咲 -saki- 人狼編   作:九尾の狐

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清澄・阿智賀(犠牲者たちの集い)

 

 

 

○3日目(昼) まこ・憧

 

 

 

ま「いや~参った。まさかいきなり吊られるとは思わんかったわ。」

 

憧「まだ分かる分いいじゃない。私なんて、いきなり噛まれたのよ?」

 

ま「ふむ。新子さんはノーマークじゃったが、確かにいきなり噛まれるとは思わんかったな・・・。」

 

憧「逆に、私はあんたが危ないって分かってたけどね。いくらなんでも、初日から疑いすぎよ?」

 

ま「そりゃ仕方なかろう?そういうゲームじゃ。」

 

憧「まぁそうなんだけどさ。」

 

ま「・・・で、新子さんはどっちが真と見る?」

 

憧「・・・正直、まだ半々ね。灼の占い理由があれだけど、私が占い師になっても初日はシズ占っちゃうかもしれないし・・・」

 

ま「そうじゃな。いくらメタは禁止言うても、仲がええ相手の色は早々に知っときたいしのぅ。」

 

憧「逆に、玄がよく宥姉ぇを占わなかったなって思ったわ。玄の性格を考えると、問答無用で身内を占ってくると思ったから・・・。」

 

ま「その点から考えると、松実の妹さんのほうが人外くさいんじゃが・・・」

 

憧「・・・メタじゃないからって理由じゃ、さすがに疑えないしね・・・」

 

ま「・・・ん?妹さん、和に●を出しおった・・・!」

 

憧「これが本当ならいいけど、間違えてたら痛いわね・・・!」

 

ま「痛いじゃすまんわ。下手せんでも、そのまま人狼ペースじゃな。」

 

憧「・・・嘘・・・灼、私を占ったの!?」

 

ま「・・・こりゃ、妹さん真かのぅ・・・?」

 

憧「正直、私はまだ睨まなくても良かったって思うんだけど・・・」

 

ま「・・・信じたいからこそ、逆にじゃな。鷺森さん真なら、完全に人狼の術中にはまっとるのぅ・・・」

 

憧「・・・やっぱ、和を吊って確かめるみたいね。」

 

ま「仕方なかろう。この状態でそれを否定したら、それこそ疑われかねんわ。」

 

憧「でも・・・」

 

ま「・・・ただ、これがもし人狼の思い通りに進んでおるっちゅうんなら、1人分かったかもしれんのぅ・・・」

 

憧「・・・もしかして、それ・・・」

 

ま「・・・久の色を見てみたいのぅ。こういう心理戦や話術は、あいつの得意分野じゃ。」

 

憧「竹井さんか・・・確かに、今あそこのリーダー枠におさまってるわね・・・!」

 

ま「特に何かせんでも、気づけばわしらの中心におる。それが久じゃ。もし、あいつが人狼なら・・・!」

 

憧「・・・明日の犠牲者次第ってわけね・・・!」

 

ま「和が○なら鷺森さん。本当に●なら妹さんが噛まれるのぉ。」

 

憧「真は護りたいけど、それ以上にシズを消されちゃいけないし・・・!」

 

ま「・・・こりゃ、やばいかもしれんのぅ・・・」

 

 

 

○4日目(昼) まこ・憧・和・玄

 

 

 

和「何度も言いますが、私は村人です!○です!なのになんで玄さんが噛まれてるんですか!?」

 

玄「和ちゃんも往生際が悪いのです。私が噛まれた理由なんて、考える必要もないのです!」

 

ま「・・・どう思う?」

 

憧「・・・私としては、やっぱ玄が真に思えるわ。」

 

ま「じゃよなぁ。鷺森さんが久に●出ししたが、正直素直に信じられんのぅ。」

 

憧「確かに、玄が狂人の誤爆って可能性もあるけど・・・」

 

ま「ここは念のため、鷺森さんを吊っておきたいのぅ。それで終わらんかったら、久を吊るかどうか議論すればええ。」

 

憧「そうよね~。・・・あれ?何でシズは竹井さんを疑って・・・○!?」

 

ま「和が○じゃ言うんか!?」

 

和「だからそう言ってるじゃないですか!?」

 

玄「穏乃ちゃん、どうして?・・・まさか・・・!」

 

ま「・・・そういうことじゃったか。・・・お前さん、どうしてCOせんかったんじゃ?」

 

憧「そりゃこっちの台詞だっての!」

 

和「ですから!何で私が人狼だって信じてるんですか!?」

 

ま「あぁ、久が気づいたのぉ・・・」

 

憧「宥姉ぇもね。」

 

玄「これで、何とか村の勝ちにはなりそうだね!」

 

ま「全くじゃな・・・。」

 

憧「シズが初心者で助かったわ・・・。」

 

和「・・・(グスン)・・・」

 

 

 

○5日目(昼) まこ・憧・和・玄・灼

 

 

 

灼「申し訳な・・・」

 

玄「灼ちゃんは頑張ったよ!今回はポジションが悪かったね!」

 

灼「・・・何度も言うけど、私が真。狂人には言われたくな・・・」

 

ま「まぁ、今日は高鴨さんを吊って終わりじゃな。」

 

憧「そうね。シズには、ああいう場合は誤魔化すようにちゃんと教えてあげないと!」

 

ま「それにしても、まさか久の奴が狩人じゃったとは・・・」

 

憧「話の中心にいるから、逆に噛まれづらかったってことかしらね。」

 

ま「全くじゃ。毎度ながらあいつの手腕には恐れ入る・・・ちょう待たんかい。なんで姉さんが対抗COしとるんじゃ・・・!?」

 

憧「嘘!?だってもう人外いないでしょ!」

 

ま「・・・ってことは、まさか・・・!?」

 

灼「・・・私が真・・・!」

 

玄「・・・あは♪」

 

和「・・・く~ろ~さ~ん~・・・!!」

 

ま「・・・参った。完っ璧に騙されたわ・・・」

 

憧「宥姉ぇだからこそのGJね、これは・・・!」

 

和「となると、最後の人狼は・・・」

 

灼「・・・宮永さんか、片岡さん・・・!」

 

玄「分かった!裏をかいて穏乃ちゃんだよ!」

 

ま「・・・」

 

憧「・・・」

 

和「・・・」

 

灼「・・・」

 

玄「・・・ご、ごめんなさい・・・」

 

 

 

○6日目(昼) まこ・憧・和・玄・灼・久・宥

 

 

 

久「これは楽勝だって思ったんだけどね~。」

 

宥「危ないところでした・・・」

 

ま「いや、姉さんのおかげで命拾いしたわ。」

 

憧「宥姉ぇ、ナイス!」

 

灼「さすが・・・!」

 

玄「さすがはお姉ちゃんなのです!」

 

宥「・・・玄ちゃん?嘘をついたらメッだよ・・・?」

 

玄「あぅ・・・」

 

久「まぁこれはゲームなんだから、ね?」

 

ま「・・・で、どっちが人狼なんじゃ?」

 

憧「・・・全く分からないわね。」

 

和「・・・咲さんではないと、信じたいのですが・・・」

 

灼「・・・どちらも確証がない・・・」

 

宥「私にも、これは分からないよ・・・」

 

久「ふふ・・・全ては、穏乃ちゃんに委ねられたってわけね。さぁ、どっちを選ぶのかしら・・・!?」

 

 

 

 ゲームは終了いたしました。

 

 

 




こんな会話があったりなかったり。

ちなみに作者は決してまこさんが嫌いなわけではありません。
序盤に脱落したのは、単にゲームのシステム的に仕方なくです。

仕方なくです。



本当だよ?

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