●メカエイビス・ミョイミュル
全高:95m
重量:4040t
型式番号:MAS―061MM
分類:キャプテン・リンゲィ専用プテラノドン型メカエイビス
出力:230万馬力
装甲材:ツェディック鋼、有機皮膚
動力:アルケオ・ドライヴシステム、ヒュージ・マグマリアクター
移動兵装:翼竜タイプの主翼
他兵装:ミョイミュル・オーヴェ
第三十九恐竜中隊の指揮官機でパイロットは中隊長のリンゲィ=ミ=シェイクム。
プテラノドンをベースにしたメカエイビスであるが他機と比べると旧式であり、突出した性能がないため各中隊長機と比べて総合的スペックは低いが、リンゲィ自身がその分操縦技術と経験でカバーしており最新機と見ても劣らぬ戦闘力を秘めている。オーヴェシリーズ搭載機。両手の翼をはためかすことで強力な突風を発生させることができる。
ミョイミュルとはプテラノドンをシュオノアーダ読みにした言葉である。
■武装
・マグマ砲
頭部の口から大量のマグマを放出する。
・ミョイミュル・オーヴェ×15
背部の装甲内に搭載した本機の同じプテラノドンの姿をした小型自律兵器でオーヴェシリーズの一つ。
小型ながらマグマ砲や機関砲、小型ミサイルを搭載したシリーズ随一の攻撃機能を持ち自律回路を搭載しているが遠隔操作も可能にしている。
●メカザウルス・ウルスラ
全高:25.1m
重量:460.51t
型式番号:MZA―155US
分類:キャプテン・リミル専用暴君竜型メカザウルス、リュイルス・オーヴェ試験搭載型メカザウルス
出力:165万馬力
装甲材:ツェディック鋼
動力:アルケオ・ドライヴシステム、ヒュージ・マグマリアクター
移動兵装:ブースター二基、翼竜タイプの翼
他兵装:リュイルス・オーヴェ
第三十八恐竜中隊の指揮官機でパイロットは中隊長のリミル=シ=ムルリア。砲撃戦に特化したメカザウルスであり火力は非常に高い。
地上での機動力は非常に低いが空中航行ができ、拠点強襲も可能にしている。
リュイルス・オーヴェをメカザウルスでの運用も検討されて開発された試作機でもあり、メカザウルス初のリュイルス・オーヴェ搭載機でもある。
ウルスラとは『砲撃』を意味する。
■武装
・マグマ砲×4
両腕、両肩に装備されたマグマ砲。液状で放出することはもちろんマグマ弾としても発射可能。
・小型ミサイルポット(胸部10発、臑部30発の計40発)
胸部、両臑に内蔵された武装。破壊目的の他に牽制、弾幕としても利用できる。
・リュイルス・オーヴェ×3
小型化及び思考回路の改良がなされているが、発生するバリアの強度はダイの物より幾分劣るがそれでも通常兵器を一切遮断するほどはある。
●メカザウルス・ルイエノ
全高:20.5m
重量:180.8t
型式番号:MZG―180LE
分類:キャプテン・クラン専用高機動型メカザウルス
出力:170万馬力
装甲材:ツェディック鋼、セクメミウス
動力:アルケオ・ドライヴシステム、ヒュージ・マグマリアクター
第三十七恐竜中隊指揮官機でパイロットは中隊長のクラン=デ=アマルーダ。
地上において近接戦闘に特化した機体でルイナス以上の高機動力と運動性を持ち、一機で敵部隊に突入し攪乱、圧倒、さらに隠密行動による偵察、索敵など幅広い行動を行えるよう開発されている。
ルイエノの母体となったトカゲを品種改良し、それにより柔軟かつしなやか、そして強力な筋肉繊維を持ち、それが地上において変則的かつ高速に走り込める要素を担っている。
武装についても高機動性を追求しているため火器などは一切持たず、さらにクラン本人も格闘技のエキスパートであるため『蝶のように舞い蜂のように刺す』ような格闘技を主体した戦法を使う。
ミョイミュル、ウルスラにも言えるがこの三機は各ゲッターロボの特性に合わせ、対抗するために造られている。
この機体のノウハウはキャプテン・ザンキの専用メカザウルス『ランシェアラ』に生かされることになる。
ルイエノとは忍ぶ者、つまり『忍者』を意味する。
■武装
・有線式マグマ・ヒートハンド×2
セクメミウス製の金属義手にマグマ熱で発熱させて高熱を帯びた両手で攻撃する。さらに有線ワイヤー内蔵で射出して離れた敵にも攻撃できる。
・マグマ・ヒートレッグス×2
両足もセクメミウス製であり発熱させることで高熱を帯びた脚による蹴り技が強力である。
ルイエノはプロレス技や柔道、空手、ボクシングなどクラン本人が使用できる沢山の格闘技を駆使することができる。
●メカザウルス・リューンシヴ
全高:23.5m
重量:220t
型式番号:MZE―125ZCL
分類:キャプテン・ラドラ専用試作型メカザウルス改良型
出力:260万馬力
装甲材:ツェディック鋼
動力:リューン・ドライヴシステム、ヒュージ・マグマリアクター
移動兵装:翼竜タイプの羽根、ブースター二基
他兵装:試作型ルゥベルジュ・ライフル×2、マグマ・ヒートブレード
ラドラの愛機であるゼクゥシヴをガレリー達開発スタッフによって改造されたメカザウルス。
アルケオ・ドライヴシステムの改良モデルであるリューン・ドライヴシステムを搭載、各性能の大幅な底上げと新型ライフルである『ルゥベルジュ・ライフル』を装備、火力が大幅に上がっておりラドラの操縦技量も相まって竜斗の乗るアルヴァインと唯一対等に立ち向かえる機体である(それぞれの総合力の比についてはアルヴァイン、竜斗が6/4ならばリューンシヴ、ラドラが5/5となっている)。
リューンとは『改良型』を意味し、本機も試作機に該当する。
■武装
・ウイングミサイル
ゼクゥシヴからの標準装備で変更はない。
・マグマ・ヒートブレード
こちらもゼクゥシヴから変更はない。
・試作型ルゥベルジュ・ライフル×2
マグマ・ヒートライフルのノウハウを活かして新開発されたライフル兵器。マグマの膨大な熱量を増幅、圧縮した熱線(ブラスター)を発射することが可能となった。
さらにライフル同士を直列に連結させることにより出力をさらに増幅することができる。
ルゥベルジュとは『太陽光』を意味する。
●メカザウルス・メルフォリ
全高:24.1m
重量:285t
型式番号:MZE―174MF
分類:キャプテン・シルジェ専用電子戦用メカザウルス
出力:100万馬力
装甲材:ツェディック鋼
動力:アルケオ・ドライブシステム、ヒュージ・マグマリアクター
他兵装:ソンマ・ガオルウ
第四十三恐竜中隊の指揮官機でありパイロットは中隊長のシルジェ=キ=ノウノー。
電子戦に特化したメカザウルスであり、凶暴で野蛮、そして攻撃的なイメージのメカザウルスとは一線を画する機体。
コックピット内はシルジェのその非常に高い情報処理、把握、そして演算能力を最大限に活かすために操縦桿以外はシンジケーターとキーボードで埋め尽くされている。
ちなみに火器兵装などは一切装備されておらずオーヴェシリーズの一つ、ソンマ・ガオルウのみであるが地中に配置された魚雷発射機モグロゥと連携を取ることで真価を発揮する。メルフォリとは『偵察』を意味する。
■兵装
・ソンマ・ガオルウ×4
オーヴェシリーズの一つで隠密行動による情報収集、偵察機能に優れている。
ジャミングとEWAC機能を兼ね揃えており、敵レーダーからは絶対に関知されず、さらにミサイルなどの誘導攻撃を全て無効化する。
だが反面、耐久性はほぼ皆無に等しい。
これらから送られてくる膨大な情報をシルジェが全て把握、解析し味方全員に分かり易く情報を送るというプロセスとなっている。
ソンマ・ガオルウとは聖典ユイラに登場する『レイグォール』と呼ばれる十二神の一人、知識を司る神の名から由来する。
●モグロゥ
各恐竜大隊が所有する地中魚雷発射機。
地中深くに潜伏し、地上の目標物へ魚雷を発射する。運用には三人の乗組員が必要となる。
メカザウルス・メルフォリと連携を取ることで地上の目標物へ一寸狂わぬピンポイント攻撃を行うことが出来る。
●ラセツ
ジャテーゴの忠実なる側近の一人でヤシャの対の存在。
ヤシャと比べて頭脳明晰で冷静、中性的な顔立ちであり細身の体格をしているがその自身の戦闘力はメカザウルス、SMBとは比べものにならないほどに高く、自然を操り大災害を引き起こせるほどの超能力を秘めている。
その正体はジャテーゴが密かに造り上げたレヴィアラトのレプリカであり、最初に造られたヤシャより改良がなされているためこちらの方が段違いに能力は高い。モデルはレイグォールの一人、空や自然を司る神『マーダイン』の従者とされた魔導士グァバエリとされる。
●ヤシャ
ジャテーゴに仕える側近の一人。見るからに獰猛そうな体格と外見をしており、非常に凶暴でがさつ。そしてラセツと違い考えることは苦手で力で解決しようとするがジャテーゴを心底忠誠を誓っているのは確かである。
正体はラセツと同じくレヴィアラトのレプリカであり、彼が最初に作成されたため、ラセツより幾分能力は劣るがそれでもメカザウルス、SMBとは比べものにならない程の実力を秘めている。
モデルはレイグォールの一人で、火を司る神『ペルゼン・ペゲルゼン』の従者とされた屈強な勇者ミュマリアとされ、火や熱を扱った超能力を有している。
◆戦艦
●ドラグーン・タートル
全長:13500m
全幅:3100m
全高:1090m
分類:トゥリア級地上移動攻撃基地
動力:超大型マグマリアクター10基
アラスカ州に君臨する第三恐竜大隊の本拠地である巨大移動基地。
艦長はゴールの妹である第一王女でありさらに戦術家でもあるジャテーゴ=リ=ザーラ。
外見は一応亀であるが、早乙女曰わく『触手のあるゴキブリ』とのこと。
ダイの三、四倍以上の全長を持ち、アラスカの地にて圧倒的な存在感を持っているが、各武装はリュイルス・オーヴェ、マグマ核反応ミサイル以外は全て旧式である。
■武装
・長射程マグマ砲×20
主砲。左右舷前甲板内に搭載。沈胴式であり全方位対応、最大射程距離1000キロメートル。
・マグマ副砲×50
こちらも沈胴式で左右舷後甲板内に内蔵。副砲ではあるが大口径で主砲ほどではないが凄まじい射程距離も有している。
・大型、小型ミサイル発射管
艦の至る箇所に装備している。最大同時発射数10000発。
・リュイルス・オーヴェ×10
ダイと同型。
・マグマ核反応ミサイル×3
アルケオ・ドライブシステムの技術を応用した恐竜帝国における核兵器に相当し、戦略兵器級の威力を持つ大量破壊兵器。高度、低空、果てには地中間(ドリルを使い、高速で掘り進む)でも使用可能という汎用性を持つ。