ゲッターロボ―A EoD―   作:はならむ

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アラスカ戦線編が終了したので前と同じく今編に登場した各機の説明に入ります。
ちなみにゲッターロボについては、設定上は存在するも本編には出なかった形態がありますのでついでに紹介します。


設定集(ゲッターロボ編②)

●ゲッターロボSC『アルヴァイン』

全高:23.5m

機体重量:85t

総重量:110t

型式番号:SMB―GR01SC

分類:空戦型ゲッターロボ改重装型

出力:210万馬力(竜斗搭乗時は85万馬力)

装甲材:リクシーバ・チタン合金

動力:ゲッター炉心、改良型プラズマ反応炉によるハイブリッド駆動エンジン(後に複合エネルギー駆動へ改造される)

移動兵装:ゲッターウイング改

他兵装:セプティミスα、シェルバックラー、ハンディ・プラズマキャノン、ビーム・ブーメラン

 

大雪山戦役で中破した空戦型ゲッターロボをニールセンと、主にキングによって大改修された機体で両肩部がセプティミスαの弾薬ラックとして六角形の筒状になり、前機と比べて全体的にマッシブな体躯となり前機より重装備となったがプラズマソードやプラズマ・エネルギーライフル、バズーカなどのプラズマ兵装はプラズマ炉との規格が異なり使用不可となった(作中は使わなかったがミサイルランチャーなどの一部のBEET兵装は引き続き使用可能である)。

 

各武装も竜斗の戦闘スタイルに合うように施され、パーツを殆ど変えられているため実質は新型機も同然であり、さらに二人がほとんど好き勝手に改造したため前機とは思えないぐらい各性能が底上げされ、三機の中でスペックが一番高い。

 

初戦闘では竜斗が乗っていても凄まじい出力を出していたが、竜斗がゲッター線に適応しないという理由で次第に弱体化し(とはいうものの愛美やエミリアが乗れば本調子に戻るが)、彼では力が引き出せなくなったため、後に新しい動力システムである二種のエネルギーの共鳴反応による複合エネルギー機関方式となる。

キングの開発したテキサスマックとほとんど同じ技術を使われており、ある意味兄弟機とも言える。

アルヴァインとはニールセンが名付けたあだ名であり格好良さ重視で特に意味はないとのこと(ルイナスとアズレイも同じ法則で名付けられている)。

 

 

■武装

・可変式多目的複合ライフル『セプティミスα』

これからの戦闘に対しどんな状況に対応するため開発された大型可変式ライフルでこちらはキングの作品。

散弾、貫通弾、プラズマ弾、グレネード弾の四種の弾を同時に装填し撃ち分けることができ、その際にバレルが各使用弾薬に応じて変形する機能を有する。

貫通弾は主に狙撃用で、グレネード弾については弾道を曲線、または直線に変更できるキングの改良型。

 

・ゲッタートマホーク×2

出力よりも汎用性重視に改良されており、ゲッター炉心が故障してもプラズマエネルギーで代用可能となり、メカザウルスでも切断可能なレベルまでの出力を出せる(本編未使用)。

 

・ハンディ・プラズマキャノン×2

ビーム・シリンダーの代わりに両腕に取り付けられたプラズマ兵器。威力はプラズマ炉直結であるため高い。

 

・ビーム・ブーメラン×4

左右の脛部内に搭載された、ゲッターエネルギーの刃を発振する折りたたみ式実体ブーメラン。

メカザウルスの生体反応を感知してエネルギーの続く限り追い続ける機能を持ち、さらにゲッタービームを当てることによりエネルギー供給及び、全方位にエネルギーを拡散放射するリフレクタービーム機能も併せ持つ。テキサスマックにも装備された物の改良型である補助兵器。

 

・シェルバックラー×2

両腕装備の丸型盾。敵の攻撃を受け流すのが本来の目的だが多少の攻撃をシャットアウトするほどの強度も併せ持つ。ハンディ・プラズマキャノンと一体化している。

 

・ゲッタービーム

威力こそは変わっていないがビーム・ブーメランとの連携で攻撃バリエーションが増えた。

 

・プラズマシールド

前機よりも多少は強度、エネルギーの消耗効率は改良されている。

 

・ゲッターウイング改

空戦型ゲッターロボの同型を改良したもの。状況に応じて両主翼が閉じたり開いたりするため、高い空力制御を持ち高度なアクロバティックな空中移動も可能となった。

 

●アルヴァイン改

ゲッター線に適応しない竜斗では力が引き出せなくなったために『複合エネルギー機関』を採用された改良型で竜斗が乗っても凄まじい出力を生み出すことが可能になり(最大出力は300万馬力にまで上昇)、そしてアズレイと同じくエリダヌスX―01を装備できるようになった。

 

それに従い、各工学系武装も複合エネルギー方式に改造されている。

コックピット内もステルヴァー、そしてゲッターロボ方式を組み合わせた内装で竜斗以外には扱えられない、実質彼の専用機と化したが他の機体を寄せ付けない領域のポテンシャルを持ち、現時点で本機と対等に戦えるのはラドラのリューンシヴかラセツ、ヤシャのようなレヴィアラトに限られている。

 

■追加兵装

・ショルダー・ゲッタービームキャノン

凄まじい出力と耐久性の関係上、腹部からのゲッタービームは使えなくなったためにキングが急遽、右肩に追加装備したゲッタービーム砲。

ゲッター線ではなく複合エネルギーによるビームであるため、威力は格段に向上しておりビーム・ブーメランにも対応している。

 

・セプティミスα

プラズマ弾から複合エネルギー弾になり威力は向上した以外は、機能など前機と同じである。

 

・ビーム・ブーメラン

同じく複合エネルギーのビーム刃を発振でき、前よりも切断力が増した。

 

・ハンディ・ビームキャノン

両腕部のプラズマキャノンも複合エネルギーに変換されている。

 

・エリダヌスX―01

セプティミスαを増幅器として合体させることで性能が飛躍的にアップする二号機。ちなみにエネルギー出力の調整も行えるようになり、威力重視から速射重視にも対応できるのが強み。

 

●アルヴァイン・トーレ(本編未登場)

ニールセンが考案したアルヴァインのもう一つの発展強化型であり、ステルヴァーと同じグラストラ核反応炉を背部に追加搭載させることでステルヴァーと同じくリチャネイド、対艦用グラストラ戦術核バズーカを使用できるようにした拠点強襲用形態であるがその分、総重量の激増による機動力の低下を招き、それに加えて竜斗の戦闘スタイルとの相性が悪くなるということでお蔵入りとなった。

 

 

●ゲッターロボGC『ルイナス』

全高:24m

重量:65t(ライジング・サンⅡ装着時は90.5t)

型式番号:SMB―GR02GC

分類:陸戦型ゲッターロボ改良型

出力:180万馬力

装甲材:リクシーバ・チタン合金

動力:ゲッター炉心、改良型プラズマ反応炉によるハイブリッド駆動エンジン

移動兵装:ターボ・ホイールユニット

他兵装:ガーランドG、ライジング・サンⅡ

 

陸戦型ゲッターロボをニールセンによって改修された機体。

アルヴァインと同じく各動力部を見直しと改良、そして右手のペンチ型アームの代わりに多種な武装を詰め込んだ多機能アタッチメントパーツ『ガーランドG』を装備。

前機よりも大幅に性能が増し、それでなおエミリアでも扱いやすく且つ戦術の幅を広まったが三人の中で一番、操縦技量の劣るエミリアに合わせて造られているため、三機の中では最も総合スペックは低い。

改良型のライジング・サンⅡを装備することにより、他の二機に勝ると劣らない対応距離、火力も持つようになる。

 

■武装

●多機能アタッチメントアーム『ガーランドG』

様々な武装を詰め込んだ巨大なギミックアームでニールセンの作品。

これ自体も強力なミサイルとして射出できるが、使うと戦闘力が著しくガタ落ちするため、所謂奥の手である。

 

・小型ゲッターミサイルポット

前方部内蔵の小型ミサイルで計10発。

 

・プラズマキャノン

中央からせり出すように展開する。従来型のメカザウルスを一撃で貫通できるほどの威力はある。

 

・ドリル・シーカー×2

後方上部に搭載したドリル型の小型自立攻撃機で他作品におけるビット系兵装。集団戦が苦手という陸戦型ゲッターロボ、エミリアの弱点を補うために開発された補助兵装である。

自立回路搭載で遠隔操作は出来ず、基本的に複数の目標物をマルチロックオンして使用する。

 

・ビーム・シーカー×2

後方下部に搭載された小型ゲッタービーム弾を発射する自律攻撃機でドリル・シーカーと連携をとって行動する。こちらも同じく遠隔操作はできない。

 

・大型ドリルアーム

こちらは前機から変更なしでスペアがあれば交換可能。

 

・ワイヤーアンカー

ドリル回転機真上にに搭載されている。対象物にワイヤー付き銛を撃ち込み捕捉し引きつける。

 

・ライジング・サンⅡ

前機でも使用していた背部装着式追加兵装の改良型。射撃兵装を全て取り払った代わりにドリル・シーカー、ビーム・シーカー、そして中央部のドリル型攻撃端末システムの計五機のシーカーを装備している(ガーランドGのシーカーを合わせると計9機)。こちらも同じくマルチロックオンして使用する。

 

・プラズマシールド

アルヴァインと同じく改良型である。

 

●ルイナス・セプター(本編未登場)

キングによって考案された対タートル攻略のためにルイナスに対艦用兵装を装備させた発展強化型。

対艦ドリルアーム、対艦用、牽制用ミサイル、プラズマビーム砲など全て搭載をさせた強行型であるが明らかなバランス崩れと機動力の著しい低下、なにより現状のエミリアの腕では扱えきれないということでお蔵入りとなったがパーツ自体は存在し、いつでも取り付けられるようにしてある。

 

 

 

 

■武装

・対艦ドリルアーム

本体の数倍もある全長を持つドリルアーム。タートルの装甲を吶喊する目的の物だが、機体の平行バランスが非常に悪くなる。

 

・対艦ミサイルキャノン

右肩に装備する対艦用ミサイル発射管。計2発。核弾頭でなく大型ミサイルである。

 

・牽制用ミサイルポット

計20発。腰の左右に装備する小型ミサイルポット。

 

・ショルダー・プラズマビーム砲

左肩に装備する折りたたみ式長射程兵装。敵の射程範囲外から撃ち込むことができる。

 

 

●ゲッターウイング搭載型ルイナス(本編未登場)

ライジング・サンⅡの代わりにゲッターウイングを搭載した空戦用形態。

だが接近戦主体のルイナス、そして現状のエミリアの操縦の腕を懸念するとやはり相性が悪いということでこちらもお蔵入り。

しかしこの発想自体は前機からすでに早乙女によって考案されていた形態であり、海戦型、アズレイにも同様。

 

●ゲッターロボAC『アズレイ』

全高:21.5m

機体重量:78.5t

総重量:140.5t

型式番号:SMB―GR03AC

分類:海戦型ゲッターロボ改良型

出力:200万馬力

装甲材:リクシーバ・チタン合金

動力:ゲッター炉心、改良型プラズマ反応炉によるハイブリッド駆動エンジン

移動兵装:ターボ・ホイールユニット、スクリューユニット

他兵装:近接近戦用ビーム・シリンダー、サイドワインダー、エリダヌスX―01

 

大雪山戦役で失った海戦型ゲッターロボの後継機としてニールセンと早乙女によって大改修された機体。こちらは早乙女が主に担当している。

予備に搭載していたBEETを使用。愛美の相性に合わせて機体の武装を一新させた結果、前の機体とはほとんど別物となってしまったが総合火力と対応距離は大幅に増えた。

特筆すべき点はニールセン作最高の狙撃兵装『エリダヌスX―01』を装備していることである。

空戦型のビーム・シリンダーは本機に移植され一応近接戦闘もこなせるようになった。

 

●武装

・腰部速射式プラズマビーム砲×2

折りたたみ式のビーム砲で速射性に優れる。

 

・胸部ゲッタービーム砲

元のプラズマビームをゲッタービームに変換した兵器。空戦型より高い出力のビームを撃てるがそれだけにチャージに時間がかかり、且つ連射はできない威力重視のゲッタービーム。

 

・複合エネルギー特殊対物ライフル『エリダヌスX―01』

ニールセンが最高傑作と評する自慢の一品。ゲッター線とプラズマエネルギーを共鳴反応させると凄まじい弾速と貫通力をもつ複合エネルギー弾を生み出すことを利用した狙撃重視の対物ライフルであり、これにより地球上のありとあらゆる物体全てを貫通、破壊できる威力を持つが特筆すべき点は『ファーサイトシステム』と呼ばれるX線を利用した透視機能、パッシブソナーを併用したサーチ機能を持つシステムを使用することで障害物を無視し目標物に直撃することができる(範囲内であればどこだろうがサーチ可能)。

つまり建物はおろか地底、海底すら無視して直接攻撃ができる。

だが大量のゲッター線とプラズマエネルギーを使用しすぐにオーバーヒートを起こすため、撃つたびに冷却させなければならないタイムラグが発生し、狙撃中はXスキャンモードとなりモニター全体の視界が悪くなるのが最大の弱点。

ニールセン曰わく元ネタがあるらしく、子供の頃にやり込んだテレビゲームに登場するエイリアンの武器を現実に再現しようとして開発した武器で名前もそこから由来する。

 

・サイドワインダー

右前腕内に搭載された小型ミサイルで計4発。『ガラガラヘビ』を意味する。

 

・対接近戦用ビーム・シリンダー

空戦型ゲッターロボのを移植。近接近戦もこなせるようになった。

 

・プラズマシールド

アルヴァイン、ルイナス同様、改良されている。

 

・大型ゲッターミサイル発射管×2

・小型ゲッターミサイルポット

・ターボ・ホイールユニット

・スクリューユニット

・パッシブソナー

これらは前機から特に変更、改良はない。

 

●アズレイ・リーパー(本編未登場)

愛美の高い操縦技量を見込んで試作的に様々な技術を積み込もうとした試験型。

アズレイの装備できる武装に加え、ドイツ軍の技術である地形に左右されずに地上を高速移動できるフロートユニット、小型化したドーヴァー砲、そしてアメリカ製SMBのように戦闘機型に変形する機能も兼ねそろえているという恐ろしい機体であるが、もはや本機をそれを実行するには不可能で新造せざるえなくなるという事態が発生し、さらにそれがアラスカ戦線間近だったのでなかったことにされたが本当に開発する気であったという。こちらはドイツ軍の技術が特に使われている。

 

■追加武装

・フロートユニット

ドイツ軍のシヴァアレスに使われているものと同様の反重力浮遊システムである。

 

・小型ドーヴァー砲

ドーヴァー砲の、動けなくなるほどに凄まじい重量とサイズという欠点に直すために、凄まじい威力を保てる限界にまで小型サイズ化した兵器。

こちらもシヴァアレスの700mmカノン砲の技術が使われている。

 

・ヴァリアブルモード

こちらはアメリカ軍の技術を使われている。アズレイに地形にとらわれない機動力アップを図って搭載される予定だった。

 

●ベルクラス改修型

アメリカにて、現状の艦では戦力不足だと理解した早乙女達によって改修。牽制用多連装ミサイルポット、四連プラズマビーム砲などの武装追加、そしてプラズマシールドの強度、エネルギー消費効率の改良を行っている。

 

 

■追加兵装

・牽制用多連装ミサイルポット

両主翼内に計100発内蔵。牽制、迎撃用ではあるがメカザウルスの攻撃としても通用する。

 

・四連プラズマビーム砲

艦首部左右舷下部に装備。対地はもちろん、空対空攻撃も行えるようになった。

 

・大型プラズマシールド

アルヴァインなどと同じく強度、そしてエネルギー消費効率の改善を図っており、多少の進撃も可能となっている。

 


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