■世界人類連合(世界連)
恐竜帝国に対抗するために各先進国で発令された機関。本部はホワイトハウスのあるワシントンD.C.に設置されている。
アメリカ大陸にはアメリカ、EU(欧州)連合軍、ユーラシア大陸はロシア、中国連合軍、日本は自衛隊と在日米軍がそれぞれの地で担当している。
●アーサー
全高:22.5m
重量:45.1t
型式番号:SMB―018AS
分類:イギリス製空戦用高機動型SMB
出力:115万馬力
装甲材:リクシーバ・チタン合金
動力:改良型プラズマ反応炉、小型プラズマ反応炉(予備)、プラズマ増幅駆動エンジン
移動兵装:スラスター、アポジモーター計20基
他武装:高出力プラズマソード
イギリス軍の空戦型SMBであり、パイロットはイギリス軍所属で傭兵経験のあるアレン=フェルド中尉。
超軽量化を突き詰めた鋭角的なデザインであり、一発でも被弾すればバラバラになりかねない程に細身の体躯であり、全体の至るところに異常とも言えるほどに多数のスラスター、アポジモーターが搭載された機動力一点で特化した機体で直線速度では劣るものの、瞬間最大加速度や急旋回能力ではアルヴァインですら上回る性能を持つ。
武装は両手のプラズマソードのみで色々と極端な機体であるがアレンは何の問題なく軽々と扱っている。
実は脚部が歩行目的ではなく推進装置でしかないため、直立不動するのが精一杯で歩くことはまず不可能、つまり空中での運用しかできないという特異な機体。
名前の由来は円卓の騎士を従えていた王の名から。
■武装
・高出力プラズマソード×2
両手のマニュピレータを変形させて発振させるプラズマエネルギーの剣。武装はこれだけであるが、残像が見えるほどに凄まじい急速度を乗せた斬撃、そしてアレンの卓越した操縦技量で敵を翻弄、圧倒する。
●ジャンヌ・ダルク
全高:24.8m
重量:70.5t
型式番号:SMB―23JDA
分類:フランス製可変汎用型SMB
出力:120万馬力
装甲材:リクシーバ・チタン合金
動力:改良型プラズマ反応炉、小型プラズマ反応炉(予備)、プラズマ増幅駆動エンジン
移動兵装:地上用推進車輪ユニット、ヴァリアブルモード
他兵装:プラズマレイピア、プラズマボーガン、バックラー
フランス軍が所有する最新鋭SMBでパイロットはフランス軍所属のルネ=ロレッタ少尉。
各国SMBの中で最も性別のはっきり目立つ機体であり戦乙女のような人型と、白鳥のような戦闘機型に変形することができる。
華奢な体格に見えて意外とハイパワーな出力を持ち、武装とルネの操縦も相まって非常に華麗で且つ軽快な近、中距離の空、陸戦闘を得意とする。
名前の由来は百年戦争時代のフランスにて、女性でありながら神の啓示を受けて国のために指揮し戦った聖少女ジャンヌダルク(仏語読みではジェーン・ダーク)から。
■武装(戦乙女型)
・プラズマレイピア
本機の主力である実体細剣型近接武装でプラズマエネルギーを纏わせた実体刃で攻撃する。刺突攻撃に優れている。
・プラズマボーガン
左手を変形させて使用する射撃武装。レイピアと同じく実体矢にプラズマエネルギーを纏わせて発射する。高い貫通力と爆発性を持ち、3WAY攻撃と連射が可能。
・バックラー
右腕に装備された防御用の小盾。アルヴァインのシェルバックラーと同型の物。
・対近接機関砲×2
頭部の兜から発射する二門の機関砲。牽制用
●戦闘機型
ヴァリアブルモードで両腕が変形した主翼からプラズマエネルギーを放出するために、白鳥に見える優雅なデザインを持つ。
腹部にウインチを搭載し機体を吊り上げて、ハイパワーを生かした同時空中移動が可能である。
・空対空機関砲×2
兜部からの機関砲。この形態の主武装である。
●シヴァアレス
全高:16m
全長:22.5m
全幅:7m
重量:135.1t
型式番号:Ⅷ号突撃砲D型シヴァアレス
分類:ドイツ軍最新鋭SMB式突撃砲
出力:130万馬力
装甲材:リクシーバ・チタン合金、パンツァー用増加装甲X4
動力:改良型プラズマ反応炉、小型プラズマ反応炉、プラズマ駆動エンジン、液体燃料
移動兵装:フロートユニット
ドイツ軍の所有する、SMBの要素を取り入れた戦車車両で突撃砲に分類される。パイロットはドイツ軍所属のリーゲン=ヘルマン大尉。
各国の中で唯一の戦車系機体であるが、その理由はドイツ軍の『他国が人型ロボットならドイツは由緒と誇りある戦車型で対抗する』という理念によって開発された経緯を持ち、証拠にドイツ軍にはSMBが一切存在しないという一貫性を持っている。
多少の攻撃は通用しないほどの重装甲、700mmカノン砲などの大火力兵器、そしてフロートユニットによる地形にとらわれない高速移動の運用が可能と、戦車系車両の極致とも言える機体である。
シヴァアレスとはドイツ語で「重」を意味するが正式名称はⅧ号突撃砲D型であり、こちらは愛称である。
■武装
・700mmカノン砲
本機の主砲であり、そして最大の火力を持つ兵器。非常に長い砲身であるため普段は折りたたまれている。
名前は違うがドーヴァー砲と同じ技術が使われておりその性能もほぼ同じである。
・小型ミサイルポット
計50発。迎撃、牽制、攻撃のどちらでも使える。
・バルカンファランクス×2
いわゆるCIWS。機体の左右前部間に搭載されている。
・フロートユニット
機体を反重力で浮遊させるシステムで地形に左右されない安定した高速移動ができる。
・パンツァー用増加装甲X4
戦車用に装備する増加装甲。超軽量且つ頑丈であり多少の衝撃や熱などをシャットアウトする。
●テキサスマック
全高:24m
機体重量:70.5t
総重量:105.5t
型式名:SMB―TXM01
分類:試作機
出力:120万馬力
装甲材:リクシーバ合金
動力:改良型プラズマ反応炉、グラストラ核反応炉によるハイブリッド駆動エンジン
移動兵装:背部主スラスター1基、アポジモーター4基
他兵装:200mm対物リボルバー、ハイパーライアットガン、プラズマ・エネルギーライフル、ビーム・ブーメラン、ケツアルコアトル
キングが極秘で開発した試作型SMB。パイロットはキングの息子であるジャック=キング。
分かりやすいメキシカンススタイルのデザインで羽織っているポンチョは耐衝撃熱コーティングされておりメカザウルスの攻撃にある程度耐えれるようになっている。
ステルヴァーと同様の技術が使われており、グラストラ核反応炉、改良型プラズマ反応炉のハイブリッド駆動であり、変形はできないが高い機動力を有している。
同じキングの技術がふんだんに使われたアルヴァインとは兄弟機ともいえる、重火器による大火力の射撃戦に特化した機体で各火器はポンチョ内に取り付けてある。
本家のテキサスマックと違うところはメリーがハットマシンに乗らないこと、そして殲滅力に優れた火力一点特化の拠点強襲用であること。
■武装
・プラズマ・エネルギーライフル×2
キングのオリジナルカスタマイズ品で威力向上の他、直列連結により出力が大幅に強化され、凄まじい全長を持つ高出力プラズマソードが使用できるようになる。
・200mm対物リボルバー×2
専用弾を使うリボルバー銃で凄まじく威力は高い。本機の主武装。
・ハイパーライオットガン
セミオート式散弾銃。広範囲に渡って攻撃できる。
・グレネードランチャー(本編未使用)
プラズマ・エネルギーライフルのバレル下部に装備する。
・ビーム・ブーメラン×4(本編未使用)
アルヴァインの物と同型であるが、こちらはプラズマエネルギーであるため威力は幾分劣る。
・ハット型シールド
被っているテンガロンハットは盾として使用できる。本家と違いメリーが搭乗しないために被弾の心配はないことである。
・高エネルギー圧縮式破砕砲
プラズマ・エネルギーライフル、リボルバー、ライオットガンの全火器を合体させることで完成する大火力兵器。戦術核兵器以上の威力を持つ。
・ロングプラズマソード
ライフル二丁を直列連結させることで使用できる斬撃武装。約50kmという破格な全長を持ち、周辺の敵を一気に薙斬ることができるがプラズマエネルギーという特性上、すぐにエネルギー切れを起こしやすいという欠点がある。
●ケツアルコアトル
全長:110.5m
全幅:45.8m
型式番号:HWU―01
分類:テキサスマック専用多重火器追加兵装ユニット
動力:大型プラズマ反応炉、グラストラ核反応炉による大型ハイブリッド駆動エンジン
移動兵装:大型スラスター4基、小型スラスター6基
テキサスマックに装備するサポートメカであり、パイロットは妹のメリー=キングが担当。
拠点強襲用としてテキサスマックの火力を更に上げるために開発されたシステムであり各大型ミサイル、プラズマビーム砲、機関砲合わせて約100門以上は有し、テキサスマックの火器も合わせた全弾発射は一個大隊規模を壊滅状態に追いやるほどの超火力を持つが反面弾薬消費も半端ではなく、耐久性は低い。単独行動も可能。名前の由来はアステカ神話に登場する天空神の名から。デンドロマック。
■武装
・対空地機関砲×30門
・小型、大型ミサイルポット計60門
・プラズマビーム砲計45門の計135門
これとテキサスマックだけで小規模の戦争が行える。
●ラクリマ・クリスティ
全高:25m
機体重量:80.4t
総重量:133.5t
型式番号:SMB―20LC
分類:イタリア製汎用型SMB
出力:110万馬力
装甲:リクシーバ・チタン合金、鍍金
動力:改良型プラズマ反応炉、小型プラズマ反応炉、プラズマ駆動エンジン
移動兵装:フライトユニット、地上用推進車輪ユニット
他兵装:パイルスピアー、多機能スクトゥム
イタリア軍の最新鋭SMBでパイロットは各連合軍一の問題児であるポーリー=ヒルズ中尉。
槍に大盾(スクトゥム)、全身鎧(金色)と古代ローマの重装歩兵のようなフォルムを有し、フライトユニット装備をした空陸用で近、中距離攻撃を得意とする。
攻守ともにバランスの取れた性能で隙のない優れた万能機であり、ポーリー自身の操縦技量も高いため、弱体化したとは言え竜斗のアルヴァイン相手に一方的な立ち回りを見せて完敗にまで追いやるほど。
その後、ポーリーのその性格が災いしてエミリアへ暴行未遂事件を起こして機体もろとも本国に強制送還されたためにアラスカ戦線に参加することはなかったが、もしいれば間違なく戦況はかなり楽になっていたのも事実であるのが皮肉である。
ラクリマ・クリスティとはラテン語で『キリストの涙』を意味し、同名のワイン、そして日本に同名のロックバンドがあったという話である……?
■武装
・パイルスピアー
主武装の槍。プラズマエネルギー駆動式で瞬間的な刃の射出ができ、装甲の硬い敵であろうと突貫することができ、さらに高圧電力を流すこともできる。
・多機能スクトゥム
小型ミサイル(計20発)内蔵の機体が隠れる程に巨大な盾。凄まじく頑丈且つ耐久力は本機の優れた堅牢さを担っている。鋲を突出させ、鈍器としての活用もできる。
・腕部プラズマ・ハンドガン
右腕内蔵。威力はアルヴァインのよりは低いが連射性は高い。
・フラッシュ機能
頭部の兜中央のサファイアのような宝石から発せられる強烈な光。いわゆる目眩ましである。
◆戦艦
●テキサス艦
全長:4200m
全幅:250m
全高:380m
分類:対ドラグーン・タートル決戦兵器、テキサス級空陸両用攻撃戦艦
アメリカ軍、各連合軍のエンジニア、そしてニールセン、キングの優れた技術者によって、テキサス基地の地下で建造された巨大戦艦。艦長は同基地の所長のリンク。
アラスカに居座るドラグーン・タートルを何としても破壊するためだけに造られた決戦兵器であり、各武装もほとんどが対艦兵器である。
各国の優れた技術がふんだんに使われており優れた推進装置、フロートユニット、ジャマー機能、複合エネルギー駆動など。
攻撃艦としては申し分ないが反面火力一点特化のために防御力、耐久性は非常に低くベルクラスのような全体を覆うシールドは一切装備されていないのが最大の欠点。理由は『タートルに確実に勝つために弾幕張りながら艦で体当たりを仕掛ける』前提の構想で開発されているためである。
■各武装
・バスターカノン砲
中央部に折り畳まれた主砲。複合エネルギーによる巨大ビーム砲で他の艦砲の追従を許さない絶対的な破壊力を秘めている。
・グラストラ核対艦ミサイル発射管×20
一発一発は戦術核ミサイルだが全弾発射では間違いなく戦略核である。
・各小型、大型ミサイル発射管×250
弾幕、迎撃、攻撃用のどちらでも機能する。
・対空地機関砲×50
牽制、迎撃用として装備されている。
・吶喊用エネルギーシールド
複合エネルギー式で艦首部を覆うように展開。タートルの甲板を突き破る、バスターカノン砲の被弾を防ぐように用いられる。いわゆるビームラム。
・大型フロートユニット
ドイツ軍の技術。地上に降下した際に衝撃を緩和させ、安定した高速移動の目的で搭載されている。
・ジャマー機能
ステルヴァーのように敵のレーダーに感知されないようにされている。