ゲッターロボ―A EoD―   作:はならむ

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設定集(メカザウルス編③)

●ジュラシック・フォース

恐竜帝国の計四人(最初は三人、後にザンキの加入で四人)の優秀キャプテンで構成された、帝王直属の少数精鋭部隊。

各人の戦闘力もさることながら、機体も従来型のメカザウルスを遥かに凌駕する専用機を持つ。

男性キャプテン三人(ザンキ、リューネス、クック)、女性キャプテン一人(ニャルム)で構成され、中の一人であるザンキはバット将軍の甥である。

 

●メカザウルス・ランシェアラ

全高:20.1m

総重量:192.3t

型式番号:MZG―251RC

分類:キャプテン・ザンキ専用陸戦用超高機動型メカザウルス

出力:255万馬力

装甲材:セクメミウス

動力:リューン・ドライヴシステム、ヒュージ・マグマリアクター

他兵装:マグマ・ヒートダガー、ルゥベルジュ・ハンドガン、リュイルス・オーヴェ

 

ジュラシック・フォースの一角を務めるメカザウルスでパイロットはバッドの甥であるザンキ=ル=エリュハウオ。リュイルス・オーヴェ搭載機。

キャプテン・クランの愛機であったメカザウルス・ルイエノをベースにしており、他のメカザウルスとは比べて小型であり、それを生かした超高速による機動からの体術と固定式ダガー、二丁拳銃を駆使した近接近戦を得意とする。

いわゆる『ガン=カタ』を使うメカザウルスであり、地上での機動力と運動性はベースとなったルイエノを凌駕する。

ザンキ自身の卓越した戦闘能力をフルに活かせるように操縦はマスタースレイヴ方式を採用している。

ランシェアラとは聖典ユイラに登場するレイグォールの一人、風を司る神の名から由来する。

 

●武装

・火炎放射

口から吐く高熱の火炎。主に不意打ちに使用する。

 

・マグマ・ヒートダガー×4

両前腕、両踵に取り付けられた実体短剣型マグマ兵器。マグマ・ヒートブレードと同じ原理で刃にマグマを循環させることで高熱を帯びた刃を形成する。

普段は両腕の肘、両太腿部に折りたたまれおり、使用する時は横に斜めに突き出るように展開する。機体の超機動、体術と相まって一瞬で敵をバラバラに溶断することができる。

 

・ルゥベルジュ・ハンドガン×2

二丁拳銃型マグマ兵器でルゥベルジュ・ライフルを小型化したもの。取り扱いに優れ変則的な発射モーションが可能であり、体術を合わせて『ガン=カタ』の動きで周囲の敵に成すすべさえ与えず蜂の巣にする。

 

・リュイルス・オーヴェ×3

メカザウルス・ウルスラの改良型であり思考能力とバリアの強度の強化を図っている。ジュラシック・フォース全機はこれを搭載している。

 

●メカザウルス・グリューセル

全高:23.5m

重量:210.8t

型式番号:MZE―125GC

分類:キャプテン・クック専用汎用型メカザウルス

出力:265万馬力

装甲材:セクメミウス

動力:リューン・ドライヴシステム、ヒュージ・マグマリアクター

移動兵装:翼竜タイプの翼、改良型ブースター二基

他兵装:マグマバルカン、ルゥベルジュ・ライフル、マグマ・ヒートブレード、リュイルス・オーヴェ

 

ジュラシック・フォースの一角を務める機体でパイロットはラドラの親友であるユバハ=ギ=クック。 リュイルス・オーヴェ搭載機。

外見と武装はメカザウルス・ゼクゥシヴに酷似しているが、それはオリジナルの二号機目であり、ガレリーがラドラの親友であるクックを讃えて同じ機体にしたという経緯を持つ。所謂『ゼクゥシヴシリーズ』の一つ。

リューンシヴ同様に性能を遥かに底上げし武装もオリジナルより追加されているため戦闘力は高く、隙が見当たらない空陸用の万能機。グリューセルとは『戦友』を意味する。

 

 

●武装

・噛みつき

原始的に噛みつき、敵を引きちぎる。しかしクックの性格上、使う機会のない武装である。

 

・マグマバルカン×2

小型マグマ弾を連射する火器。左右前腕部内蔵。

 

・ルゥベルジュ・ライフル

ゼクゥシヴの物よりバレルが短くなり、射程は落ちるが取り回しに優れる。

 

・マグマ・ヒートブレード

オリジナルと同型の物。

 

・ウイングミサイル

オリジナルの物と同様の兵器。

 

・速射式マグマ砲

右肩に装備するマグマ兵器。射程に優れる。

 

・リュイルス・オーヴェ×3

他機と同様の性能。

 

●メカザウルス・オルドレス

全長:28.5m

全高:12.1m

総重量:458.1t

型式番号:MZA―104OD

分類:キャプテン・リューネス専用砲撃用メカザウルス

出力:285万馬力

装甲材:セクメミウス

動力:リューン・ドライヴシステム、ヒュージ・マグマリアクター

他兵装:ミサイルポット、長射程マグマ砲、ルゥベルジュ砲、エオルス・メルライユ

 

ジュラシック・フォースの一角を務めるメカザウルスでパイロットはラドラと同じく平民出身のリューネス=メージェイシー。

トリケラトプス型の四足歩行角竜メカザウルスで長射程攻撃を得意とする火力重視の機体でリュイルス・オーヴェ搭載機。

名前と姿は全く異なるがメカザウルス・ウルスラの流れを汲む機体であり、砲撃戦に優れる。

オルドレスとは『弾薬庫』を意味する。

 

●武装

・長射程マグマ砲×2

背部前方に取り付けられたマグマ砲。

 

・背部ミサイルポット

背部後部に取り付けられたミサイルポット。

 

・ルゥベルジュ砲

頭部を展開して使用する大出力熱線砲。長時間の放射が可能。

 

・エオルス・メルライユ

背中に装備した特殊電波による妨害装置(ジャミング)。

半径50メートル内の敵機全ての計器類に対して異常を起こし行動不能にさせる機構。便利であるが効果時間は10秒間と短い。エオルス・メルライユとは『凍結』を意味する。

 

・リュイルス・オーヴェ×3

他機と同様の性能。

 

●メカエイビス・マーダイン

全長:68.5m

重量:1100t

型式番号:MAE―305MD

分類:キャプテン・ニャルム専用高機動型メカエイビス

出力:405万馬力

装甲材:セクメミウス

動力:リューン・ドライヴシステム、ヒュージ・マグマリアクター

移動兵装:大型バーニアスラスター3基、小型バーニアスラスター15基

他兵装:マグマバルカン、大型ミサイル、大口径マグマ砲、有線式マグマ砲、エミル・エヅダ

 

ジュラシック・フォースの一角で唯一のメカエイビス。パイロットは紅一点のニャルム・ニ・モトゥギュニ。

デザインが三又状と、これまでのメカエイビスと比べてかなり独特であり、巨体に反して、多数搭載したバーニアスラスターにより空中での機動力はアルヴァインと同等かそれ以上。

マーダインとはランシェアラと同じくレイグォールの一人、空を司る神から由来する。

 

●各武装

・マグマバルカン×2

主翼部中間下部に搭載。グリューセルのより口径は大きいため威力は高い。

 

・大型ミサイル×4後部上下に装備。アルヴァインを葬った。

 

・大口径マグマ砲

機首部に搭載。

 

・有線式マグマ砲×2

左右主翼部の先端に搭載。対象物に砲口を射出して突き刺してマグマ供給線を通して流し込む使い方をする。

 

・エミル・エヅダ

超温のマグマ熱を利用して発生させる超強力な熱波に指向性を持たせた兵器。

機体よりもパイロットに直接有効で人体発火するほど。エミル・エヅダとは『灼熱地獄』を意味する。

 

・リュイルス・オーヴェ×3

他機と同様の性能。

 

●メカエイビス・エルトラゴン

全長:120m

全高:55m

重量:11200t

型式番号:MAG―050ET

分類:新型メカエイビス(レイグォーシヴ用アーマーアタッチメント)

出力:500万馬力

装甲材:セクメミウス

動力:リューン・ドライヴシステム、ヒュージ・マグマリアクター二基

 

北極圏での最終決戦にて最終防衛ラインの要としてラドラに与えられた最強のメカエイビス。

これ単体では操縦できずメカザウルス・レイグォーシヴをコアユニットとしてドッキングさせることで初めて使用可能となる。

ヒュージ・マグマリアクターを二基搭載し、『ヤマタノオロチ』と思わせるような八つの蛇の首を持つ。凄まじい出力、火力、そしてその巨体とは思えない驚異的な機動力に加え、全射程対応の兵器そしてリュイルス・オーヴェによる絶対防御と死角のない超性能を持つが本体のレイグォーシヴより大きく性能は劣る。

エルトラゴンとは『栄光』を意味する。

 

●武装

・大型マグマ砲×4

ヤマタノオロチのような八本の腕の内の4本から放たれるマグマ砲。

 

・大型ミサイルランチャー×2

左右側面に装備。攻撃の他に高密度の弾幕を張れる。

 

・大型マグマ・ヒートブレード×4

八本の腕の内に四本に装備。見た目に反して正確で近づく敵はどんな物でも真っ二つにされる。戦艦さえも容易く両断できる。

 

・リュイルス・オーヴェ×3

ジュラシック・フォース機と同様の物。

 

●メカザウルス・レイグォーシヴ

全高:25m

最大重量:405t

型式番号:MZE―RC01SSS

分類:ラドラ専用最新型メカザウルス、最終決戦用メカザウルス

出力:?(未知数)

装甲材:リベジュダール合金

動力:メルファイス・ドライヴシステム、ブレリオスリアクター

移動兵装:シェイノム・メリュンカー

 

他兵装:ティエンシィ・ライフル、エミュールブレード、エスカ・アズィーラ、セクペンセリューン・オーヴェ、リュイルス・オーヴェ

 

 

メカザウルス、エイビスの戦闘データを元にしてガレリーが開発した、ゼクゥシヴシリーズの最終系にしてメカザウルス、メカエイビスなどの恐竜帝国の兵器の集大成とも言える機体でメカエイビス・エルトラゴンのコアユニットでもある。

ゼクゥシヴにラドラの家系の象徴である黄金の全身鎧を装着し、背中にはシェイノム・メリュンカーと呼ばれる、天使が持つ純白の翼、そして光輪と左右計六本の円錐の柱が突き出るように装備され、まるで大天使のようなその姿はこれまでのメカザウルスとは一線を画するデザインでエクセレクターと類似した点をいくつも持つ。

最新型動力システムのメルファイス・ドライヴシステム、ブレリオスリアクターに加え、セクペンセリューン・オーヴェ、リュイルス・オーヴェ、エスカ・アズィーラなどの最新技術、そしてレヴィアラトの技術まで詰め込んだハイブリッドメカザウルス。

ゼクゥシヴをベースに操縦方法はランシェアラと同じく搭乗者の動きにダイレクトに反応するようにされているため、ラドラにはこれでもかと言うくらいに相性が良く他機を圧倒する力を持つ。

エルトラゴンは身を守る鎧に過ぎずむしろこちらが本領であり、性能ではこちらが圧倒的に上である。

 

メカザウルスの集大成にしてその総合的性能はこれまでのメカザウルス、メカエイビスを凌駕し、名実ともに最強最後のメカザウルスであるが、エクセレクターと比較すれば遥かに劣る。

レイグォーシヴとは『神々の騎士』を意味するが実は『断罪者』というもう一つの意味もある。

これはこの機体のモデルが、進化と闘争を司る主神ゼオ・ランディーグの従者でありそして最強のレヴィアラトである裁きを下す者『アムオンヌ』であり「諸悪の根源であるゲッター線に裁きの鉄槌を下す」役目を持つ、つまり対ゲッターロボ用最終兵器という意味合いも持つ。

 

●武装

・マグマバルカン×2

両手の篭手先に内蔵された火器でグリューセルと同等の物。牽制用。

 

・ティエンシィ・ライフル×2

レイグォーシヴ用に開発された新型ライフルでマグマ弾を発射するマグマモード、熱線を発射するルゥベルジュモードに切り替えることができ、セクペンセリューン・オーヴェと併用すると凄まじい効果を発揮する。

ティエンシィとは「万能」を意味する。

 

・エミュールブレード

背中装備の新型斬撃武装。

エミル・エヅダの技術が使われており刃から凄まじい熱量を放出し大熱波として全広範囲に攻撃することも可能。

 

・ペルゼン・ペゲルゼン

ライフル二丁を左右平行に連結し、さらにエミュールブレードを増幅炉として組み込むことで完成する大型ランチャー。

砲口から一大陸そのものを『溶かす』ほどの熱を放射する。名前の由来は聖典ユイラに登場するレイグォールの一人、火を司る神の名から。

 

・シェイノム・メリュンカー

新型のフライトユニットで白鳥の翼のような形状をしている。

レヴィアラトの技術による超能力を使い、増幅させた膨大な熱量を利用して機体の重量そのものを限りなく『ゼロ』に近づけることができる。その機動力は亜光速以上に達する。『天空の翼』を意味する。

 

 

・エスカ・アズィーラ×6

ゲッターロボに確実に勝つために、ガレリーによって開発された新型支援自律兵器でオーヴェシリーズの一つ。

緑色の結界を張り、爬虫類をより成長、強化させる特殊な放射線で満たすことによりその結界内にいるメカザウルスとパイロットの性能を飛躍的に上昇させる機能を持つが同時にパイロットも非常に負担がかかり最悪、死に至る諸刃の剣のような強化システム。爬虫人類語で『祝福の息吹』。

 

・セクペンセリューン・オーヴェ×8

 

装着する黄金の全身鎧の各スリット内に内蔵。

ジュラ・ノービスに搭載されていたセクペンセル・オーヴェの強化型。主に耐久性、機動力、範囲を強化されている。

ティエンシィ・ライフルの性能を増幅させる。

 

・リュイルス・オーヴェ×3

ジュラシック・フォースのよりさらにバリアの強度が上がっている。

 

・リベジュダール合金

レイグォーシヴが身に纏う黄金鎧に使われた新合金。地上人類と(形だけの)停戦協定を結んだ際に互いの技術をいくつか提供したが、これはその際提供されたSMBの装甲材であるリクシーバ合金をセクメミウスと合成させた物。

これにより高い強度と軽さを保ちつつも非常に柔らかくなりそれによりSMBのような高い運動性を獲得することに成功した。

 

●ゼオ=ランディーグ

全高:35m

重量:25000t

分類:全知全能神、地球の創造主、進化と闘争を司る神

 

 

爬虫人類が崇拝する全知全能の神でありシュオノペメルの聖典であるユイラによると、遙か太古にできたばかりの地球に舞い降り天地、生物、そして爬虫人類を創造し、爬虫人類に知性と力を与えた存在とされており、世界秩序と均衡のためにレイグォールと呼ばれる十一の神々を作り上げたと言われている。

 

実はマシーン・ランドより遙か一万メートル地下に安置されており、その正体は遙か太古、ゲッター線によって駆逐されて銀河系外宇宙から流れてきた高知能生命体の意思を詰め込んだ兵器でこれ単体だけで星や生物を作成する能力を持つ。

目覚めさせるには爬虫人類の王族二人をコアとして取り込む必要があり、ジャテーゴが復活の際、自身と無理やりゴーラを使った。

その目的とは未開惑星に降り立ちゲッター線に対抗できる種族を作り、時間をかけて進化を促すことにあり、それで完成したのが爬虫類をベースにした爬虫人類であり他の生み出された生物は爬虫人類に使役される存在として造られた。

しかしゲッター線が降り注いだのが想定外であり、自身もゲッター線に弱いため地下に隠れて力を蓄えることになるが皮肉にもそれで誕生したのが地上人類である。

つまりゲッター線に対抗するべく創られた爬虫人類がゲッター線によって進化した地上人類と相容れないのが真の理由。

全長はエクセレクターと同じであるが能力は桁違いで天地の力の差を見せつけ竜斗達を窮地に追い込む。

名前の意味は「我が、偉大なる父よ」でこれは爬虫人類が名付けた名前であり本当の名は分からない。

 

●武装

・破壊の右手

地球上全てをリセットさせる力を持ち右腕で、振るだけで地球上全てを崩壊させる力を持つ。

 

・再生の左手

破壊の右手の対称となる地球上全てを初めから作り出す力を持った左手。

特殊な人工放射線をばらき、そして生命を作り人工進化を促す力を持つ。

 

 

・触手×6

背中から生えた羽根のような六本の甲殻類のような触手で主武装。これだけで超能力を操り、強大な力を持って圧倒する。

 


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