ほら、いい加減機嫌を治せって?・・・それで、やっぱり騙りだったんだな?」

 

淡「違いますよ~だ!私は、真の占い師だよ~!」

 

怜「真はうちやからな。忘れんといてな?」

 

絹「せやけど、大星さんも○みたいですな~。」

 

初「なんだか、ちょっと危ない空気になっているのですよ~・・・!」

 

誠「・・・尭深も神代さんに●ですね。でも・・・」

 

菫「・・・狩宿が真だとすると、残っている渋谷が人狼の可能性が高いな。」

 

竜「ん~・・・もしこれで、渋谷さんも○やったらどうなるん?ほれ、真・狂・蝙っていう可能性もあるんやろ?」

 

怜「もちろんあるで?せやけど、さっき小蒔ちゃんが蝙蝠ならCOしろ言うとったからな。あれ無視して今さら蝙蝠や言うても、人狼の命乞いにしか聞こえんで・・・?」

 

誠「確かにあの場面、蝙蝠が占いにいたらCOしても良さそうですね。蝙蝠は最終的に残っていればいいわけですし、それなら素直に出てきててもおかしくはなさそうですけど・・・?」

 

絹「園城寺さんが蝙蝠って可能性もあるけどな。あとは問題があるとすれば、人狼を怒らせんかっちゅうことだけやな。村人の味方しとるって思われたら、人狼の餌食になるだけやで?」

 

初「そのあたりの駆け引きが、蝙蝠の処世術なんでしょうね~。強いものには巻かれて生きていくのがいいのですよ~。」

 

菫「・・・身も蓋もない言い方だが、確かにその通りだな。・・・しかし、本当に蝙蝠は誰なんだ?」

 

淡「・・・案外、欠けてたりするんじゃないの~?蝙蝠って欠ける可能性あるんでしょ~?」

 

怜「いやまぁ、確かにあるんやけどな・・・?」

 

竜「今回から新しく入れる言うて、いきなり欠けって・・・」

 

誠「・・・それ、いろいろ問題ありません?」

 

菫「多方面に叩かれそうだな。」

 

絹「ほんま誰なんでしょうな~・・・?」

 

淡「・・・まぁ結局、あの2人の信用勝負みたいだね!」

 

菫「うむ。こうなると、渋谷は若干不利に思えるがな・・・」

 

誠「尭深が真じゃなければいいんですけどね・・・!」

 

怜「いや、せやから真はうちやからな?」

 

淡「私です~!」

 

絹「・・・ちなみに、宮永さんがお仕置きや言うとりますけど・・・?」

 

誠「・・・免罪です・・・!」

 

 

 

○7日目(昼) 初美・菫・絹恵・竜華・怜・淡・誠子・尭深・春

 

 

 

春「・・・噛まれた・・・」

 

菫「お疲れ様だ。すまなかったな?いきなり大変な役職を押し付けてしまって・・・?」

 

春「・・・悪いのは人狼。だから気にしてない・・・」

 

菫「そう言ってもらえると助かる。・・・渋谷がお茶を淹れてくれている。そのお菓子にも合うだろうから、少し寛いでくれ。」

 

春「・・・ん・・・」

 

怜「・・・何にせよ、これで占い師は全部消えてもうたわけやな。」

 

竜「ほな、こっからは全部推理でいかなあかんで・・・!?」

 

絹「ほんまですわ。残ってるんで怪しいんは・・・・・・・・・やっぱお姉ちゃんか?」

 

菫「あいつの前では言ってやるなよ?・・・照なんかはどうだ?のらりくらりとしていて、常に中心から外れているところにいるあたり、正直気が置けんのだが・・・?」

 

誠「ありそうですね、それ。・・・向こうでは、やっぱり真は園城寺さんっていう目線でいくみたいですね?」

 

尭「・・・私が●扱いされちゃったから、仕方ない・・・」

 

怜「ほんまの人狼なんちゃう?・・・まぁとにかく、ほなら石戸さんとチャンピオン吊ればそれで終わりやけど・・・?」

 

初「・・・なんか、また荒れてきているのですよ~・・・?」

 

春「・・・霞・・・?」

 

菫「・・・照もだな。どちらかが人狼だというのなら、確かにこの反応は当然だろうが・・・?」

 

淡「いいねいいね!面白くなってきたじゃん!?」

 

竜「完全に2対2になってもうたで!?ってことは・・・!」

 

絹「・・・鍵を握るんはお姉ちゃんいうことやな。相変わらず、ええところにおるで・・・。」

 

怜「洋ぽん、どっちを選ぶんやろうな・・・?」

 

 

 

○8日目(昼) 初美・菫・絹恵・竜華・怜・淡・誠子・尭深・春・巴

 

 

 

巴「姫様流石です!」

 

春「・・・ナイスGJ・・・!」

 

菫「愛宕が狩宿に投票したから、このまま負けてしまうかと思ったが・・・」

 

初「まさかこの場面で、またGJがくるとは思わなかったのですよ~。」

 

竜「っちゅうことは、やっぱ小蒔ちゃんは狩人やったっていうことやな!?」

 

怜「・・・竜華は、実はうちを信じてへんのとちゃうか・・・?」

 

絹「ま、まぁまぁ・・・」

 

菫「しかし、これで決まりだろうな。」

 

誠「そうですね。ただ愛宕さんを守ってのGJだと、まだ分からないんですけど・・・」

 

淡「・・・テル~を守ったの!?」

 

尭「・・・決まりですね・・・。」

 

絹「せやなぁ・・・」

 

巴「霞さんが人狼だったんですね・・・!」

 

春「・・・狡猾・・・!」

 

初「全くなのですよ~。」

 

竜「とにかく、これで村勝ちや!小蒔ちゃんのファインプレーやで♪」

 

怜「そうやな~。」

 

 

 

菫「・・・そういえば、結局蝙蝠は誰だったんだ?」

 

 

 

一同「あ。」

 

 

 

洋『これがうちの実力やで~!』

 

 

 

 ゲームは終了いたしました。

 




とりあえずここまでです。

最近暑くなってきて、ダル気味な作者は執筆が進まない模様。

ちゃんと気が向いたら書くから、許してね?

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