【完】真・ハイスクールD×D夢想 覇天の御使い 作:ユウジン
「まさかお前がでばってるとはな……なぁ……」
アザゼルは一誠たちの戦いの場所とは遠く離れた場で人工
「オーフィス……」
「アザゼル……久しい」
オーフィス……
「何が目的なんだお前は……」
いつも姿を見せなかったこいつは今回は出した……それだけ今回は重要なのだろうか……
「別にない……暇潰しに見学……」
「暇潰しに……か……ボスがこんなところにひょっこり現れるとはな、お前を倒せば世界は平和になるか?」
と、冗談混じりで言うとオーフィスにバッサリ否定された。
「無理……アザゼルは我に勝てない」
んなことは分かっている……神ですら相対しなかったしできなかった最強のドラゴンだ……こいつとまとも戦えるのなんてそれこそもう一体のムゲンの龍……それくらいなものだろう……少なくともこいつの化け物度合いは世界トップクラスだ……
「だがお前を何が動かさせる?お前は世界に興味を示さなかったのになぜ今さらだ?それこそ暇潰しなんてやてめくれよ?お前のお陰で被害が各地に出てるんだからな……」
アザゼルはそう聞くとオーフィスは口を開きその言葉にアザゼルは唖然とした……
「静寂な世界……」
「…………はぁ?」
「故郷である次元の狭間に帰り静寂を得たい」
「そういうことか……」
次元の狭間とは無の世界……人間界と天界……冥界と人間界を繋ぐ壁のようなものだ……それにしてもそれが目的……戻してやると言うのを条件に
夢幻の赤龍神帝・グレートレッド……それがいる……全く……面倒なことになってるもんだ……ホームシックになったのか笑えたらどれだけ楽なことか……
するとそこに魔方陣が展開された……
「お前は……」
「お初にお目にかかる。俺は真のアスモデウスの血を引く者。クルゼレイ・アスモデウス。
アザゼルは頭を掻きながらクルゼレイを見る。
「旧魔王のアスモデウスが出てきたのか……」
そう言うとドン!っとクルゼレイのオーラがどす黒くなり上がった……オーフィスの蛇の力か?
「旧ではない!我らこそが真なのだ!カテレア・レヴィアタン敵を討たせてもらう!」
あ……もしかせずとも前に学園が襲撃されたさいに自分が殺したカテレアとは恋仲だったようだ……だがそこに別の魔方陣……その中から出てきたのはサーゼクス・ルシファーだった……
「よぅ。お前も出てきてたのか」
「ああ……」
サーゼクスを見るとクルゼレイの顔が憤怒の歪む。
「サーゼクス……偽りの魔王……!!!!!!!貴様さえいなければ我々は!」
かなり濃密な魔力……流石魔王の血筋だ……だがサーゼクスは顔色ひとつ変わらない。
「クルゼレイ……矛を納めてくれないか?今なら話し合いの道も用意できる。私は今でも前魔王の血筋を表舞台から下げ、辺境に移さしたことを他にも道はあったのではないかと思っている。君には今のアスモデウスであるファルビウムと話してほしいとも思っている」
サーゼクスの言葉は真摯だった。嘘偽りはなくそれ故に相手の神経を逆撫でる……
「ふざけるな!我に偽りの魔王と話せだと!?やはり貴様のような堕天使はおろか天使にすら媚を売るような男に魔王を名乗る資格はない!」
「良く言うぜ……お前ら
「仲良く?それは違う!我らは利用しあっているのだ!忌まわしき天使も堕天使も我ら悪魔が利用する存在でしかない!悪魔が……いや我ら魔王こそが全ての頂点い立つべきなのだ!」
アザゼルは嘆息する……ダメだこりゃ……悪魔はすでに種の存続の危機にあるのに未だに悪魔だけでどうにかなると思っている……
「クルゼレイ……私は悪魔と言う種を守りたいだけどだ。民を守らねば種は繁栄しない……甘いと言われようが構わない。私は未来ある子供達を導く……今の冥界に必要なのは戦争ではない」
「稚拙な理由だサーゼクス……悪魔の本懐は人間の魂を奪い地獄へ誘い天使と神を滅ぼすことのみ!何よりルシファーとは……魔王とはすべてを滅する存在でありそうでなければならない!そして貴様にはそれを程の滅びの力があっても隣の堕天使に振るう様子もない!やはり貴様は魔王を名乗る資格はない!真なる魔王である私が滅ぼしてくれる!」
それを聞いてサーゼクスは一度目をつぶる……分かってはいた……今更対話で止まってくれる輩ではないことくらい百も承知……だがそれでも賭けたかった……どうしても聞きたかった……だが交渉は決裂……ならば仕方ない。
例え偽りと呼ばれようと今は魔王である……ならば今の冥界に仇なすこのものを滅ぼそう……
「クルゼレイ……私は魔王として貴殿を排除しよう」
そう言ってサーゼクスの手から小さな滅びの魔力の球体が現れた……
「貴様が魔王を語るな!」
そう言ってクルゼレイが魔力の弾丸を噴射する……だが、
「え?」
次の瞬間サーゼクスの小さな滅びの魔力の球体が全てを消し去った……まるで意思を持つかのように縦横無尽に動き回ったそれは今度はクルゼレイの口内に入る……そして次の瞬間今度はクルゼレイの魔力が消えていった……
「
「っ!」
それを聞いてクルゼレイは明らかに狼狽した表情を浮かべた……
だがこの精密機械のような魔力コントロール……それでいて圧倒的なまでの消滅……それをあんな小さな球体で行うのだ……しかもこれは本気のサーゼクスではない……圧倒的な力と才覚……それを持った現魔王・ルシファー……〈超越者〉サーゼクス・ルシファーを前にクルゼレイは歯を噛む……
「何故だ……何故貴様といいヴァーリと言いルシファーはその力を……その恵まれた力を滅びに向けないのだ!」
クルゼレイは毒づきながら魔力をためた……が、
「ごぶ……」
クルゼレイの腹に穴が開く……腹部に侵入したサーゼクスの滅びの魔力が内側から突き抜けてきたのだ……
「なぜ……偽物に……本物が……負けねばならない……」
苦悶の表情を浮かべながらクルゼレイ呟く……
「………………」
それをサーゼクスは少し悲しげな目で見ながら腕を横になぐとクルゼレイは完全に肉片ひとつ残さず消え去った……
「さて……残りはお前だ……」
と、アザゼルがいうとサーゼクスもオーフィスを見る……だがそこに感じるすさまじく……だがそれでいて邪悪なオーラ……なんだこのオーラは……明らかに普通ではない……
「ドライグ……」
『っ!』
オーフィスの呟きにアザゼルやサーゼクスは顔を見合わせオーラの発せられる方向を見る……
「一誠……」
まさかあの野郎……
「グゴォオオオオオガァアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!」
その場の全員が我が目を疑った……目の前に顕現するのは邪悪な赤いオーラを体から滲ませるドラゴンだった……一誠が呪文のようなものを唱えた途端である……誰もがそのオーラを前に動けなかった……
「くっ!舐めるなよ汚物が!」
シャルバが腕を向けて魔力を溜め……
「ごば!」
るまえに一誠のただ力を込めただけの拳が叩きつけられた……
「ぐふぅ……」
壁にぶつかり跳ね返って天井に辺りまた跳ね返ってと何度も繰り返しあっちこっちに跳ね返って壁をへこませシャルバは意識が飛ぶが逆にダメージが大きすぎてまた意識が戻ってくると言うのを瞬き一つにもみた無いほどの一瞬で繰り返し落ちてきた……そこにはドラゴンに変貌した一誠が既に後ろに手を引く……
《Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!》
「ゴギャアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!」
腕をフルスィング……ラリアットのような一撃によってシャルバは吹っ飛び外に出される……
「がはっ!げほっ!」
何にも例えがないほども圧倒的なパワー……それによって産み出される一撃はシャルバの体力も耐久力もごっそり削る……と言うかマイナスを指し示しそうだ。
「グゴォオオオオ…………」
「っ!」
近くに直陸した一誠がシャルバを改めて捕捉すると一気に近づく。
「くっ!近寄るなぁあああ!!!!!!!」
魔力弾をシャルバ放つ……
「ゴォオオオオオオオオ…………」
《Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!》
「ガァアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!」
だがそれは一誠のドラゴンその物のような鎧の口が開き光線が発射……シャルバの魔力を全て打ち払いその余波でシャルバを吹き飛ばす……地面は抉り取れ辺り一体の地形を変えていく……
「グゥウウウウウ……ガァアアアアアアアア!!!!!!!」
そして一誠はシャルバに密着する……
「ひっ!」
シャルバは顔に手を突き付けて魔力を放つ……だがそこにダメージはない……そして、
「ガグゥウウウウウ!!!!!!!」
「ギャアアアアアア!!!!!!!」
腕を引きちぎった……剣で伐ったとかではない……文字通り力で無理矢理引きちぎった……それをゾブリと食らう……ガリガリ骨も噛み砕いて全てを口にいれて飲み混むとシャルバの顔を掴んで持ち上げる……
「ぐおおおおおお!!!!!!!」
メキメキと音をたてシャルバの顔を握り潰しそうなほどのパワーを手に込めつつ地面に叩きつけた……
「がっ……」
全身の骨に振動が走りヒビが入ったような感覚……そこから一誠は今度は足をつかみまるで木の枝かヌンチャクでも振り回すようにシャルバを力任せに振り回し地面に……近くに岩に叩きつけていく……
「がはぁ……」
ひたすら桁外れなパワーをぶつけていきシャルバは投げ捨てられる……
「化け物がぁ……これは明らかに
シャルバは慌てて転移魔方陣を出す……
「私はここで死ぬわけには……――っ!」
魔方陣を発動……だがそれが止まる……いや、シャルバの動きまで止まった……これはギャスパーの停止能力だ……何故一誠が使えるかは謎だがシャルバには気にする余裕はない……何故ならシャルバの目の前にいる一誠の鎧の胸が開閉し力が集まっていくからだ……
《Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!》
「ギャアアアアアアグゴォオオオオオガァアアアアアアアアアアア!!!!!!!」
《
胸から放たれるそれは圧倒的な破壊を約束するこの世に生きるものが等しく手にいれてはならない力……おおよそ扱うことを許されない破壊の一撃……
「バカな……我は……真の魔王……だ……ぞぉ……」
最後までそんな下らないことを呟きシャルバは吹き飛んだ……
「グォオオオオオオオオ!!!!!!!」
だが一誠の暴走は収まることはない……その身を焦がす怒りの獄炎は収まることを知らない……
「一誠!!!!」
それを崩れた神殿からやっとの思い出でてきたリアス先輩が叫ぶ。だが一誠には届かない……
「何なのあれはいったい……」
「恐らく
と小猫が仮説を立てると、
「まあ75点位ならやってもいい回答だな」
「貴方は!」
皆がその声の方を見るとリアス先輩が驚愕の声を漏らす……
「ヴァーリ!?」
「久し振りだな。リアス・グレモリー」
「よーう。おっぱい姉ちゃんとその仲間達」
「美猴……女性に対してそう言う呼称は如何なものかと思いますが?」
空間の歪みのような場所から出てくる三名……ヴァーリと美猴……そして始めてみる顔だが……
「敵意はありません。私はアーサーです……今回は彼女を届けに来ただけです」
そう言ってアーサーと名乗った青年が差し出したのは金髪の美少女……そう、
『アーシア!?』
アーサーはアーシアを渡しつつ事情を説明する。
「私たちは次元の狭間を航海していたのですがその時の彼女を発見しましてね」
「感謝するんだな。俺達がいなきゃ今ごろ消滅してたぜ?」
「それより今は北郷一誠の方が重要だ」
と、ヴァーリが言うと皆は今だ暴走が収まらない一誠を見る。
「恐らく感情が降りきれて部分的な
そうヴァーリが言うとリアス先輩が魔力をまとい悪魔の翼を出す。
「部長!?」
「アーシアの無事を伝えれば戻るかもしれないわ……」
「死ぬぞ……」
そう言うリアス先輩にヴァーリは言う。
「素のスペックが人間(仮)のやつのだぞ?中途半端なとは言え
「だけどこのままでは一誠が死んでしまうわ……そんなことはさせない!」
「でしたら私も」
「僕も」
そう朱乃さんと祐斗が言う……
「辞めておけ、お前たちでは足手まといにすらならん」
と、言ってヴァーリがリアス先輩の隣にたつ。
「このまま暴走で死なれてもつまらん。俺が力を貸してやる」
「え?」
思わぬ提案にリアス先輩達は唖然とする。
「何が目的?」
「このまま死なれてもつまらないだけだ。それに……お前を誤って殺せば北郷一誠が悲しむだろう。いや、今度こそ戻れなくなるかもしれん」
《Vanishing Dragon!Balance Breaker!》
そう言って鎧を着る……改めてみても静かで一誠の鎧が激流ならばこちらは清流だ。
「とは言え俺ができるのはあの力を落とし北郷一誠の精神を表に出やすくするだけだ……後はリアス・グレモリーが何が衝撃を与えろ。肉体的にも精神的にでも何でもいいがとにかく強い衝撃が望ましい」
「衝撃……」
リアス先輩が一瞬思考にはいるがヴァーリが耳打ちした。
「例えばゴニョゴニョ」
「ええ!?」
それを聞くとリアス先輩は驚愕した。
「それ効くの!?」
「効くさ。昔から荒れ狂う龍を沈めるのは歌と今言ったそれと相場が決まっている」
「…………わかったわ。時間もないしすぐにしましょう」
「ああ」
そういった瞬間ヴァーリは姿を消す……と言うか速すぎて誰も目で終えなかった……
《それでどうする気だヴァーリ……中途半端なとは言え
「ああ……だからこっちも同じ手を使うのさ……!」
後方で聞いていた皆にもヴァーリの口ずさむ声が聞こえる……
「我、目覚めるは――」
《消し飛ぶよっ!》《消し飛ぶねっ!》
一誠が呟いた呪文と同じ邪悪さを感じる言葉だった……
「覇の理に全てを奪われし、二天龍なり――」
《夢が終わるっ!》《幻が始まるっ!》
いや、一誠の時より邪悪さと不気味さが増している感じだ……もしかしたらヴァーリは一誠相手ゆえに手加減を捨てて完全に引き出しているんじゃないだろうか……
「無限を妬み、無限を想う――」
《全部だっ!》《そう、全てを捧げろっ!》
「我、白き龍の覇道を極め――」
「「「「「汝を無垢の極限へと誘おう――!」」」」」
「『《
フォルムは鋭角に……漏れ出すオーラは圧倒的な……全てを消し去る静かなる強者……それが顕現する。
「ゴォオオオオオオオオ!!!!!!!」
ヴァーリ視界に入れると一誠が飛び出す……
「オォ!」
だがそれをギリギリで回避するとヴァーリは一誠を殴る……
《前戦ったときの方が強い気がするな……》
「それはそうだ。北郷一誠の強さの根元にあるのは体に染み込んだ武術と戦闘の眼……桁外れのパワー放つだけなら読みやすい……だがそれでも肉体駆動が
《それでこちらもか……》
「まあ俺も暴走させないでいられるのは十分が限界だ。一気に済ませるぞ!」
「ガグゥウウウウウ!!!!!!!」
一誠が再度こっちに来た……
「ぐぅ!」
それを掴んで止める……
「いい加減にしろ北郷一誠……それが貴様の望む戦いか……」
ヴァーリは踏ん張る……地面にヴァーリはめりこむが逆に押し返していく……
「いい加減に……しないか!」
ガツン!っとヴァーリの突然の頭突きに少し後ずさる一誠……そこから一瞬のうちにヴァーリは離れると能力を発動させた。
《Divide!Divide!Divide!Divide!Divide!Divide!Divide!Divide!Divide!Divide!Divide!Divide!Divide!Divide!Divide!Divide!Divide!》
「グゥウウウウウウ!!!!!!!」
突然の力の減少により一誠は膝をつく……これで暴走の力を落とした……後はリアス先輩の領分とヴァーリはリアス先輩に目配せするとその場を離れ通常の姿に戻った……
「ハァ……ハァ……」
大粒の汗と荒い息しながらヴァーリは観戦にはいる。だがヴァーリですらここまで消費……いったい一誠にどれだけの負担を強いるかわからない。
「一誠……」
「グゥゥウウウウ……」
リアス先輩が近づくと牙を剥き威嚇する……もしヴァーリが力を奪っていなければリアス先輩は近づかれた瞬間に殺されたかもしれない。
「もう敵はいないわ……もう終わったのよ」
「グゥウウウウウ!!!!!!!」
それでも立ち上がろうとする一誠……暴れつくし全てを滅ぼしやっと収まる
「ん……」
一誠の鎧の口にキスをした……
「っ!」
暴走状態で威嚇していた一誠ですら固まった……
「おいヴァーリ……あれで止まるのか?」
「さぁな……ただ昔から荒れ狂う龍を止めるのは歌と……美しき姫の愛の口づけと相場が決まっているだろう?」
とヴァーリが言っていると一誠の体が目映い光を発してそれが収まるといつもの姿に戻っていた……いや、いつものじゃなかった……一誠の名誉のために隠してあげたいが見てみると鼻血ブーしていた……初めてではない筈だが……
「なんとも情けない顔だ……」
とリアス先輩の膝に頭をのせて気絶するライバルを見てヴァーリが言うと他の皆も苦笑いだ。
「さて、後は帰ろうか」
「そうですね」
と背を向け三人が帰ろうとする……するとヴァーリが止まった。
「北郷一誠に言っておいてくれ、
そう言い残しヴァーリ達は消えていく……
「もしかしてヴァーリって以外とお節介焼きなのかしら……」
そう呟くリアス先輩に皆も同意だ……確かにお節介焼きなのかもしれない……
「う……」
すると一誠が起きた……
「あれ……俺は……ってあれ?何で皆ここに……確か神殿にいて……ディオドラぶっ倒して記憶が……うぅ……」
「一誠!?」
そのまま一誠はまた倒れた……体力も氣も根こそぎ奪われた感じだ……意識もまた遠くなってきた……
「一誠!」
それをみたリアス先輩は慌てて一誠を抱き抱える……そうだ……思い出した……
「アーシア……」
「大丈夫よ。アーシアは生きてるわ」
「え?」
どう言うことだ?全くわからない……
「今は寝なさい……起きたら教えるから」
「はい……」
一誠はそのままリアス先輩抱かれて意識を手放した……
いきなりですが次回で最終回です。詳しくは次話をどうぞ……