ゲッターロボ―A EoD―   作:はならむ

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番外編⑤に登場する機体の紹介です。今回もメカザウルスが多めです。


・本編未登場機体(色々)

●リリエンタール

全長:18.5m

機体重量: 30.7t

総重量:56.5t

型式番号:SFEX―02

分類:試作機、多目的戦術戦闘機

動力:改良型プラズマ反応炉、グラストラ核反応炉のハイブリット駆動エンジン

出力:115万馬力

装甲材:リクシーバ・チタン合金

兵装:30mm機関砲、プラズマキャノン、ギリガン、リチャネイド、対艦用グラストラ戦術核バズーカ、オールストロイ、ECMシステム

 

元々はステルヴァーの試作機(主に戦闘機形態のデータ収拾が目的)としてニールセンが現世代戦闘機である『FX―05』をベースに開発した機体で計2機が造られている。

その性能はベース機をも凌駕し、あのステルヴァーさえも戦闘機形態のみであればそれすらも超える反面、パイロットの安全を一切無視した欠陥機であり、一号機はテスト飛行の際、パイロットに負担が掛かりすぎて扱えきれなかったことによる事故で墜落し大破。パイロットを務めたオリヤも死亡している。そのような経緯もあり残ったニ号機は誰も乗らずに放置されていたが実は生みの親であるニールセンによって密かに最新の技術で改良されていた。

中南米戦線において、複合エネルギー機関へ改修中のアルヴァインの代わりの機体として竜斗が乗り込む。最新技術で更に高性能となっているが、その分当初よりも安全性が遥かに改善されている。しかしリミッターを掛けられている(ニールセン曰く、「リミッターを外したらいくら頑丈なパイロットでも生命の保証は到底できない」とのこと)ことからやはり危険な機体であることは間違いない。

プラズマキャノンや多用途広域炸裂ミサイル「ギリガン」、ステルヴァーの試作機であることからリチャネイドや核バズーカなども搭載可能であり対空、対地そして対艦戦全てをこなせるマルチロール機であり戦闘能力は非常に高い。

この機体の戦闘データが後のエクセレクターを構成する戦闘機『ゲットマシン』に活かされることになる。

リリエンタールとはコードネームである。

 

◆武装

・30mm機関砲

機首部に2門装備。

 

・プラズマキャノン

胴体底部に装備。アルヴァインのハンディ・プラズマキャノンと同型であり威力は高い上、非常に扱いやすい。

 

・多用途広域炸裂ミサイル『ギリガン』

左右羽翼部下に計6発装備。「ギリガン」というコードネームを持つ散弾ミサイルで弾頭内に大量の子爆弾を内蔵し発射して目標地点に迫った瞬間に子爆弾をばらまく仕組みになっている。

対空、対地問わず絶大な威力を持つが戦闘機にしては過剰とも言える破壊力を持ち、周りから装備を懸念されていた兵装であるがニールセンにしてみればそんなのはお構い無しだった。

 

・リチャネイド

本来はステルヴァーの兵装である大型リニアランチャーであるが装備できるように装備スペースを胴体右上部に設けてある。

 

・対艦用グラストラ戦術核バズーカ

こちらもステルヴァーの兵装であり装備できるようにしてあるが、核という性質上使い勝手は非常に悪い。

 

・オールストロイ

こちらもステルヴァーの兵装である光学色彩効果を持つ特殊大型ライフルであるが武器としての使用ではなく専ら周りの風景と同化するステルス機能として使われる。

 

・ECMシステム

従来のECMと比べて遥かに高性能であり、ありゆる照準、誘導攻撃を無効化する。これはステルヴァーにはない機能である。

 

●メカザウルス・アンティジュジュ

全高:23.5m

重量:223.8t

型式番号:MZE―126AJ

分類:先行試作量産型砲撃用メカザウルス

装甲材:ツェディック鋼

出力:95万馬力

動力:アルケオ・ドライヴシステム、ヒュージ・マグマリアクター

移動兵装:翼竜タイプの羽根、ブースター二基

兵装:ウイングミサイル、多連装ミサイルポット、マグマ・ヒートライフル、マグマバルカン

 

ラドラの愛機であるメカザウルス・ゼクゥシヴの制式量産を視野にいれ開発された試作型メカザウルス。

ベース機がゼクゥシヴということで量産機ではあるが従来のメカザウルスを遥かに上回る高性能であり、ミサイルポットやマグマバルカンなどの武装を取り入れていることで総合火力も元機に比べて上回っているが無人機の運用を前提にしているためマグマ・ヒートブレードは装備されておらず白兵戦面は弱体化している。

さらに言えばメカザウルス・ゼクゥシヴ自体がパイロットとして優秀なラドラが乗って初めて真価を発揮する機体であるため、それを元にした本機を無人機では限界があり結局ラドラの乗るゼクゥシヴと比べるとポテンシャルは遥かに劣るが、それでも高水準なスペックであることは間違いない。その分コストパフォーマンスはあまり良くない。アンティジュジュとはそのまま『量産機』を意味する。

 

◆武装

・ウイングミサイル

メカザウルス・ゼクゥシヴと同型の物。

 

・マグマ・ヒートライフル

メカザウルス・ゼクゥシヴと同型の物であるが若干連射性能は上がっている。

 

・マグマバルカン

左前腕部内に内蔵。メカザウルス・グリューセルと同型の物。

 

・多連装ミサイルポット

胸部内に計10連内蔵。

 

●メカエイビス・ドゥオドイン

全長:60.5m

総重量:3385t

型式番号:EME―08DD

分類:首長竜型試作重機動メカエイビス

出力:220万馬力

装甲材:ツェディック鋼、セクメミウス

動力:アルケオ・ドライヴシステム、ヒュージ・マグマリアクター

移動兵装:大型ブースター

兵装:大型マグマ砲、多連装ミサイルポット、対艦ミサイル、キナオスリンタ

 

メカエイビス・タウヴァンの次期後継機として開発されたメカエイビス。アルケオ・ドライヴシステムとヒュージ・マグマリアクターを搭載しているため前機よりも遥かに出力が強化されている。対艦ミサイルやミサイルコンテナ弾『キナオスリンタ』など火力面でも大幅にパワーアップしているが、タウヴァンの問題点であった扱い辛さはクリアできておらず火器管制のため単座から複座式になっているのとメカザウルス・アンティジュジュ以上にコストパフォーマンスは悪く、生産数はごく少数に留まっている。

ドゥオドインとは爬虫人類のおとぎ話『ミュアマ』に登場する、巨大な蛇の姿をした英雄の名から由来する。

 

◆武装

・大型マグマ砲

メカエイビス・タウヴァンのと同型の物。しかしアルケオ・ドライヴシステムのおかげで無尽蔵に使えるようになった。

 

・多連装ミサイルポット

機体の装甲内に多数内蔵。前機の全方位ミサイル砲の改良型で追尾性能が強化されている。

 

・対艦ミサイル

左右羽翼下部にそれぞれ二発、計4発装備。メカエイビス・スニュクエラに装備されていた対艦ミサイル『フェイナルタ』と同型の物である。

 

・ミサイルコンテナ弾『キナオスリンタ』

機体底部に計4基装備。エゥゲ・リンモから発射された巡航ミサイルコンテナ弾『リヒテラ』の小型化した物であり中身の子ミサイルの一発の威力は低いがその分、装弾数は1基に付き計40発と大幅に増えており、さらに追尾性能が強化されているため逃れることは困難になっている。

キナオスリンタとは『蜂の巣』を意味する。


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