ゲッターロボ―A EoD―   作:はならむ

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一年ぐらいのごぶさたです。近いうちに久々に番外編を書こうかなと思います。この中のメカザウルスが登場するエピソードを予定しております、お楽しみに。


・本編未登場機体(メカザウルス)

●メカエイビス・スニュクエラ

全長:12.5m

総重量: 60.7t

型式番号:MES―05SF

分類:ミュゥベン小隊専用高機動型メカエイビス

動力:アルケオ・ドライヴシステム、ヒュージ・マグマリアクター

出力:120万馬力

装甲材:ツェディック鋼

移動兵装:メレミュート

他兵装:二連装30mmマグマ機関砲、アンテンサンサ、フェイナルタ

 

オーストラリアに駐屯する第1恐竜大隊傘下の第6翼竜中隊戦術機甲航空小隊、別名『ミュゥベン小隊』の専用機でアルケオ・ドライヴシステム搭載機。メカエイビスではあるが恐竜戦闘機の流れを汲む機体である。パイロットは小隊長であり女性でもあるキャプテン・リィオ(本名:リィオ=マ=アンジュワン)以下、精鋭キャプテンの計6人で編成される。

当時最新の推進器『メレミュート』を搭載、さらに各人が好き勝手に調整を施した結果、パイロットの実力も相まってこれ一機で1、2個航空隊規模を壊滅に追いやる化け物機であるが常人には到底扱いきれない代物と化している。本編第17話と第18話の間に起こった伊豆諸島沖での戦い(エゥゲ・リンモ攻略戦)にてゲッターチームと交戦。その凄まじい機動力と小隊の絶妙な連携攻撃で竜斗達を追い詰めた。

スニュクエラとは「悪夢」を意味する。

 

◆武装

・2連装30mmマグマ機関砲

機首部下部に装備。本機の主武装で小型マグマ弾を高速連射する。マグマ・ヒートライフルのメカニズムを応用している。

 

・中距離空対空ミサイルポット『アンテンサンサ』

左右主翼部下部に装備。各部計4発搭載。アンテンサンサとは『小鳥』を意味する。

 

・対艦巡航ミサイル『フェイナルタ』

胴体底部に搭載した機体とほぼ同じサイズの大型ミサイル。長距離からはもちろんのこと、超高速飛行中からの発射も可能にしている。フェイナルタとは『切り札』を意味する。

 

・メレミュート

アルケオ・ドライヴシステムに追従するためにガレリーが開発した新型推進器。最大直線飛行速度はマッハ8でさらに従来の戦闘機では成し得なかった凄まじい機動力を持ちリィオ達の腕も相まって驚異的な空中機動を可能にしている。メレミュートとは『光陰』を意味する。

 

●メカザウルス・リィリィーン

全長:23.5m

重量:295.8t

型式番号:MZE―125RR

分類:キャプテン・シェリア専用長距離支援砲撃用メカザウルス

出力:260万馬力

装甲材:ツェディック鋼

動力:試作型リューン・ドライヴシステム、ヒュージ・マグマリアクター

移動兵装:なし

他兵装:アジャンジャ・モラ

 

第24恐竜中隊指揮官機でゼクゥシヴシリーズの1つ。パイロットは中隊長であり、ラドラ、リューネスと同じ平民出身のキャプテン、グヴァンドルド=シェリア。

 

長射程ルゥベルジュ砲『アジャンジャ・モラ』のみを装備し、長距離砲撃に特化したメカザウルス。基本的に地上からの対空狙撃や後方支援攻撃を重視されているためゼクゥシヴシリーズのようなブースターや翼は一切なくさらに非常に重いため機動力は著しく低い。非常にクセが強く扱いづらいメカザウルスであるがシェリアの操縦技量でカバーされている。

『アラスカ戦線編』における中南米戦線にて投入され、アマゾンの密林深くから上空に飛行するSMB、戦闘機を精密射撃を駆使し無数に撃ち落とした。

リィリィーンとは爬虫人類のおとぎ話『ミュアマ』に登場する、百発百中の腕を持つ弓の名手の名から由来する。

 

◆武装

・長射程ルゥベルジュ砲『アジャンジャ・モラ』

本機の唯一の武装。シェリアの卓越した腕を駆使して一寸狂わぬピンポイント狙撃を行うことができる。メカザウルス・オルドレスに装備されているルゥベルジュ砲の試作品でもある。

アジャンジャ・モラとは、彼の愛用していた剛弓の名から由来し『疾風の矢』を意味する。

 

●メカザウルス・シェヌランディ

全長:25m

重量:268.9t

型式番号:MZE―230EL

分類:キャプテン・クック専用最終決戦用メカザウルス

出力:?(未知数)

動力:メルファイス・ドライヴシステム、プレリオスリアクター

装甲材:リベジュダール合金

移動兵装:セラン・リンディ

他兵装:ティエンシィ・ライフル、エミュール・ブレード、エイヌセラーミア

 

ガレリー他開発チームが来るべき最終決戦に備えて開発した、ラドラの最終決戦用メカザウルスであるレイグォーシヴの片割れともいうべき、彼の親友であるクックの専用機でゼクゥシヴシリーズの1つ。

黄金の鎧に天使の翼を象ったレイグォーシヴとは逆に、漆黒の鎧に巨大な蝙蝠翼を持つ、悪魔を想わせるデザインを持つが爬虫人類からは邪悪と見なされず、寧ろ聖なる存在とされている。

コックピットもランシェアラとレイグォーシヴ同様、マスタースレイヴ方式を採用している。

性能については同じ技術が使われているレイグォーシヴと同等であり、これまでのメカザウルス、エイビスを遥かに凌ぐ。

 

武装についてはレイグォーシヴと比べて至極シンプルとなっているがこれは新システムである『エイヌセラーミア』を最大限に活かすためであり、情報収集、偵察能力に優れるクックとはまさに相性が抜群である。

本来なら最終決戦ではラドラとクックのツートップで恐竜帝国の勝利へと導くはずであったがクックが戦死してしまい、彼以外は誰にも扱えられなかったことで結局実戦に投入されることはなかった。

シェヌランディとは『超越者』を意味する。

 

◆武装

・マグマバルカン×2

グリューセル、レイグォーシヴと同様、左右手甲内に内蔵。

 

・ティエンシィ・ライフル

レイグォーシヴのと同様の物だがこちらは一挺のみである。

 

・エミュール・ブレード

レイグォーシヴのと同様の物。

 

・リュイルス・オーヴェ×3

レイグォーシヴのと同様の物。

 

・セラン・リンディ

レイグォーシヴの天使翼を象ったフライトユニット『シェイノム・メリュンカー』の対である、悪魔を想わせるような巨大な蝙蝠の翼を象ったフライトユニット。性能は同等である。セラン・リンディとは『退魔の羽』を意味する。

 

・エイヌセラーミア

本機の最大の機能というべき情報集積システムでゲッターロボに確実に勝つためにガレリー達が総力を上げて開発した。戦場におけるありとあらゆる情報、事象を収集しそれから先に起こりうることを全て割り出しそこから最適な行動パターンをいくつも示す、謂わば擬似的な未来予測を行うシステム。

ただ膨大な情報量が流れこむためクックやシルジェのような機転のよく利くパイロットでないと到底扱えられない代物だが、これによりラドラよりも操縦技量、センスの劣る彼でも追いつくことができるようになる。

エイヌセラーミアとはそのまま『未来予知』を意味する。


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