ゲッターロボ―A EoD―   作:はならむ

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()内はシュオノアーダ(爬虫人類語)表記。


各種設定集

■世界観

時代設定は西暦2060年前後で差異はあるが基本的に現実世界と変わらない歴史を歩んできている。

宇宙、兵器開発技術はかなり進んでおり、それがSMBの元になった惑星探査機がそれを立証しており太陽系のほとんどを探索し尽くしているが太陽系外に出れる技術はまだ持っておらず。

 

■用語設定

●恐竜帝国(エゥグリア・リンセェネ)

白亜紀以前の太古の昔に地上で栄えた爬虫人類の帝国であり、現在の地上人類以上に高度な文明を誇っていたが地球に降り注いだゲッター線の影響で地下に逃げることを余儀なくされた。

厳しい階級制度をもっており『王族』、『貴族』、『平民』、下民』の四つの階級に分かれている。納税制度あり、払えない一部の爬虫人類と地竜族は問答無用で下民に落とされてしまい、周りから蔑まれてしまう運命にある。

現在はマシーン・ランドという基地が彼らの王国となっている。

 

・爬虫人類(シュオノレゥル)

太古の昔、地上人類が現れる前から栄えていた爬虫類を祖先とした地球人類であり原住民族。地上人類と同等かそれ以上に知能が発達しており、それに従い感情や心情も全く同じである。

爬虫類をそのまま人間にした姿の者や半魚人、獣人、果てには地上人類に限りなく近い姿をした者もいる。彼らに共通するのは変温動物であり、長い間マグマの中で過酷な環境下で生きてきたために高温に強く寒気に弱くゲッター線に全く耐性を持たないため、浴びるとドロドロに溶けてしまう。

男性は黒髪、女性は大体ブロンドのような金髪が殆どであるが稀に茶髪や白髪などの者も存在する。

生殖器、交尾については地上人類と同一性を持つが卵生である。

始祖はロイフ、ギュルネイの男女二人とされ、禁断の果実を口にしたために天地を作り上げた主神の怒りを買い、永遠の楽園(ルペア・セイゼンネ)を追い出されたとされる。

王族や貴族にはミドルネームのような名を持ち、平民以下は持たないのが主流。

 

・地竜族(レィティヴ)

爬虫人類の中でも生まれながらに念動力やゲッター線耐性などの特殊な力を持つ一族。

所謂異能者でレヴィアラトの素体でもある。ニオンやクゲイクが地竜族である。

基本的に潜在意識下に隠れているため理性のタガが外れないと発動しないが、その特異ゆえに他の爬虫人類から怖れられ、今日までも迫害されて差別されているがジャテーゴだけは彼らを認めている。

 

・地上人類(アベアレゥル)

爬虫人類が地上から逃げ去った後に、ゲッター線の恩恵を受けて地上を支配した霊長類を祖先とした地球人類。

ゲッター線で進化したせいか耐性どころか適応しており、それが爬虫人類と相容れない理由ともなっている。

今作では地上人類の文明については爬虫人類が遺していった遺物に触れた影響であり、ある意味兄弟とも同種族とも言えるが上記の理由から互いに敵対している。

アベアレゥルという名についてはそのまま地上人類のことを指すが、同時に『薄汚いサル』という意味を持つ蔑称でもある。

 

・キャプテン(クイストル)

爬虫人類の貴族、または少ないながらも平民から選ばれる地上人類における『騎士』に相当する役職。基本的に選抜試験やこれまで成績で選ばれるが貴族が優先的になりやすい。

キャプテンになると小隊や中隊の指揮を任され、専用のメカザウルスも与えられるなどの利点がある。

しかし爬虫人類にもゆとり世代が存在し、最近では能力、または品性の欠けた肩書きだけのキャプテンも増えているのが現状である。

ちなみにキャプテンのさらに上には参謀、将軍があり、将軍ともなれば大隊の指揮を行えるようになる。参謀は将軍の補佐となる。

将軍に該当するのはバット、リョド、そしてクゲイクの三人である。

 

・シュオノペメル

爬虫人類の宗教であり内容は細部は異なるが教義は「神の啓示を受け、十戒を授かった爬虫人類こそが、万物の中で最も高き選ばれた存在」とされている。

 

世界各地の遺跡や遺物に記されたシュオノペメルを自分達なりでアレンジしてできたのがユダヤ教などの旧宗教、それから分かれたのが今日におけるキリスト教、仏教、イスラム教、ヒンドゥー教など地上人類の各宗教である。

 

・レイグォール

聖典ユイラに登場する神々の総称で、

 

・火の神『ペルゼン・ペゲルゼン』

・水の神『ズオシゥス』

・風の神『ランシェアラ』

・土の神『グルハンミャ』

・空の神『マーダイン』

・光と善の神『メルセクタ』

・闇と悪の神『ヤ・バーリアラ』

・知識の神『ソンマ・ガオルウ』

・愛の神『ルマハ・エリン』

・精神の神『アルニ・セオニ』

・時の神『グンジェス・セルマオ』

・進化と闘争を司る主神『ゼオ・ランディーグ』

 

の十二神によって世界の均衡が保たれているとされる。

実際はゼオ・ランディーグ以外の神々は存在せず、元々レヴィアラトがそれに当たる存在だったが素体が地竜族と言うことでそれを良しとしない者達がわざわざ存在しない神々をでっち上げて彼らをこき下ろしたというのが事実である。

メカザウルスの名や武装の愛称でこれらの名を例えて名付けられることもある。

 

・レヴィアラト

レイグォールにそれぞれ仕えていた従者、使い魔の総称。

それぞれ主の神には及ばないものの強大な力を持つ者ばかりだったとされる。

その正体は特殊な製法で造られた生体兵器(キメラ、ミュータント、あるいはホムンクルスのようなもの)であり、自然を操るほどに極めて強力な超能力を持つとされ、ラセツとヤシャはレプリカとされている(ヤシャは火の神、ペルゼン・ペゲルゼンの従者である屈強な勇者とされたミュマリア、ラセツは空の神マーダインに仕えていた魔術師グァバエリとされる)。

 

作成には超常能力を持つ地竜族を母体として、さらに王族の処女(つまりゴーラ)の血が必要となるため困難を極める。

ちなみにヤシャが一番最初に造られた存在であり、それの反省点を見直し、改良して造られたのがラセツであるため総合力でラセツがダントツに強い。

 

・ゲッター線(モリュテア)

宇宙線の一種で生物の進化に深く関わると言われているが定かではなく、殆どが謎に包まれた存在である。

恐竜帝国の戦争中に早乙女によって偶然発見されたが爬虫人類は遥か太古から既に存在がしれている。

プラズマエネルギー、グラストラ核エネルギー以上の基礎出力値が高く更に爬虫人類以外には人畜無害というこれ以上のない理想的なエネルギーでもあり、それを動力とするゲッターロボの名の由来でもある。

ちなみに今作は過去にも未来にもゲッターエンペラーは存在しない宇宙であり、適性の合う生物を探しに宇宙を奔走している。

 

・プラズマエネルギー

原子力エネルギーに変わる人畜無害なエネルギーであり、これにより世界技術の進歩に大きく貢献した。核動力より安定性があり、そして高い出力が生み出せるために信頼性が非常に高いが三種のエネルギーと比べれば出力は一番劣る。

 

 

 

・グラストラ核エネルギー

プラズマエネルギーでは力不足だと、アメリカ軍、特にニールセンの手により開発された人工的なエネルギー。

原子力エネルギーではあるが、彼の開発した放射線除去装置『ニュートロン・ディカプラー』を組み込まれたことにより放射線汚染の危険性がなくなり安定性の高く、さらにプラズマエネルギー以上の出力が高い。

 

・複合エネルギー

ニールセンとキングがエリア51で考案した人工的なエネルギーで、各エネルギーを共鳴反応させることで各単体のより遥かに高い出力が生み出せる。

エリダヌスX―01、アルヴァイン、そしてエクセレクターのエネルギー源に使用されて戦争における地上人類の勝利の拡大に大きく貢献した。

 


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