晴:それじゃあ始めようか。
まずルールなんだけど、初日役欠け無しの、占い有り。
人狼(2)、狂人(1)、占い師(1)、霊能(1)、狩人(1)、村人(4)の合計10人だ。
穏「初日役欠け無しっていうのは確か・・・」
和「初日に犠牲になった人・・・つまりここでいうと、進行役をしてくださる赤土先生が、なにも役職をもっていないということですね。」
憧「正直助かるわね。晴絵が占い師だったりしたら、ほぼノーヒントになる可能性もあったわけだし・・・」
晴:昼は制限時間内で話し合い、時間が来たら投票。もっとも投票数の多かった子は処刑されたということで、犠牲者スペースに移動してちょうだい。
ま「・・・準備してくる言うてたけど、まさか各教室の使用許可まで取ってくるとは思わんかったわ。」
咲「それに、モニターやパソコンも用意して・・・」
玄「さすが赤土先生なのです!」
晴:ふふん。やるからには徹底的にやらないとね!ちなみに犠牲者スペースに移動した人も、ゲームが終わるまではネタバレ禁止だからね?宿直や用事で来ている先生方が、職員室で様子を見てるからさ!
穏「え・・・見てる人がいるの!?」
優「・・・やってくれるじぇ・・・」
久「・・・やけに手回しがいいと思ったら、そういうこと・・・!」
宥「暖かくない・・・!」
晴:今さら後には引けないからね~?
各役職は、さっきの抽選のあとの各個室入りで分かってるよね?
この中にはすでに人狼2匹が存在するから、それを見事当てて勝利してちょうだい!
初日、つまり2日目の制限時間は5分だよ。
日が経つごとに時間は減っていくから、スピーディに話し合ってね!
それでは、人狼ゲーム!スタート!!
○2日目(昼) 犠牲 晴絵
処刑 なし
生存 久・まこ・咲・和・優希・宥・灼・玄・憧・穏
久「それじゃ~よろしくね。さっそく始めましょうか。」
ま「怪しい奴を吊るわけじゃが、どうすりゃええかのぅ・・・」
玄「早速だけど占いCOなのです!宮永咲ちゃん○!村人なのです!」
咲「あ、玄さんが占い師だったんですね。」
和「咲さんが村人なのは当然です。ですが、なぜ咲さんを占ったのですか?」
玄「考えが読みづらいな~と思ってだよ!咲ちゃんが人狼だった場合、分からないふりしても気づきにくそうだから。」
久「なるほど・・・」
優「確かに、咲ちゃんの考えは読みづらいじぇ。」
ま「本当に分かっとらんのか、それとも誤魔化しとるだけなのか、判別がつきにくいからのぉ。」
穏「じゃあ、咲は村人でいいんですね?」
宥「玄ちゃんが本当の占い師なら、間違いないけど・・・これが、人狼の騙りだったら・・・」
憧「玄が、身内の人狼を囲ったって可能性もあるわね。」
灼「・・・宥さんと、憧の考えはちょっと違・・・。」
ま「ん?どういうことじゃ?」
灼「占い師CO。玄は○。つまり玄は、占い師の騙りをしてる狂人・・・。」
穏「えぇ!?」
憧「・・・まぁ、当然出てくるわよね。」
久「欠けがないわけだし、来ると思ったけど・・・」
宥「玄ちゃんが真なら、灼ちゃんが人外で、潜伏2・・・」
ま「逆に鷺森さんが真なら、妹さんが狂人の、人狼2匹が潜伏じゃのぅ・・・。」
玄「灼ちゃんが人外なのは確定だよ!ここは灼ちゃん吊りだね!」
灼「私からすれば、玄が狂人なのは確実。PPを防ぐためにも、玄を吊るべき・・・」
咲「ど、どっちを信じたらいいのかな・・・?」
和「・・・鷺森さんは、なぜ玄さんを占ったのですか?」
灼「・・・悪いけど、メタな理由。この中で、一番仲がいいのが玄だったから、確証が欲しかった・・・」
久「・・・占い理由としては、ちょっと信憑性に欠けるわね・・・」
ま「どちらが真目かっちゅうたら、どちらかというと妹さんかの・・・?」
憧「私もそんな感じするけど、だからって灼が真の可能性を切るわけにもいかないわよ・・・?」
優「案外、玄お姉ちゃんが真で、鷺森先輩が狂人だったりしないかだじぇ・・・?」
宥「真占いを消そうとしてる、狂人さんってこと・・・?」
和「それが正しいなら、今日は鷺森さん吊りで確定ですが・・・」
灼「・・・信用されてないのは、残念。でももし私を吊るなら、人狼は潜伏してるってことだけは信じてほし・・・。」
憧「・・・確かに、玄が狂人だった場合には、明日から潜伏人外を探すしかないわね・・・」
久「・・・占い師の真偽をここでつけるか、それとも無難にグレランでいくかね・・・。」
穏「グレランの場合、玄さんと灼さん、あと咲以外に投票ですよね・・・って、私も吊られる対象なの~!?」
咲「私が言うのもあれだけど、穏乃ちゃんは結構危ない位置にいるよね・・・?」
ま「見事にステルスじゃしのぅ。正直、わし目線じゃと高鴨さんが怪しいわい。」
宥「・・・穏乃ちゃんに票を集めようとしてる、人外の声にも聞こえるよ?それ・・・」
ま「・・・そう聞こえたんなら謝るわい。じゃが、わし目線は今んとこ変わらん。」
久「・・・私としても、穏乃ちゃんが静かなのは正直不思議なのよね。この子、思い切りの良さがいいって思ってたから・・・」
咲「・・・人狼の可能性もあるけど、もしかしたら役職持ちなんじゃないですか?初心者で役職に当たっちゃったから、必要以上に緊張してるとか・・・」
和「・・・咲さんの言うことにも一理ありますね。人狼に睨まれないようにして、逆にステルスとして目立っているのも、初心者なら頷けます。」
優「でも、このままいくと穏乃ちゃん吊りになりそうだじぇ・・・」
宥「・・・穏乃ちゃん?もし穏乃ちゃんが霊能だったら、COしてくれないかな?ただ狩人だっていうなら、COしないでそのまま吊られてほしいんだけど・・・」
憧「・・・シズを疑いたくないけど、実際それが良さそうだしね。シズ、あんた霊能なの?」
穏「うぅ・・・ごめんなさい。私、霊能です・・・。」
ま「・・・ほんまか?真がおるなら、出てきてええぞ?」
久「・・・真として見ても良さそうね。」
咲「ここで出ないで、後から出てきても・・・」
和「穏乃が霊能で真として見ます。今さら出てきても信じられません。」
穏「うぅ・・・人狼にばれないように、伏せてようと思ったんですけど・・・!」
宥「・・・逆に穏乃ちゃんの場合、それで目立っちゃったね。」
憧「でもこれで、シズもグレーからは除外ね。それ以外で決めましょ?」
晴:残り時間1分だよ。
そろそろ結果をまとめな。
灼「・・・私としては、狂人の玄を吊りた・・・!」
玄「人外の灼ちゃん以外ないのです!」
ま「はぁ・・・どうするかのぅ・・・」
久「・・・安全策だけど、グレランにしましょう。明日の占い結果に期待ってことで。」
灼「・・・グレランにするなら、今日一匹吊れなかったら、明日からは占いロラはできな・・・それを、忘れないでほし・・・!」
憧「・・・そういうこと言うと、灼が怪しく見えてくるわよ?」
優「むぅ・・・難しいところだじぇ・・・!」
宥「怪しいのは・・・?」
咲「・・・穏乃ちゃんは、真なんですよね・・・?」
久「・・・そう信じたいわ。思惑があってまだ伏せてるのかもしれないけど、これで吊られるのだけは勘弁してほしいわね・・・!」
晴:時間だよ!
みんな、怪しいと思う人物に投票して!
○投票結果
久(2)→まこ まこ(3)→久 咲(0)→憧 和(1)→宥 優希(0)→久
宥(1)→憧 灼(1)→まこ 玄(0)→灼 憧(2)→和 穏乃(0)→まこ
投票の結果、染谷まこは吊られました。
ま「残念じゃのぅ・・・」
○3日目(昼) 犠牲 晴絵・憧
処刑 まこ
生存 久・咲・和・優希・宥・灼・玄・穏乃
新子憧の無残な死体が発見されました。
晴:それじゃあ3日目を始めるよ。
時間は4分。
スタートだよ!
久「おはよう。やられたのは、新子さんなのね・・・。」
穏「憧・・・」
和「・・・これで、憧は○確定ですね。穏乃?染谷先輩の結果はどうだったんですか?」
穏「・・・染谷さんは○。人狼じゃなかったよ。」
宥「・・・穏乃ちゃんを睨んでたのは、人狼の演出じゃなかったんだね・・・」
穏「私を睨んできたから、てっきり染谷さんが人狼かと思ったけど・・・染谷さん、ごめんなさい・・・!」
咲「・・・昨日の投票だけど、なんで玄さんは灼さんに投票したんですか?グレランの流れだと思ったんですけど・・・?」
優「それは私にも気になったじぇ。あれ、狂人の人狼へのアピールに見えたじぇ。」
玄「あぅ・・・私はただ、確実に人外を吊りたくて・・・」
久「・・・玄ちゃんが狂人目かしらね。ちなみにだけど、玄ちゃんの占いはどうだったの?」
玄「あ、そうなのです!私、人狼を見つけたよ!」
宥「玄ちゃん、本当・・・?」
和「そう言われても、素直には信じがたいのですが・・・」
玄「ふふん。和ちゃん、そう言って言い逃れられるのもここまでなのです!」
和「は・・・?」
玄「占いCO!和ちゃん●なのです!」
咲「和ちゃんが・・・!?」
和「・・・咲さん、騙されないでください。これで、真の占いが鷺森さんだと分かりました。・・・鷺森さん、占いの結果を教えてください。」
宥「灼ちゃん、元気ないけど・・・大丈夫・・・?」
灼「・・・ごめん。私の結果は、憧が○・・・」
優「!・・・憧ちゃん噛まれてるじぇ・・・!」
久「・・・悪いけど、玄ちゃん真として見るわ。私は和に投票するわよ。」
和「部長!私を疑うんですか!?・・・咲さん!咲さんなら、信じてくれますよね!?」
咲「わ、私は・・・そのぅ・・・」
穏「そんな・・・和が人狼・・・!?」
宥「・・・灼ちゃんは、どうして憧ちゃんを占ったの・・・?」
灼「・・・昨日私が疑われてる中で、憧だけは私を真目として考えてもって言ってくれた。だから、これが逆に人狼の擦り寄りだったらって考えて・・・」
玄「決まったのです!噛んだ相手を占ったふりして、誤魔化してるだけなのです!」
灼「それは違・・・説得力がないのは自分でも分かってるけど、どうか信じてほし・・・!」
優「むむ・・・そう言われても、玄お姉ちゃんのほうが説得力あるじぇ・・・?」
咲「・・・ちなみになんですけど、玄さんはどうして和ちゃんを占ったの?」
玄「昨日、和ちゃんがお姉ちゃんに投票したからだよ!お姉ちゃんが人狼のわけないのです!」
宥「く、玄ちゃん・・・」
久「・・・玄ちゃんを真目として見たいんだから、頼むからそういう理由で占うのはやめてちょうだい。和が●だったから良かったものの、そうでなかったら占いロラを提案するところだったわ。」
玄「あぅ・・・ご、ごめんなさい・・・」
和「信じる必要がありません!ここは人外の玄さん吊りです!」
灼「・・・玄は狂人。吊るのは賛成だけど、明日からは一度も外せなくなる・・・。」
優「和ちゃんを吊って、色を見てみたいとこだけど・・・」
宥「・・・よく考えないとね・・・原村さんを吊って○がでたら、村の勝ちが薄くなるよ・・・」
久「・・・その場合には、まず間違いなく鷺森さんは噛まれてるでしょうしね・・・。」
咲「玄さんが狂人で、人狼が2匹とも残ってるってことですよね・・・村は、良くて引き分けにしか持ち込めませんね・・・」
穏「逆に和が●って出れば、玄さんが危ないですよね・・・?」
優「そのときは、玄お姉ちゃんが噛まれるじぇ・・・!」
灼「・・・私からしても、原村さんはまだグレー。狂人が本当に人狼に当てた可能性もあるけど、そうでない可能性のほうが大き・・・」
玄「私は、和ちゃんを吊ってほしいよ!私はここまでかもしれないけど、それでも1匹吊れば、勝ち目はあるのです!」
晴:残り1分だよ~。
白熱してるとこ悪いけど、そろそろ決めちゃってね~。
咲「うぅ・・・時間がないよ・・・!?」
久「・・・和を吊りましょう。それで色を確認するわ。」
和「部長!?」
優「・・・和ちゃん。ごめんだじぇ・・・!」
宥「・・・○だったら、きつくなるね・・・」
穏「占い無しで、人狼2匹を確実に見つけないと・・・!」
玄「人狼は残り1匹だよ!咲ちゃんは○だから、それ以外に潜伏してるからね!?」
灼「原村さんが人狼かどうかは分からな・・・それよりも、玄が狂人なのは忘れないでほし・・・!」
晴:時間だよ!
それじゃ~投票を始めてちょうだい!
○投票結果
久(0)→和 咲(0)→和 和(6)→玄 優希(0)→和
宥(0)→和 灼(0)→玄 玄(2)→和 穏乃(0)→和
投票の結果、原村和さんは処刑されました。
和「・・・無念ですね・・・皆さん、どうか騙されないでくださいね・・・!?」
4日目に続く・・・
没ネタ
投票の結果、原村和さんは処刑されました。
和「こんなオカルトありえません!」
・・・うん、さすがにないな。